今日、経済の新たな付加価値の主役としてサービス化がクローズアップされてきている。これに伴い
サービス科学
が学際的な学問分野として発展を見せている。しかし、これまでは価値の共創のような基礎概念を提唱・整備していく研究と従来の OR の延長線上でサービスの質や効率を扱う形式モデルによる研究との間に接点がほとんどなかった。
本研究では、主観的に意思決定をする主体からなるゲームモデルにより価値の共創の形式的な扱うことを通じて、上述の接点を模索する。これにより、抽象的になりがちな価値の共創を具体的な経営戦術として実現していくひとつの具体的方向性を指し示す。
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