宇宙太陽発電
Online ISSN : 2432-1060
ISSN-L : 2432-1060
シンポジウム論文
無線電力伝送路における電波吸収体を回避する自動的ビームフォーミング
石川 容平松室 尭之篠原 真毅
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 5 巻 p. 29-34

詳細
抄録

 無線電力伝送システムを社会実装するとき,二つの重要な課題を考慮する必要がある.一つは既存の通信システムと共存できること,もう一つは人や動物への影響を極小化することである.最初の課題に対して筆者は両サイドレトロ方式の採用を提案した.これによって電波漏洩が最小になり通信システムとの干渉を避けることが期待できるからである.後者の課題解決には,人や動物が間違ってビーム内に侵入したとき,電力伝送ビームが侵入物を瞬時に避ける方策が必要である.筆者らは最初の課題を解決する両サイドレトロディレクティブ方式が後者の課題も同時に解決することを偶然に発見した.ここでは伝送空間に於かれた電波吸収体を回避するビームの振舞いについて報告する.

著者関連情報
© 2020 宇宙太陽発電学会
前の記事 次の記事
feedback
Top