胆道
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原著
急性胆管炎重症度判定におけるTokyo guidelinesおよび国内版診療ガイドラインの臨床評価
西野 隆義白戸 泉白戸 美穂田形 倫子濱野 徹也光永 篤鬼澤 俊輔濱野 美枝新井田 達雄
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2011 年 25 巻 5 号 p. 732-738

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抄録
要旨:急性胆管炎のTokyo Guidelines(以下,TG)および国内版診療ガイドライン(以下,国内版)の重症度判定基準を臨床的に評価した.TGで診断された48例を緊急ドレナージ群(緊急群,n=18)および待機的ドレナージ群(待機群,n=30)にわけた.緊急群はTGにおける重症10例,中等症8例であり,待機群は中等症8例および軽症22であった.国内版では,緊急群は重症13例および中等症5例だが,待機群では重症2例および中等症が24例あり,軽症は4例のみであった.国内版はTGに比べ重症度が過大に評価される傾向があった.国内版中等症項目の陽性項目数から中等度スコア(0-5点)を算出しROC解析を行った.緊急ドレナージの予測はROC曲線のAUCは0.87と良好で,TGの重症の予測はAUC 0.97と非常に良好であった.中等度スコアは緊急ドレナージの適応や重症の予測に寄与する可能性があると考えられた.
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© 2011 日本胆道学会
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