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クエリ検索: "コウモリ"
3,710件中 1-20の結果を表示しています
  • 山本 輝正
    森林野生動物研究会誌
    2021年 46 巻 41-42
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2025/07/12
    ジャーナル フリー
  • *重昆 達也
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 P-187
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     2011年 4月から,群馬県藤岡市の上越新幹線 1.2kmの区間(以下,藤岡区間)の高架橋の隙間に集結するヒナ
    コウモリ
    Vespertilio sinensisの出産哺育コロニーの規模と越冬期の利用を調査した.その結果,出産期(6月下旬~ 7月上旬)に約 7,258個体以上の成獣が集結すること,また,越冬期後半である 3月に 358個体以上の利用が確認された.しかし,群馬県の上越新幹線および長野新幹線全線の高架橋区間(約25km)における出産哺育コロニーの分布や厳寒期を通じた越冬地としての利用があるのかは不明であった.そこで筆者は 2012年の出産期に藤岡区間を除く高架橋区間全線で,可聴音で鳴き声が聞こえるか,糞の堆積がみられる隙間すべて(256ヶ所)の内部の写真撮影を行い,集団の有無と個体数を調べた.結果,3次メッシュ毎の集計では,長野新幹線の西部をのぞく,高架橋が通過する大部分のメッシュで集団が確認された.すべてが出産哺育コロニーかの精査は必要だが,確認個体数は 154ヶ所の隙間に 3,406個体以上であった.なお,ヒナ
    コウモリ
    の同定は落下死していた成獣から行った.技術的な課題が残るが,異種(ヤマ
    コウモリとアブラコウモリ
    と推測)の混在はわずかだった.また,藤岡区間では出産期に全隙間(130ヶ所)の内部にいる個体数を写真撮影により計測したが(1,031個体),2011年の目視による出巣観察(7,258個体)よりも大幅に少ない結果となった.越冬期の利用については,藤岡区間の全隙間を対象に 2012年 11月から 2013年 4月まで月 1回の隙間内部の写真撮影を行い,個体数を計測した.結果は 11月 → 117個体,12月 → 207個体,1月 → 87個体,2月 → 74個体,3月 → 178個体,4月 → 427個体と推移し,少数個体が厳寒期を通じて隙間内を越冬地として利用していることが判明した.ただし,越冬期にみられる集団が,出産哺育期にみられる集団と共通するのかは不明である.
  • 谷岡 仁
    哺乳類科学
    2016年 56 巻 2 号 167-177
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/07
    ジャーナル フリー

    コテングコウモリ
    Murina ussuriensisのねぐら利用が確認されている麻製の模擬枯葉を,2015年4月下旬から2015年11月下旬にかけて四国剣山山地の森林内に設置して利用状況を調査した.模擬枯葉は,林床近く(低位置)と樹冠部近く(高位置)に複数設置した.その結果,妊娠から出産哺育期にあたる4月下旬から6月下旬にかけては,複数メスによる単一模擬枯葉の利用が毎回観察され,6月には幼獣を含む哺育集団が高位置の模擬枯葉で確認された.集団内の成獣や幼獣の数は毎回変化し,利用された模擬枯葉もほぼ毎回異なった.一方,7月から11月下旬にかけてのメスによる模擬枯葉利用は稀で,すべて単独での利用だった.オスの模擬枯葉利用は調査期間を通して稀で,すべて単独での利用だった.コテング
    コウモリ
    の出産哺育集団が人工のねぐらを利用した報告はこれまでなく,容易に製作できる模擬枯葉は観察が難しい本種の哺育生態を研究する道具の一つとして有用と考えられる.

  • 大沢 啓子, 大沢 夕志
    哺乳類科学
    2024年 64 巻 2 号 195-198
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/08/09
    ジャーナル フリー

    埼玉県川越市の市街地や農地に囲まれた高速道路の橋梁下のコンクリートの隙間(幅約25 mm)を2021年2月10日から2024年1月18日までの任意の日に計227日観察したところ,2022年10月30日に1頭の

    テングコウモリ
    Murina hilgendorfiによるねぐら利用を確認した.森林地帯以外でのテング
    コウモリ
    のねぐらの観察例は希少であるためここに報告する.

  • 船越 公威, 長岡 研太, 竹山 光平, 犬童 まどか
    哺乳類科学
    2009年 49 巻 2 号 245-256
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/01/14
    ジャーナル フリー
    コテングコウモリ
    Murina ussuriensisの枯葉(アカメガシワMallotus japonicus)トラップのねぐら利用とそのトラップ法の有効性について検証した.また,その利用結果から本種の繁殖生態について調査した.さらに,トラップ利用個体を用いて発信機装着による個体追跡を試みた.主要な調査地は鹿児島県霧島市の霧島神宮周辺と宮崎県都城市の御池周辺の照葉樹林である.地域や季節を通じた捕獲率は6~19%であったが,地域や季節によって大きく変化し,10月の霧島林と御池林では36%の高率であった.非繁殖期では雄の捕獲が大半を占めていたが,7月中旬には雌が頻繁に捕獲された.捕獲した個体から,南九州では出産が6月初旬で,広島県産よりも約1ヶ月早まることが示唆された.複数の成獣雌と幼獣からなる哺育集団が形成され,離乳期は7月中旬で幼獣はその頃から独立していた.また,交尾は10月がピークであると予想された.雄や非繁殖期の雌は単独でねぐらを利用するがねぐら間の距離が短いことから,ねぐら場所に対して単独的である一方,行動域は重複していた.トラップ法とテレメトリ法による個体追跡から,ねぐらは頻繁に替えられ,個体によっては比較的狭い範囲を移動していた.また,秋季には枯死倒木内をねぐらに利用していた.コテング
    コウモリ
    の繁殖生態や社会構造を知る上でアカメガシワトラップ法の有効性が実証された.
  • 町田 和彦, 斉藤 貴, 大八木 昭, 井上 茂樹, 斎藤 健
    哺乳動物学雑誌: The Journal of the Mammalogical Society of Japan
    1986年 11 巻 3-4 号 173-181
    発行日: 1986/12/05
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    青森県下北半島北西部の恐山地域において, 森林棲翼手類相を調査し, 生態の若干について検討した。
    1) 採集された種類は次の8種で, 恐山は今までに調査された地域に比して豊富な翼手類相を示した。
    ニホンコキクガシラコウモリ
    Rhinolophus cornutus coynutus,
    ニホンキクガシラコウモリ
    Rhinolophus ferrumequznum nippon,
    シナノホオヒゲコウモリ
    Myotis hosonoi,
    カグヤコウモリ
    Myotis frater kaguyae,
    モモジロコウモリ
    Myotis macrodactylus,
    ナミエヒナコウモリ
    Vespeytilio superans,
    モリアブラコウモリ
    Pipistyellus endoi, ニホンコテング
    コウモリ
    , Murina silvatica.なお, モリアブラ
    コウモリ
    は青森県からの新記録である。
    2) 調査地点により種組成が異なる結果を得た。
    3) 捕獲数は日没後の19時~21時に最大のピークを示し, 22時~23時に第2のピーク, 明け方の4時~5時に第3のピークを示した。このピークは, 調査地点を採餌場所への移動経路として, あるいは採餌場所として利用している種によって示されたものと考えられる。
    4) 採集された8種のうち, コキクガシラ
    コウモリ
    , シナノホオヒゲ
    コウモリ
    , カグヤ
    コウモリ
    , モモジロ
    コウモリ
    , モリアブラ
    コウモリ及びコテングコウモリ
    の6種に乳腺の発達した個体が見られた。また, シナノホオヒゲ
    コウモリ
    , モモジロ
    コウモリ
    , モリアブラ
    コウモリ及びコテングコウモリ
    の4種に幼獣が出現し, 8月中旬には飛翔していた。
  • 谷岡 仁
    四国自然史科学研究
    2013年 7 巻 16-31
    発行日: 2013年
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    The usage of artificial roosts by the Ussurian tube-nosed bat Murina ussuriensis was studied in the Shikoku Mountains from June 2011 to November 2012. This species has been known to use dead leaves as roosts in autumn. In this study the following items were used as artificial roosts; leaves of Mallotus japonicus , Macleaya cordata and Pelasites japonicus, hemp sack, and two kinds of paper trap. Bats were recorded 58 times from May to November 2012, and 21 individuals were released with a tag for identification. Frequent usages of the artificial roosts by bats were confirmed in autumn. Most results of this study agreed with those in previous reports from Kyushu, Japan.
  • 船越 公威, 玉利 高志, 市耒原 優樹, 北之口 卓志, 田中 広音
    哺乳類科学
    2016年 56 巻 2 号 117-128
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/07
    ジャーナル フリー

    コテングコウモリ
    Murina ussuriensisのねぐら利用を知るためアカメガシワトラップ法による7年間の継続調査と電波発信機による単年度の追跡調査を行った.幼獣で捕獲された個体の翌年の再捕獲率は雄13%,雌16%で,再捕獲場所は出生地点かその近くであった.成獣雄はすべて単独で捕獲された.成獣雌もコロニー形成期(6~8月)を除けば単独で捕獲された.成獣雄は森林の低層部(地上高2 m前後)および中層部(6~10 m)の両方のねぐらを利用し,場所を頻繁に変えていた.一方,成獣雌は,6~7月に中層部のねぐらで出産・哺育集団を形成した.哺育後は低層部のねぐらも利用し,頻繁にねぐらを変えていた.成獣の雌雄とも再捕獲の4割が捕獲地点のねぐらを利用し,他地点のねぐらを利用した場合は雄で平均116 m,雌で209 mの距離であった.雄のねぐら移動の経年変化では,特定の場所に留まるタイプと移動するタイプが見られた.秋の交尾期におけるハーレムの形成が示唆された.雌雄とも出生年の秋に繁殖に関与する個体が認められた.確認された最長生存期間は雄で4年,雌で4年半であった.

  • 美濃 厚志
    四国自然史科学研究
    2017年 10 巻 16-19
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 船越 公威, 大沢 夕志, 大沢 啓子, 前田 史和, 牧 貴大
    哺乳類科学
    2025年 65 巻 2 号 193-200
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/08/06
    ジャーナル フリー

    奄美大島に生息する小型

    コウモリ
    5種,
    ヤンバルホオヒゲコウモリ
    Myotis yanbarensis
    リュウキュウテングコウモリ
    Murina ryukyuana
    シナオオアブラコウモリ
    Hypsugo pulveratus
    モモジロコウモリ
    Myotis macrodactylusおよび
    オリイコキクガシラコウモリ
    Rhinolophus cornutus oriiの人工構造物の利用について,2023年8月と2024年8月に調査した.人工構造物はいずれも常緑広葉樹林が隣接していた.昼間のねぐらとして,ヤンバルホオヒゲ
    コウモリ
    は隧道天井の水抜き穴や建物壁面内,リュウキュウテング
    コウモリとシナオオアブラコウモリ
    も隧道天井の水抜き穴の利用が初めて記録された.モモジロ
    コウモリ
    は隧道天井の窪み,オリイコキクガシラ
    コウモリ
    は隧道やボックスカルバートの天井壁面を昼間のねぐらに利用していた.特に,隧道内は多様なねぐら環境を提供しており,各種がねぐら場所を違えていた.人工構造物とそれらに隣接する常緑広葉樹林の存在は各種の保全に寄与すると考えられる.

  • 森井 隆三
    哺乳動物学雑誌: The Journal of the Mammalogical Society of Japan
    1975年 6 巻 3 号 121-126
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    1. 台湾, 西表島と石垣島で1970年7月20日~8月29日にかけて翼手類の採集をおこなった。
    2. 採集された翼手類は, 次の4科6種である。
    オオ
    コウモリ
    科 (Family PTEROPODIDAE) : ヤエヤマオオ
    コウモリ
    (Pteropus dasymallus yayeyamae) , キクガシラ
    コウモリ
    科 (Family RHINOLOPHIDAE) : タイワンキクガシラ
    コウモリ
    (Rhinolophus (?) luctres formosae) , ヒナキクガシラ
    コウモリ
    (Rhinolophus monoceros) .カグラ
    コウモリ
    科 (Family HIPPOSIDERIDAE) : タイワンカグラ
    コウモリ
    (Hipposideros arnaiger) , ヒナ
    コウモリ
    科 (Family VESPERTILIONIDAE) : アブラ
    コウモリ
    (Pipistrellus abrantus) , ユビナガ
    コウモリ
    (Miniopterus schreibersi)
    3. ヤエヤマオオ
    コウモリ
    の生態的な解明が急がれるものと思う。
    4. アブラ
    コウモリ
    , ユビナガ
    コウモリ
    の2種については, 測定値からみて地域的な変異の面で興味深いものがあり, このことについては今後検討してみたい。
  • 髙田 隼人, 戸田 美樹, 大西 信正, 南 正人
    哺乳類科学
    2017年 57 巻 1 号 69-75
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/07/11
    ジャーナル フリー

    活動期におけるテング

    コウモリ
    Murina hilgendorfi)のねぐら利用様式を解明することを目的に,山梨県早川町において,廃坑および隧道,枯葉トラップ,ホウキギ(Bassia scoparia),家屋外壁を対象に2013年9月から2016年8月にかけてテング
    コウモリ
    のねぐら利用を調査した.テング
    コウモリ
    は5月から11月,特に5月から7月に,廃坑および隧道を利用した.枯葉トラップは9月にのみ利用され,他の季節には利用されなかった.ホウキギおよび家屋外壁は枯葉トラップよりも多くの時期に利用が観察され,それぞれ6月,8月,9月,10月と6月,10月に観察された.枯葉のように身を隠すことができる構造物よりも,むしろ体を外部にさらす構造物を頻繁に利用することが示唆された.6月,8月,9月,10月には構造の異なる複数のねぐらタイプを同時期に利用した.また,連続したねぐら利用の調査から,数日間もしくは1日ごとにねぐらを頻繁に変えていることが示唆された.

  • 亘 悠哉, 船越 公威
    哺乳類科学
    2013年 53 巻 2 号 331-334
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/01/31
    ジャーナル フリー
    リュウキュウテングコウモリ
    Murina ryukyuanaによる日中ねぐらとしての枯葉の利用を徳之島において3例記録した.これにより,これまでにほとんど情報のなかった本種の自然条件下でのねぐら利用の一端が明らかになった.利用していた枯葉の樹種は,イイギリIdesia polycarpa,アオバノキSymplocos cochinchinensis,フカノキSchefflera heptaphyllaであり,これらに共通する特徴として,1枚1枚の葉が大きく,枯れると椀状に変形すること,また葉のつき方が放射状で,枝折れにより枝先の葉が枯れると複数の葉が合わさって群葉状になるという点が挙げられた.同属のコテング
    コウモリ
    で記録されている幅広い日中ねぐら場所の利用形態を考慮すると,本種も枯葉以外の様々なタイプのねぐらを利用している可能性は十分に考えられる.今後,今回のような観察情報を蓄積することともに,行動の追跡調査などを進めることで,本種のねぐら利用の全体像の把握につながるであろう.
  • 福井 大, 河合 久仁子, 佐藤 雅彦, 前田 喜四雄, 青井 俊樹, 揚妻 直樹
    哺乳類科学
    2005年 45 巻 2 号 181-191
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
    北海道南西部 (胆振, 渡島, 檜山支庁) において,
    コウモリ
    目の捕獲調査を1999年から2004年にかけておこなった. その結果, 11種 (コキクガシラ
    コウモリ
    Rhinolophus cornutus, キクガシラ
    コウモリ
    Rhinolophus ferrumequinum, カグヤ
    コウモリ
    Myotis frater, ヒメホオヒゲ
    コウモリ
    Myotis ikonnikovi, モモジロ
    コウモリ
    Myotis macrodactylus, テング
    コウモリ
    Murina leucogaster, コテング
    コウモリ
    Murina ussuriensis, アブラ
    コウモリ
    Pipistrellus abramus, ウサギ
    コウモリ
    Plecotus auritus, ヤマ
    コウモリ
    Nyctalus aviator, ヒナ
    コウモリ
    Vespertilio superans) 177頭の
    コウモリ
    目を捕獲・拾得した. これらのうち5種 (コキクガシラ
    コウモリ
    , カグヤ
    コウモリ
    , モモジロ
    コウモリ
    , テング
    コウモリ
    , コテング
    コウモリ
    ) は北海道南西部での初記録である. また, 4種 (コキクガシラ
    コウモリ
    , キクガシラ
    コウモリ
    , モモジロ
    コウモリ
    , ヤマ
    コウモリ
    ) の夜間または昼間のねぐらを確認した.
  • 山本 輝正, 峰下 耕, 中村 桃子, 西岡 真智子, 本多 宣仁, 神谷 郊美, 水野 昌彦
    哺乳類科学
    2021年 61 巻 2 号 205-219
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/26
    ジャーナル フリー

    長野県松本市鈴蘭の乗鞍高原において

    クビワコウモリ
    Eptesicus japonensisの出産哺育個体群の調査を1990年から2018年の29年間実施した.確認されたクビワ
    コウモリ
    の昼間のねぐらは,長期間ねぐらとして利用されたものがほとんどであった.ねぐら利用の変更の原因として,捕食者が原因の場合とねぐらの消失および改修工事による場合が確認された.このねぐら変更に伴い,この後に確認された出産哺育群の個体数にも変化が見られた.5月下旬~6月上旬の出産哺育群形成開始時期の年変動幅は最大19日,8月下旬~9月の出産哺育群解消時期の年変動幅は最大40日あった.6月中旬~7月中旬に確認できる出産哺育群に参加する総個体数,および7月下旬~8月上旬に確認できる各ねぐらでの最大確認個体数においても年変動が確認された.29年間の乗鞍高原のクビワ
    コウモリ
    出産哺育群の個体数変動は,77~347頭の範囲で平均180.5頭±75.74頭(SD)であった.

  • 渡邊 啓文, 船越 公威
    哺乳類科学
    2017年 57 巻 2 号 323-328
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/02/01
    ジャーナル フリー

    大分県南東部の隧道内天井は,2013年~2017年の春~夏季の調査で

    テングコウモリ
    Murina hilgendorfi
    ノレンコウモリ
    Myotis bombinusの活動期のねぐらとして利用されていた.テング
    コウモリ
    は5月~6月に10頭前後の個体が密集した集団を形成していた.この群塊は妊娠後期から末期に入った雌の集団であり,九州では初めての発見である.群塊体表の温度は単独個体よりも高く高体温を保持しており,胎児の成長促進に寄与していることが示唆された.テング
    コウモリ
    は妊娠末期に移動して,他所で出産・哺育すると考えられる.

  • 山本 輝正
    森林野生動物研究会誌
    2015年 40 巻 21-28
    発行日: 2015/03/30
    公開日: 2018/04/01
    ジャーナル フリー

    御嶽山麓の岐阜県側濁河温泉周辺の森林内で,2014年6月から10月の間

    コウモリ
    相の調査を行った.今回の調査で,2科8種の
    コウモリ
    類,すなわちキクガシラ
    コウモリ
    ,コキクガシラ
    コウモリ
    ,モリアブラ
    コウモリ
    ,ニホンウサギ
    コウモリ
    ,ヒナ
    コウモリ
    ,ヒメホオヒゲ
    コウモリ
    ,ノレン
    コウモリおよびコテングコウモリ
    を確認できた.これまでに確認されているカグヤ
    コウモリ
    と合わせて,御嶽山麓には2科9種の
    コウモリ
    類が生息することが明らかとなった.本州中部では,標高1710mの亜高山帯でキクガシラ
    コウモリ
    ,コキクガシラ
    コウモリ
    ,ニホンウサギ
    コウモリ
    ,ヒナ
    コウモリおよびノレンコウモリ
    がこれまでで最も高い標高での確認記録となった.

  • 谷岡 仁
    四国自然史科学研究
    2018年 11 巻 16-33
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    The use of roosts by Ussurian tube-nosed bat (Murina ussuriensis) was studied using artificial dead leaves composed of hemp or paper. From mid-April 2013 to late November 2014, leaves were placed on branches in the lower layer of the forest. Groups of females were observed seven times from mid-May to mid-June, corresponding to the pregnancy period. The number of individuals in the roost changed in each observation. A mother and her infants were observed in mid-June, and two mothers and their infants were observed at the end of July. After August, females roosted individually, with one exception. The use of leaves by a single male was observed during the study period. Owing to recapture, some individuals tended to stay in the study sites or return to the site in the next spring.
  • 山口 英昌
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2024年 33 巻 104-108
    発行日: 2024/05/30
    公開日: 2024/05/30
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 大沢 啓子, 大沢 夕志
    都市有害生物管理
    2016年 6 巻 2 号 91-95
    発行日: 2016年
    公開日: 2020/02/22
    ジャーナル フリー

    コウモリ
    は,世界で1300種以上,日本では37種が記録されている多様な生物群である.生態系において,種子散布者・花粉媒介者・昆虫などの捕食者として重要な役割を担っている.人間生活に対しても,農業害虫や不快害虫の数のコントロール,果樹の花粉媒介などで貢献している.一部の種は家屋や建物もねぐらとするようになり,時にはその糞尿や外部寄生虫により人間と軋轢が生じることがある.捕まえなければ噛みつくことはなく,ましてや人間を襲うことは決してない.
    コウモリ
    が棲みつくことによるコンクリート建造物の劣化も認められない.日本では人間への感染症の例もない.穏便に追い出す方法を紹介するとともに,いちばん身近な野生哺乳類として親しみ共存している事例も紹介する.

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