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クエリ検索: "ハンモック"
1,166件中 1-20の結果を表示しています
  • 橋本 誠司
    日本計算機統計学会大会論文集
    2005年 19 巻
    発行日: 2005/05/20
    公開日: 2017/07/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 尾方 隆幸, 若松 伸彦
    季刊地理学
    2008年 60 巻 2 号 89-95
    発行日: 2008/09/10
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    根室半島の
    ハンモック
    分布地において,
    ハンモック表面およびハンモック
    間に生育している植生を調べた。植生からみて, 調査地の
    ハンモック
    は, スゲなどの湿原植物種に覆われるタイプ, 牧草種に覆われるタイプ, 主に森林内で出現する乾燥を好む植物種に覆われるタイプに分けられた。湿原植物に覆われるタイプでは,
    ハンモック
    表面は完全に植被されていたが,
    ハンモック
    間は無植被であった。この植被率のコントラストは, 不均一植被に起因する差別的凍結を引き起こした可能性がある。それ以外のタイプでは,
    ハンモック表面とハンモック
    間での植被率および生育種にあまり違いがなかった。また, 森林内の
    ハンモック
    にはしばしばササが侵入しており, これらは湿原の乾燥化によって化石化したものである可能性が高い。
  • *澤田 結基
    日本地理学会発表要旨集
    2022年 2022a 巻 231
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/05
    会議録・要旨集 フリー

    1. はじめに  北海道東部の平野部には,構造土の一種である十勝坊主(アース

    ハンモック
    )の分布が知られている。本研究では,十勝平野を代表する分布地である帯広空港の
    ハンモック
    の形態的特徴を明らかにするために,
    ハンモック
    の高さ,長軸,短軸の長さ,長軸方位を計測した。またこれらの計測値と分布範囲の標高との関係を検討した結果を報告する。 2. 調査の概要  調査地は段丘面上の平坦地(標高145m)で,帯広空港滑走路の西側に位置し,農地と滑走路に挟まれた森林の中に
    ハンモック
    が密集している。調査は,帯広市など十勝地域の市民15名の協力を得て実施した。調査は東西方向に設置した長さ100mの側線3本に沿って行い,
    ハンモック
    の長軸,短軸,高さ,長軸方位を計測した。高さは,
    ハンモック
    頂部から長軸・短軸それぞれの前後方向に位置する
    ハンモック
    周縁部までの高さ(合計4箇所)を計測し,その平均値とした。
    ハンモック
    の位置データは,DGPSによるRTK測量によって取得した。同時に,
    ハンモック
    間低地の標高を測定した。最終的に合計233個の
    ハンモック
    の形状データを得た。解析では,分布図上に10×10mのコドラートを作成して集計に用いた(図1)。 3. 結果および考察  
    ハンモック
    のほとんどは楕円形だが,癒着した一部の
    ハンモック
    は長円形を呈する。形態の平均値として直径2.05m(長軸と短軸の合計から計算),高さ0.38mを得た。長軸と短軸の比の平均は1.30であった。側線の中心部は両端部と比べて約1m低くなっており,この凹地にある
    ハンモック
    の高さは平均0.39mであったが,両端付近では平均0.24mであった。湿った凹地において
    ハンモック
    が大きく成長した結果,地形による形態の差異が生じたと考えられる。 長軸方位は南南東-北北西に集中していた。
    ハンモック
    の長軸方位が南北方向へ集中する傾向は南アフリカの季節凍土帯でも報告されており(Grab,2005),凍上量の南北差がその要因となり得ることが指摘されている。本調査地で得られている高精度DEMでは
    ハンモック
    の南向き斜面で傾斜が緩い傾向があり,斜面方位による凍上量の差異が南北に長い楕円形の形状と関連している可能性が考えられる。 引用文献 Grab,S.W. 2005. Earth hummocks (thúfur): new insights to their thermal characteristics and development in eastern Lesotho, southern Africa, Earth Surf. Process. Landf. 30: 541-555.

  • *澤田 結基, 近藤 玲介, 吉岡 璃貴也
    日本地理学会発表要旨集
    2024年 2024s 巻 P001
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/04/19
    会議録・要旨集 フリー

    はじめに北海道東部の根室半島には,土壌の凍結融解で形成されるアース

    ハンモック
    (周氷河
    ハンモック
    )が分布することが知られている。これらのアース
    ハンモック
    は湿原よりは地下水位が深い場所に分布し,地下水位の深さに応じて密集型から散在型へ移行すること(天井澤,1997),地下水位に応じて谷地坊主と分布範囲を異にすることが明らかにされてきた(Ogata, 2007)。しかし,その分布範囲は不明であった。本研究では,根室半島全域のアース
    ハンモック
    の分布を把握し,その微地形の特徴を明らかにすることを目的とする。 調査の概要アース
    ハンモック
    の分布調査には,主にGoogle Earth Proの衛星画像を用いた。解像度が高く雲の影響がない画像を選択し,分布地と判断される領域を囲むポリゴンを作成した後,KMLファイルに出力した。判読が困難な場合には,地理院地図の空中写真も援用した。なお判読は湿原と草地を対象としており,森林下にある
    ハンモック
    は判読の対象としていない。この判読結果から,調査地を3か所(納沙布岬近傍,珸瑤瑁(ごようまい),歯舞)抽出し,現地調査を行った。現地調査では,おおむね10×10m以上の範囲でSfM測量を行い,2cm解像度のDEMを作成した。SfM測量のGCPではDGPSによるRTK測量によって緯度・軽度・標高の値を取得し, Metashape Proを用いた地形モデル作成に用いた。 アース
    ハンモック
    の分布 アース
    ハンモック
    は,複数面の海成段丘からなる台地上,あるいは段丘崖の緩斜面に分布する(図1)。特に半島先端部の歯舞地区から納沙布岬にかけて分布が集中するが,根室市街南部にも分布地が点在する。湿原周縁部に分布するものは小型で,谷地坊主と分布地が隣接,あるいは谷地坊主と混在することがある。ア-ス
    ハンモック
    の分布地は概ねササ類に覆われるが,牧草地にも多く分布している。 アース
    ハンモック
    の形態 歯舞の分布地は湿原外周部の谷地坊主分布地と隣接している。谷地坊主分布地の近傍ではやや密に分布するが,そこから離れるにしたがって散在傾向を示す。
    ハンモック
    の直径は約50cm-100cm程度,高さは約20-30cmと小型であり,釣鐘上の形状を呈する。
    ハンモック
    分布地は全域がササ類に覆われている。納沙布岬近傍の調査地は歯舞に似ており,小型の
    ハンモック
    が点在する。珸瑤瑁には大型の
    ハンモック
    が分布する。直径は約1-2m,高さは約30-40cmで,頂部が平坦なテーブル形状を呈する。平面形は楕円で,その長軸は南北に配列する傾向を示す。歯舞と同様,全域がササ類に覆われるが,その根茎が
    ハンモック
    の基部で断裂しており,現在も凍上が生じていると考えられる。 歯舞,珸瑤瑁,納沙布のどの分布地においても,
    ハンモック
    の一部が直線的に欠けるものが散見される。
    ハンモック
    の欠損はエゾシカの踏み跡に沿っていることから,エゾシカが踏みつけることで生じたと考えられる。

  • *尾方 隆幸, 中村 有吾
    日本地理学会発表要旨集
    2006年 2006s 巻
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/05/18
    会議録・要旨集 フリー
    1. 目的と方法
    季節凍土地域の湿原には,活発な凍結融解作用と浅い地下水面に関連したマウンド状の微地形(以下,
    ハンモック
    )が形成され,環境変化の指標として着目されている.北海道東部では,これらの
    ハンモック
    が植生,土壌,立地環境によって「十勝坊主」「谷地坊主」として区別されているが,その区分が科学的なデータに基づいているとは言い難い.また,それぞれの
    ハンモック
    の形成時期,形成プロセス,形成に必要な環境条件に関する議論も不十分である.
    本発表では,十勝坊主と谷地坊主が混在して分布する根室半島において,両タイプの
    ハンモック
    の形状,植生,土壌からそれぞれの形態的特徴を示し,さらにそれぞれの分布と水文環境との対応を明らかにする.また,
    ハンモック
    内部に挟在する完新世テフラに基づき,根室半島に分布する
    ハンモック
    の形成時期を検討する.
    2. 調査地・調査方法
    根室半島は,年平均気温からみた
    ハンモック
    の分布限界付近に位置している.野外調査は,放牧地として利用されている海成段丘上の湿地に幅2 m×長さ120 mのトランセクトを設定して行われた.トランセクト上では地形断面を測量し,20 mおきの地点に地下水位観測用の井戸を設置した.地下水位は,2004年9月と2005年11月の2回測定された.また,トランセクト上に出現する全ての
    ハンモック
    (合計205個)の長径,短径,高さを測定し,植物種を記載した.異なるタイプの
    ハンモック
    の内部構造を比較するため,形状や環境条件の異なる5つの
    ハンモック
    を切断して断面を記載した.さらに内部を充填する物質の試料を採取し,実験室にてテフラと粘土鉱物の同定,有機物含量,粒度分析,含水比の測定を行った.
    3. 調査結果
    調査地には,ローム層や泥炭層の下位に,透水性の低い固く締まった粘土層があり,これが浅い地下水位を維持している.トランセクトを2 m×2 mのコドラートに分割し,
    ハンモック
    の個数・平均高さ・被覆面積を計算すると,いずれも地下水面が地表面上に位置するような環境下で高い値を示した.このような水分の多いところには谷地坊主と十勝坊主の両者がみられたが,相対的に乾燥しているところでは十勝坊主のみが分布していた.
    谷地坊主の表面は,イネ科やカヤツリグサ科(スゲ属)の草本に密に覆われ,マウンド間にはほとんど植生がなかった.十勝坊主のマウンド部分にもイネ科草本が生育しているが,被度が低く,植物種はより多様で,非湿原植物も認められた.そして,マウンド間の植生もマウンド部分と同じ場合が多かった.十勝坊主の頂部にはヤマハンノキやダケカンバが侵入していることもあった.
    5つの
    ハンモック
    を切断した結果,十勝坊主の内部は腐植とロームによって,谷地坊主の内部は主にスゲ泥炭によって充たされていた.いずれの
    ハンモック
    も完新世テフラを挟在しているが,明瞭なインヴォリューション構造が認められたのは1つの
    ハンモック
    のみであった.
    トランセクト上の最低所付近に位置し,堪水する環境下にあるこの
    ハンモック
    は,マウンド部分がスゲに密に覆われているが,マウンド間はほぼ無植生であった.上位の泥炭層に貫入したテフラは,この
    ハンモック
    の形成が最近約300年間であることを示唆している.
    気候地形学的な
    ハンモック
    の分布限界付近に位置する根室半島では,化石化した
    ハンモック
    が多いと考えられる.しかしながら,堆積物の熱伝導率や含水比など,気候以外の局地的な環境条件が
    ハンモック
    の形成に適している場合には,ごく最近に
    ハンモック
    が成長した可能性がある.
  • *矢崎 友嗣, 矢部 和夫, 植村 滋
    日本生態学会大会講演要旨集
    2004年 ESJ51 巻 O1-V08
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/30
    会議録・要旨集 フリー
    はじめに
    北海道のミズゴケ
    ハンモック
    の形状には地域差がみられ, 日本海側で低く扁平, 太平洋側西部で中程度で山型, 太平洋側東部で高く円筒形である(Yabe and Uemura, 2001). 著者らは,
    ハンモック
    の高さ異なる4湿原においてミズゴケの成長量,
    ハンモック
    の標高, 水文化学環境の季節変化などを測定し,
    ハンモック
    の形状に地域差が生じる過程を検討した.


    方法
    観測地はサロベツ・歌才(日本海側), ウトナイ(太平洋側西部), 風蓮川(太平洋側東部)の4湿原である. 4月から10月まで約1ヶ月間隔で
    ハンモック
    を形成するミズゴケの伸長成長量(以下, 成長量),
    ハンモック
    の標高などを測定した. 雪圧と他の植物による被陰の効果を検討するため, 無処理区, 雪圧除去区, 他の植物刈り込み区, 雪圧除去×刈り込み区を設置した.


    結果と考察
    ミズゴケの成長量の地域差
    同種でミズゴケの成長量を比べると, 北海道西部または日本海側で東部を上回る傾向がみられた. これは, 2002年と同様の傾向であった(2003年度大会にて発表済み).

    被陰の影響
    ほとんどの
    ハンモック
    で他の植物の刈り込みによって乾燥または枯死するミズゴケの割合が増加し, 成長量も低下した. また, 刈り込み区では夏季に標高が低下した. 刈り込みによって被陰による蒸発散抑制効果が失われ, ミズゴケが乾燥し,
    ハンモック
    を構成する泥炭が収縮していたと考えられる.

    雪圧の効果
    太平洋側では雪圧による標高はほとんど変化しなかったが, 日本海側では雪圧によって
    ハンモック
    の標高が低下していた. 歌才では無処理区で標高が大きく低下したが, 翌年の成長量も大きく, 2003年秋には2002年の秋と同程度の標高になった. このことから, 歌才では積雪が
    ハンモック
    の標高を地下水面に近づけ, その結果ミズゴケの生育に良好な湿潤環境が形成されたことが推察された.
  • *若松 伸彦, 天井澤 暁裕, 尾方 隆幸, 小川 政幸, 伊藤 千恵
    日本生態学会大会講演要旨集
    2005年 ESJ52 巻 P2-043
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/17
    会議録・要旨集 フリー
     根室半島は、植被構造土の一種であるアース
    ハンモック
    の分布南限にあたる地域である。アース
    ハンモック
    は主にイネ科草本に覆われた草原に分布するが、ときには森林内にもみられる。演者らは森林内に分布するアース
    ハンモック
    の形成要因と、その林分構造について調査した。
     調査地域の土壌内において広域テフラのKO-c2(AD1694)が
    ハンモック
    の内部からもみられた。森林は草原に比べて地表面が高く、地下水面は地表面から深い位置にあった。また、アース
    ハンモック
    の凍上・沈下量を一年を通じて計測した結果、草原内の
    ハンモック
    は成長するものもみられるが、森林内のものは成長していないことがわかった。
     アース
    ハンモック
    分布地の森林の林冠層にはダケカンバが優占し、林縁から林内になるに従いカシワモドキ(コナラ属の一種でカシワとミズナラの雑種とされる)の混交率が高くなる。林冠のダケカンバには枯死木が多く、直径5センチ以下、樹齢30年以下の個体はほとんど存在しなかった。また、林床には木本の稚樹は極めて少なかった。
     調査したアース
    ハンモック
    分布地のほとんどは馬の放牧地であるが、馬が放牧されていない場所も一部に存在する。放牧がなされていないダケカンバ林はカシワモドキの混交率が高く、また林床にもカシワモドキの稚樹が多数存在していた。
     これらの結果から森林内のアース
    ハンモック
    は、KO-c2の降下後から現在の間(過去300年間)に形成され、その後地下水面が草原よりも深いために森林化したと考えられる。森林はダケカンバ林からカシワモドキの林へと遷移する傾向にあるが、現在は放牧の影響でその遷移が停止していることが示唆された。
  • 神津 カンナ
    日本原子力学会誌ATOMOΣ
    2013年 55 巻 10 号 535
    発行日: 2013年
    公開日: 2019/10/31
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 内部構造の記載と堆積物の試料分析
    高石 翔, 尾方 隆幸
    地理学論集
    2011年 86 巻 1 号 127-131
    発行日: 2011/12/31
    公開日: 2013/02/14
    ジャーナル フリー
  • *小疇 尚, 清水 長正, 澤田 結基, 武田 一夫, 川内 和博
    日本地理学会発表要旨集
    2018年 2018s 巻 P215
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/06/27
    会議録・要旨集 フリー
    十勝地方の9か所でアース
    ハンモック
    の分布地を確認し調査を行った。分布地は一か所を除いて海抜170m以下の比較的排水不良の低地で、各分布地には数十から800以上の
    ハンモック
    が密集している。
     アース
    ハンモック
    は、凍上性の強い火山灰土の分布地で、根系が密な草やササに覆われ、地下水位が浅く冬季の凍結深が数十㎝に及ぶ土地に分布している。しかし最近、公共工事等による地下水位の低下と土壌の乾燥化とそれに伴う植生の変化、さらに温暖化の影響で凍結深が浅くなり、表土の凍上が不活発になって、アース
    ハンモック
    の生長は不活発の状態になってきている。
  • *宇良田 大悟, 宮本 梓, 新谷 益巳, 岩崎 翼, 坂本 直文, 三村 聡男, 古島 弘三
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2009年 28 巻 80
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/08/11
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    ハンモック
    肢位では肩甲骨の外旋が起こると考えられるが,投球障害者の
    ハンモック
    肢位において,投球側では肩甲骨外旋運動が減少していることが多い.この現象が,鎖骨挙上と関連性があるのではないかと考えた.
    ハンモック
    肢位における肩甲骨外旋と鎖骨挙上の関連性を明らかにしている報告は見当たらない.そこで,本研究は
    ハンモック
    肢位における肩甲骨外旋と鎖骨挙上の関連性を検証することを目的とした.
    【対象と方法】
    投球障害の既往を有する男性3名(以下,I群:年齢27.3歳±3.8),野球競技歴のない健常男性3名(以下,C群:年齢29.0歳±1.7)を対象とした.方法は,上肢下垂肢位と
    ハンモック
    肢位にて,立位で前方からレントゲン撮影,上方から写真撮影を行った.レントゲン撮影は,両肩甲帯撮影とし,両鎖骨全長・肩甲骨下角が入るように両肢位の撮影を行った.写真撮影は,両肩甲棘基部・肩峰の4箇所にマーカーを貼り付け両肢位の撮影を行った.両肢位における肩甲骨外旋角,鎖骨挙上角,上肢下垂位の肩甲骨下角-棘突起間距離(以下,SSD)を計測し,さらに上肢下垂位から
    ハンモック
    肢位にかけての肩甲骨外旋量と鎖骨挙上量を計測した.
    【結果】
    ハンモック
    肢位における肩甲骨外旋角はI群で投球側23.3°±3.1,非投球側16.7°±3.5,C群で利き手側25.3°±4.5,非利き手側23.0°±4.6,鎖骨挙上角はI群で投球側22.6°±3.1,非投球側23.3°±1.9,C群で利き手側22.1°±10.9,非利き手側21.7°±11.2,上肢下垂位における鎖骨挙上角はI群で投球側8.7°±0.5,非投球側11.6°±2.2,C群で利き手側5.4°±2.7,非利き手側6.4°±4.5,鎖骨挙上量はI群で投球側14.0°±3.6,非投球側11.7°±4.0,C群で利き手側16.7°±11.9,非利き手側15.4°±12.8であった. また、SSDはI群投球側で10.6_cm_±0.1,非投球側9.3_cm_±0.6,C群利き手側で9.3_cm_±0.5,非利き手側9.6_cm_±0.5であった.
    【考察】
    ハンモック
    肢位における肩甲骨外旋と鎖骨挙上の関連性を証明することはできなかったが,I群では,
    ハンモック
    肢位での投球側肩甲骨外旋角の不足と鎖骨挙上量の増大が起こるという傾向が見られた.臨床場面で,投球障害者の挙上位鎖骨挙上角の減少を多く経験する.結果から,肩甲骨のマルアライメントにより鎖骨挙上量の増大が起こることが推測され,この現象が習慣化することにより鎖骨が過度の運動量を要求された結果,鎖骨挙上の減少が引き起こされると推測された.今後,症例数を増やし検討していきたい.
  • *澤田 結基, 小疇 尚, 清水 長正, 川内 和博
    日本地理学会発表要旨集
    2022年 2022s 巻 P013
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/03/28
    会議録・要旨集 フリー

    1. はじめに

     SfM技術の進展により,メッシュサイズが数mm-数cmの高精度な数値地表モデル(DSM)を用いた構造土の記載・観測が行われるようになった。曲線的な斜面で構成されるアース

    ハンモック
    をDSMに基づき記載するためには,周囲との境界の抽出が問題となる。本研究では,帯広空港敷地内のアース
    ハンモック
    分布地において作成した超高精度DSMの解析を行い,アース
    ハンモック
    の外周境界の抽出を試みる。また,その地形的特徴を記載する。

    2. 調査地と調査方法

     調査地は帯広空港の滑走路西側に隣接する林内にあり,直径約2m,高さ約50cmのアース

    ハンモック
    が密集している。測量調査は2019年5月に実施した。まず地表面を覆うササ等の植被をすべて伐採し,地上基準点(GCP)を20箇所設置した。GCPの座標はトータルステーションを用いて決定した。撮影にはデジタル一眼レフカメラを用い、長さ3mのポールに固定して、撮影範囲が重なるよう移動方向に連続して撮影した。撮影した 画像の解析にはMetashape Professionalを用い,5cmグリッドのDSMを生成した。DSMの解析には,ArcGIS 10.5および Quantum GIS Ver.3.20を用いた。

    3. 調査結果

     試行錯誤の結果,標高の二階微分であるラプラシアンフィルターによって,目視で判断されるアース

    ハンモック
    の外周に近い境界線を得ることができた。ArcGISに実装されるラプラシアンフィルターの値は凸型地形で正,凹型地形で負の値となり,0はそれらの境界とみなせる(図1)。そこで,0を閾値として外周線を抽出した。この外周線は目視で判断されるアース
    ハンモック
    の境界と概ね一致する(図2)。なお微細な起伏の影響を避けるため,DSMには先に平滑化処理を行っている。

     調査範囲には合計12個のアース

    ハンモック
    が含まれる。これらの地形的特徴として,南向きより北向きの側斜面で傾斜が急であること,外周線を楕円で近似すると長軸方向が南北に向くという特徴が見いだされた。こうした地形的特徴は,側斜面の方位によってアース
    ハンモック
    成長時の動きが異なる可能性を示唆している。

  • 曽根 敏雄, 原田 鉱一郎, 田中 静幸
    北海道地理
    1999年 1999 巻 73 号 1-9
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    There are active earth hummocks in eastern Hokkaido. Ground freezing and frost heave were observed at an earth hummock site in Bekkai town in 1991-92 winter. The ground was frozen to 47cm deep and heaved about 5cm at an earth hummock, while it was frozen to 19cm deep and heaved about 3cm at an inter-hummock depression due to the difference of snow depth. Differential frost heave is considered to be one of the factors which promote the upheaval of the surface of earth hummocks. Internal structure and soil properties such as dense roots, low bulk density and ratio of solid phase suggest that the surface upheaval of earth hummocks is caused by the repetition of “frost heave and imperfect subsidence”.
  • *尾方 隆幸
    日本地理学会発表要旨集
    2006年 2006f 巻 109
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/30
    会議録・要旨集 フリー
    北海道をはじめとする日本の寒冷地域には,内部に凍結核を持たない小規模なマウンド状微地形がみられ,植生や土壌によって谷地坊主と十勝坊主とに区別されている.いずれも季節凍土の形成に関連した構造土の一種とされるが(山田 1959,日本土壌肥料学雑誌,30),『地形学辞典』(二宮書店)によれば,十勝坊主はアース
    ハンモック
    と同種,谷地坊主はアース
    ハンモック
    とは異種の微地形とされる.しかし,両者が混在する湿原や,両者の分布域が隣接する湿原もあり,どちらとも判別し難い紛らわしいものが認められることもある.
    小規模凍結マウンド(
    ハンモック
    )の分類や用語をめぐっては,国際的にもしばしば議論になる.この微地形は,一般に”earth hummocks”,”thufur”,”pounus”と呼ばれることが多いが,これら3つの用語が同義か否かについては,研究者によって見解の相違がある.さらに,”peat hummocks”をはじめとするその他の用語も頻繁に使用され,それぞれの定義は研究者によって異なる.
    こうした用語の氾濫は,
    ハンモック
    の形成プロセスが,永久凍土の有無,温度条件,水分条件,堆積物,植生の違いを反映し,極めて多種多様であることに起因するとの指摘がある.地形学的な用語は,形成プロセスが同質か異質かを判定した上で決定されなければならない.つまり,形成プロセスがよくわかっていない地形に対して用いられる用語は,仮のものとみなされるべきであろう.
    日本の谷地坊主と十勝坊主についても,その形成プロセスには不明な点が多い.この両者が地形学的に明瞭に分けられるか否かは,それぞれの形成プロセスを解明するまでは決めるべきではない.もちろん,海外でみられる類似の微地形のどれに対応するのかも,現段階では判定できない.『地形学辞典』の「十勝坊主 = アース
    ハンモック
    」という解釈にも,アース
    ハンモック
    の定義に統一見解がない上,「季節凍土地域の小規模凍結マウンドをアース
    ハンモック
    と呼ぶべきではない」とする立場もある以上,再検討の余地があるといえよう.
  • 佐藤 奏衣, 矢部 和夫, 矢崎 友嗣, 木塚 俊和, 小林 重人
    湿地研究
    2023年 13 巻 35-56
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
    地下水経由の栄養素とミネラル負荷を受けたプアフェンで水文化学因子と群落傾度の関係を明らかにするため,負荷区と対照区を設置し,各調査区で植物群落調査と地下水(飽和帯泥炭水)のpH,電気伝導度(EC),無機イオン類を測定した.プアフェンは凸型の
    ハンモック
    と凹型のホロウからなるモザイク地形とそれらがない非モザイク地形から構成され,地下水面から各地形表面までの距離の違いから,各地形に生育する植物に対し飽和帯泥炭水の影響が異なると予想した.本研究では異なる地形空間で植物群落解析を行った結果,モザイク-非モザイク地形から2 つおよび
    ハンモック
    上から1つ,それぞれワラミズゴケ優占群落型を一端とした群落傾度が抽出され,これら3 つの群落傾度は無機イオン類の濃度変化を伴った.一方,ホロウ上では水文化学因子の変化に伴う群落傾度は抽出されなかった.
    ハンモック
    (不飽和帯泥炭水)とホロウ(飽和帯泥炭水)の水質を調査区間で比較した結果,多くの無機イオン類の濃度は,
    ハンモック
    とホロウともに負荷区で概ね高かった.この結果から,地下水経由の栄養素等の負荷により
    ハンモック
    内の各イオン濃度が高くなり,
    ハンモック
    上のワラミズゴケ被度の低下を伴う群落傾度が生じたと推測された.
  • 石垣 朝子, 伊藤 慎
    地質学雑誌
    2000年 106 巻 7 号 472-481
    発行日: 2000/07/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    下部白亜系銚子層群に認められる
    ハンモック
    状ベッドフォームのサイズ分布は, 対称性のよいウェーブリップルに認められるような対数正規分布のパターンを示す.また,
    ハンモック
    状ベッドフォームの波長は, 古水深の増加にともなって小さくなる傾向を示す.このことは, ストーム時の浅海底付近での振動流の軌道直径が, 水深の増加にともなって小さくなるためと考えられる.一方, 沖合でのストームの規模の指標となるストーム堆積物の厚さと,
    ハンモック
    状ベッドフォームの波長の間には, 明瞭な対応関係が認められない.
    ハンモック
    状ベッドフォームは暴浪にともなう振動流成分ならびに沖合に向かう一方向流成分の減少にともなって形成されると考えられており, 特に沖合のストーム堆積物の形成の初期に一方向流が卓越していた場合,
    ハンモック
    状ベッドフォームの波長の大きさは, 暴浪の最大の規模を直接反映していない可能性が考えられる.
  • 中村 智史, *尾方 隆幸
    日本地理学会発表要旨集
    2006年 2006f 巻 P611
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/30
    会議録・要旨集 フリー
    1. 背景および目的
    厚い季節凍土が形成される北海道東部には小規模凍結マウンド(以下,
    ハンモック
    )がみられる.この地域の
    ハンモック
    は,「十勝坊主」と「谷地坊主」に分けられ,それぞれ形成過程が異なる微地形と考えられている.しかしながら,その差異を詳細に検討した研究はほとんどない.
    本発表では,十勝坊主と谷地坊主が混在して分布する根室半島において,両タイプの
    ハンモック
    の内部構造を,土壌の諸特性,特に有機物含量と水分保持特性の点から比較・検討する.
    2. 調査地・調査方法
    調査地とした湿原のうち,地下水面が地表面付近に位置するような環境下には,谷地坊主と十勝坊主の両者が密に分布し,特に湛水する環境では谷地坊主が卓越する.一方,相対的に乾燥している環境下には,十勝坊主のみがまばらに分布する.
    本研究では,形状や環境条件の異なる8つの
    ハンモック
    (十勝坊主4,谷地坊主4)の断面を記載し,各断面から層位別に撹乱・不撹乱試料(100 ccコアサンプラー使用)を採取した.これらの試料を持ち帰り,有機物含量を定量した.また,体積含水率・水分保持特性など土壌物理性の測定を行った(試料分析結果は,本要旨では十勝坊主3つと谷地坊主2つの計5つの結果のみを示す).
    3. 結果
    断面調査を行った全ての
    ハンモック
    で完新世テフラが認められ,そのうち谷地坊主の2つで,テフラが
    ハンモック
    内部に巻き込まれた明瞭なクリオタベーション構造が認められた.
    有機物含量を両タイプで比較すると,
    ハンモック
    表層では十勝坊主(26-34%)より谷地坊主(39-52%)で高く,顕著な差異を示すが,次表層(いずれも30%程度)およびそれ以深(いずれも20%程度)での有意な差異は認められなかった.両タイプの相違点は,有機物含量そのものというより,植物組織の残存性(泥炭の分解度の違い)であると考えられる.
    含水率の深度プロファイルは,十勝坊主と谷地坊主で異なる結果を示した.すなわち,十勝坊主では表層から下層に向かい高くなるが,谷地坊主では最表層で最も高く,その下層でいったん低くなり,最下層でまた高くなる.地下水面以深にあたる最下層を除けば,谷地坊主の含水率と有機物含量は正の相関関係にあり,谷地坊主表層の高い有機物含量は土壌水分の保持に寄与していると考えられる.
    pF試験の結果,谷地坊主表層では十勝坊主表層に比べ,特にpF 0-1.0の多湿条件で顕著に高い水分含量を示した.下層試料の同条件での水分保持特性には,両タイプで顕著な差異は認められなかった.
    十勝坊主と谷地坊主では,水分保持特性に大きな相違があり,これには有機物含量もしくはその存在形態と関連があることが示唆された.とりわけ,有機物に富んだ谷地坊主の高い含水率は,凍上性の点で有利である.
  • 古谷 尊彦, 阿子島 功
    季刊地理学
    1992年 44 巻 2 号 101-106
    発行日: 1992/05/20
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    モンゴル北東部ビンデル付近の氾濫原性低地内に発達する現成アース
    ハンモック
    は, 旧河道沿いに堆積している粘土質砂層の分布に対応して形成されており, 粘土質砂層の厚い所ほど盛り上がりも大きくなっている。ここでは, アース
    ハンモック
    の形成は, 母材の堆積環境および微地形を反映した母材の粒度と水分条件によって規定されている。
  • 平井 孝明, 金子 洋
    理学療法学Supplement
    1990年 1990.17.1 巻
    発行日: 1990/03/31
    公開日: 2017/07/07
    会議録・要旨集 フリー
  • 安積 晃次郎, 河野 英一, 笹田 勝寛, 石川 重雄, 島田 正文
    環境情報科学論文集
    2006年 ceis20 巻
    発行日: 2006年
    公開日: 2008/12/02
    会議録・要旨集 フリー
    天然記念物「赤井谷地沼野植物群落」指定地である高層湿原において、降水量・蒸発散量・地下水位および本湿原に特有な4種ミズゴケマットの水分の変化を把握した。これらの結果から、4種ミズゴケマットが棲み分けて存在する凹地ホローから大きな凸地
    ハンモック
    の斜面および頂部にわたるところでは、各種ミズゴケマットの水分環境が明瞭に異なっていることを見出した。それに基づいて、高位泥炭の再生サイクルに重要な役割を演じているといわれる
    ハンモック
    の形成も推察され得た。
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