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クエリ検索: "クレマスチン"
258件中 1-20の結果を表示しています
  • —塩酸アゼラスチン(アゼプチン®)とフマル酸クレマスチンの有用性の比較—
    西村 正幸, 木村 秀人, 駒田 信二, 高崎 修旨, 亀山 明, 河野 昭彦, 瀬口 俊一朗, 高野 廣英, 局 幹夫, 藤井 義久, 古屋 秀樹, 宮野 辰彦, 山本 貴弘
    西日本皮膚科
    1995年 57 巻 3 号 572-579
    発行日: 1995/06/01
    公開日: 2011/07/20
    ジャーナル 認証あり
    痒みを伴う各種炎症性皮膚疾患の治療における抗アレルギー剤塩酸アゼラスチン(アゼプチン®)と抗ヒスタミン剤フマル酸
    クレマスチン
    の有用性について比較検討した。全体にアゼプチン®はフマル酸
    クレマスチン
    より高い有用性を示し, アゼプチン®とフマル酸
    クレマスチン
    の有用性の差は週数を増す毎に顕著となり, 疾患別にみるとアトピー性皮膚炎, 慢性湿疹, 脂漏性皮膚炎といった慢性の経過をとる疾患において有用性の差が顕著であった。フマル酸
    クレマスチン
    投与群に比べて, アゼプチン®投与群において著明改善の比率が非常に高く, この差は両者の薬効の切れ味の違いを反映するもので臨床使用にあたりきわめて重要と考えられた。
  • —抗ヒスタミン薬(フマル酸クレマスチン)との比較検討—
    幡本 明利, 利谷 昭治
    西日本皮膚科
    1994年 56 巻 6 号 1213-1220
    発行日: 1994/12/01
    公開日: 2011/07/21
    ジャーナル 認証あり
    福岡大学病院皮膚科を受診したアトピー性皮膚炎患者50名に対し, 塩酸アゼラスチン(アゼプチン®)群25例, フマル酸
    クレマスチン
    群25例の2群について有効性, 安全性, 有用性を比較検討した。1. 全般改善度は著明改善が
    クレマスチン
    群20.0%, アゼラスチン群32.0%であった。2. 重症度別改善率は中等症で
    クレマスチン
    群26.3%, アゼラスチン群40.0%であった。3. 罹病期間別全般改善度は5年以上の長期罹病患者ではアゼラスチン群により高い改善傾向がみられた。4. 罹病期間1年以上の症例について週別全般改善度をみると
    クレマスチン
    群は投与6週後から改善度に頭うちがみられたが, アゼラスチン群は8週後より著明改善例の増加がみられた。5. 全般改善度を成人型アトピー性皮膚炎について比較すると, アゼラスチン群は
    クレマスチン
    群に比べ, 改善度で有意の差が認められた。6. 週別症状推移をそう痒についてみると,
    クレマスチン
    群に比べ効果発現はやや遅いが8週後からはアゼラスチン群により高い改善が認められ, さらに週を経るにしたがい軽症化した。7. 副作用はアゼラスチン群においては認められなかった。以上より塩酸アゼラスチンは中等症以上の症例, 罹病期間の長期のもの, 成人型アトピー性皮膚炎に対して有用性の高い抗アレルギー剤であると考えられた。
  • —多施設二重盲検試験—
    オキサトミド臨床研究班
    西日本皮膚科
    1983年 45 巻 6 号 1042-1051
    発行日: 1983/12/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル 認証あり
    抗アレルギー作用を有する新しい経口薬剤であるオキサトミドの皮膚そう痒症に対する有用性ならびに安全性を検討するため, フマル酸
    クレマスチン
    を対照薬として二重盲検法による比較試験を行つた。その結果オキサトミドはフマル酸
    クレマスチン
    に対して, 同等もしくはそれ以上の臨床効果がみられ, 副作用発生例数においては両群間に有意差は認められなかつた。総合的に評価して, オキサトミドは臨床的に有用な薬剤であると考えられた。
  • —多施設二重盲検試験—
    オキサトミド臨床研究班
    西日本皮膚科
    1983年 45 巻 3 号 432-443
    発行日: 1983/06/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル 認証あり
    抗アレルギー作用を有する新しい経口薬剤であるオキサトミドの皮膚そう痒症に対する有用性ならびに安全性を検討するため, フマル酸
    クレマスチン
    を対照薬として二重盲検法による比較試験を行つた。その結果オキサトミドはフマル酸
    クレマスチン
    に対して, 同等もしくはそれ以上の臨床効果がみられ, 副作用においては両群間に有意差は認められなかつた。総合的に評価して, オキサトミドは臨床的に有用な薬剤であると考えられた。
  • 馬場 駿吉, 古内 一郎, 斎藤 洋三, 清水 章治, 形浦 昭克, 朝倉 光司, 河本 和友, 高坂 知節, 稲村 直樹, 戸川 清, 岡本 美孝, 王 主栄, 佐々木 好久, 多賀谷 泰弘, 金子 敏郎, 藤田 洋祐, 片桐 仁一, 小山 英明, 野村 恭也, 川端 五十鈴, 洲崎 春海, 牧山 清, 久松 建一, 本多 芳男, 遠藤 朝彦, 浅野 容子, 臼井 信郎, 高木 芳夫, 岡本 途也, 山本 晃, 調所 廣之, 小林 一女, 三宅 浩郷, 新川 敦, 宇佐神 篤, 横田 明, 松永 亨, 荻野 敏, 坂倉 康夫, 鵜飼 幸太郎, 藤谷 哲造, 井上 健造, 雲井 健雄, 吉村 史郎, 原田 康夫, 夜陣 紘治, 川真田 聖一, 上村 卓也, 宗 信夫, 家守 千鶴子, 石川 哮, 北尾 友幸
    耳鼻咽喉科展望
    1988年 31 巻 Supplement2 号 119-131
    発行日: 1988/04/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • Mequitazineを対照薬とした多施設二重盲検比較試験
    奥田 稔, 戸川 清, 安藤 英樹, 小池 吉郎, 深瀬 滋, 大谷 巌, 村上 正文, 亀井 民雄, 小倉 弘之, 今村 純子, 岡本 途也, 藤谷 哲, 冨田 寛, 徳永 英吉, 大久保 公裕, 三宅 浩郷, 木村 栄成, 鳥山 稔, 松浦 禎, 浅野 恵美子, 町井 一史, 村上 嘉彦, 久松 建一, 岩田 重信, 石原 正健, 矢島 洋, 鈴木 文雄, 宇佐神 篤, 長安 満弥, 坂倉 康夫, 鵜飼 幸太郎, 雨皿 亮, 松永 喬, 北奥 恵之, 太田 和博, 岡坂 利章, 中井 義明, 大橋 淑宏, 熊沢 忠躬, 立川 拓也, 榎本 雅夫, 坂口 幸作, 生駒 尚秋, 鈴木 健男, 増田 游, 西岡 慶子, 酒井 俊一, 渡辺 泰樹, 上村 卓也, 家守 千鶴子, 本多 一至, 稲光 まゆみ, 岡本 健, 黒田 嘉紀, 藤井 哲郎, 進 武幹, 岩永 康成, 高木 誠治, 茂木 五郎, 鈴木 正志, 川内 秀之, 弓崎 明輝, 堀 文彦, 加藤 博文, 森満 保, 林 明俊, 狩野 季代, 春田 厚, 小川 暢也
    耳鼻咽喉科展望
    1992年 35 巻 Supplement4 号 327-345
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    通年性アレルギー性鼻炎患者213例を対象にLoratadine 10mg1日1回投与群 (L群) の有効性, 安全性および有用性をMequitazine 3mg1日2回投与群 (M群) を対照とした二重盲検群間比較法により検討し, 以下の結果を得た。
    1) 全般改善度は中等度改善以上でL群49.4%, M群45.8%であり, 両群間に有意差は認められなかった。全般安全度, 全般有用度についても有意差はなかった。
    2) 副作用の発現頻度はL群7.0%, M群4.9%で両群問に有意差はなかった。
    以上より, Loratadineは通年性アレルギー性鼻炎に対しMequitazineと同等の有用性を有し, かつ1日1回投与の簡便性を有する薬剤であると結論される。
  • 玉田 彰, 加納 直行, 大川 正直, 野々村 光栄, 由井 正剛, 牧本 一男
    耳鼻咽喉科臨床
    1983年 76 巻 5 号 1499-1504
    発行日: 1983/05/01
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    LM 209 is a new product of antihistamine to treat allergic diseases. We investi-gated the antiallergic activity of LM 209 for allergic rhinitis, using 24 patients appeared in the ENT clinic of Kyoto University Hospital and Nagahama Red Cross Hospital from Spring to July, 1982. This drug was given to each patient for 3 weeks continuously. The results obtained were as follows.
    1) The effectiveness for sneezing, watery rhinorrhea and nasal obstruction was 79.2, 66.7 and 33.3% respectively.
    2) Overall effectiveness for allergic rhinitis was 66.7%, including seasonal and perennial types.
    3) The side effect of drowsiness and tiredness was minimal, for which a long term administration was feasible.
  • ―フマル酸クレマスチンとd-マレイン酸クロルフュニラミンとの比較―
    フマル酸
    クレマスチン
    研究班
    西日本皮膚科
    1977年 39 巻 6 号 949-958
    発行日: 1977/12/01
    公開日: 2012/03/23
    ジャーナル 認証あり
  • 坪水 敏夫, 古屋 章, 小田切 統二, 足立 満
    昭和医学会雑誌
    1982年 42 巻 4 号 459-463
    発行日: 1982/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    アレルギー性疾患の診断, 治療に抗原の検索は重要であり, I型アレルギー性疾患の代表とされている気管支喘息においても抗原検索のため皮膚反応が広く用いられている.多くの気管支喘息患者はキサンチン誘導体, β刺激剤, chemical mediator遊離阻止剤, 抗ヒスタミン剤などを日常繁用しているが, これらの薬剤の即時型皮膚反応におよぼす影響は, 原因抗原を正確に判定する上で重要と思われる.著者は室内塵を主抗原とする気管支喘息患者を対象とし, アミノフィリン200mg Formoterol (long actingβ刺激剤) 40μg, Traxanox (chemical mediator遊離阻止剤) 90mgフマル酸
    クレマスチン
    1mgの常用量を単独経口投与し, house dust (以下HD) 1万倍液0.02mlにて, 経口投与前, 投与後1時間, 2時間, 4時間, 8時間で各々皮内反応を行ない, 各々15分後に判定したが有意な抑制は認められなかった.アミノフィリン200mg, サルブタモール4mg, フマル酸
    クレマスチン
    1mgの三者を同時に経口投与し, 上記と同じ時間でHD1万倍液0.02mlにて皮内反応を行なったが, 有意な抑制は認められなかった.又, 5%ブドウ糖250ml中にアミノフィリン500mgを加え, 30分間で点滴静注を行い, 点滴開始前, 点滴開始後15分, 30分, 90分で各々の症例における閾値濃度のHDエキスで皮内反応を行った.テオフィリン血中濃度の上昇とともに皮内反応は抑制され, 血中濃度が多少低下してきても抑制率は大となる傾向が認められた.これはテオフィリンの組織内濃度が時間の経過とともに高くなり, 必らずしも血中濃度とは相関しないためと考えられる.以上の結果より, 従来より使用されているアミノフィリン, サルブタモール,
    クレマスチン
    はもとより, 最近開発されてきたlong acting β刺激剤であるFormoterolや, 経口chemical mediator阻止剤であるTraxanoxも単独量服用では皮膚反応にはほとんど影響がなく, 又, アミノフィリン, サルブタモール,
    クレマスチン
    の三剤併用でも皮膚反応には影響のないことが明らかとなった.しかしアミノフィリンでは, 点滴静注によりテオフィリン濃度が十分な組織内濃度に至れば, 明らかな皮膚反応の抑制をきたすことが明らかとなった.したがって, アミノフィリン静注後の皮膚反応の実施には十分な配慮が必要であると考えられる.
  • 新家 俊樹, 新家 重隆, 斉藤 孝子
    動物の循環器
    2019年 52 巻 1 号 21-26
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/05
    ジャーナル フリー

    ポメラニアンが咳をした後に失神するとの主訴で来院した。身体検査では,心雑音は聴取されなかった。胸部X線検査では,気管支パターンを認め気管支炎が疑われた。一般血液検査ではGPTの軽度上昇が見られた。心臓超音波検査では,異常は見られなかった。スカラ心電図検査では発咳後に1.9秒間の洞停止を認めた。アトロピン負荷試験は陽性であり,アトロピン注射後に発咳を誘発させたところ,発咳後の洞停止は認められなかった。ホルター心電図検査では,最大8.1秒間の洞停止が発咳後の失神イベントと同時に認められたため,発咳を起因とする神経調節性失神と臨床診断した。気管支炎に対する治療では,発咳頻度は減少したものの,失神の改善は見られなかった。また,心拍数の増加を期待してシロスタゾールの服用を開始したが,失神頻度に変化は見られなかった。そこで,抗コリン作用を有する抗ヒスタミン剤である

    クレマスチン
    フマル酸塩の服用を行ったところ失神頻度は減少し,第650病日に急性肝不全で死亡するまで良好に失神の管理が可能であった。

  • 増山 敬祐, 登坂 薫, 北尾 友幸, 北尾 健二郎, 石川 哮
    耳鼻と臨床
    1985年 31 巻 2 号 270-275
    発行日: 1985/03/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    To evaluate the clinical effects and safety of mequitazine, we prescribed 6 mg day by for two weeks for 18 patients with nasal allergy. Nasal symptoms and signs, side effects and laboratory data were examined before and after the administration of mequitazine. The results are as follows: 1. Overall effectiveness was 77.8%. 2. Nasal symptoms such as sneezing and rhinorrhea were alleviated but the rate of improvement of nasal blockage was poor. Furthermore, in patients with severe nasal symptoms, a greater alleviation of sneezing and rhinorrhea was observed. 3. Intranasal signs were scarecely improved after the administration of mequitazine. 4. No side effects were observed and there were no marked findings in the laboratory data.
  • フマル酸クレマスチンシロップとの比較試験
    奥田 稔, 小崎 秀夫, 古内 一郎, 馬場 廣太郎, 島田 均, 井上 鐵三, 池田 真, 菊池 恭三, 岡崎 健二, 河村 正三, 藤巻 豊, 大西 正樹, 遠藤 朝彦, 小川 浩司, 石川 和光, 石井 豊太, 柳田 則之, 畠山 直登, 馬場 駿吉, 高木 一平, 長安 満弥, 福田 成司, 武田 一雄, 高橋 宏明, 奥村 雅史, 雲井 健雄, 吉村 史郎, 森崎 嘉章, 榎本 雅夫, 横山 道明, 上村 卓也, 家守 千鶴子, 本田 一至, 森満 保, 狩野 季代, 水野 哲夫
    耳鼻咽喉科展望
    1993年 36 巻 4 号 515-532
    発行日: 1993/08/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • フマル酸クレマスチンとの二重盲検群間比較試験
    武田 一雄, 吉田 政雄, 馬場 駿吉, 石岡 清治, 坂倉 康夫, 鵜飼 幸太郎, 熊沢 忠躬, 岩野 正, 毛利 学, 島津 薫, 雲井 健雄, 小笠原 寛, 谷口 郷美, 鈴木 茂身, 原田 康夫, 岡崎 英登, 生駒 尚秋, 鈴木 健男, 関谷 透, 日吉 正明, 広戸 幾一郎, 宗 信夫, 永井 みどり, 進 武幹, 江崎 修市, 森満 保, 井手 稔, 大山 勝, 前山 拓夫, 藤谷 哲造, 高原 哲夫, 高木 博司
    耳鼻咽喉科臨床
    1981年 74 巻 3 号 381-400
    発行日: 1981年
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    通年性鼻アレルギーに対する新抗ヒスタミン剤 mequitazine (LM 209) の有効性, 安全性および有用性をフマル酸
    クレマスチン
    を対照薬とした二重盲検群間比較法で検討し, 以下の結果を得た.
    1) 医師による有効性, 有用性の判定では両剤間に有意の差を認めなかった.
    層別に有効性を比較すると, 罹病期間3年未満の群で, LM群はCF群に比し, 有効率が有意に優っていた. また, 好発期ありの群でもLM群はCF群に比し, 有効率が優る傾向を示した.
    同様に, 有用性を比較すると, 罹病期間3年未満の群で, LM群はCF群に比し, 有用率が優る傾向を示した.
    2)「患者の印象」では両剤間に差は認められなかったが, 層別に判定を比較すると, 好発期ありの群で, LM群はCF群に比し, 有効率が優る傾向を示した.
    3) 副作用の発現がLM群14.0%, CF群21.6%に見られた. 特に中枢作用による「ねむけ」の発現率がLM群 (8.1%) はCF群 (19.3%) に比し, 有意に低かった.
    4) 臨床検査所見では, 薬剤投与によると考えられる異常症例が若干見られたが, 投与中止にいたる症例はなかった.
    以上の成績から, mequitazine はフマル酸
    クレマスチン
    と同等の臨床効果, それ以上の安全性が期待され, 臨床上有用な新抗ヒスタミン剤と考えられる.
  • 封筒法による用量比較試験
    奥田 稔, 小崎 秀夫, 古内 一郎, 馬場 廣太郎, 清野 仁, 後藤 治典, 森 朗子, 井上 鐵三, 西澤 伸志, 池田 真, 菊池 恭三, 牧山 清, 河村 正三, 藤巻 豊, 大久保 公裕, 池田 雅一, 遠藤 朝彦, 永倉 仁史, 藤野 明人, 小川 浩司, 石川 和光, 柳田 則之, 福田 成司, 馬場 駿吉, 高木 一平, 長安 満弥, 高橋 宏明, 奥村 雅史, 武田 一雄, 雲井 健雄, 森崎 嘉章, 榎本 雅夫, 上村 卓也, 家守 千鶴子, 本多 一至, 森満 保, 春田 厚, 植木 義裕, 水野 哲夫
    耳鼻咽喉科展望
    1990年 33 巻 Supplement5 号 637-653
    発行日: 1990/10/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    メキタジンシロップ剤1日0.06mg/kg, 0.12mg/kg及び0.24mg/kgの3用量について全国18の施設で175例の小児通年性アレルギー性鼻炎患者を対象に封筒法により至適投与量の検討を行い次の結果を得た。
    1) 全般改善度において0.12mg/kg/日投与群の改善度は0.06mg/kg/日投与群のそれを有意に上回った。「中等度改善以上」の改善度においては0.06mg/kg/日投与群38.3%, 0.12mg/kg/日投与群67.4%, 0.24mg/kg/日投与群54.0%であった。
    2) 副作用は0.12mg/kg/日投与群では56例中2例 (3.6%), 0.24mg/kg/日投与群では58例中3例 (5.2%) に認められたが, 0.06mg/kg/日投与群では認められなかった。発現した副作用はいずれも問題にすべきものではなかった。
    以上より, 小児通年性アレルギー性鼻炎に対するメキタジンシロップ剤の至適投与量は0.12mg/kg/日投与が適切であると考えられた。さらに, 至適投与量と推察された0.12mg/kg/日投与群の鼻閉に対する改善率は65.8%と鼻閉に対し有効性も示唆された。
  • 小川 浩司, 橋口 一弘
    耳鼻咽喉科展望
    1988年 31 巻 Supplement3 号 257-264
    発行日: 1988/06/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 高橋 修二, 豊口 禎子, 東海林 徹, 仲川 義人
    日本病院薬学会年会講演要旨集
    1996年 6 巻
    発行日: 1996/08/21
    公開日: 2019/03/15
    会議録・要旨集 フリー
  • —多施設二重盲検法による検討—
    N-5′皮膚科研究班
    西日本皮膚科
    1983年 45 巻 4 号 621-637
    発行日: 1983/08/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル 認証あり
    I型アレルギー反応を特異的に抑制する新しい抗アレルギー剤N-5′〔N-(3,4-dimethoxycinnamoyl) anthranilic acid〕のアトピー皮膚炎に対する臨床効果を多施設二重盲検法により検討した。その結果, 全般改善度は2週後でplacebo群(P群)46.8%, N-5′群(N群)55.4%, フマル酸
    クレマスチン
    群(C群)60.0%であり, いずれの群間にも有意差はなかつたが, 4週後ではP群53.4%, N群75.3%, C群63.8%であり, N群はP群より有意に優れていた。概括安全度ではP群とN群はともにC群より有意に優れていた。有用度はP群48.8%, N群68.7%, C群61.0%であり, N群はP群より有意に優れていた。皮膚症状に対する効果は, そう痒においてC群が2週後および4週後ともP群より有意に優れていた。N群では4週後にそう痒, 紅斑, 丘疹, 表皮剥離·掻破痕および落屑においてP群より有意に優れていた。副作用はP群に眠気, 悪心が各1例, N群に胃のもたれ, 便秘が各1例, C群に眠気10例, 便秘1例がみられ, いずれも重篤なものではなかつたが, C群は副作用発現頻度および眠気の発現頻度はともに他の2群より有意に高かつた。臨床検査成績で異常値の出現はいずれの群にもみられなかつた。これらの成績から, N-5′はアトピー皮膚炎の治療剤として, フマル酸
    クレマスチン
    と比較してより有用な薬剤であると結論された。
  • 寺田 修久, 今野 昭義, 安藤 英樹, 伊藤 永子, 戸川 清, 寺田 美恵
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    1988年 91 巻 6 号 847-855,985
    発行日: 1988/06/20
    公開日: 2010/10/22
    ジャーナル フリー
    卵白アルブミン感作鼻アレルギーモルモットの鼻粘膜ムスカリニック受容体 (mus-R) を測定した. 感作のみの群では対照群と比較して有意なmus-Rの変化は見られなかったが, 感作成立後鼻症状を誘発した群ではmus-Rの有意な増加が認められた. 感作+誘発群に対しDSCG, フルニソリド, アゼラスチン,
    クレマスチン
    , トラニラストを, 抗原誘発を繰り返しながら1カ月間投与するとmus-Rの増加はいずれの群においても対照群と比較して有意に抑制された.
    以上より, ヒト鼻アレルギーにおける過剰なmus-Rは抗原抗体反応の結果二次的に形成されたものであり, 化学伝達物質のうちのいくつかはmus-Rを誘導し鼻粘膜の反応性亢進に関与している可能性が示唆された.
  • 小山 守, 大塚 博邦, 楠見 妙子, 山内 陽子
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    2002年 105 巻 2 号 166-173
    発行日: 2002/02/20
    公開日: 2010/10/22
    ジャーナル フリー
    1990年に幹細胞増殖因子 (stem cell factor; SCF) が同定されて以来, SCFはヒト肥満細胞に対し唯一の増殖因子として, そして遊走因子および活性因子としての役割を担うことが明らかにされた. 著者らはこのSCFmRNAが鼻粘膜上皮細胞に発現し, この発現が鼻アレルギー患者に強く, また上皮細胞からのSCF産生量の多いことを明らかにし, 鼻アレルギーの発症に重要であることを報告した.
    今回, 下鼻甲介粘膜広範切除術を行った患者を対象に, (1) 鼻粘膜上皮より単離培養された上皮細胞中の混入細胞の有無 (2) 鼻アレルギーの感作程度と培養上皮細胞からのSCF産生量の相関性 (3) 現在アレルギー治療に使用されている薬剤の培養上皮細胞からのSCF産生に対する抑制効果について検討した. この結果, (1) 単離培養された細胞はサイトケラチン陽性細胞がほとんどであり, 混入細胞は鼻アレルギーにおいて肥満細胞を標識するAA1陽性細胞がわずかに認められたのみであった. (2) 培養上皮細胞からのSCF産生量は, 非アレルギーとダニCAP-RASTクラス1-2群, 3-4群, および5-6群との間に有意差があり, またクラス1-2群と3-4群および5-6群との間に有意差があった. (3) 上皮細胞からのSCF産生に対しフルチカゾンは10-7mol/L以上, プレドニゾロンは10-6mol/L以上, シクロスポリンは10-9mol/L以上でそれぞれ有意に抑制した.
    クレマスチン
    は10-7mol/L以上で, ケトチフェンは10-5mol/Lで有意に抑制がみられた. しかしクロモグリケートは10-7~10-4mol/Lで, スプラタストは100ng/ml, 500ng/ml (最終濃度) で共に抑制効果はみられなかった. このSCF量の抑制は細胞増殖を抑制するのではなく, 細胞内におけるSCF産生を抑制することを明らかにした.
  • 村井 須美子, 大井 益一, 坂倉 康夫, 三吉 康郎
    耳鼻咽喉科展望
    1984年 27 巻 Supplement1 号 97-102
    発行日: 1984/02/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
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