神戸大学大学院経営学研究科
2016 年 49 巻 3 号 p. 21-32
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本稿では,多義的な製品の開発と価値創出について非決定論的な視点で事例研究を行い,次の点を発見した.開発プロセスでは,製品コンセプトの提案・評価・変更の応酬によって,製品が創出しうる価値が最大限議論された末に1つのコンセプトに収斂していた.さらに,製品の価値創出プロセスでは,こうした組織内での対話に加え,消費者への伝達,伝達内容と製品設計の調整,競合の追随という4つのメカニズムが複雑に作用していた.
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