Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
Online ISSN : 2758-2922
第16回研究会
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セッション3:テキスト処理
LexRankを用いた小説文章からの自動要約手法の検討
安武 凌野中 健一岩井 将行
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p. 38-41

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抄録

電子書籍の利用者は増加傾向であるが,読書離れが上昇傾向となっている.電子図書館と呼ばれる青空文庫は,年間アクセス数が1000万件弱,作品数は1万4000件以上あるにも関わらず,作品ページに作品の内容に関する記載が一切ない.そのため,利用者はどのようなジャンルなのか,どのような内容なのかを読むまで把握できず,読書離れを促進してしまうといった問題がある.そこで我々は,小説文章を基にした自動要約システムを開発することで,自動要約された文章を利用者が読み,作品に対する興味を抱かせ,読書離れを抑えることを目的とする.事前調査として代表文抽出手法が小説作品の自動要約として有用であるかを調査し,その考察と今後の展望について述べる.

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2020 この論文のすべての権利と著作権は著者に帰属します。
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