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24件中 1-20の結果を表示しています
  • 南田 政浩, 松岡 和美, 矢野 羽衣子
    手話学研究
    2011年 20 巻 39-44
    発行日: 2011/12/19
    公開日: 2012/12/20
    ジャーナル フリー
    In this article, we describe our ongoing project to develop self-study support materials for learners of Japanese Sign Language (JSL). ELAN (EUDICO Linguistic Annotator), provided by the Max Planck Institute for Psycholinguistics, was used for this project. ELAN made it possible for learners to view detailed descriptions of different NMMs (non-manual markers) by referring to tiers separately assigned to different parts of the body (e. g., head, eyebrows, eyes, chins, etc. ) Wh-questions were selected for the development samples, as there were syntactic descriptions available (Takakuwa 1997, Uchibori et al. 2010), and because JSL learners tend to have difficulty learning the system of NMMs associated with this construction. Two types of videotaped materials were included in the DVD: a group of short sentences were included meant to help learners to focus on the grammatical properties of the Whquestions, and a recording of a natural conversation between two native signers meant to serve as a sample of natural expressions observed in a themed conversation, such as discussing ‘shopping'. Since the samples were developed and signed by two deaf native signers raised in deaf families, the data included in the DVD may be used as samples of authentic sign language expressions by sign language researchers.
  • 齋藤 陽道
    手話学研究
    2021年 30 巻 3 号 8-12
    発行日: 2021/12/25
    公開日: 2022/12/25
    ジャーナル フリー
  • 近畿地方ろう者コミュニティの日本語対応手話話者を事例として
    *松尾 香奈
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2023年 2023 巻
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/06/19
    会議録・要旨集 フリー
     これまでろう者は、日本手話第一言語話者のみを指すとされてきた。だが実際には、日本語対応手話や混成手話を使用する人びとも「ろう者」として生きている。本発表では、従来研究で捨象されてきた日本語対応手話話者「ろう者」に注目する。「ろう者」と聴者の接触時、「ろう者」はトラブルによる不利益が生じたとしても黙認することがあるが、この受け流しを戦略的排除として分析し、新しい抵抗のあり方を提示する。
  • 坊農 真弓
    社会言語科学
    2017年 19 巻 2 号 59-74
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2017/04/28
    ジャーナル フリー

    言いたいことがあるがそれを言い当てる表現や単語が思い浮かばないといった経験は誰にでもあるだろう.本論文では,手話話者がこういった問題をいかに解決しているのかを一つの断片を詳細に分析することを通して考える.手話に限らずすべての相互行為において,表現や単語が思い浮かばないなどの問題(トラブル)が生じた場合,それまで展開されていた語りややりとりは一旦停止され,別のトラックに移り,その問題が解消されたのち,元のトラックに返ることがある.社会学を祖とする会話分析の分野ではこの区間を「修復の区域(repair segment)」と呼ぶ.本論文では,手話相互行為においてもそういった修復の区域が存在することを前提とし,そこで手話話者らは手話特有の「即興手話表現」という方法で修復の操作を行い,問題を解決していることを指摘する.分析では,音声相互行為を対象とした会話分析における修復の連鎖の枠組みを利用し,SMUアノテーションを付与したデータを細かく見ていった.分析の結果,筆者が即興手話表現と呼ぶ,表したい対象を言い当てるために,手話言語の語彙として広く知られている語彙(ネイティブ語彙)と音声言語由来の指文字から派生した語彙(非ネイティブ語彙)の組み合わせや意味の近い語彙で代替するなどのいくつかの手法が観察された.

  • 森田 訓子, 長嶺 尚代, 斎藤 宏, 伊藤 健, 小寺 一興, 佐藤 真紀, 大壷 歩実
    AUDIOLOGY JAPAN
    2011年 54 巻 5 号 427-428
    発行日: 2011年
    公開日: 2013/12/05
    ジャーナル フリー
  • 彼らはどこへ向かえばよいのか
    岡 典栄
    言語文化教育研究
    2022年 20 巻 21-26
    発行日: 2022/12/23
    公開日: 2023/01/29
    ジャーナル フリー

    日本において圧倒的なマジョリティである音声日本語母語話者は,そうでない人々の声を聞いた時に違和感を持ち,自分ではなく相手が逸脱している(変だ)と感じる。「ろう者」というアイデンティティを持つ人たちのように音声日本語を使うことを止めてしまう人たちもいる。しかし,日本語学習者であれば,もっとうまくなって差別されないようになりたいと望むだろう。私たちはかつて喧伝されていたような単一民族,単一言語,単一文化の社会には生きていない。人口は高齢化し,さまざまな障害を持った人や,日本語非母語話者とともに生きている。そのような中では,非流暢な日本語に慣れ,受け入れ,ともに心地よく生きていくことが肝要であると考える。それがインクルーシブな社会への道であろう。

  • 田頭 未希
    人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
    2020年 88 巻
    発行日: 2020/02/20
    公開日: 2021/06/09
    会議録・要旨集 フリー
  • 石塚 誠之, 雁丸 新一
    植草学園短期大学紀要
    2013年 14 巻 79-85
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/04/13
    ジャーナル フリー
  • 坊農 真弓
    社会言語科学
    2010年 12 巻 2 号 47-49
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/05/01
    ジャーナル フリー
  • 日本語対応手話話者による戦略的排除実践をめぐって
    松尾 香奈
    手話学研究
    2023年 32 巻 2 号 13-22
    発行日: 2023/12/28
    公開日: 2024/12/28
    ジャーナル フリー HTML

    本論文は、「手話ではない」「ろう者ではない」と外部化される日本語対応手話およびその話者について、筆者の参与観察調査によって収集された事例をもとに「ろう者ではないのか」を理論的に検討することを目的とする。日本語対応手話は、手話言語学的に「手話でないもの」と名指され、その結果として日本語対応手話話者が「何者でもない」宙吊り状態に陥れられてきた。だが実際には、日本語対応手話話者は、日本手話話者のみを「正しい」ろう者とみなす一部の日本手話話者や良識派を戦略的に排除しながら「ろう者ではない、というよりむしろ、ろう者である」ろう者として平穏な日常を紡いでいた。こういった背景から、学術的な「ろう者」概念の定義と広くろうコミュニティで共有されている「ろう者」概念の定義にはしばしば乖離があることを示すと同時に、どちらかの定義に優位性を示せるわけではないと主張する。

  • 神田 和幸
    手話学研究
    2009年 18 巻 61-64
    発行日: 2009/10/31
    公開日: 2016/07/07
    ジャーナル フリー
  • 福田 友美子
    音声言語医学
    2004年 45 巻 2 号 131-138
    発行日: 2004/04/20
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    手話言語を学習しやすくするために, 基本単語について, おのおのの単語のもつ語義を分類して, それぞれの語義に対応する例文を, ビデオ画像とともに提示する「日本手話一日本語辞書」を作成した.まず, (1) 使用頻度が高いこと, 次に (2) 手話独特の単語の用法をもつ単語であることを条件に, 辞書に掲載する基本単語250種を選定し, それらの単語について, 語義に関する分類を行い, 語義ごとにそれらの例文を作成して, 単語ごとに表示するようにした.1400ぐらいの例文が含まれている.手話表現については, 手話表現ビデオ (動画ファイル) を表示するほかに, 手話表現に関係する身体部位の動きについて (1) 単語のラベル, (2) 頭・体の動き, (3) 眉の形, (4) 目の形, (5) 口形を5行に分けて, 分析的な記述も載せた.また, 必要な場合には, 単語の文法的な説明も載せた.本辞書の動作環境はOS: Windows XP, 2000 (Me, 98) , メモリ: 128MB以上, CPU: Pentium III以上, HDDの空き: 5GB以上, 配布媒体: DVD.
  • -「動詞の一致」に着目して-
    鎌田 麻祐子, 松﨑 丈, 菅井 裕行
    手話学研究
    2008年 17 巻 47-56
    発行日: 2008/09/14
    公開日: 2016/07/09
    ジャーナル フリー
    In the present paper, we examined the error tendency among Japanese Sign Language (JSL) learners when they produced sentences including agreeing verbs. In this study, short sentences written in Japanese were presented to the subjects, and they were asked to grasp the meaning of the sentences. A few minutes later, they were further asked to express the contents in JSL. Their signed expressions were recorded on the video tape. These were analyzed from the viewpoint of “doer's position” and “direction of the verb.” Adult deaf signers participated in the analysis. The result showed the following four characteristics in errors: (1) error in doer's position, (2) change of the starting point, (3) undifferentiated directions, and (4) inadequate planning of contexts in sign production. Moreover, the result also suggested the following five points: (1) setting of doer's position, (2) change of the starting point of the verb, (3) differentiation of the direction of the verb, (4) classification of verb types, and (5) planning of contexts in sign production.
  • -2 歳2 ヶ月の幼児に関するケーススタディー-
    平 英司
    関西学院大学先端社会研究所紀要
    2015年 12 巻 69-77
    発行日: 2015年
    公開日: 2021/05/15
    ジャーナル フリー
  • 松本 裕子
    聴能言語学研究
    2001年 18 巻 2 号 124-128
    発行日: 2001/08/30
    公開日: 2009/11/18
    ジャーナル フリー
    地域の学校で健聴児とともに教育を受ける難聴児に対して,難聴学級という立場から周囲の環境への働きかけ等の間接的援助を実践し,考察した.(1)新学習指導要領で新たに導入された「総合的な学習の時間」の中に「難聴理解」の授業を位置づけて,通常学級担任とともに授業を構成していくことにより,通常学級児童および教職員への理解啓発が促進された.(2)難聴児に音声情報を補償するという問題に対して,親の会が中心となって「字幕作成ボランティア」を募り,地域の教育力を総動員してその活動を軌道にのせた.現在25名のボランティアが,授業の中で使用する教材ビデオやテレビ番組等に字幕を挿入している.字幕が付いたことによる子どもたちへの音声情報補完という効果以外に,地域への難聴の理解啓発という大きな効果を生みだした.
  • 田頭 未希
    人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
    2019年 86 巻
    発行日: 2019/08/25
    公開日: 2021/06/28
    会議録・要旨集 フリー
  • 二タイプの列挙浮標
    浅田 裕子
    手話学研究
    2019年 28 巻 1 号 31-39
    発行日: 2019/12/10
    公開日: 2020/12/21
    ジャーナル フリー
    手話言語では、複数の要素を列挙する場合、非利き手の指を一本ずつ横に伸ばし、数のサインを保持することで、利き手の列挙操作における補助的機能を果たす場合がある。従来研究でよく知られているのは、非利き手の指を一本ずつ横に伸ばしていくタイプ(標準型)の列挙浮標であるが、日本手話においては、非利き手の指を内側に折りこんでいくタイプ(内向き型)も存在する。興味深いことに、この内向き型列挙浮標は、日本手話話者や音声日本語話者が使用する数を数えるジェスチャーと表現形態が類似している。そこで本研究では、日本手話母語話者と音声日本語話者を対象に調査を実施し、二タイプの列挙浮標と音声日本語話者が発話時に使用する数のジェスチャーの分布を比較した。この結果、手話話者の使用する内向き型列挙浮標とジェスチャーでは、いくつかの重要な差異があることが明らかになった。この観察に基づき、本論は、日本手話の内向き型列挙浮標は数を数えるジェスチャーから文法化した言語的要素であると提案する。内向き型列挙浮標は、ジェスチャーにはみられない離散性、階層性、そして形式と意味の対応という人間言語の本質的特性を示している。最近の諸研究ではジェスチャーと手話サインの境界について活発な議論が交わされているが (Kendon 2008, McNeill 2000)、本研究の調査結果は、ジェスチャーと手話サインを区別する実証的証拠があるという立場 (Goldin-Meadow & Brentari 2017) を支持するものである。
  • 等位接続の同時性における非対称分析
    浅田 裕子
    手話学研究
    2019年 28 巻 1 号 20-30
    発行日: 2019/12/10
    公開日: 2020/12/21
    ジャーナル フリー
    「太郎と花子が結婚した。」のような等位接続文は、並列に接続された句(「太郎」・「花子」)は同じ主題役割を持ち、またそれらを入れ替えても一方の文が真であるときに他方も真になる(「花子と太郎が結婚した。」もまた真になる。)という意味的対称性をもつ。また一方で、これらの句は、どちらか一方を先に順序付けて音韻化しなければならないという音韻的非対称性をもつ。この意味と音韻の不整合という理論的問題に対し、音声言語を中心とする従来研究において、生成文法の枠組み (Chomsky 2015) で提示されている等位構造の統語分析には、大きく分けて二つの立場がある。等位構造で並列につながれている句(等位句)が統語的に同じ高さの位置にあると考える対称分析と、異なる高さにあると考える非対称分析である (Progovac 1998 を参照)。ここで、意味と音韻の不整合という問題の検証のため、二つ以上の調音器官をもつ手話言語は理想的な言語といえる。なぜなら、音声言語のように要素を順序付けて音韻化しなければならないという制約が必ずしも働かないからである。 本稿では、日本手話の等位接続の音韻化において、物理的には可能であっても、等位構造の二つの等位句を同時に調音することが不可能であるという観察事実を示す。これは、等位構造の非対称分析 (Den Dikken 2006, Mitrovič & Sauerland 2014) が妥当であることを示唆している。
  • インフォデミックの観点から
    高山 亨太, 皆川 愛, Poorna KUSHALNAGAR
    手話学研究
    2020年 29 巻 1 号 1-9
    発行日: 2020/12/25
    公開日: 2021/12/25
    ジャーナル フリー
    【背景】近年、インターネットやソーシャルメディアは、健康情報を入手するための一手段となり、かつ多くの人々の健康行動や判断に影響をもたらす情報発信媒体になっている。2019年12月に初めて感染が確認された新型コロナウィルスは世界的な感染流行となり、それに伴って、科学的根拠のない不確かな健康情報も爆発的に拡大した。この新型コロナウィルスに関する情報のパンデミックが起きている状況を世界保健機関(World Health Organization)は、インフォデミック(Inf odemic)と定義し、注意を喚起している(World Health Organization 2020a)。【目的】本調査では、日本において緊急事態宣言が発令される2020年3月31日時点での、主にろう者を対象とした新型コロナウィルスに関する健康情報の実態をインフォデミックの視座から記述統計により分析することであった。【方法】インターネット情報検索を行い、ろう者を主な視聴対象とした新型コロナウィルスに関する情報サイトやメディアなどの情報発信媒体45件を分析の対象とした。各情報発信媒体で発信されている健康情報が世界保健機関の推奨する感染予防行動基準8項目に準拠しているかどうか一致率を検討し、記述統計により分析した。【結果】情報発信源として、聴覚障害者情報提供施設が23件と最も多かった。世界保健機関の感染予防行動基準にどの程度準拠しているか、総合平均得点を求めたところ3.24(SD= 1.93)であった。日本手話(n=26)と日本語(n= 19)の言語媒体に区分し、比較したところ、統計的に有意な差は見られなかった。日本語を主体とした情報発信媒体と比較して、日本手話を主体とした情報発信媒体の方が、平均動画再生時間が短く、かつ、字幕などの情報保障をより提供していた。また、一般メディアが取り上げない新型コロナウィルスの手話に関する解説や医療手話通訳など、ろう者が必要とする健康情報を独自に発信するなどの取り組みがあった。【考察】調査の結果から、感染予防行動基準を全て満たしている情報発信媒体は皆無であり、かつ日本手話による情報発信媒体の方が、公的資料を参照したり、監修を受けていないため、不確かな健康情報を発信している例もあり、それらが結果的にインフォデミックの誘引要因になり得る可能性が窺われた。今後の課題として、ろう者の健康行動や意思決定におけるインフォデミックの影響について、ろう者を対象にした質的研究や手話動画の内容分析が挙げられる。
  • 石田 祐貴, 鄭 仁豪
    障害科学研究
    2022年 46 巻 1 号 1-12
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/10/01
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は、言語のワーキングメモリ容量を測定するリーディングスパンテスト(RST)に関わる処理の分析を通して、聴覚障害者のワーキングメモリ方略について、コミュニケーションモードの相違による特徴を明らかにすることであった。聴覚障害者30名を対象とし、主なコミュニケーションモードをもとに口話群と手話併用群に分類した。RSTと心像度が異なる2 つの漢字単語の記憶課題を実施し、RST遂行時のターゲット語の記憶方略の違いと課題間の関連を検討した。研究の結果、両群のRST得点に差はなかったものの、口話群では意味情報を活用した記憶方略が用いられ、高心像度課題との相関関係が示されたことから、意味的符号化に関する処理や方略の利用における効率性がRSTと関連すること、一方の手話併用群では音韻情報や視覚情報に関する記憶方略が用いられ、低心像度課題との相関関係が示されたことから、音韻コードの利用における効率性がRSTと関連することが示唆された。

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