胆道
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原著
急性胆嚢炎に対するTokyo Guidelines 2013の妥当性の検証
安達 運三浦 幸太郎江波戸 直久三浦 亮相磯 光彦山本 貴嗣高森 頼雪石井 太郎田中 篤滝川 一
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2014 年 28 巻 4 号 p. 627-632

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抄録
今回自験例を対象として,急性胆嚢炎診療ガイドライン2013(TG13)の妥当性を検討した.対象は当科において急性胆嚢炎と診断し入院加療した65例である.入院時にTG13診断基準:A(局所炎症所見),B(全身炎症所見),C(画像所見)を満たした症例は各60例,62例,59例で,疑診58例(89%),確診53例(82%)となった.入院時疑診の診断基準を満たさなかった症例7例のうち,入院前・後の所見を追加すると,疑診は62例(95%),確診は56例(86%)となり,診断基準を満たさなかったのは3例のみであった.入院時の重症度判定では軽症が50例,中等症が15例であり,中等症例では入院期間が有意に長く(p=0.031),胆嚢ドレナージ施行例数が有意に高頻度であった(P=0.023).以上より,TG13の妥当性は極めて高いことが明らかとなった.
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© 2014 日本胆道学会
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