急性胆管炎の診断基準として本邦において「急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン」,国際版のTokyo guidelines for the management of acute cholangitis and cholecystitis(TG)が作成され多くの臨床の場で用いられているが,クリニックにおける検討は十分になされていない.我々は,クリニックにてガイドラインを用い急性胆管炎が疑われた10例を特定機能病院に搬送し,診断の整合性について検討を行った.全て急性胆管炎でありクリニックでの診断と特定機能病院との診断が一致した(10/10:100%).クリニックにおける急性胆管炎の重症度判定は,重症2例,中等症5例,軽症3例であった.重症度判定も全て特定機能病院と一致した(10/10:100%).クリニックにおいて,ガイドラインを利用した急性胆管炎における診療は,有用である可能性が示唆された.