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クエリ検索: "エム・シーシー食品"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 永島 俊夫, 小泉 幸道, 山田 正敏, 柳田 藤治
    日本食品工業学会誌
    1989年 36 巻 4 号 329-333
    発行日: 1989/04/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    カレー缶詰を製造直後より24カ月室温にて貯蔵した場合の成分(遊離アミノ酸,有機酸,色,遊離脂肪酸, 香気成分)について検討を行なった.
    (1) 遊離アミノ酸,有機酸,遊離脂肪酸などは,いずれも日数の経過とともに減少する傾向が認められた.特にそれぞれの含量の多い成分の減少が顕著であった.
    (2) 色は貯蔵することにより,明度や彩度が減少し, やや暗くなる傾向であった.
    (3) 香気成分量も減少する傾向が見られ,特に低沸点および中沸点化合物量の減少が著しかった.
    (4) 24カ月の貯蔵により各成分の減少が見られ,色の変化や香気成分の減少などは問題が残るが,各成分は平均化され,むしろ味は向上するのではないかと考えられた.
  • カレーに関する研究(第6報)
    永島 俊夫, 小泉 幸道, 山田 正敏, 柳田 藤治
    日本食品工業学会誌
    1987年 34 巻 7 号 469-473
    発行日: 1987/07/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    カレー製造に比較的よく用いられている香辛料9種について,120℃に加熱した場合の香気成分の変化をガスクロマトグラフィーにより比較検討した.
    (1) カルダモン,クローブ,クミンは加熱により主要な成分が増加し,全香気成分量も増加した.
    (2) オールスパイス,メースは加熱により全香気成分量が減少したが,その割合は比較的少なかった.
    (3) フェネル,シナモン,コリアンダー,フェネグリークは加熱により各成分が大きく減少し,特にフェネグリークはそれが著しかった.
    (4) 各香辛料の香気成分は,加熱により増減が見られたが,低沸点化合物量は全ての香辛料で減少が認められた.
    (5) 香辛料の種類により,加熱による変化に特徴が見られたことから,製造時においてもこれらの点を充分考慮する必要があると思われた.
  • カレーに関する研究(第5報)
    小泉 幸道, 永島 俊夫, 山田 正敏, 柳田 藤治
    日本食品工業学会誌
    1987年 34 巻 4 号 244-248
    発行日: 1987/04/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    市販カレー缶詰の製造中の香気成分と,煮込時間の差異による香気成分の変化について,ガスクロマトグラフィーで分析を行った.
    (1) 製造工程中の香気成分の変化については,含量の多い成分は,低沸点化合物ではβ-ピネン,シネオール,リモネン,p-サイメン,アセトイン,中沸点化合物では,リナロール,ボルネオール,高沸点化合物では,クミンアルデヒド,アネトール,オイゲノール,イソチモール,酢酸オイゲノールであった.製造工程が進むにつれて香気成分含量は減少し,巻締時は煮込前に比べ16%,製品は巻締時に比べ35%も減少した.香気成分含量の多い成分程,減少量は大きかった.
    (2) 煮込時間の差異による香気成分の変化は,低沸点化合物では,煮込時間が長くなると含量は減少した.中沸点化合物は含量の変化はみられなかったが,高沸点化合物では,煮込時間が長くなると含量は増加した.全香気成分量を30分煮込と比較すると,1時間煮込で1.05倍,2時間煮込では1.22倍に増加した.
  • カレーに関する研究(第3報)
    永島 俊夫, 小泉 幸道, 山田 正敏, 柳田 藤治
    日本食品工業学会誌
    1986年 33 巻 7 号 529-536
    発行日: 1986/07/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    市販調理済カレー21製品のアミノ酸,有機酸,色について測定すると共に,官能検査によりその成分組成を比較した.
    (1) 市販カレー中の遊離アミノ酸総量は製品により大きく異なっていた.各遊離アミノ酸の比率はグルタミン酸が全体の50~87%を占め,これも製品により大きな差が見られた.また,遊離アミノ酸量16個を特性として主成分分析を行なったところ,大きく5つのグループに分けられた.
    (2) カレー製品中の主要な有機酸は乳酸,酢酸,リンゴ酸,クエン酸などであったが,その割合および総量は製品により異なっていた.各有機酸7個を特性として主成分分析を行なったところ,やはり5つのグループに大別できた.
    (3) 色についても製品間の差が大きく,明度や彩度において大きく異なっていた.
    (4) 分析に供した試料の内16点を選び,色と味について官能検査を行なったところ,5%有意水準で共に有意差が認められた.味については試料No. 12, 4, 11などが良好で,各成分と比較すると,特に遊離アミノ酸や有機酸の量ではなく,それぞれがバランスよく配合された平均的な成分の製品が最も好まれるようであった.
  • 永井 耕介, 澤 正樹, 吉川 年彦, 岸本 基男, 山田 正敏, 中川 裕八郎, 伊佐 定夫
    日本食品低温保蔵学会誌
    1992年 18 巻 4 号 141-147
    発行日: 1992/12/22
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    品質の良いタマネギ加工品の周年安定供給をはかる目的で, 淡路産タマネギの貯蔵中の外観並びに内容成分の変化を調査した。さらに, 淡路産貯蔵タマネギを中心に妙め加工適性を調べた。
    1. 淡路産5品種の中では6, 8, 9月にショ糖含量の最も高かった'もみじ3号'において肩落ち球・腐敗球の発生が最も少なかった。
    2. タマネギの全糖, ショ糖は収穫後のつり玉及び冷蔵期間中に減少したが, 特にショ糖の減少は著しかった。還元糖は逆に冷蔵中に増加する傾向にあった。還元糖の増加はショ糖から果糖・ブドウ糖への転化が生じたものと考えられる。
    3. 炒めタマネギの3回の官能評価の結果, 淡路産の4品種が味・香り・硬さに関して比較的高い評価を得た。
    4. 品質の良い炒めタマネギの素材として貯蔵期間を通じて長期間使用するには貯蔵性や加工適性から判断して淡路産の'もみじ3号'が最も適していた。
  • カレーに関する研究(第4報)
    永島 俊夫, 小泉 幸道, 山田 正敏, 柳田 藤治
    日本食品工業学会誌
    1986年 33 巻 8 号 561-565
    発行日: 1986/08/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    市販調理済カレー缶詰12点の香気成分について,ガスクロマトグラフィーと官能検査により,比較検討した.
    (1) 全香気成分量は250ppm程度から600ppm程度の製品が多かった.また,主要香気成分はトランスシナミックアルデヒド,オイゲノール,イソチモールなどであった.各香気成分は製品によりやや異なっており,特に低沸点化合物量に大きな違いが認められた.
    (2) 低沸点化合物量,中沸点化合物量,高沸点化合物量および全香気成分量の4個を特性として主成分分析を行なったところ,4つのグループに分けられた.
    (3) 官能検査により香りを比較したところ,有意差が認められ,主成分分析の結果と併せて比較すると3つのグループに分けられ,最も好まれるグループは,全香気成分量の多少よりも低沸点化合物量が中間または多い製品であった.
  • 内橋 嘉一, 田中 敬, 田中 得久, 西口 真嗣
    関西病虫害研究会報
    2024年 66 巻 65-67
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2024/06/01
    ジャーナル フリー

    The resistance of commercial sweet basil cultivars against basil downy mildew (BDM) caused by Peronospora belbahrii was assessed during pot and field experiments. In all experiments, var. “Campione” exhibited high resistance with no disease symptoms. In contrast, “Devotion” exhibited moderate resistance, and “TSGI-208” and “Obsession” exhibited low resistance. Furthermore, “Basil” was susceptible to the highest disease severity. According to these results, the combination of resistant cultivars and fungicide application could effectively control basil downy mildew.

  • カレーに関する研究(第2報)
    小泉 幸道, 永島 俊夫, 山田 正敏, 柳田 藤治
    日本食品工業学会誌
    1986年 33 巻 5 号 323-328
    発行日: 1986/05/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    市販調理済カレー23点の脂肪酸組成と,遊離脂肪酸の分析を行った.脂肪酸組成より,使用している原料油脂の推定を行うと共に,9成分を特性として,特性間の相関行列に主成分分析を適用し,カレーの脂肪酸についての特徴を解析した.
    1. 脂肪酸組成については,各脂肪酸の平均組成は,ラウリン酸1.4%,ミリスチン酸2.6%,パルミチン酸23.8%,パルミトオンイン酸2.7%,ステアリン酸10.3%,オレイン酸44.4%,リノール酸11.3%,リノレン酸1.4%,未定性酸2.3%であった.使用している原料油脂の推定は,脂肪酸組成より4つの特徴あるグループに大別された.
    2. 脂肪酸組成の主成分分析では,第1主成分はラウリン酸の成分として,第2主成分はリノレン酸の成分であることがわかった.
    3. 遊離脂肪酸については,各脂肪酸の平均含量は,ラウリン酸8.0mg/100g,ミリスチン酸7.6mg/100g,パルミチン酸25.0mg/100g,パルミトオレイン酸2.0mg/100g,ステアリン酸6.5mg/100g,オレイン酸40.2mg/100g,リノール酸20.2mg/100g,リノレン酸1.8mg/100g,未定性酸1.6mg/100gであった.
    4. 脂肪酸組成と遊離脂肪酸組成の割合を比較すると,脂肪酸組成の大きい脂肪酸が多く遊離する傾向がみられた.
  • 時友 裕紀子, 石川 由香
    日本調理科学会誌
    1999年 32 巻 4 号 304-311
    発行日: 1999/11/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    We studied the effects of onion on the flavor of soup stock which had been prepared from beef and water.
    Scum, which contained crude protein, crude fat and unpleasant substances, was obtained by skimming the surface of the soup stock with a polypropylene sheet. The SDE extract from the scum of the soup stock had an unpleasant odor of boiled beef. Aliphatic aldehydes were found to be the main components of the scum extract by GC and GC-MS analyses, and these seemed to cause the unpleasant odor of the soup stock.
    SDE extracts from the soup stock with and without onion were prepared and analyzed. The soup stock prepared with onion had a sweet soup flavor, with a less unpleasant odor than the soup stock without onion. The content of aliphatic aldehydes in the soup stock with onion was lower than that of the soup stock without onion.
    The effects of onion slices, an onion distillate and some antioxidants on inhibiting the oxidation of corn oil by heating it in water were examined. Quercetin and the onion slices inhibited the production of aliphatic aldehydes. These results show that quercetin and unknown non-volatile components of onion inhibited the oxidative degradation of fat by heating and contributed to the desirable flavor of soup stock.
  • 堀尾 強
    日本醸造協会誌
    2007年 102 巻 10 号 743-749
    発行日: 2007/10/15
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
    塩は人間の生存に必要不可欠のものであることは言うまでもない。しかし, 塩分の過剰摂取と高血圧等の生活習慣病の関係, 減塩の効果については再検討の姐上にのせられている。生活習慣病の予防には, 塩味嗜好における環境要因と遺伝要因の関係の解析, 塩味嗜好の形成機序の解明が重要であろう。著者には, 親子及び兄弟姉妹の塩味 (味噌汁) に対する嗜好を統計的に解析され, その結果について詳細に解説いただいた。
  • 内橋 嘉一, 田中 敬, 田中 得久, 宇高 信一郎, 川口 藍乃, 松本 純一, 岩本 豊, 西口 真嗣
    関西病虫害研究会報
    2022年 64 巻 89-97
    発行日: 2022/05/31
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー

    卵菌類のPeronospora belbahriによって引き起こされるメボウキ(バジル)べと病(BDM)に対する粒状PA肥料の抑制効果を評価した。ポット栽培バジルに,株当たり4 g又は8 g施用した噴霧接種試験では,いずれの区も発病を100%抑制した。また,同じ施用条件で罹病株接種すると,発病葉率が概ね100%の甚発生条件下で,4 g区で60%,8 g区で100%,有意に抑制した。一方,株当たり2~16 gの粒状PA肥料を移植後1ヵ月おきに3回施用した2019年の圃場試験では,処理区の発病葉率は無処理区に比べて各区概ね50%となり,発病を抑制した。しかし,株当たり4 g又は8 gを1回施用した2020年の試験では,4 g区は55%抑制したのに対して,8 g区は無処理区とほぼ同等であり,1回のみの施用では抑制効果が不安定であった。以上の結果から生育初期に充分なPAをバジルに吸収させると高い抑制効果が得られることが明らかになった。今後,BDM総合防除に向けて,バジル葉中PA濃度の閾値と効果との関係の解明と,それを保つための施用資材・方法の検討が必要である。

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