伊那谷自然史論集

松川町部奈のミソベタ層に発見した多数の埋もれ木跡

2022 年 23 巻 p. 1-12
発行日: 2022/03/31
公開日: 2023/04/16

DOIhttps://doi.org/10.20807/icmnhr.23.0_1

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伊那層群の下部層と上部層に挟まれたミソベタ層は，塩嶺火山からもたらされた火山泥流の堆積物とされていて，その分布は主に松川町から飯田市下久堅までに確認されている．この区間の先行研究では，ミソベタ層の岩相や層序が記載されてきたが，層内に埋もれ木が報告された事例はほとんど無い．この度，松川町部奈のミソベタ層内から多数の埋もれ木跡を発見したので，その分布の仕方を記載するとともに，どのように樹木が巻き込まれていったのか，火山泥流としてのミソベタ層の形成を考察する．

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長野県天龍村神豊太陽鉱床産の鉱石鉱物について

2022 年 23 巻 p. 13-26
発行日: 2022/03/31
公開日: 2023/04/16

DOIhttps://doi.org/10.20807/icmnhr.23.0_13

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領家帯のタングステン−銅鉱床である長野県天龍村神豊太陽鉱床の鉱石鉱物として，鉄重石（FeWO4： MnWO4 ＝ 6：1 〜9：1 程度），黄銅鉱，黄鉄鉱，磁硫鉄鉱，硫砒鉄鉱，閃亜鉛鉱，自然ビスマス，ヘドレイ鉱，ヘッス鉱，黄錫鉱，チタン鉄鉱，W を含むTiO2 鉱物，輝水鉛鉱‐ タングステンナイト系鉱物，白鉄鉱が見いだされた．W を含むTiO2 鉱物は国内では未報告で世界的にも稀である．鉱物の交代作用や切り合い関係の組織から黄鉄鉱−硫砒鉄鉱共生体の形成後，銅の鉱化作用とともに微弱な錫の鉱化作用が起こったと考えられる．本鉱床の硫化鉱物の鉱化作用は，黄鉄鉱−硫砒鉄鉱共生体では硫砒鉄鉱のAs 含有量から約T ＝ 440℃程度，log fS2= − 6 程度，錫鉱化作用は，黄錫鉱−閃亜鉛鉱共生体のFe-Zn 分配からT=270℃程度・log fS2= − 12程度であると推定される．自然ビスマス，ヘドレイ鉱，ヘッス鉱のBi-Ag-Te の鉱化期は，鉱石組織から，さらにその後にfS2 が低下した条件でやや末期に形成されたと考えられる．

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長野県上伊那郡飯島町におけるタイワンタケクマバチXylocopa (Biluna ) tranquebarorum の記録

2022 年 23 巻 p. 27-28
発行日: 2022/03/31
公開日: 2023/04/16

DOIhttps://doi.org/10.20807/icmnhr.23.0_27

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長野県上伊那郡飯島町におけるソバFagopyrum esculentum に訪花するクジャクチョウ Inachis io の記録

2022 年 23 巻 p. 29-
発行日: 2022/03/31
公開日: 2023/04/16

DOIhttps://doi.org/10.20807/icmnhr.23.0_29

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長野県飯島町でソバに訪花したキベリタテハ

2022 年 23 巻 p. 30-
発行日: 2022/03/31
公開日: 2023/04/16

DOIhttps://doi.org/10.20807/icmnhr.23.0_30

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長野県飯田市におけるマミジロノミバッタの記録

2022 年 23 巻 p. 31-
発行日: 2022/03/31
公開日: 2023/04/16

DOIhttps://doi.org/10.20807/icmnhr.23.0_31

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長野県飯田市上郷飯沼におけるケリの繁殖記録

2022 年 23 巻 p. 32-
発行日: 2022/03/31
公開日: 2023/04/16

DOIhttps://doi.org/10.20807/icmnhr.23.0_32

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