本稿では、個人の資産運用に対するファイナンシャル・アドバイス需要を左右する要因に関して、アンケート調査による分析を行った。その結果、個人の知識面と経験面での金融リテラシーはアドバイス需要へ異なる影響を与えることが分かった。また、個人は、アドバイスのサービスに対して、成功報酬型のフィー、安定運用重視、金融機関所属アドバイザーを選好する、等の結果を得た。
本稿の目的は、台湾での価格と生産量の変動要因を分析することである。我々は構造VARモデルを用いて、1961年以降の台湾における実質GDPとGDPデフレーターの変化を分析した。我々の結果では、国民党統治期より民主元年以降のほうがインパルス応答の効果がゼロになるまでの所要時間が長くなっている。この原因としては、第三次産業が台湾の主要産業になったことにより、価格の変化が均衡に到達するまでの所要時間が長くなったことが考えられる。
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