日本赤十字看護学会誌
Online ISSN : 2433-3425
Print ISSN : 1346-1346
ISSN-L : 1346-1346
最新号
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
研究報告
  • 小山 理英
    2021 年 22 巻 1 号 p. 1-9
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/05/20
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,Walker & Avantの概念分析法を用いて“collaborative reflection”という概念の構造を分析し,定義を明らかにすることである.“collaborative reflection”をキーワードにして検索できた日本国外のArticleとPaperの16文献から,3つの先行要件,7つの属性,4つの帰結を導き出した.その結果から,“collaborative reflection”を,“ジレンマや困惑をきっかけに自分自身をリフレクションして問題解決に向けて行動し,その経験を多種多様な人々と語り合うことで,他者の経験をも自分の学びに転換し,リフレクションの相乗効果をもたらす一連の思考過程”と定義した.多職種連携が重要視される看護実践の場においては,“collaborative reflection”が有用であることが示唆された.

  • 西山 史江
    2021 年 22 巻 1 号 p. 10-19
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/05/20
    ジャーナル フリー

    目的:看護師とセラピスト間に存在する患者の転倒・転落に関するコンフリクトに対し,コンフリクト・マネジメントを介入として行い,その効果を明らかにする.

    方法:回復期リハビリテーション病棟の看護師とセラピスト105名に,研修会,グループワーク,患者アセスメント共有シート,事例検討会という4つの介入を6カ月間実施した.その効果は,介入前,3カ月後,6カ月後に実施した『協調性』『コンフリクトのタイプ』『コンフリクトを引き起こす要因』『コンフリクトの解決方略』からなる自記式質問紙調査の変化で示した.分析は,Friedman検定,重回帰分析を用いた.

    結果:3回の調査全てに回答した看護師とセラピスト71名を分析対象とした(有効回答率85.5%).分析の結果,3カ月後(p=0.013),6カ月後(p=0.004)に,『コンフリクトの解決方略』が有意に高まった.

    結論:看護師とセラピストは,コンフリクト・マネジメントにより,コンフリクトを顕在化させ,コンフリクトの解消へと行動を変化させた.

feedback
Top