胆道
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症例報告
偏在性の組織分布を呈した肝外胆管原発腺扁平上皮癌の1例
児玉 亮三枝 久能牧野 睦月川口 研二
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2019 年 33 巻 2 号 p. 255-263

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抄録

症例は60歳台,男性.黄疸を主訴に入院した.腹部造影CT検査では肝内胆管から総胆管にかけて拡張がみられ下部胆管で狭窄しており,造影すると遅延性に濃染する壁肥厚を認めた.ERCPでは胆嚢管分岐部より乳頭部側で壁硬化を認め,乳頭部近傍で強い狭窄を認めた.狭窄部の生検で扁平上皮癌を認めた.胆管腺扁平上皮癌の術前診断で膵頭十二指腸切除術を行った.病変の乳頭部側では扁平上皮癌が優位,病変の肝側では粘膜内進展主体の腺癌が優位であり,両者の間では扁平上皮癌と腺癌が移行像を伴い混在していた.胆管造影と病理所見を対応させると,扁平上皮癌優位の領域でより強い狭小化を認めた.扁平上皮癌優位の領域からの生検で扁平上皮癌の術前診断が可能であった.

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© 2019 日本胆道学会
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