高知県内水面漁業センター 広島大学大学院生物圏科学研究科
広島大学大学院生物圏科学研究科
2018 年 84 巻 1 号 p. 70-80
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日本国内の7カ所の生産施設で生産された人工アユ集団と海産遡上アユ5集団および陸封アユ2集団の天然アユ集団の計数形質を比較したところ,胸鰭と臀鰭の鰭条数,側線上方横列鱗数,脊椎骨数に違いが認められた。人工アユと天然アユの由来判別で,簡便で有効性が高い形質は背鰭第5条を起点とした側線上方横列鱗数であった。人工アユに特異的な下顎側線孔数の欠損や耳石結晶化は発生率が高ければ由来判別に有効であると考えられた。
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