日本水産学会誌
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栃木県中禅寺湖の湖底土に吸着した放射性セシウムの空間分布,存在形態,および時間的推移
山本 祥一郎生野 元昭松村 淳松見 健藤川 敬安倍 大介
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論文ID: 17-00060

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抄録

 水底放射能測定装置「みなそこ」を用いて,栃木県中禅寺湖の湖底土に吸着した放射性セシウム(137Cs)のマッピング調査を実施した。137Cs蓄積量(Bq/m2)は,水深が深い場所ほど多くなる傾向が認められた。ただし,蓄積量は水深毎に一様ではなく,とくに水深2 m以浅では場所毎の差異が大きいことが示された。化学分画分析により,湖底土の放射性セシウム蓄積量は有機物成分よりも無機物成分でより大きい値を示すことがわかった。

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