胆道
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総説
胆道疾患における腹腔鏡下手術
永川 裕一細川 勇一佐原 八束瀧下 智恵粕谷 和彦土田 明彦
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2015 年 29 巻 5 号 p. 899-904

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抄録
近年,様々な消化器疾患で腹腔鏡下手術が施行されているが,胆道疾患では腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下胆管切石術が保険収載されているものの,その他の疾患では高度な技術を必要とすることもあり,普及するには至っていない.一方,一部の施設からは先天性胆道拡張症における肝外胆管切除や胆道癌における腹腔鏡下手術の有用性が報告されるようになった.しかし腹腔鏡下手術の安全性が求められる中,様々な胆道疾患に適応拡大していくには,各疾患における腹腔鏡下手術の利点と欠点を十分に検討し,いかに安全に施行し追求していくかが重要と思われる.また胆道疾患では,胆道炎症にて手術が高難度となる例も少なくなく,このような症例に腹腔鏡下手術を安全に遂行するには,更なる改善策が必要と思われる.本稿では,胆道疾患における腹腔鏡下手術の報告を整理し,安全に普及する観点から今後の展望について言及する.
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© 2015 日本胆道学会
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