日本水産学会誌
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日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの群構造と性転換
—日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの資源管理技術に関する研究-IV—
貞方 勉
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2004 年 70 巻 2 号 p. 131-137

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抄録
本種の理論的な最適性転換年齢は, 5歳位と求められた。一方, 実際の性転換年齢は, 4歳から6歳まで幅が認められた。しかも, 年級群別にみた性転換の開始年齢は, 4歳の場合と5歳の場合があり, 僅かに年変化が認められた。ここで, 性転換サイズは, 交尾・産卵海域における平均頭胸甲長が小さい年ほど, 小さい傾向にあった。すなわち, 本種の性転換サイズは, 漁業あるいは資源の加入量の影響を受けた群構造に対応して変化する可能性が高い。その際, 性転換サイズの小型化は, 性転換年齢の低下をもたらすと推察される。
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© 2004 公益社団法人 日本水産学会
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