胆道
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症例報告
胆道損傷を回避し安全に胆嚢摘出術を施行し得た胆嚢管に合流する副肝管を有する胆嚢結石症例の検討
坂東 正田中 晴祥五十嵐 隆通渋谷 和人吉岡 伊作藤井 努林 伸彦安田 一朗
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2024 年 38 巻 2 号 p. 171-178

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抄録

胆嚢管に流入する型の副肝管は胆嚢摘出時に通常の胆嚢管切離を行うと胆道損傷をきたす.今回この型の副肝管併存胆石症3例に対して,種々の工夫を行い胆嚢摘出術を安全に施行したので報告する.症例1:B6胆管が胆嚢管に流入する症例で,術前にENBDチューブを留置し術中胆道造影を行い,胆嚢管離断が不可能であることを確認し,開腹移行の上胆嚢亜全摘術を行った.症例2:後区域枝胆管が胆嚢管に合流する症例で,胆石胆嚢炎のため施行されたPTGBDチューブを用いた術中造影を施行しながら胆嚢管を切離して腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.症例3:B6胆管が胆嚢管に合流する症例で,ICG静注による術中赤外線カメラ観察で胆管走行を確認しながら胆嚢管を切離して腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.3例とも術後合併症なく退院となり,術後DIC-CTにて副肝管温存を確認した.

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© 2024 日本胆道学会
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