北陸先端科学技術大学院大学
2012 年 36 巻 2 号 p. 92-96
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
陶芸や楽器演奏などの伝統技能では長年の訓練によって巧みな動きを獲得することが求められる.熟達するにしたがっ て身体各部位の動きが相互に協調するようになり,ある時間的秩序が動きの中に見いだされるようになる.そのような秩序を体の動きのリズムと捉える.繰り返しリズムは基本のテンポとそこからの位相差から成るが,熟練するにつれて動きの中に位相差が確立されると考えられる.本稿では陶芸の菊練りとサンバ演奏を題材として,熟練者の動きの特徴を説明するとともに,その由来を考察する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら