東海北陸理学療法学術大会誌
第25回東海北陸理学療法学術大会
セッションID: S-5
会議情報

ICFによる高齢大腿骨頸部骨折患者に対する自宅復帰への関わり
*三宅 秀俊
著者情報
キーワード: ICF, 活動向上訓練, 認知症
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
【はじめに】〈BR〉認知症を合併した大腿骨頸部骨折の症例に,歩行での自宅復帰に向けてICFを活用し活動向上訓練を行ったので報告する.〈BR〉【初期評価】H21.3.10〈BR〉H21.2.11受傷し3.5当院入院の70代女性.〈BR〉活動は車椅子で入浴全介助その他一部介助.歩行器歩行中等度介助.心身機能は股・膝関節ROM制限あり.下肢MMT2.理解・学習能力低下あり.〈BR〉要介護度4.病前は独歩自立,排泄は自立だが失禁あり.更衣や整容は嫁の介助を要し,入浴は通所リハで実施.通所リハ週5日,短期入所月1回利用.〈BR〉【目標】〈BR〉歩行にて家族の援助受け在宅生活継続.通所リハ週5日,短期入所月1回利用.〈BR〉屋内移動は歩行器監視.排泄・整容・更衣は軽介助.入浴は通所リハで実施.〈BR〉【問題点】〈BR〉活動は車椅子で入浴全介助その他一部介助.歩行器歩行中等度介助.〈BR〉心身機能は筋力・ROM・認知面問題あり.〈BR〉【アプローチ】〈BR〉立位・歩行で整容・排泄動作練習など活動向上訓練中心に実施.〈BR〉【退院時評価】H21.5.20〈BR〉歩行器・シルバーカー歩行監視.段差昇降手すりにて監視.食事は監視.更衣・整容・排泄は軽介助.入浴は中等度介助.〈BR〉ROM改善,MMT4,MMSE10点〈BR〉通所リハは病前同様.環境調整は手すりの設置,ベッド貸与行う.〈BR〉【考察】〈BR〉初期の活動は車椅子使用し中等度介助である.そこで活動向上訓練を行い,病前同様軽介助での活動再開に向けアプローチした.活動向上訓練に加え,認知面に対し屋外歩行や階段昇降を積極的に行った.その結果,排泄等立位動作中等度介助が,立位・歩行で口頭指示にて可能となる.屋外歩行を進め体力向上し,1日を通して軽介助で歩行での活動を獲得した.短距離であれば独歩・伝い歩きにて移動できるよう練習し監視にて可能となる.〈BR〉今回病棟生活で車椅子を使用せず介助下で歩行にて活動に介入し生活全般が活性化され廃用を改善することができ,歩行での在宅生活の再開に繋がった.
著者関連情報
© 2009 東海北陸理学療法学術大会
前の記事 次の記事
feedback
Top