文部科学省の補助事業であるナショナルバイオリソースプロジェクトの中核機関の一つとして、岡山大学はオオムギ約2万系統を中心とするリソースの収集・保存・提供を実施している。リソースに関連する来歴、画像などの情報はデータベースとして公開しており、これらのリソースは国内外の研究・教育のために国内外に実費で提供されている。また、提供されたリソースを使用した研究成果は、データベースでの登録閲覧が可能となっている。保存系統はゲノム解読が進められており、配列情報の公開とともに、解読した系統の種子やDNAの入手も可能である。NBRPオオムギは最終的にすべての系統をゲノム解読し、使用したリソースを保存、提供するデジタルジーンバンク化を目指している。