バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
東京2020大会とユニバーサルデザインに対応したまちづくり
髙橋 儀平
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2019 年 43 巻 4 号 p. 241-247

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抄録
東京2020オリンピック・バラリンピック競技大会の開催は我が国の生活環境をどのように変革しうるのか.本稿はバ リアフリー,ユニバーサルデザインの視点から東京2020大会がもたらす影響と今後のまちづくりの課題について解説する. 東京は世界で初めて2回目のオリンピックとパラリンピック大会が開催される都市である.1964年は戦後復興の集大成とし ての都市インフラの整備が大会開催の目標であったが,東京2020大会で再び大規模整備に焦点が当てられている.しかし私 たちに大切なのは日常的な生活空間であり,既存のまちの活性化である.共生社会は,大きな規模ではなく小さな規模で出現 する.本稿では,2000年以降の日本のバリアフリーの沿革,大きな気付きをもたらした国際パラリンピック委員会(IPC)ア クセシビリティガイド,TOKYOアクセシビリティ・ガイドライン,ユニバーサルデザイン2020行動計画,バリアフリー法 改正などを解説しながら,それらが今後の地域の生活環境整備へどのように繋がるのかについて論じる.
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© 2019 バイオメカニズム学会
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