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クエリ検索: "イワトビペンギン"
18件中 1-18の結果を表示しています
  • 長塚 信幸
    日本野生動物医学会誌
    2012年 17 巻 3 号 111-112
    発行日: 2012/09/28
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー

     アシカの悪性中皮腫の診療で学んだことなど,これまで水族館で携わった診療,エピソードを紹介する。十分な記録の中から研究成果を引き出し,その道筋をも活かした展示を構築していきたい。

  • 村田 浩一, 滝 導博
    日本野生動物医学会誌
    1996年 1 巻 2 号 105-108
    発行日: 1996年
    公開日: 2018/05/05
    ジャーナル フリー
    飼育下ペンギンで問題になっている肺アスペルギルス症(肺ア症)の診断法のひとつとして, 血液中にAspergillus spp.のガラクトマンナン抗原を検出する方法を検討した。検査にはラテックス凝集反応で本抗原を検出するヒト用診断キット(パストレックス アスペルギルス)を用いた。肺ア症で死亡したペンギン3種4個体中3個体から本抗原が検出された。抗原陰性であった1個体は抗体陽性であった。病鳥および健康鳥の6種26個体を調べた結果では, 臨床的に肺ア症が疑診されたペンギン2個体が陽性で, 2個体が疑陽性を示した。このうち3個体に対して抗真菌剤を投与したところ再検査で抗原が陰性になった。肺ア症以外の疾病が診断された14個体および健康な8個体から抗原は検出されなかった。本法は従来より診断が困難であったペンギン肺ア症の診断法のひとつとして有用であろう。しかし, 診断をより確実なものにするためには, 抗体検出などの他の検査方法も併せて用いる必要がある。
  • 高見 一利
    日本野生動物医学会誌
    2012年 17 巻 2 号 63-71
    発行日: 2012/06/29
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー

     近年,高病原性鳥インフルエンザウイルスが野鳥と家禽の双方から検出される事例が増加している。重篤な感染症の発生が報告されるなかで,国内の動物園・水族館では,世界各地の多種多様な鳥類が数多く飼育されており,その中にはIUCNのレッドリストやCITESの附属書などに掲載されているような希少種が多く含まれているため,飼育下の鳥類に対する対策の確立も急務となっている。飼育下の野生動物は,飼育環境や個体管理方法などの点で家畜や家禽,犬猫などと全く同じ条件では扱うことができないため,感染症対策においても異なった判断が求められることがある。感染症対策の選択肢となるワクチンは,経済動物などに対して使用が規制されているものもあるが,対象となる種やその飼育方針を考慮しつつ慎重に適用することで,飼育下の野生動物に対する有効な対策の1つとなると考えられる。

  • 高島 春雄
    動物分類学会会務報告
    1957年 13 巻 3-5
    発行日: 1957/01/10
    公開日: 2018/03/30
    ジャーナル フリー
  • 津田 とみ, 猪子 英俊
    日本組織適合性学会誌
    2008年 14 巻 3 号 345-357
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/03/30
    ジャーナル フリー

    現存のペンギン類は, 9,000種にもおよぶ多種の鳥類のなかで, 陸上を移動するときの動作の特色ばかりでなく, 成鳥が空を飛ばないことや, ヒナは親の保護に完全に依存して成長する就巣性であることなど, の特色を有する. ペンギン類の棲息地は南半球に限られている. 約5,000万年前から現在に至るまで分岐と進化を重ね, 極寒の南極から, 赤道直下のガラパゴス諸島まで, 厳しい自然環境に適応しつつ進化してきたことが推測されている. 一方, 主要組織適合遺伝子複合体(Major Histocompatibility Complex;MHC)は脊椎動物の免疫応答において外来抗原を捕捉しT細胞に提示するという重要な役割を担い, 遺伝的多型性を獲得してきたことがよく知られている. ペンギン類は極域から熱帯域へと分布が広く, 外来抗原とのかかわりも他の動物種とは異なりその結果, 特徴的なMHC多型を持つであろうと私たちは予測した. MHC遺伝子の多型解析はヒト, マウスなどで近年急速に進み, 特にヒトでは疾患感受性との関連など応用範囲を広げている. しかし鳥類でのMHC解析は, ニワトリおよびウズラではMHCのB領域の全配列が決定されたが, 他の鳥での報告はまだ稀である. 私たちは, ペンギン類を含む海鳥類のMHC遺伝子多型解析がペンギン類の進化を系統的に検討するための有効な手段になることを報告し, 現在までにアデリーペンギン属の3種やフンボルトペンギン属の2種, 他の属についても, MHCクラスII第2〜第3エクソン領域のゲノム塩基配列の解析をすすめてきた. 本稿では, ペンギンMHCの全容を述べることは果たせないが, ペンギンMHC(SpLA)を興味ある, そして価値ある研究対象として紹介したい.

  • 高島 春雄, 山田 致知

    1953年 13 巻 63 号 99-108_2
    発行日: 1953/12/25
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 中条 道夫
    動物分類学会会務報告
    1956年 11 巻 5-6
    発行日: 1956/08/05
    公開日: 2018/03/30
    ジャーナル フリー
  • 高見 一利
    日本野生動物医学会誌
    2016年 21 巻 1 号 1-7
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2018/05/04
    ジャーナル フリー

     国内に150施設以上存在し,6000種以上の多種多様な動物を飼育している動物園水族館には,その多様な動物を活かし,保全するために,広範な分野の研究を進めることが期待されている。動物園水族館は幅広い種の動物を人の管理下に置いているため,様々な研究検体の収集が容易である。検体を計画的,体系的に収集,整理,保存できれば,効率的に利用することができ,より大きな研究成果が得られると考えられるため,そのような取り組みが,世界各地で進められており,国内の動物園水族館でも徐々に広がっている。大阪市の天王寺動物園では150種以上の動物の組織を凍結保存しており,検体バンク化を目指している。公益社団法人日本動物園水族館協会では,生殖細胞の組織的な収集,保存に取り組んでおり,配偶子の共有体制が整いつつある。動物園水族館が博物館と連携することにより,双方の長所を活かした効果的な検体の収集,保存を進めている事例も存在している。今後この取り組みを発展させていくためには,保存されている検体の利用活性化や利用時のルール整備,動物園水族館自身の研究能力の強化などが必要とされる。動物園水族館は様々な動物の研究を進めるにおいて独自の重要な役割を占めているが,検体の収集,保存もその役割の一つとして,今後より重要視されることに間違いはないと思われる。

  • 高橋 晃周
    日本鳥学会誌
    2023年 72 巻 1 号 3-15
    発行日: 2023/04/25
    公開日: 2023/05/11
    ジャーナル オープンアクセス

    地球規模での気候変動は,様々な地域の野生生物に対し直接的または間接的に大きな影響を与えていることが知られている.ペンギンをはじめとする海鳥は,繁殖を行う陸地において,また採食を行う海洋において,気候変動の影響を受けると考えられ,生態系変化の指標種としてその個体数動向や生態変化がモニタリングされている.本論文では,気候変動がペンギン類に与える影響について,その生態的プロセスや将来予測に関する研究をレビューした.気候変動は,繁殖環境や採食環境の変化を通じて,現生のペンギン類18種のうち,13種に影響を与えており,ペンギンの個体数変化に影響する重要な要因となっていた.一方,その影響は複雑であり,同種内でも異なる地域間で,また同一個体群の中でも生活史パラメータ間で,正と負が逆の影響を与える場合があった.ペンギンの個体数変化の将来予測について,南極および亜南極域のペンギンで温暖化の進行の程度に合わせた精緻なシミュレーションが行われ,温暖化対策の重要性を示す結果が得られているものの,結果を解釈する上ではシミュレーションの不確実性についても考慮する必要があることを指摘した.また,気候変動がペンギンに影響を与えるプロセスをより正確に把握するために,採食行動の研究,とくにこれまでデータの少ない非繁殖期の成鳥や幼鳥の研究が今後必要であることを述べた.最後に,気候変動の影響下にあるペンギン個体群の復元力を高め保全を推進するためにも,ペンギン各種に対する人間活動の影響を可能な限り小さくすることが必要であることを論じた.

  • 明石 富美子, 織田 悠詩, 小島 早紀子, 吉澤 聡吾, 清水 いと世, 友永 省三, 舟場 正幸, 松井 徹
    微量栄養素研究
    2016年 33 巻 73-79
    発行日: 2016/12/15
    公開日: 2022/12/28
    ジャーナル フリー

    Bumble foot, an inflammatory pododermatitis, is frequently developed in rearing and exhibiting penguins. Inflammatory dermatitis due to hyperkeratosis is induced by deficiency and excess of vitamin A, and there have been some reports indicating the improvement of inflammatory pododermatitis by supplementation with vitamin E and/or zinc in other bird species. For clarifying the relationship between the incidences of bumble foot and vitamin A, vitamin E or zinc nutrition in African penguins (Spheniscus demersus), we investigated dietary and plasma vitamin A, vitamin E and zinc concentrations in penguins with and without bumble foot. The diet contained 27-fold more vitamin A than its estimated requirement (ER). Dietary vitamin E concentration was less than ER in almost all of penguins. Dietary zinc concentration was close to and satisfied ER. Plasma retinol and zinc concentrations were lower in the penguins with bumble foot than in the healthy penguins. On the other hand, the incidence of bumble foot did not affect plasma concentrations of retinyl ester and α-tocopherol.

    Because of high vitamin A concentration in diet, the low plasma retinol concentration is not owing to vitamin A deficiency in the penguins with bumble foot and is assumed to result from the suppressed production of retinol binding protein 4 by inflammatory response. Plasma α-tocopherol concentration was not lower than its reported levels, suggesting that dietary vitamin E satisfied its requirement. The incidence of bumble foot may be related to the shortage of zinc. Further experiment is necessary for clarifying the effect of zinc supplementation on the prevention and improvement of bumble foot in penguins.

  • 高島 春雄
    動物分類学会会務報告
    1956年 11 巻 6-9
    発行日: 1956/08/05
    公開日: 2018/03/30
    ジャーナル フリー
  • 津田 とみ, 猪子 英俊
    日本組織適合性学会誌
    2001年 8 巻 1 号 47-52
    発行日: 2001年
    公開日: 2017/03/30
    ジャーナル フリー

    鳥類でのDNA研究はシブリーらによるDNA-DNAハイブリダイゼーションによる解析を経てその後多くはミトコンドリアDNAによる研究がすすめられてきた. 第4回の国際ペンギン会議(2000年9月, チリ)での演題も多くはペンギンの行動生理学や繁殖保護に関するものであり, DNAの分析の手法を用いた発表は, ミトコンドリアDNA, マイクロサテライトと私たちのペンギンMHC(Major Histocompatibility Complex主要組織適合抗原複合体, MHCと略す)の3件であった. いずれも参加者から高い関心と期待を寄せられた. MHC解析の有用性が関心を呼んだのだろうか, MHC分析をしてみたいとのいくつもの申し出があった. ペンギン研究の舞台へのMHCの初登場は成功をおさめたようである. 本稿では, MHCの舞台でペンギンとペンギンMHCを含めたペンギンDNA研究の現況を披露したいと思う.

  • 高橋 英之
    日本造船学会誌
    1990年 730 巻 237-242
    発行日: 1990/04/25
    公開日: 2018/04/05
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 土井 美和子
    電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン
    2015年 9 巻 1 号 33-39
    発行日: 2015/06/01
    公開日: 2015/06/01
    ジャーナル フリー
  • Diatom
    2000年 16 巻 81-88
    発行日: 2000/12/31
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 日本獣医師会雑誌
    1991年 44 巻 9 号 905-915
    発行日: 1991/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 座馬 耕一郎
    霊長類研究
    2013年 29 巻 2 号 87-103
    発行日: 2013/12/20
    公開日: 2014/02/28
    [早期公開] 公開日: 2013/12/13
    ジャーナル フリー
    The relationship between primates and lice is discussed. Lice are ectoparasites that live on the body surface of mammals and, in contrast to ticks and fleas, do not leave the host during their life cycle. Host mammals may experience adverse effects from lice, such as anemia and skin irritation. Moreover, lice are vectors of infectious diseases; for example, human lice (Pediculus humanus) transmit the epidemic typhus pathogen between humans (Homo sapiens). DDT virtually eliminated human lice in several countries after World War II. Early Japanese primatologists who began research during this period had little interest in the relationship between primates and lice. Primates groom each other to remove lice, ticks, and small objects. Prosimians use their lower incisors to groom, similar to rodents and African antelopes, whereas anthropoids, which have a retinal fovea with high visual acuity and functional fingers that allow them to find and pick small ectoparasites from the body surface, groom using their hands and mouth. Japanese monkeys (Macaca fuscata) and lice (Pedicinus obtusus, P. eurygaster) have an entwined host-parasite and predator-prey relationship. Lice lay nits on monkeys, who are hosts, in areas where hair growth is dense because the hair conceals nits from the monkeys, who are their predators. Monkeys remove and eat nits according to nit density. Given the high intrinsic rate of natural increase in lice, monkeys need to groom daily. This necessity may explain why monkeys live with grooming partners making social groups. The development of simplified techniques to estimate louse infection in primates will advance the study of socioecological models and lice infection dynamics in primate metapopulations.
  • 山下 麗, 田中 厚資, 高田 秀重
    日本生態学会誌
    2016年 66 巻 1 号 51-68
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    プラスチックの生産量は増加傾向にある一方で、廃棄量も増加しており、適切に処理されないものは最終的に海洋へと流出していく。プラスチックは難分解性であるため長期間にわたって海洋中に存在し、鯨類やウミガメ類など様々な海洋生物に摂食されている。特に、海鳥類では高頻度のプラスチック摂食が確認されている。プラスチック摂食による影響は、物理的な摂食阻害とプラスチック由来の化学物質が体内へ移行して起こる毒性の2 つが考えられる。近年、プラスチックに吸着するポリ塩化ビフェニル(PCBs)と難燃剤として添加されているポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDEs)がプラスチック摂食によって外洋性海鳥の体内に移行する証拠が出された。また、動物プランクトンなどの低次栄養段階の生物にもマイクロプラスチックと呼ばれる微小なプラスチックと化学物質が取り込まれていることが報告され始め、海洋生態系全体に汚染が広がっていることが明らかになってきた。このようにプラスチックが汚染物質のキャリヤーとしてふるまうことから、海洋生物のプラスチック摂食が生態系内での新たな汚染物質の暴露ルートとな。 今後、海洋へのプラスチック流出量の増加に伴って海洋生物への汚染物質の負荷量が大きくなり、海洋生態系全体へ脅威が増すと考えられる。
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