胆道
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症例報告
膵頭部腫瘤を呈したss胆嚢癌の右肝動脈・総胆管・膵浸潤を伴う孤立性リンパ節転移の1切除例
堀口 明彦石原 慎伊東 昌広永田 英生浅野 之夫山元 俊行森垣 曉子津田 一樹志村 正博宮川 秀一
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2008 年 22 巻 2 号 p. 202-206

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抄録
膵頭部腫瘤を呈したss胆嚢癌の右肝動脈・総胆管・膵浸潤を伴う孤立性リンパ節転移の1切除例を報告した. 症例は66歳, 女性. MD-CT (multidetector row CT) で腫瘤は膵と連続しているが, 外方へ突出しており, 門脈本幹と接していた. また, 胆嚢底部腹側に径10×10mmの淡く造影される腫瘤を認めた. 血管造影検査で右肝動脈本幹にencasementを認めた. ERCPで総胆管の片側性の欠損像を認めた. 右肝動脈・総胆管・膵浸潤を伴う膵頭部腫瘍と胆嚢癌の診断で手術を施行した. 病理組織学的に膵頭部病変は胆管壁を外方から圧排し胆管内に穿破した腫瘍であり, 内部にリンパ節組織を認めたことから, 胆嚢癌の孤立性リンパ節転移の膵, 胆管直接浸潤と診断した. 自験例は膵頭部腫瘤として描出された12b2以外の転移は認めない孤立性なもので, それが膵, 総胆管に直接浸潤を呈し, 膵腫瘤のように描出された稀な進展形式の症例であった.
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© 2008 日本胆道学会
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