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クエリ検索: "サーカディア"
2,025件中 1-20の結果を表示しています
  • *西田 恵, 村下 和紀, 黒木 友裕, 高橋 幹雄, 左 勝旭
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2016年 2016.8 巻 H-40
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/10/31
    会議録・要旨集 フリー

    元倉庫のため開口が最小限である制約の中で、

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    ンリズムを感じる調光調色照明を導入することにより、中の執務者が屋外の光のリズムをより感じやすくすることを実現した。
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    ンリズムがオフィスで働く執務者を対象に、光環境や疲労、睡眠に関するアンケート調査を実施することにより、
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    ンリズム照明の効果を実証した。

  • *久住 徹也, 大森 浩充
    システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
    2008年 SCI08 巻 1F1-3
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/02
    会議録・要旨集 フリー
     人間の睡眠や体温変化などに見られる
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    ンリズムが,癌や不眠症,精神的疾患と深い関わりがあることがわかってきた.さらに,この
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    ンリズムに位相変調や周期変調が生じた場合,それらを元の位相,周期に回復させる制御アルゴリムの開発の研究も進められている.  本発表では,約24 時間周期の
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    ンリズムを生じる16次元の数理モデルに対して,変異体の変化が周期変調を生じさせることを確認し,さらに,元の24時間周期に復元できるスピードグラジエント(SG)周期制御手法を提案する.
  • 今西 二郎, 渡邉 映理, 渡邊 聡子, 櫻田 久美, 尾内 善四郎
    日本補完代替医療学会誌
    2010年 7 巻 2 号 87-93
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル フリー
    われわれは,アロマセラピー・マッサージの
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    ンリズムに対する効果を 8 名の高齢者について,オープン比較試験において検討した.すなわち,アロマセラピー・マッサージを行う 1 週間前(第 1 週目),アロマセラピーを行った第 2 週目,アロマセラピー終了後 1 週間の第 3 週目の睡眠障害および
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    ンリズムを,アクティグラフを用いて比較検討した.その結果,就床時の睡眠率 (% sleep) および睡眠中の睡眠効率 (sleep efficiency) は,第 1 週および第 3 週と比較して,第 2 週では有意に増加することがわかった.24 時間の
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    ンリズム周期のパワーピークはアロマセラピー・マッサージ後に有意に増加し,
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    ンリズム障害が改善されることがわかった.さらに,第 2 週におけるスペクトラムサイクルのピークも第 1 週および第 2 週に比較して 24 時間により近くなっていた.これらの結果は,アロマセラピー・マッサージが高齢者における睡眠障害および
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    ンリズム障害を改善することを示唆している.
  • 田口 豊恵, 中森 美季, 林 朱美, 井村 弥生
    日本クリティカルケア看護学会誌
    2016年 12 巻 1 号 73-79
    発行日: 2016/03/22
    公開日: 2016/03/22
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,ICU 入室中の患者の
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    ンリズム調整に対する看護師の認識とせん妄予防のためのケアの実態およびICU の物的環境について明らかにすることである.研究対象となるICU は,福祉保健医療情報WAMNET ホームページより選出し,1年目は286 施設,2年目は193施設に郵送法にて調査を依頼した.結果,ICU の殆どの看護師は,ヒトには約24 時間の
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    ンリズムがあり,せん妄発症要因の1つに睡眠覚醒リズムの乱れがあることや十分な光を浴びないと
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    ンリズムに変調をきたす契機になることを認識していた.そのための工夫として,主に,照明やセデーションの調節を実施していることが明らかになった.せん妄予防のケアとしては,患者が日常使っているものを身の回りに置くなど細やかなケアが取り入れられている一方で,睡眠薬の投与や必要時に身体を抑制するなど患者を管理する傾向がみられた.物的環境の特徴としては,約6割が横一列のベッド配置であり,照明は蛍光灯が大半であった.ICU に勤務する看護師は,患者個人の
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    ンリズムの変調を予測したケアを実践・評価していく必要がある.
  • 榛葉 繁紀
    化学と生物
    2012年 50 巻 11 号 794-800
    発行日: 2012/11/01
    公開日: 2013/11/01
    ジャーナル フリー
    ヒトも含め地球上に存在する多くの生物は,いわゆる「お日様に従った生き方」をするために体内時計を有しており,そのため多くの生理機能は概日リズム(
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    ンリズム)を示す.しかしながらグローバリズムが席巻する現代,効率重視の昼夜交代勤務(シフトワーク),東西飛行(時差ぼけ)などにより,この
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    ンリズムに大きな負荷が課されている.多くの疫学研究により不規則な生活が生活習慣病の発症につながっていること,そして基礎研究により,そのメカニズムとして
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    ンリズムの形成因子である時計遺伝子の機能異常が明らかにされてきた.ここでは時計遺伝子ならびにその関連因子のノックアウトマウスの解析をもとに体内時計と疾患との関係について考察したい.
  • 増田 葉月, 岡田 志麻, 塩澤 成弘, 牧川 方昭
    生体医工学
    2020年 Annual58 巻 Proc 号 586-589
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/08/05
    ジャーナル フリー

    現在,スポーツ選手のコンディショニングは自己管理やコーチの経験に頼っている傾向にある.そこで,我々は身体的/精神的コンディションに関係がある

    サーカディア
    ンリズムに着目した.従来の
    サーカディア
    ンリズムの推定方法は,24時間以上の測定や昼間の運動制限のような活動制限が必要となり,日常的な計測には適していない.したがって,我々は睡眠中に計測した心電図から
    サーカディア
    ンリズムを推定するアルゴリズムを開発した.方法は,睡眠中の心電図から心拍数を算出し,四分位範囲を用いて外れ値処理をした後,30秒間の中央値をとりながらリサンプリング,ウルトラディアンリズムを除去するため120分未満の周期をカット,最低心拍数とその時の時刻を求めるものである.最高コンディション時刻は,最低心拍数時の時刻に12時間加算して得られる.健常成人5名に対して評価実験を実施した.このアルゴリズムの有効性を評価するために,前額部の深部体温による
    サーカディア
    ンリズムと比較した.定型睡眠については,このアルゴリズムによって推定された
    サーカディアンリズムと深部体温によって測定されたサーカディア
    ンリズムは強い正の相関関係があった.さらに,深部体温と心拍数によって算出された最低時刻の差はわずか20分であった.このことから,定型睡眠時の心電図から
    サーカディア
    ンリズムの最低値における時刻と心拍数を推定することに成功したと考えられる.

  • 増田 葉月, 岡田 志麻, 塩澤 成弘, 牧川 方昭
    生体医工学
    2020年 Annual58 巻 Abstract 号 403
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/08/05
    ジャーナル フリー

    現在,スポーツ選手のコンディショニングは自己管理やコーチの経験に頼っている傾向にある.そこで,我々は身体的/精神的コンディションに関係がある

    サーカディア
    ンリズムに着目した.従来の
    サーカディア
    ンリズムの推定方法は,24時間以上の測定や昼間の運動制限のような活動制限が必要となり,日常的な計測には適していない.したがって,我々は睡眠中に計測した心電図から
    サーカディア
    ンリズムを推定するアルゴリズムを開発した.方法は,睡眠中の心電図から心拍数を算出し,四分位範囲を用いて外れ値処理をした後,30秒間の中央値をとりながらリサンプリング,ウルトラディアンリズムを除去するため120分未満の周期をカット,最低心拍数とその時の時刻を求めるものである.最高コンディション時刻は,最低心拍数時の時刻に12時間加算して得られる.健常成人5名に対して評価実験を実施した.このアルゴリズムの有効性を評価するために,前額部の深部体温による
    サーカディア
    ンリズムと比較した.定型睡眠については,このアルゴリズムによって推定された
    サーカディアンリズムと深部体温によって測定されたサーカディア
    ンリズムは強い正の相関関係があった.さらに,深部体温と心拍数によって算出された最低時刻の差はわずか20分であった.このことから,定型睡眠時の心電図から
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    ンリズムの最低値における時刻と心拍数を推定することに成功したと考えられる.

  • 鈴木 重裕, 郷久 鉞二, 佐野 敬夫, 工藤 隆一
    心身医学
    1996年 36 巻 7 号 565-574
    発行日: 1996/10/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    妊娠時において睡眠障害がみられるのは決して珍しいことではない。しかも多くの妊婦や産科医たちは, この睡眠障害を身体的不快感によるものとみなしてきた。しかし, この病因論についての研究は今日まであまりなされてきていない。最近, 睡眠パターンを変化させる要因として, 時間生物学的リズム(
    サーカディア
    ン・リズム)の研究が注目されてきている。〔目的〕妊娠末期における睡眠障害の病因論として, 内分泌学的リズムの変化を調べ, その意義と診断的価値について検討した。〔方法〕1991年11月から1992年1月までに当外来を訪れた妊娠末期(妊娠28〜34週)の妊婦115例の中から, 睡眠調査およびインタビューによって妊婦30例(不眠群15例, 良眠群15例)を選び出し, その中から採血に同意してくれた妊婦12例(不眠群6例, 良眠群6例)を対象とした。採血は妊娠32〜34週に施行し, 前腕部に針を留置し, 午後6時から翌朝午前8時まで1時間毎に行った。採血後, メラトニン, コルチゾール, プロラクチン, TSHの濃度を測定し, 両群を比較した。さらに, それぞれ4種類のホルモンにおける他のホルモンとの比率を調べ, 相互の関連性についても検討した。〔成績〕メラトニン・リズムは両群とも
    サーカディア
    ン・リズムを示し, 振幅では不眠群は良眠群よりも高値を示し, ピーク・タイムは遅れる傾向があった。コルチゾールについては, 両群とも
    サーカディア
    ン・リズムを示し, 正常に推移した。プロラクチンの振幅は両群とも高値を維持したが, 明瞭な
    サーカディア
    ン・リズムを示さなかった。TSHについては両群とも明瞭な
    サーカディア
    ン・リズムを示さなかったが, 振幅では不眠群が良眠群よりも有意に分泌が抑制される結果となった(p<0.01)。各々4種類のホルモンの他のホルモンとの比率(領域の比)は, 不眠群では良眠群に比べメラトニン/TSH比やプロラクチン/TSH比は有意に高く(p<0.05), またコルチゾール/メラトニン比は有意に低く(p<0.05), 特にTSH/メラトニン比は極めて低かった(p=0.002<0.01)。〔結論〕妊婦の睡眠障害には, メラトニン・リズムにおける振幅の増加, 位相の遅延傾向やTSH・リズムにおける振幅の減少にみられるように,
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    ン・リズムの変化が関与している結果が得られた。特に, TSH/メラトニン比が, 不眠群と良眠群とを最もよく鑑別した。この比率が診断的価値をもつようになることが示唆された。
  • 荒川 哲男, 佐藤 博之, 福田 隆, 佐久間 裕之, 小林 健司, 中村 肇, 小林 絢三
    日本消化器病学会雑誌
    1988年 85 巻 3 号 655-658
    発行日: 1988年
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    ラットを用いて胃粘膜プロスタグランジン (PG) 系およびサイトプロテクション能の日内変動を検討した. 胃内腔へのPGE2遊離量は深夜から早朝にかけて低値を示し, 午前8時~10時に最高値となり, 昼~夕は中間値を維持する概日リズムがみられたが, 酸分泌にはこのようなリズムは認められなかつた. 胃粘膜PGE2量は遊離量とほぼ平行して午前2時にもつとも低値を, 午前10時にもつとも高値を示した. サイトプロテクション能の指標である0.6N HCl惹起性胃粘膜傷害の程度は, 午前2時に強く午前10時に弱い傾向が得られた. これらの成績から, 胃粘膜においてPG合成系は概日リズムを有することが示唆された.
  • *関 紅美花, 伊香賀 俊治, 市原 真希, 張本 和芳, Ayuso Sánchez Julia , 西村 三香子
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2017年 2017.8 巻 H-44
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/10/20
    会議録・要旨集 フリー

    現在、執務者のストレスの増加や日々の疲労蓄積による知的生産性の低下が深刻化しており文、甚大な経済損失を生むといわれている。一般的な執務空間は一定照度下にあるため

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    ンリズムが乱れやすく、日中の眠気や睡眠障害がもたらされる可能性がある。そこで執務空間において昼光利用を導入することにより、
    サーカディア
    ンリズムの調整が促され、日中の作業時に覚醒状態がもたらされることが期待される。そこで本研究では、被験者実験を実施し、オフィスの昼光利用が知的生産性に及ぼす影響の定量的検証を行う。

  • 山岡 貞夫
    日本生気象学会雑誌
    1995年 32 巻 1 号 33-37
    発行日: 1995/04/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    サーカディア
    ンリズムは生物が生まれつき有している内因性の周期的現象であって殆どの生理現象に観察される.しかしこのリズム現象は固定されたものでなく, 生物を取り巻く環境の変化によって変動し得る現象である.従って環境条件が生体にとって快適であるか否かによってリズムに変動の現れる可能性もある.1)
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    ンリズムに最も強い影響を与えるのは照明であるので, 照明と人のリズムの関係について, 交替勤務・ジェットラグ・季節性感情障害が照度や照明時間の位相変化によって生じる異常であることを概説した.2) 温泉浴がリズム異常を正常化するとの報告を紹介した.3) 動物実験より森林揮散物質αピネンがストレスによる脳内アミン・ACTHの変動を抑制し, ストレスによる免疫抑制を減弱すること, および連続的αピネン曝露は
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    ンリズム振幅を増大させること, ヒトの実験よりαピネン曝露は脳波のα波増加・R-R間隔延長・CVR.R増大などを起こすことより森林浴は快適感を増す事により
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    ンリズム振幅を増大させ明白なリズム形成に関与するものと推定した.
  • 橋本 聡子, 本間 さと, 本間 研一
    日本薬理学雑誌
    2007年 129 巻 6 号 400-403
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/06/14
    ジャーナル フリー
    睡眠に関する悩みを持つ人の割合は,日本においても増加の一途である.体内時計は,自然な睡眠を駆動しており,体温やホルモン分泌と同様,
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    ンリズムを示す.このリズムの中枢時計は視交叉上核にあり,24時間/1日に同調するためには光が最も重要な因子であることが知られている.睡眠覚醒リズムに関連した振動体仮説には,2振動体仮説と2プロセス仮説が上げられ,同調機序が異なる.近年,哺乳類において,
    サーカディア
    ンリズムに関する時計遺伝子の研究が進んでおり,ヒトにおいても睡眠相前進症候群にこの関与が示唆されている.
  • 田口 豊恵, 岡 啓太, 岡本 文代, 小山 恵美
    日本看護研究学会雑誌
    2009年 32 巻 4 号 4_51-4_57
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2016/03/05
    ジャーナル フリー
     〔目的〕
     侵襲の大きい手術を受けた患者を対象に低照度補光を実施し,術後の
    サーカディア
    ンリズムの調整効果を検証することである。
     〔対象及び方法〕
     心臓血管系の手術患者を対象とした準実験研究である.患者の負担を減らすため,波長成分を考慮したLED光源の光照射装置を低照度条件で用いた.補光は,術後1日目より,昼間4時間,計12時間にわたって実施した。補光と術後
    サーカディア
    ンリズムの関連性については,深部体温とメラトニン血中濃度で評価した。
     〔結果〕
     患者の深部体温は,補光開始1日目よりも2日目でより24時間周期に近づき,あてはめ度もよくなる傾向が示された。また,Friedman法を用いて,時間経過に伴うメラトニン分泌量を比較したところ,P<0.0001にて有意差がみとめられた。
     〔まとめ〕
     低照度補光は,侵襲の大きい手術を受けた患者の
    サーカディア
    ンリズムを調整できる可能性が示唆された。
  • 周期共分散分析法による判定
    林 博史, 平井 真理, 市原 義雄, 吉兼 万理, 伊藤 厚士, 小島 春紀, 野村 英雄, 鵜飼 雅彦, 石川 真一, 長尾 和義, 福井 良治, 小川 昭三, 松波 龍幸
    臨床薬理
    1992年 23 巻 1 号 317-318
    発行日: 1992/03/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 谷村 禎一
    化学と生物
    1991年 29 巻 3 号 160-166
    発行日: 1991/03/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • ―ヒトの睡眠覚醒リズムとの関係―
    本間 研一
    日本生気象学会雑誌
    1991年 28 巻 2 号 57-65
    発行日: 1991/08/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    ラットにおいて, 明暗サイクルに同調する行動リズムの振動体は視床下部視交叉上核に存在する.しかし, 視交叉上核を破壊した後にも周期的制限給餌やメトアンフェタミンの慢性投与による
    サーカディア
    ンリズムの特性を備えた行動リズムが発現し, 視交叉上核が正常な動物では視交叉上核性リズムと特有な相互作用を示す.これら視交叉上核非依存性
    サーカディア
    ンリズムは明暗サイクルには同調せず, 給餌周期や周期的運動に同調する.一方ヒトの
    サーカディア
    ンリズムのうち, 深部体温リズムは視交叉上核性リズムの特徴を示すが, 睡眠覚醒リズムはいくつかの点で視交叉上核性リズムとは異なり, むしろメトアンフェタミン性リズムなど視交叉上核非依存性リズムの特徴をもつ.ラットにおける視交叉上核性リズムと非視交叉上核性リズムの相互作用はヒトの体内時計のモデルとなりうる.
  • ―時間生物学的検討―
    桑原 信之, 関 邦博, 青木 清
    日本生気象学会雑誌
    1986年 23 巻 2 号 87-97
    発行日: 1986/10/15
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    ネコの睡眠覚醒に関する研究はこれまでに多くの報告があるが, 生物リズムとしての時間生物学的研究はきわめて少ない.それは, これまでの研究の多くが臨床的な睡眠に関する脳波学的基礎研究であったことと, 長期間の脳波の安定したポリグラフ記録を安定した環境制御の下で行うことが難しく, 比較的短時間の記録に留まっていたことによる.本研究は, 安定した環境制御下で恒明 (LL) , 恒薄明 (dimLL) , および明暗 (LD) 条件の位相変化時におけるネコの脳波, 筋電図, 眼球運動, 心拍, 呼吸, 脳温をポリグラフにより長期間記録し, これらの指標をもとに単位時間ごとの総睡眠量 (TST) で表される睡眠覚醒リズムと体温 (脳温, Tb) リズムの解析を行った.
    本研究により以下のことが明らかとなった.明暗条件下 (LD12: 12) では, TSTの時間的変化の型は双峰性であったが, 明期のTSTは暗期に比較して有意に少なく, 夜行性の
    サーカディア
    ンリズムを示した.Tbは暗期に高く明期に低くなる夜行性の
    サーカディア
    ンリズムを示した.TSTとTbのリズムは, 明暗の位相を6時間前進および後退させると, 1週間前後の移行期を経て新たな明暗サイクルに同調した.連続照明 (恒明) 条件下では, TSTとTbのリズムはその当初自由継続を示し, 時間経過とともに減弱して消失し,
    サーカディア
    ンリズムに重畳していたウルトラディァンリズム成分のみが残った.このことは, 長期間の恒暗 (DD) 条件下での実験結果 (Kuwabara et al., 1986) と類似している.自由継続は65 luxの恒明 (LL) 条件下で約8日間, 1.0luxの恒薄明 (dimLL) 条件下で2週間以上持続し, 照度による違いがみられた.これらの結果はTSTとTbが内因性の時計機構の存在を反映する指標であることを示唆している.また, TSTとTbのリズムの変化の時間的なずれは, TSTとTbの
    サーカディア
    ンリズムは独立なものであることを示唆している.明暗位相の変化に対する同調における移行期, 恒明恒暗における自由継続, および照度による自由継続の違いは,
    サーカディア
    ンリズムの特徴に関する経験則と一致する.
  • 板倉 朝子, 登倉 尋実
    日本生気象学会雑誌
    1982年 19 巻 3 号 41
    発行日: 1982/11/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 川瀬 義夫, 佐藤 暢, 石田 裕彦, 東 勇太郎, 山崎 悟, 岩元 則幸, 小林 裕之, 橋本 哲也, 福田 豊史, 沖野 功次, 山本 規之, 小野 利彦, 三木 恒治
    日本透析医学会雑誌
    2000年 33 巻 9 号 1251-1259
    発行日: 2000/09/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    血液透析 (HD) が生体リズムに及ぼす影響を調べる目的で, 血圧・心拍・自律神経および深部体温を48時間連続で記録し, 高速フーリエ変換 (FFT) を用いてその周期寄与率を算出した. 主な周期成分の寄与率を累積表示したパワースペクトルを作成し, 糖尿病のないHD患者群・持続性自己管理腹膜透析 (CAPD) 患者群および健常者群で比較検討した. CAPD患者の場合, 健常者と同様にいずれの要素も24時間の概日リズムで変動していた. ところが, HD患者の場合は深部体温と心拍数に関しては24時間, 血圧や自律神経に関しては48時間と2種類の変動周期を併せ持っていることが判明した.
    一般にヒトは視交叉上核に生物時計を有しており, 光刺激で調節しながら深部体温やメラトニンの分泌周期を24時間の概日リズムに維持している. HD患者において2種類の変動周期が併存するという事実は, ヒトの体内に第2の生物時計が存在する可能性を示唆する. HD患者の場合, 視交叉上核にある第1の生物時計 (親時計) は体温の周期を決定しており本来の24時間周期を保存しているが, 血圧や自律神経の変動周期をつかさどる第2の生物時計 (子時計) が透析の影響を受け48時間を主成分とした他の周期へと移行しているものと考えられる. 内在する2つの生物時計が同調性を喪失していることを内的脱同調という. 透析患者にみられる頑固な不眠の原因は, この内的脱同調に起因しているのではないかと推測された.
  • 大塚 邦明, 中島 茂子, 菊池 長徳
    BME
    1994年 8 巻 10 号 17-21
    発行日: 1994/10/10
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
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