東海北陸理学療法学術大会誌
第25回東海北陸理学療法学術大会
セッションID: O-40
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高齢者を対象としたノルディックウォーキングの効果
*小林 三純島田 隆明中野 雄二猪飼 千仁松本 めぐみ高橋 幸嗣藤森 健次
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抄録
【目的】スキーストックを利用して歩行するノルディックウォーキング(以下NW)が注目されている。通常と比べ、ストックを使用することで下肢への負担が軽減され、上肢の筋を利用することで歩行効率を向上する。今回、高齢者に対してNWの指導を行い、介入前後の体力パフォーマンステストにて評価し、良好な結果を得たので考察を加え報告する。【対象と方法】平均年齢78±7.7歳の10名(男3女7名)介入期間を3~5ヶ月間の20回介入し、10分間のNWを行った。また、当院以外ではNWは行わないこととした。全員NW初心者であり、最初に説明をした後、自由に歩行を行わせた。効果判定として高齢者用簡易体力テストを参考に行った。1)アームカール2)チェアースタンド3)6分間歩行距離4)Timed Up & Go Test 5)ファンクショナルリーチ6)バックスクラッチ7)シットアンドリーチを行った。介入前に初期評価を行い、中間評価を10回目、最終評価を20回目に測定し、t検定にて統計処理し有意水準を5%とした。【結果と考察】初期、中間、最終は、1)17.5±3.74、19.75±2.49、19.87±3.52回2)13.5±3.95、16.5±4.45、17.6±5.48回3)414.5±69.45、442.8±70.65、461.9±78.14m 4)7.35±2.08、7.38±1.90、6.75±1.87秒5)22.52±5.58、25.98±4.28、26.4±6.15cm 6)-13.38±14.89、-11±17.79、-10.95±17.87cm 7)2.85±6.71、2.85±5.36、3.1±8.40回であった。初期と中間、初期と最終の結果は7)以外に有意差を認めた。中間と最終の結果は3)のみ有意差を認めた。NWは上下肢筋力、持久力を向上させ、歩行スピードを向上させたと考える。高齢者に対してのNWの介入は、ストックをもちいることで安全に筋力を向上させることができ、歩容の安定性が得られる効果的な方法と考える。
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© 2009 東海北陸理学療法学術大会
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