胆道
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原著
胆道癌の側方進展範囲診断におけるSpyGlass DSの有用性
池田 裕貴吉田 真誠石川 和真木村 康利長谷川 匡
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2020 年 34 巻 1 号 p. 60-67

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抄録

胆道癌の側方進展範囲診断におけるSpyGlass DSの有用性を検討した.対象は2016年4月から2018年10月まで術前検査にSpyGlass DSを使用した胆道癌17例.外科切除線決定部位の胆管所見を造影CT,IDUS,胆管造影,SpyGlass DSによる内視鏡所見,生検所見で比較検討した.切除した15例において,全例切除断端は癌陰性であったが,造影CTは6.7%,IDUSは25%,胆管造影は20%,内視鏡所見は13.3%に癌陽性所見を認め,偽陽性と判断した.生検では全例悪性を認めず,側方進展正診率は100%であった.非切除となった2例は生検で癌陽性であった.造影CTは50%,IDUSは50%,胆管造影は100%,内視鏡所見で100%に癌陽性所見を認め,造影CTとIDUSは50%が偽陰性であった.SpyGlass DSでの生検所見は外科切除線決定にあたり特に重要なモダリティと考える.

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© 2020 日本胆道学会
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