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クエリ検索: "アスペルガー症候群"
1,122件中 1-20の結果を表示しています
  • 原 英樹
    カウンセリング研究
    2014年 47 巻 3 号 170-178
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/10/04
    ジャーナル 認証あり
    本論文は,
    アスペルガー症候群
    の男児の事例報告である。事例では,他者の存在や言動に的確な注意がいかず,感情的側面を十分認識しないなどの認知関連上の問題に視点をあてて援助を行った。まず,他者の言動や感情への注目と理解を促すことで,自他の対比が促進され,共感性などの社会技能が獲得された。また,自らの問題への自覚が深まるにつれ,その改善意欲が高まり,学習面の技能向上や自己の確立なども進んでいった。本事例を通して,問題点への自己理解を促し,改善へのレディネスを高めた上で,改善に向けた課題の意味や手順などが容易に理解できるような工夫をした援助が重要だと示唆された。
  • -その実際と最新の研究-
    飯田 順三
    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌
    2020年 23 巻 4 号 370-377
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/04
    ジャーナル フリー
  • ―アスペルガー症候群の子どもの体験と成長―
    湯澤 美紀, 湯澤 正通
    保育学研究
    2010年 48 巻 1 号 36-46
    発行日: 2010/08/30
    公開日: 2017/08/04
    ジャーナル フリー
    本研究では,信頼関係のある保育者に支えられた
    アスペルガー症候群
    の男児の活動を観察し,
    アスペルガー症候群
    の男児とクラスの子どもたちが共に成長するための体験を明らかにした。保育者の働きかけは,
    アスペルガー症候群
    の男児を含めて成員一人ひとりがもてる特性を認め合うという保育の文脈を生成した。
    アスペルガー症候群
    の男児の体験は,他の子どもに共有され,また,
    アスペルガー症候群
    の男児に関わる問題を一緒に考え,解決した体験は,自身の問題解決へと生かされた。
    アスペルガー症候群
    の子どもの特性を生かした保育の重要性が示唆された。
  • 塩川 幸子, 北村 久美子, 藤井 智子, 上田 敏彦
    日本公衆衛生雑誌
    2013年 60 巻 11 号 705-714
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/01/10
    ジャーナル フリー
    目的 本研究は,青年期にある広汎性発達障害を持つ本人・家族の生活面の困難さに対する保健師の支援プロセスを明らかにすることを目的とした。
    方法 対象は,保健師経験年数10年以上で,青年期の広汎性発達障害を持つ本人・家族の継続支援に携わる保健所保健師とした。保健師の支援事例は青年期にあり,ICD–10 の F84 広汎性発達障害と精神科医に診断された事例(疑い含む)とした。半構成的面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M–GTA)を用いて分析した。
    結果 対象者は女性10人で保健師経験年数10~28年であり,保健師の支援事例は10事例,年齢22~37歳であった。分析の結果,38概念と14カテゴリーが生成された。青年期の広汎性発達障害を持つ本人・家族への保健師の支援プロセスは【困っていることに沿って一緒に考える】ことから始まっていた。【信用を生み出す】なかで,【生活面の困難さと本人の持つ特徴の影響を照らし合わせる】と同時に【本人の特徴理解】,【見立ての難しさと向き合う】ことを繰り返し【ふみこむタイミングや介入の判断】を行っていた。また,保健師は【地域の中でその人らしく生活できることを目指す】という目標に向かい,【わかりやすいコミュニケーションの工夫による対話の促進】を行いながら,【本人の特徴理解】をさらに深め,アセスメントと支援を連動していた。さらに,【自己理解の促し】から【自己決定・対処行動のサポート】へとつなげ,【地域資源の活用・開発】や【困っていることに沿った連携・調整】により支援を展開するとともに,【生活しやすい地域づくり】を目指し,継続支援を行っていた。
    結論 保健師は,支援プロセスにおいて,広汎性発達障害を持つ人の特徴を見極め,信頼関係を重視しながら,わかりやすいコミュニケーションを工夫した生活支援や,関係者と連携して生活しやすい地域づくりを継続的に行っていた。保健師の役割として,生活面の多様な問題に対し,その人の特徴に合わせた対応策を共に考えて工夫するとともに,ライフステージに応じた本人・家族を支えるネットワークや地域全体の支援体制づくりを推進するプロセス全体を動かしていくことの必要性が示唆された。
  • ―音楽課題を用いて―
    榊原 美紀
    特殊教育学研究
    2012年 50 巻 3 号 279-287
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/09/18
    ジャーナル フリー
    本研究では、対人トラブルで攻撃的な行動を示しやすい
    アスペルガー症候群
    幼児を対象に、行動調整を促すことを目的とした音楽課題を実施し、音楽課題における自己評価による行動調整の発達過程を検討した。自己評価には「正の自己評価」「負の自己評価」「誤った自己評価」が観察された。自己評価は、2回連続した正の自己評価を増加させ、負の自己評価によって不適切な行動が修正されることが示唆された。自己評価の機会が増えることで正確な自己評価が行えるようになり、動機づけが高まり、行動調整が促進されたと考えられる。今後は、音楽療法士による無意識のノンバーバル・コミュニケーション行動が、対象児の自己評価にどのように関連するか、また、そのことによって行動調整の促進にどのように関わっているのかについて検討が必要であろう。
  • ―精神科救急と発達障害―
    加藤 進昌
    昭和医学会雑誌
    2012年 72 巻 3 号 311-317
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/03/14
    ジャーナル フリー
  • 西村 美緒, 橋本 俊顕, 宮崎 雅仁, 森 健治, 黒田 泰弘
    脳と発達
    2005年 37 巻 1 号 26-30
    発行日: 2005/01/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    高機能広汎性発達障害患児50名を対象に症状に関するチェックリストを用いたアンケート調査を行い, 併存症に関する検討を行った. 72%が注意欠陥/多動性障害の診断基準に合致した. 特に知能指数89以下の患児に高頻度に出現していた. また, 注意欠陥/多動性以外にも, 学習の問題, 協調運動障害, 感覚異常, 不安性障害などが認められた. 高機能広汎性発達障害患児の臨床症状は, 多彩であり, その一部は他の疾患として観察されている可能性があると考えられた.
  • 広沢 正孝
    体力科学
    2022年 71 巻 1 号 108
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/01/14
    ジャーナル オープンアクセス
  • ─「グレーゾーン」再考─
    吉田 友子
    児童青年精神医学とその近接領域
    2017年 58 巻 4 号 537-543
    発行日: 2017/08/01
    公開日: 2019/08/21
    ジャーナル フリー
  • 菅原 慶子
    自閉症スペクトラム研究
    2017年 14 巻 2 号 39-43
    発行日: 2017/02/28
    公開日: 2019/04/25
    ジャーナル フリー
  • ―本人及びその保護者からのインタビュー調査より―
    鎌塚 優子, 古川 恵美
    日本健康相談活動学会誌
    2013年 8 巻 1 号 86-101
    発行日: 2013/04/30
    公開日: 2021/07/07
    ジャーナル フリー

     本研究では、広汎性発達障害を持つ子どもの心身の健康問題への対処方法を検討するために、青年期の当事者とその保護者12名を対象とし、グループ・インタビュー及び個人インタビューを実施し、本人及び保護者が経験した問題点を明らかにした。さらにその結果を踏まえて、対処方法について検討することを目的とした。

     その結果、当事者からは、[原因不明への不安][頻繁な同症状への疑問][症状が進行していく段階的な知覚困難][状態説明の技術不足][同症状に疾病のバリエーションがある事の認識不足][疼痛鈍麻][検査方法の理解困難][支援してもらえない無力感]、保護者からは、「身体感覚の鈍麻による症状・状態の認識困難に対する困惑」「身体感覚の過敏性による過剰反応に対する困惑」「食に関する調整・特異な習慣・工夫・嗜好性への困惑」「睡眠に関する調整困難」「身体バランス・動作のぎこちなさ・不可解な動きへの困惑」「成長・発達の遅れへの不安」「検査・病院受診時の対応困難」「精神症状への対応不安」「適切な対人関係を構築できない不安」の問題点が抽出された。

     これらの結果から、広汎性発達障害を持つ子どもたちには、健康問題に対する気づきを促す事が重要であり、事前に病気やけがについての知識を学習しておくことや客観的に身体の状態を知るための機器などによる測定方法の習得が必要であること、健康問題が起きたときの対処方法を獲得するために表現技術を習得することが大切であることが示された。さらに健康問題が起きた時に本人が知覚しにくい特性を持つため周囲が理解すべき支援の方向性として、教職員が障害特性を理解し日常の観察力を磨くこと、校内の物理的な環境調整、食に関する指導への配慮、検査方法等の工夫、早期の体系的な保健教育のプログラムを開発、保護者に対する理解の重要性が示唆された。

  • 渡部 京太
    小児耳鼻咽喉科
    2011年 32 巻 3 号 310-316
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/12/28
    ジャーナル フリー
      近年,わが国の子どもの心と発達の問題として広汎性発達障害(PDD),注意欠如・多動性障害(ADHD),学習障害(LD)などの発達障害が注目されるようになった。発達障害という用語は,国際的な疾病分類である世界保健機構(WHO)の定めた ICD–10や米国精神医学会の DSM–IV–TR には,明確な定義が見あたらない。ICD–10では,①発症は乳幼児期あるいは小児期であること,②中枢神経系の生物学的成熟に深く関係していること,③寛解や再発がみられない経過であること,があげられている。わが国の発達障害者支援法では,その第二条において,「この法律において『発達障害』とは,自閉症,
    アスペルガー症候群
    その他の広汎性発達障害,学習障害,注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって,その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう」としている。本稿では,PDD, ADHD の疾患概念,そして基本的な対応について述べたいと思う。
  • 小越 康宏, 中井 昭夫, 三橋 美典, 荒木 睦大
    電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
    2010年 130 巻 4 号 631-632
    発行日: 2010/04/01
    公開日: 2010/04/01
    ジャーナル フリー
    At the present, educational support is required to the school children who confronts problems on study, life style, mental and health. For the school children who hold these problems, inference and understanding of those around adults are mandatory, for that intimate cooperation between the school, home and specialized agencies should be important. With above reason, the school children support system using ICF to communicate the school, the specialist and the guardian is developed in this works. Realization of this system, immediate support to the school children and their guardians will be possible. It is also considered to be a preventive support instead of an allopathic support.
  • 小石 誠二
    小児の精神と神経
    2023年 63 巻 3 号 195-199
    発行日: 2023/10/01
    公開日: 2023/10/06
    ジャーナル 認証あり
  • (遮光眼鏡の有効性と連携の必要性)
    田中 佳子, 小林 幸子, 関 保
    日本視能訓練士協会誌
    2011年 40 巻 137-144
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/22
    ジャーナル フリー
    【緒言】書字・読字障害をもつ発達障害児に対し、視覚的補助具の処方と学校への働きかけにより、QOLが向上した症例を報告する。
    【症例】13歳男児。眼鏡作製目的で来院したにも関わらず、母親の書字障害等の訴えから、本人も自覚しない羞明感が明らかとなった。本児は学校生活においてトラブルを抱えていたため、小児科を受診したところ広汎性発達障害と診断された。書字・読字に対しては、遮光眼鏡の使用により改善が見られ、遮光用の虹彩付きコンタクトレンズの有効性もコントラスト感度測定により認められた。
    【考察】発達障害は脳の機能障害であり、知的に問題がなく視覚障害がないにも関わらず、読字、書字、計算障害といった学習障害を来たすことがある。また、知覚の過敏性も特徴の一つであり、本児は視覚過敏が羞明というかたちで現れたものと思われる。光の過敏性に関してはScotopic sensitivity syndromeとの関連が示唆された。この場合、遮光眼鏡や虹彩付きコンタクトレンズがフィルターの役割を果たし、光に対する過敏性を和らげ感覚の調整を図れたことが、書字等の改善に繋がったものと考えた。発達障害は公立の小中学校の児童の6.3%に疑いがあるという報告もあり教育上問題になっている。眼科的所見がなく、本人に見えにくさの自覚がないことが多いため見過ごされる可能性があり、注意を払う必要がある。そして、その対応には小児科・精神科・学校との連携が重要である。
  • ─併存例の診断と治療─
    吉川 徹
    児童青年精神医学とその近接領域
    2017年 58 巻 1 号 60-64
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/07/04
    ジャーナル フリー
  • 阿部 隆明
    児童青年精神医学とその近接領域
    2017年 58 巻 1 号 54-60
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/07/04
    ジャーナル フリー
  • 山田 理恵
    東海心理学研究
    2019年 13 巻 22-28
    発行日: 2019年
    公開日: 2023/05/10
    ジャーナル フリー
    A significant characteristic of Autism Spectrum Disorder (ASD) is communication disorder. Children with ASD have difficulty understanding jokes and sarcasm compared to ordinary children, while they are intellectually comparable. This study compared ASD children (N=147, FIQs 75 or higher in WISC - III or IV) with ordinary children (N=593), on the Metaphor and Sarcasm Scenario Test (MSST: Koeda, Adachi, Takeshita, 2000). Results indicated that regardless of ASD, children in upper grades were more able to understand metaphor, and that male children with ASD achieved higher metaphor scores than female, while no such difference was found for ordinary children. ASD children were more likely to interpret sarcasms literally. ASD children also showed stronger correlation between VCI (VIQ) and the metaphor score, while that between sarcasm score and IQ was weak. This suggests that ASD children have a hard time understanding sarcasm accurately desspite their IQ.
  • 田中 美郷, 芦野 聡子, 小山 由美, 吉田 有子, 針谷 しげ子
    音声言語医学
    2011年 52 巻 4 号 360-365
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/06
    ジャーナル フリー
    われわれが扱った約80名の人工内耳(CI)装用児中,CI装着後聴覚過敏を訴えた子ども9名(5-14歳)の聴覚過敏症の特徴を,非CI児10名(健聴児および感音難聴児各5名,4-12歳)のそれと比較した.CI児9名中6名および非CI児10名中6名はいずれも自閉症スペクトラム障碍(ASD)ないし
    アスペルガー症候群
    を伴っていた.聴覚過敏症の原因音は電気掃除機やヘアドライヤー,水洗トイレの音,工事現場の大きな音,大勢の集団のなかの声などであり,これに関してはCI児および非CI児間に違いはなかった.CI児の大部分は聴覚敏症を漸次克服していったが,ASDと重度精神遅滞を伴う1例は5歳のときCIを装着したものの,10歳に達するやCI装用を拒むようになった.その原因は聴覚過敏症と考えられた.
    これらの知見は,われわれのCI児の聴覚過敏症は多くはASDに帰属するものであり,重症例では聴覚過敏症はCI装用拒否の原因になりうることを示唆している.
  • 齋藤 みのり, 佐野 伸之, 小林 隆司
    作業療法
    2019年 38 巻 1 号 72-77
    発行日: 2019/02/15
    公開日: 2019/02/15
    ジャーナル フリー
    自閉症スペクトラム児の対人社会性を阻害する要因の一つに,ファンタジーへの没入現象が指摘されている.今回,ファンタジー没入行動により,様々な日常生活の遂行に支障をきたしていた広汎性発達障害男児に対し,ファンタジーを外在化する作業活動を通した支援を行った.本児は,架空のカードゲームを頭の中で展開する遊びに,様々な日常生活場面で没頭していた.作業療法では,頭の中に描いているファンタジーを外在化し,それを用いて一緒に遊べるよう模索した.また,徐々に交流の場が広がるよう促した.これらの支援により,本児の頭の中のファンタジーが整理され,現実とのつながりを築いていき,生活障害が軽快したと考えられる.
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