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クエリ検索: "アスペルガー障害"
597件中 1-20の結果を表示しています
  • 高宮 静男, 針谷 秀和, 植本 雅治, 川本 朋, 井戸 りか, 山本 欣哉, 清田 直俊, 佐藤 倫明
    心身医学
    2005年 45 巻 9 号 719-726
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    近年, 摂食障害は小児期発症から中年期発症までみられるようになり, ますます多様化している.他方, 児童精神医学の分野では
    アスペルガー障害
    が注目を集めている.このような中で
    アスペルガー障害
    をもともと有していたと思われる神経性無食欲症(AN)患者を経験したので報告した.2例ともANで受診したことにより, 初めて
    アスペルガー障害
    の存在も明らかになった.2例ともDSM-IVの診断基準に基づいてAN,
    アスペルガー障害
    と診断され, また
    アスペルガー障害
    の特徴はANの発症に関与していた.
    アスペルガー障害
    では, 相互的人間関係, 言語的・非言語的コミュニケーション能力, 限定された行動・興味・活動が問題になるが, ANの治療過程において, これらの問題, 特徴を意識した対応が必要であった.今後,
    アスペルガー障害
    を伴った摂食障害の増加も予想され, 新たな視点も必要になってきている.
  • 媒介メカニズムの検討
    向井 智哉, 松木 祐馬, 貞村 真宏, 湯山 祥
    法と心理
    2022年 22 巻 1 号 71-81
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/07/31
    ジャーナル オープンアクセス
    アスペルガー障害
    は従来の刑事司法ではあまり知られてこなかった。しかし、近年
    アスペルガー障害
    を有するとされる被告人に対する量刑は学術的に見ても社会的に見ても広い関心を集めている。このような状況を背景に本研究は、(a)
    アスペルガー障害
    を有するとされる被告人と、そうでない被告人ではどちらがより重い量刑を求められるのか、および(b)被告人の
    アスペルガー障害
    の有無と量刑判断はどのような要因によって媒介されるのかを探索することを目的とした。分析の結果、(a)
    アスペルガー障害
    を有するとされる被告人はそうでない被告人よりもより軽い量刑が求められることが示された。また、(b)再犯可能性、社会秩序への脅威、非難、責任を媒介変数とした媒介分析を行ったところ、傷害致死罪条件における社会秩序への脅威のみが被告人の
    アスペルガー障害
    の有無と量刑判断を有意に媒介することが示された。以上の結果が得られた理由およびその実践上の示唆を論じた。
  • 義村 さや香, 十一 元三
    児童青年精神医学とその近接領域
    2018年 59 巻 2 号 177-186
    発行日: 2018/04/01
    公開日: 2019/08/21
    ジャーナル フリー

    少年事件,あるいは検察官送致による刑事事件となった事案には,少年が自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder; ASD)を有するケースが一定数存在することが知られるようになった。従来の司法精神医学的解釈ではこれらのケースの理解が困難なことも少なくなく,児童精神科医による精神鑑定の要請が高まりつつある。

    ASDを有する少年の司法鑑定では,ASDの特性を十分に踏まえた上で非行の経緯や動機,精神状態を評価・分析する必要がある。また,裁判員制度の施行により,司法と精神医学との二重の意味での非専門家である裁判員が刑事事件に対して判決を下すことになったが,従来の精神疾患との違いや臨床像の多様性,ASD者の精神状態は一般精神科医にとっても理解が容易でないことを鑑みると,鑑定後の証人尋問において,正しい理解を得るための説明にも配慮する必要がある。

    本稿では,ASDを有する少年の司法鑑定および証人尋問での説明に関する留意事項について,障害理解,責任能力判断,従来の司法精神医学の通念からの乖離という論点から示した。

  • 十一 元三
    日本生物学的精神医学会誌
    2010年 21 巻 2 号 133-136
    発行日: 2010年
    公開日: 2017/02/16
    ジャーナル オープンアクセス
    はじめに,従来の精神疾患とは異なる広汎性発達障害のユニークな臨床特性について,対人相互的反応の障害,強迫的傾向,およびパニックへの陥りやすさに焦点を当てて要約し,下位診断および併存障害の問題について整理した。続いて,現在の責任能力についての一般的考え方と,責任能力の判断に影響を及ぼすと考えられてきた精神医学的要因について振返り,それらの要因に広汎性発達障害の基本障害が含まれていないことを確認した。次に,広汎性発達障害の司法事例にみられた特異な特徴の幾つかが,自由意思を阻害すると判断される従来の精神医学的要因に当てはまらないものの,実際には自由意思の指標とされる他行為選択性を制約していると判断する方が妥当であると思われることを論じた。最後に,責任能力上の特徴と,広汎性発達障害について現在までに知られた神経基盤との関連について推測した。
  • 町田 知美, 町田 貴胤, 田村 太作, 遠藤 由香, 福土 審
    心身医学
    2016年 56 巻 5 号 460-466
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/05/01
    ジャーナル フリー
    14歳, 女児. 11歳から不登校傾向, 対人恐怖が顕在化しA病院精神科に通院開始した. 中学入学頃から食事量も減りはじめやせ願望も明らかになった. 14歳 (中学2年生) になると30kgまで体重が減少したため神経性やせ症 (摂食制限型) と診断され当科に入院した. 入院時は身長149cm, 体重26.6kg, BMI 12.0. 初めは経口摂取カロリーは1日500kcal以下でほとんど体重は増加しなかったが, コミュニケーション能力の低さと対人恐怖のために心療内科的介入は困難だった. 内科的治療を主体とせざるを得なかったが, 行動観察の中で食行動に自閉症的な独特のこだわりがあることがわかった. これを生かした食事の工夫を試みたことで摂取カロリーを1,400kcalまで増やすことができ, 体重は33.5kgに達して退院した. 自閉症スペクトラム合併症例での治療では, 患者特有の特徴を理解したうえで独自の工夫が必要である.
  • 高宮 静男
    心身医学
    2011年 51 巻 7 号 629-634
    発行日: 2011/07/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    摂食障害と発達障害が併存する例を挙げ,特徴,対応に関して述べた.子どもの場合には,乳幼児期からの発達過程を詳細に聴取し,発達検査をはじめとした各種心理検査を実施し発達障害の鑑別や患児の特性を把握することがきわめて重要である.成人の場合には,幼少時の情報を得ることが困難な場合が多く,確定診断を下せないこともしばしば経験する.幼少時の情報不足で診断がつかない場合にも,一人ひとりの特性を重視したアプローチが必要である.
  • ─医療観察法病棟での実践─
    南 庄一郎, 高岡 崇, 村山 大佑
    作業療法
    2019年 38 巻 4 号 490-496
    発行日: 2019/08/15
    公開日: 2019/08/15
    ジャーナル フリー
    悪質ないたずら行為の末に放火事件を起こし,医療観察法病棟に入院処遇となったアスペルガー症候群の事例に関わる機会を得た.事例に対する作業療法では,悪質ないたずら行為の代替となりうる作業を提案するとともに,トークンエコノミーシステムの導入や,悪質ないたずら行為に対する衝動性が高まった際に取るべき対処行動を明確化した.この結果,事例の悪質ないたずら行為を低減させることができ,暫定的な地域移行に繋げることができた.本介入から,問題行動を繰り返す成人のアスペルガー症候群の事例に対する,問題行動の抑止(低減)に向けた作業療法の有用性が示唆された.
  • *片桐 正敏, 河西 哲子, 松井 三枝, 室橋 春光
    日本認知心理学会発表論文集
    2012年 2012 巻 O2-5
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】本研究は
    アスペルガー障害
    のある人を対象に,同じ注意レベルへの持続的注意後の注意切り替えをレベル反復手続き用いて検討した。
    【方法】成人の
    アスペルガー障害
    群11名と年齢と性を統制した統制群11名が参加した。参加者は,局所か広域レベルのいずれか一方に連続して出てくる2か3の標的を弁別することが求められた。標的レベルは一定回数反復すると別のレベルに切り替わった。
    【結果】レベル反復試行では,反復回数の有意な主効果が認められた。切り替え試行では,群と切り替え方向との間の有意な交互作用が認められた。切り替えコストでは,切り替え方向と群との間に交互作用が認められた。
    【考察】本研究では両群で反復利得が得られた。切り替えコストの結果から,
    アスペルガー障害
    のある人は局所から広域への注意レベルの切り替えに困難を抱えていることが示された。局所の知覚処理の増強が,彼らの抑制処理に影響を与えていることが示唆された。
  • 若山 和樹, 篠崎 志美, 杉山 登志郎, 山田 智子
    小児の精神と神経
    2023年 63 巻 2 号 129-137
    発行日: 2023/07/01
    公開日: 2023/07/14
    ジャーナル 認証あり
    自閉スペクトラム症(ASD)の症例に併存した解離性同一性障害(DID)の症例を集積し比較検討した.その結果,深刻なトラウマ体験がみられないにも関わらずファンタジーの没頭の延長上にDIDが生じた症例が存在することが確認された.その一方で,重大なトラウマ的体験があり,30人から50人以上など,極めて多くの数の部分人格が認められる症例の存在に気づき,われわれはSTP (Status Tot Personalities)解離と命名した.症例の検討から,トラウマ被曝の重症化に伴いDIDは重症化することが明らかになった.ASDに併存したDIDは,ASD独自のまとまりに欠けた自己意識のあり方を基盤にして生じること,その基盤の上にさまざまなレベルのトラウマ体験が絡むことで,独自のDIDが作られるという可能性を検討した.
  • 上林 靖子
    こころの健康
    2004年 19 巻 1 号 101-102
    発行日: 2004/06/10
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 端詰 勝敬, 岩崎 愛, 小田原 幸, 天野 雄一, 坪井 康次
    心身医学
    2012年 52 巻 4 号 303-308
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    広汎性発達障害は,他の精神疾患を随伴しやすいことが報告されている.しかし,摂食障害の随伴については不明な点が多い.今回,われわれは摂食障害と自閉性スペクトラムとの関連性について検討を行った.84名の摂食障害患者に対し,自己記入式質問紙による調査を実施し,健常群と比較した.摂食障害は,健常群よりも自閉性スペクトル指数(AQ)の合計点が有意に高かった.病型別では,神経性食欲不振症制限型が「細部へのこだわり」とAQ合計点が健常群よりも有意に高かった.摂食障害では,自閉性スペクトラムについて詳細に評価する必要がある.
  • ―種別の検討―
    倉澤 茂樹, 立山 清美, 岩永 竜一郎, 大歳 太郎, 中谷 謙, 横井 賀津志
    保健医療学雑誌
    2019年 10 巻 1 号 34-41
    発行日: 2019/04/01
    公開日: 2019/04/01
    ジャーナル フリー

    日本の診療データを使用してASD の診断年齢を種別に検討した.結果,解析対象者(7,779 名)の診断年齢は平均7.3±4.3 歳,最頻値3.0 歳,中央値6.0 歳であった.性比は3:1 であり男性に多かった.ASD の診断年齢に関して,全ての種別において性差は認められなかった.

    アスペルガー障害
    は他の種別と比べ,いずれも診断年齢が高く,診断される時期に明確なピークは示されなかった.年別の比較では,小児自閉症のみ早期に診断される経年変化が認められた.本研究は,
    アスペルガー障害
    の早期診断を可能にするためのシステムおよびツールの開発,小児自閉症に対する適切な早期の介入方法の開発およびサービス供給の必要性を示すものである.

  • 吉田 ゆり, 下園 彩華
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2010年 52 巻 K064
    発行日: 2010年
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 奥平 祐子
    心身医学
    2008年 48 巻 5 号 339-348
    発行日: 2008/05/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    摂食障害(ED)の病態は多様化しており,精神疾患の先行・併存している可能性に留意する必要がある.近年,日本でも
    アスペルガー障害
    と神経性無食欲症(AN-R)の併存例が報告されている.しかしED全体の自閉性傾向の調査は報告されていない.今回,自閉性スペクトラム指数日本版(AQ)を用いてED全体の自閉性傾向を検討した.ED患者は健常人よりもAQ値が高い傾向にあった.また,自閉性障害圏を強く疑う33点以上を示した症例は全例排出行為を伴っていた.AN-Rにおいては,AQとBMI(body mass index)に負の相関を認め,AQとEDI(Eating Disorder Inventory)には正の相関を認めた.1年後の追跡調査では,AN-RにおいてBMIの増加はみられるものの,AQ値に変化はなかった.EDの病態評価に自閉性の観点も考慮することは重要と思われる.
  • 村上 佳津美
    心身医学
    2010年 50 巻 5 号 351-
    発行日: 2010/05/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 澤田 和代, 北川 善保, 坂口 俊二, 郭 哲次
    全日本鍼灸学会雑誌
    2010年 60 巻 4 号 737-743
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/01/20
    ジャーナル フリー
    【目的】
    アスペルガー障害
    は、 関心と活動の範囲が限局的で常同的反復的であるとともに、 自閉症と同様のタイプの相互的な社会的関係の質的障害によって特徴づけられる。 今回、
    アスペルガー障害
    と診断された女児に対して、 その背景にあるうつ症状を抱える母親との共生関係に着目し、 母子ともに鍼灸治療を行うことで、 双方の身体症状の改善が得られたので報告する。
    【症例】小学生女児、 12歳。 [主訴]全身倦怠感。 [愁訴]頸肩のこり感、 頭頂部から側頭部の痛み、 腹部不快感、 寝汗、 手足のほてり。 [現病歴]X年5月より全身倦怠感を訴え不登校となり、 その後、 家族以外との接触ができなくなった。 X+1年5月より、 心療内科での治療と市の教育カウセリングを受けながら鍼灸治療開始した。 またこれに先立ち、 X年9月より掌蹠膿疱症による関節痛とうつ症状を訴える母親の鍼灸治療を開始した。 [女児の鍼灸治療]補益心脾、 督脈通陽を目的に左神門 (HT7)、 右三陰交 (SP6)、 大椎 (GV14) に円皮鍼貼付、 背部、 前腕と下腿の陽経、 および頭部と手足井穴に接触鍼、 督脈上の圧痛点に八分灸を三壮行った。 治療は1-2週に1回の間隔で行った。 [評価]女児と母親からの詳細な聴き取りを行い、 特に女児には身体のだるさ、 熟睡感、 手足の火照り、 頭痛、 便通について3件法で回答してもらい得点化した。
    【結果】11カ月間に28回の鍼灸治療を行ったところ、 女児の身体症状は30-50%改善した。 さらに女児は、 自治体が行う不登校児のための適応指導教室にも通学可能となり、 学校行事にも出席できるようになった。 また、 母親の身体症状も女児とほぼ同様に推移し安定した。
    【考察および結語】女児の身体症状は、 女児自身の思春期を迎えた心身の不安定さに母親の病状が関連して表出した可能性が示唆された。 今回は、 母子の共生関係に鍼灸師 (による鍼灸治療) が介在することで、 鍼灸治療そのものの効果に加え、 支持的・受容的対応が奏効したものと考えた。
  • 小谷 信行
    アレルギー
    2012年 61 巻 12 号 1709-1718
    発行日: 2012/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 藤本 美和子, 加護野 洋二
    舞踊學
    1999年 1999 巻 22 号 105
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 谷口 あや, 山根 隆宏
    発達心理学研究
    2020年 31 巻 3 号 130-140
    発行日: 2020年
    公開日: 2022/09/20
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,自閉症スペクトラム障害(以下,ASD),

    アスペルガー障害
    (以下,AS)の診断名の提示が大学生のASDに対するスティグマにどのような影響を及ぼすのか,またASDへの知識との関連がみられるのかを検討することであった。大学生286名を対象に質問紙調査を実施した。ASDの特性(関心の制限,社会的相互作用の困難)を示す登場人物を描写した2つの場面のビネット(グループ課題場面,クラブ活動場面)を提示し,1)ASD条件,2)AS条件,3)診断なし条件の3条件をランダムに配布し,ビネット内の登場人物に対する社会的距離を評定させ,スティグマを測定した。その結果,どちらの場面においても,ASD条件,AS条件,診断なし条件のすべての条件間において,社会的距離に差は見られなかった。次に,どちらかの診断名を提示している,診断あり条件と,診断名を提示しない,診断なし条件間で知識の影響を確認するために,社会的距離を従属変数とした階層的重回帰分析を行った。その結果,診断名の有無と知識の交互作用が確認された。どちらの場面においても診断あり条件において知識の単純傾斜が有意であり,知識が高い場合には社会的距離が近かった。以上のことから,大学生のASDに対するスティグマには提示する診断名そのものの効果はみられず,診断名提示の有無と知識の高低の関連を踏まえた上で検討していく必要性があることが示唆された。

  • 新井 幸佳, 星野 恭子
    脳と発達
    2015年 47 巻 1 号 55-56
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/03/20
    ジャーナル フリー
     症例は7歳女児, 自閉性障害と診断, Wechsler intelligence scale for children-IIIの結果, full scale intelligence quotient 57・verbal intelligence quotient 58・performance intelligence quotient 64, 特別支援学級に所属. 初診時こだわりが強く会話はほとんどできなかった. 受診1カ月後から前頭葉機能改善を目的に少量L-ドパ療法開始, 2カ月後から心理士がsocial skill training (SST) 開始.
     初回は同じ質問が多く会話が困難, 視線が合わず無表情であったが, 2回目以降目線を合わせた会話ができ, 4回目頃からやり取りが可能となる. 課題に集中でき物事への意欲も向上. 現在は語彙が増え, 喜怒哀楽を表現できる等コミュニケーションの幅は広がっている. 1年半後の知能検査は改善し, 2年後の神経学的診察所見の改善を認めた. また, 保護者の児への理解も深まった.
     本児の変化は, 少量L-ドパ療法とSSTの併用により前頭葉症状を含めた広範囲の高次脳機能が改善したことによると考えられ, 自閉性障害の社会性の改善に有用な治療であると考えられた.
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