主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 20
開催地: 12月1日:オンライン、12月2日~3日:唐津商工会館貸会議室
開催日: 2024/12/01 - 2024/12/03
p. 159-162
Twitter (X)などのソーシャルメディアの普及に伴い,研究者によるソーシャルメディアの活用が進んでいる.一方で,ソーシャルメディアの活用がどのように研究成果に影響を与えているかは十分に明らかにされていない.本研究では,研究者がソーシャルメディアから得る情報の量や内容が研究成果に与える影響を分析する.我々はOpenAlexとTwitterアカウントの紐付けデータに含まれる約40万人の研究者の論文情報とTwitterのフォロー関係を分析に用いた.まず,研究者の引用ネットワークとフォローネットワークを比較し,研究者は自身と研究内容が類似している研究者をフォローしていることがわかった.次にTwitter上での活発な情報収集が被引用数の伸びに寄与することを明らかにした.さらに,被引用数を伸ばした研究者がフォローしているアカウントの特性を調べた.これらの結果は,ソーシャルメディアの効果的な活用が研究成果の向上に寄与することを示唆している.