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クエリ検索: "ノスタルジア"
868件中 1-20の結果を表示しています
  • *仙田 恵, 青島 由樹, 中村 紘子, 川口 潤
    日本認知心理学会発表論文集
    2014年 2014 巻 P2-13
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/05
    会議録・要旨集 フリー
    ノスタルジアはその喚起の手法によって個人的ノスタルジアと社会的ノスタルジア
    の2種類に分けられる。近年,個人的
    ノスタルジア
    については心理的健康を保つ役割が明らかになるなど,心理学の研究対象として多く取り上げられてきた。だがその一方で,社会的
    ノスタルジア
    については心理学的に実証的な研究がほとんどなされていない状況である。本研究ではこの2種類の
    ノスタルジア
    について,喚起後の向社会的行動への影響の測定を通して比較検討することを目的とした。そのため,まず社会的
    ノスタルジア
    喚起の刺激を作成し,その後個人的
    ノスタルジア
    条件・社会的
    ノスタルジア
    条件・統制条件を設定して,喚起による向社会的行動への影響を調査した。その結果,援助行動への影響に差は見られなかったが,2つの
    ノスタルジア
    間で罰行動において違いが見られた。
  • *榊原 佑奈, *森 将輝, *藤井 進也
    日本認知心理学会発表論文集
    2024年 2024 巻 P3-13
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/11/29
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    ノスタルジア
    は、自伝的な記憶だけでなく、生前の社会や文化に関する知識からも喚起される。先行研究では、déjà vu(既視感)が生じやすい特徴を持つ新奇な情景は
    ノスタルジア
    を喚起しやすく、これら二つの現象は密接な関係があることが示唆されている。ただし、新奇な音楽の認知において同様の傾向があるかは定かでない。本研究は、新奇な音楽に対するdéjà entendu(既聴感)が
    ノスタルジア
    に及ぼす影響を検討した。有効回答者170名は、37曲を30秒間聴取し、各楽曲に対する聴取経験とdéjà entenduの有無、
    ノスタルジア
    の主観的強度を回答した。楽曲と参加者を変量効果においた線形混合モデルの結果から、déjà entenduが生じた場合は、
    ノスタルジア
    の主観的強度が有意に高いことが示された。この結果は、情景認知だけでなく音楽認知においても、既知感が
    ノスタルジア
    を喚起する可能性を示唆する。
  • *小川 喬史, 北神 慎司, 川口 潤
    日本認知心理学会発表論文集
    2019年 2019 巻 P1-26
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/10/28
    会議録・要旨集 フリー

    私たちは,過去への感傷的な慕情である「なつかしさ(

    ノスタルジア
    )」を感じることがある。消費者行動研究の領域ではなつかしさの様々な分類が試みられており,一般の分類によると,過去の自分自身の経験に基づいて喚起される「個人的
    ノスタルジア
    」と,実体験ではなく社会的・文化的な知識に基づいて喚起される「歴史的
    ノスタルジア
    」の二つに分けられる(Stern, 1992a, 1992b)。心理学においてもなつかしさ研究は近年盛んになってきているが,個人的
    ノスタルジア
    を扱った研究がほとんどであり,歴史的
    ノスタルジア
    について明らかになっていることは少ない。そこで本研究では,歴史的
    ノスタルジア
    を喚起しやすく,一方個人的体験の想起は喚起しにくい刺激を作成することを目的とした。Web 調査参加者に画像を呈示し,なつかしさ強度の評定および個人的体験の想起の有無の反応を求めた。その結果,ある程度なつかしさを感じるが個人的体験は想起しない画像刺激を選ぶことができた。

  • 天野 景太
    日本観光学会誌
    2017年 58 巻 28-38
    発行日: 2017/12/31
    公開日: 2022/04/05
    ジャーナル オープンアクセス
    本論は、特に昭和30年代の街並みや文化を観光対象として活用した観光実践を「レトロツーリズム」と位置づけ、 その特質、歴史、成立背景について論考したものである。レトロツーリズムは、近年の昭和レトロブーム、まち あるき観光の浸透を背景として出現した観光のスタイルで、1990年代初期にその萌芽が見られ、1990年代後半か らその多様化を伴いながら発展し、2000 年代に成熟期を迎えて現在に至ったことを明らかにした。このようなレ トロツーリズムを、規模や真正性の度合いから、レトロテーマパーク型、レトロストリート型、レトロミュージ アム(アミューズメント)型、レトロミュージアム(アカデミック)型の 4 つに分類、整理した。その上で、観 光客にもたらす効果として、個人的
    ノスタルジア
    (原風景の追想)、集合的
    ノスタルジア
    、ライトエキゾチズム、 近過去の学習という 4 つの観点から論じ、レトロツーリズムの特徴的な効果が人々の
    ノスタルジア
    の喚起にある という知見を導いた。最後に今後の方向性として、インバウンドの拡大やレトロの対象年代の拡大が見込まれる ことを提示した。
  • ―デザインの形態要素を中心として―
    加藤 幸佳, *塚本 カイノ, *木谷 庸二
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2017年 64 巻 PB-36
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/06/29
    会議録・要旨集 フリー
    近年の市場の成熟化に伴い多くの領域で各社が提供する製品やサービスのコモディティ化が進んでいる。コモディティ化から脱するための方策の一つとして、マーケティングの領域では消費者の五感に訴えかける感覚マーケティングの有効性への認識が高まっている。感覚マーケティングの一つとして、製品や広告、サービスなどにノスタルジックな要素を取り入れて消費者に過去を想起させ懐かしさや郷愁性を刺激する方法が挙げられる。
    ノスタルジア
    は個々人によって異なる「個人的
    ノスタルジア
    」と複数の人が共通感覚として持っている「歴史的
    ノスタルジア
    」の2つに大別出来るが、中でも消費者行動論の分野では「歴史的
    ノスタルジア
    」について明らかにする事が大切だと言われている。本研究では製品デザインに着目して歴史的
    ノスタルジア
    を喚起する要因は何か、主に形態的側面から解明することを目的とする。調査の手法としてはアンケートとインタビューの2つの調査を行い、量的調査と質的調査の2つの調査を複合的に見る事で使いたいと感じさせる
    ノスタルジア
    製品のデザイン要因を探った。
  • 東アジアの戦争観光の比較から
    山口 睦
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2017年 2017 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/05/26
    会議録・要旨集 フリー
    本分科会では、中国、韓国、台湾、日本の戦争観光を
    ノスタルジア
    という側面から分析し、ナショナリズムの多面性を明らかにする。具体的には、現代の東アジア諸国における戦跡や植民地支配の遺跡がどのように観光資源として成立したのか、その過程を描き出し、そこに関連する
    ノスタルジア
    、ナショナリズムの動きがどのように影響してきたのかを民族誌的に明らかにすることを目的としている。
  • ―本来性を媒介要因として―
    長峯 聖人, 外山 美樹
    教育心理学研究
    2019年 67 巻 3 号 190-202
    発行日: 2019/09/30
    公開日: 2019/11/14
    ジャーナル フリー

     青年期において時間的展望は重要な役割を持っており,特に未来展望はアイデンティティの形成やwell-beingと密接な関連があるとされる。一方で,時間的展望を形成する要因について十分に明らかになっているとはいえない。本研究は,時間的展望(特に未来展望)の形成に影響する要因として

    ノスタルジア
    を取り上げ,実験的に
    ノスタルジア
    を喚起した群(
    ノスタルジア
    群)とそうでない群(統制群)の間で,喚起後の時間的展望の程度に差がみられるかどうか検討することを目的とした。またその際,未来展望の群間差を本来性によって説明できるかどうかについても検討を行った。大学生44名が実験に参加し,それぞれ
    ノスタルジア
    群か統制群にランダムに割りあてられた。実験の結果,まず
    ノスタルジア
    群は統制群よりも未来についてポジティブな態度をとっており,ネガティブな態度をとっていないことが示された。これらの結果は,現在および過去への態度についても同様であった。また,群間における未来へのポジティブ(ネガティブ)な態度の差は,本来性によって有意に媒介されることが示された。最後に,研究のデザインおよび時間的展望の下位概念という観点から本研究の課題と展望について議論された。

  • :周期的成分と非周期的成分の分離による検討
    *橋本 淳也, 朱 建宏, 本多 樹, 山本 一希, 庵野 真代, 河原 剛, 安居 元紀, 施 智穎, 劉 鉞, 中村 加奈, 島田 慶司, 中尾 敬
    日本認知心理学会発表論文集
    2022年 2022 巻 P2-B05
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/24
    会議録・要旨集 フリー
    前頭α波の非対称性を用いた研究により,
    ノスタルジア
    傾向が高い人は安静時の右側前頭の活動が左側よりも相対的に強いとされる。しかし,前頭α波の非対称性は信頼性の低さや結果の非一貫性が指摘されているため,
    ノスタルジア
    傾向との関係性にも不明瞭さが残る。近年,α波のような周期的成分に対し,1/f成分と呼ばれる非周期的成分が混在していることが指摘されており,前頭α波の非対称性の不安定さの一因となっている可能性がある。そこで本研究では,非周期成分を除いたα波を指標として,
    ノスタルジア
    傾向と前頭α波の非対称性の関連を明瞭にしていくことを目的とした。参加者は閉眼時と開眼時の各5分ずつ安静時脳活動が測られ,Southampton Nostalgia Scaleに回答した。その結果,非周期的成分を除いた場合に,
    ノスタルジア
    傾向と前頭α波の非対称性に有意な負の相関が一部認められた。本研究の知見から,
    ノスタルジア
    について考察する。
  • 大学生活に焦点を当てた検討
    *長峯 聖人, 千島 雄太
    日本心理学会大会発表論文集
    2024年 88 巻 3A-054-PM
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/11
    会議録・要旨集 フリー
  • *佐藤 天, 佐藤 弘喜
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2024年 71 巻 B2-03
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/03
    会議録・要旨集 フリー

    本研究は、個人的な記憶に頼ることなく、画像加工が

    ノスタルジア
    喚起に与える影響を、様々な年齢層にわたって調査することを目的とした。10代から50代までの参加者が、エフェクトとセピア、モノクロが画像に与えるノスタルジー効果を評価した。その結果、若年層と高齢層の間で
    ノスタルジア
    の喚起に有意差はなく、セピアとモノクロの特定の加工が
    ノスタルジア
    の感情を高めることも見られなかった。このことは、ノスタルジーを効果的に喚起するには、デジタル画像効果だけでは不十分である可能性を示唆している。

  • 楠見 孝
    心理学評論
    2021年 64 巻 1 号 1-4
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/08/25
    ジャーナル フリー
  • ノスタルジアにおけるトラウマ構造と芸術的展開
    德山 祐耀, 中村 恭子
    共創学
    2025年 6 巻 1 号 1-12
    発行日: 2025/01/14
    公開日: 2025/03/31
    ジャーナル フリー
    リミナルスペースとは,日常と非日常の境界を曖昧にさせる働きにより現れるインターネットミームである.リミ ナルスペースに現れる不在や
    ノスタルジア
    といった感興は, 個人の側が自分の経験を任意の側の経験/未経験と混 同する結果,
    ノスタルジア
    が脱色された「痕跡としての
    ノスタルジア
    」として表出する.本研究ではこれに, 天然 知能の創造モデルである概念構造「トラウマ構造」を見出した.リミナルスペースはこの構造によって単純な境界 領域から全くの外部の空間へと開かれている.本研究はリミナルスペースに見られる創造性の論理構造を炙り出し, 未知なる時空間を作品制作によって具体的に表出させることを試みた.
  • ―個人差と年齢変化―
    楠見 孝
    心理学評論
    2021年 64 巻 1 号 5-28
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/08/25
    ジャーナル フリー

    In this study, the cognitive-affective aspects and function of nostalgia were examined, based on individual differences and age-related changes. In Study 1A, the participants rated the centrality of features of nostalgia and natsukashisa (Japanese word for nostalgia), which were classified as central (i.e., autobiographical memory and positive emotion) or peripheral (i.e., negative and mixed emotion). In Study 1B, we developed the Positive–Negative Nostalgia Proneness Scale, based on the positive-negative features of nostalgia. The results showed that negative nostalgia proneness decreased with age; however, positive nostalgia proneness increased with age. In Study 2, negative nostalgia proneness was correlated with rumination and loneliness. Positive nostalgia proneness was correlated with happiness and nostalgia triggers (e.g., people/place and media), which increase with age. In Study 3, the presentation of nostalgic pictures increased familiarity and positive nostalgia proneness, and subsequently increased perceived social support and life satisfaction. In Study 4, positive nostalgia proneness affected the positive functions of nostalgia, and subsequently affected life satisfaction. These positive functions of nostalgia increased with age. These age-related changes are consistent with the socioemotional selectivity theory. We discuss potential future research addressing mere-exposure effects, autobiographical memory, cross-cultural, and aging studies.

  • 金井 明人
    認知科学
    2014年 21 巻 4 号 531-533
    発行日: 2014/12/01
    公開日: 2015/06/09
    ジャーナル フリー
  • ――SNS日本語版を改変して―
    *長峯 聖人, 千島 雄太
    日本心理学会大会発表論文集
    2023年 87 巻 3B-043-PM
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/06/27
    会議録・要旨集 フリー
  • *内藤 優哉, 金井 明人
    人工知能学会全国大会論文集
    2012年 JSAI2012 巻 1N1-OS-1a-2
    発行日: 2012年
    公開日: 2018/07/30
    会議録・要旨集 フリー

    人が

    ノスタルジア
    の認知に至るまでに、どのような過程をたどるのかを明らかにするため、過去と現在の映像をプログラミングにより物語的に切り替えることができる実験素材を作成した。そして、このプログラムを用いて、素材映像中の過去と現在とを比較する認知科学的実験を行ない、
    ノスタルジア
    が認知可能な物語のプログラム的な生成に向けた探究を行った。

  • 木下 誠
    ヴァージニア・ウルフ研究
    2022年 39 巻 99-113
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/25
    ジャーナル フリー
  • 長峯 聖人, 外山 美樹
    パーソナリティ研究
    2020年 28 巻 3 号 198-207
    発行日: 2020/03/01
    公開日: 2020/03/13
    [早期公開] 公開日: 2020/02/06
    ジャーナル フリー

    ノスタルジア
    は過去の自分についての情報を示し,現在の自分と過去の自分が類似しているという自己連続性の感覚を高めるものとされる。しかし,過去の自己と現在の自己の連続性にはそうした安定性に特徴づけられるものだけでなく,ある出来事を経験したことが現在の自分に大きな影響を与えているという感覚(自己–出来事関連性)もあり,
    ノスタルジア
    は自己–出来事関連性にも関係している可能性があると考えられる。そこで本研究では,その可能性を検討するために実験研究を行った。その際,
    ノスタルジア
    と自己–出来事関連性の関係を媒介する要因として心理的成長感および社会的つながりを取り上げた。本研究の結果,大きく2つの知見が提示された。第1に,ノスタルジックな出来事は自己–出来事関連性が高いと認知されやすいことが実証的に示された。第2に,ノスタルジックな出来事における自己–出来事関連性の高さは心理的成長感によって媒介されることが明らかになった。最後に,本研究の課題と展望について議論が行われた。

  • *楠見 孝
    日本認知心理学会発表論文集
    2013年 2013 巻 O5-2
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/11/05
    会議録・要旨集 フリー
    16-69歳の997名の全国の男女に対してインターネット調査をおこない,デジャビュと懐かしさ経験の頻度が加齢によって低下すること,両者の相関が高いことを明らかにした。デジャビュを年1回以上経験した人の比率を,男女で比較すると場所デジャビュ(79%, 84%),人デジャビュ(69%, 73%)であり,性差は小さかった。人と場所デジャビュ頻度と,性格特性との相関は全般に低く,
    ノスタルジア
    傾向は情緒不安定性と弱い相関があった。幸福度とは弱い負の相関であった。デジャビュ,
    ノスタルジア
    傾向と,保守性,批判的思考態度,空間能力自己評価,職業,学歴,居住地域,TV視聴時間,読書冊数との明確な関連は見いだせなかった。
  • -「ながら」鑑賞する時間が長い大学生を対象として-
    石川 敦雄, 髙津 卓
    日本感性工学会論文誌
    2024年 23 巻 1 号 15-25
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/04/30
    [早期公開] 公開日: 2024/02/28
    ジャーナル フリー

    Nostalgia is a mixture of positive and negative emotions and is defined as ‘a sentimental longing for one’s past’. Previous psychological research has shown that nostalgia has positive psychological functions. The aim of this study was to determine the effect of contour thinness on nostalgia in university students, who spend a lot of time listening while doing something else and are considered to be less affected by the experimental situation. The results of a psychological experiment using cross-modal stimuli consisting of black and white line drawings and piano practice pieces showed that contour thinness induced nostalgia. In addition, it has been suggested that the nostalgia induced by thin contours, as if drawn with a fine-tipped pen, may have a positive impact on the temporal outlook of the future. These results can be used for scientifically based nostalgia marketing.

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