富山高等専門学校
金沢大学理工研究域機械工学系
2022 年 39 巻 4 号 p. 249-
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管内に封入された気体が振動している場合,急峻な温度勾配が形成された微細流路を有する蓄熱体(スタック)を設置することで,振動の持つ音響エネルギーを熱音響現象で増幅できる.本研究では,外部から入力された音波に対して,任意の周波数成分のみを熱音響効果で増幅し,同時に増幅対象外の周波数成分はスタックによる粘性散逸で減衰することを示した.この効果を多周波数の複合音波である実騒音が入力された場合に適用できることを実験的に検証し,騒音と排熱で駆動する熱音響冷凍機の開発のための基礎的知見を得た.
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