抄録
近年,体表から筋活動計測の困難な筋に対して超音波画像診断装置が活用されている.呼吸と関連の深い横隔膜や腹横筋はその対象であり,臨床現場では筋機能の補助診断に有用なツールとして応用されている.本稿では,超音波画像診断装置の基礎に触れながら呼吸筋である横隔膜と側腹筋の筋活動計測がどのように行われているかを概説した.また,超音波画像による筋活動計測は筋形態変化から筋活動を推定するため,その結果を単純に判断することができないことがある.この点について説明するとともに,先行研究を例示し解説を加えた.