抄録
銅(Cu)に鉄(Fe)を添加した合金を対象として、Cu 中で固溶している Fe と単体析出している Fe の存在比を定量的に評価する方法として、Fe の K 吸収端 XAFS による解析を検討した。固溶と析出が混在している試料から得られたスペクトルは、急冷凝固により Fe を固溶させた試料と純 Fe の試料のスペクトルを足し合わせた形状になることを確認した。そのスペクトルについて、固溶と純 Fe の2成分を仮定したフィッティング解析により算出した固溶比率が増加すると導電率が低下する相関が認められた。