Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
Online ISSN : 2758-2922
第20回研究会
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セッション8:データ解析・分析
ソーシャルメディア上での情報収集が研究成果に与える影響の分析
大木 有三浦 大樹吉田 光男坂田 一郎浅谷 公威
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p. 159-162

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抄録

Twitter (X)などのソーシャルメディアの普及に伴い,研究者によるソーシャルメディアの活用が進んでいる.一方で,ソーシャルメディアの活用がどのように研究成果に影響を与えているかは十分に明らかにされていない.本研究では,研究者がソーシャルメディアから得る情報の量や内容が研究成果に与える影響を分析する.我々はOpenAlexとTwitterアカウントの紐付けデータに含まれる約40万人の研究者の論文情報とTwitterのフォロー関係を分析に用いた.まず,研究者の引用ネットワークとフォローネットワークを比較し,研究者は自身と研究内容が類似している研究者をフォローしていることがわかった.次にTwitter上での活発な情報収集が被引用数の伸びに寄与することを明らかにした.さらに,被引用数を伸ばした研究者がフォローしているアカウントの特性を調べた.これらの結果は,ソーシャルメディアの効果的な活用が研究成果の向上に寄与することを示唆している.

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2024 この論文のすべての権利と著作権は著者に帰属します。
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