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クエリ検索: "パラインフルエンザウイルス"
508件中 1-20の結果を表示しています
  • 澁佐 隆, 阿部 庄作, 寺本 信
    アレルギー
    2004年 53 巻 10 号 1084-1087
    発行日: 2004/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    症例は67歳, 男性で, 咳嗽, 喀痰を主訴に受診した. 胸部X線写真上, 両肺野に多彩な浸潤影を認めた. 経気管支肺生検で好酸球性肺炎と診断され, 臨床経過とステロイド治療後陰影の速やかな改善を認め慢性好酸球性肺炎と診断した.
    パラインフルエンザウイルス
    (PIV)3抗体価の有意な上昇と変動を認め, 慢性好酸球性肺炎との関連が示唆された. 慢性好酸球性肺炎は, 病理学的に診断された好酸球性肺炎のうちで, 重篤な症状(呼吸器症状, 全身症状), 遷延性の経過, しばしば移動する胸膜下の非区域性浸潤影, ステロイド治療による陰影の速やかな改善等, 共通の臨床的特徴を有する疾患である.
  • 澁佐 隆, 高木 葉子, 笹岡 彰一, 藤澤 泰憲, 阿部 庄作
    気管支学
    1999年 21 巻 7 号 467-470
    発行日: 1999/11/25
    公開日: 2016/10/15
    ジャーナル フリー
    気管支喘息の急性増悪の誘因に
    パラインフルエンザウイルス
    3感染が示唆された症例を経験した。症例は31歳, 女性で, 24歳時気管支喘息と診断された。1998年4月初め咳発作出現し, 増悪したため, 当科に入院した。喘息発作軽快後に気管支鏡検査を施行した。気管支粘膜の発赤と血管増生を認め, 気管支粘膜生検を施行した。病理組織学的に気管支上皮細胞の合胞性巨細胞化を認め, ウイルス感染が疑われた。血清学的に
    パラインフルエンザウイルス
    3(HI)抗体価が16倍から256倍と有意に変動しており, 気管支喘息急性増悪因子の可能性が示唆された。
  • 井上 美智子, 吉永 治美, 産賀 温恵, 水内 秀次, 形山 優子
    日本重症心身障害学会誌
    2019年 44 巻 2 号 351
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/10/30
    ジャーナル フリー
    はじめに
    パラインフルエンザウイルス
    は乳幼児が発症するかぜ症候群の原因ウイルスの一つであるが、老人施設などにおいて集団発生の報告がある。今回、当院重症心身障害児(者)(以下、重症児(者))病棟において
    パラインフルエンザウイルス
    に関連した集団感染を経験したため報告する。 経過 X年4月14日から5月4日にかけて、58名が入所している病棟において23名に発熱を認めた。発症者の年齢は11歳から60歳。発症者は第1例の発症後4日目に6人が発症し、5日目からは徐々に発症者は減少した。発熱については1名が35度以下の平熱のため36.7度で発熱とみなしたが、それ以外は最高37.7度から40.9度であった。38度以上の発熱を19人、39度以上は14人に認めた。38度以上を示した19人の38度以上の発熱期間は1日〜6日(平均2日)であった。発熱以外の症状は19人に軽微な咳や鼻汁などの感冒症状、3人においては発熱以外の症状はなかった。しかし、4人が肺炎と診断、それ以外に5名に点滴加療を行った。なお、気管切開を施行している5人の内4人に対して点滴加療を行った。経過中、各種ウイルス迅速検査等を施行したが、全て陰性であった。このため、8名においてmultiplex reverse transcription PCRを行ったところ、全例に
    パラインフルエンザウイルス
    を検出した。全例回復し、後遺症は認められなかった。 まとめ 今回、接触および飛沫感染に対する感染予防策をとったが、多数の発症者を認めた。今回の発症者では突然高熱が出現するが、その他の症状は軽微なことが特徴的であった。しかし、4名は肺炎を発症し、気管切開施行者は高率に点滴加療を行うなど、重症化の可能性を認めた。重症児(者)病棟において
    パラインフルエンザウイルス
    感染は流行の危険があり、さらに重症化に対し注意が必要と考えられた。 申告すべきCOIはない。
  • 蕪木 康郎, 上野 裕之, 嘉悦 明彦, 泊 賢太郎, 菊地 孝司, 小堀 すみえ, 宮崎 元伸
    感染症学雑誌
    2020年 94 巻 1 号 86-96
    発行日: 2020/01/20
    公開日: 2020/08/09
    ジャーナル フリー

    ヒト

    パラインフルエンザウイルス
    (Human Parainfluenza Virus:HPIV)は4 つの型に分類されており,遺伝子検査には,文献で報告された型別可能なMultiplex-RT-Nested-PCR 法(既報方法)が広く用いられている.しかしながら既報方法で得られる増幅産物の塩基配列は短く,特に3 型は解析に供する塩基配列が 60 塩基であることから系統樹解析の実施が困難だった.そこで,HPIV を高感度に検出でき,加えて系統樹解析が可能な塩基配列長が得られるMultiplex-RT-Nested-PCR 法(本法)の開発を試み,HPIV のHN 領域を標的としたプライマーを新たに設計した.その結果,本法のNested-PCR により,HPIV1 型,2 型,3 型, 4 型各々で652bp,950bp,843bp,552bp の増幅産物が得られた.既報方法を用いて既にHPIV 遺伝子が検出されている193 検体に対して本法を実施したところ,全ての検体からHPIV 遺伝子が検出された.また,他の呼吸器症状を引き起こすウイルス12 種に対して本法を実施したところ,交差反応は認められなかった.
    さらに,本法によって得られた増幅産物に対してダイレクトシーケンスを実施し,決定された塩基配列を用いて系統樹解析を行った.解析領域は,Nested-PCR 用プライマー部分まで除いた,HPIV1 型608nt,2 型907nt,3 型799nt,4 型510nt とした.系統樹解析の結果,HPIV1 型,2 型,3 型の検体は既知のクラスターに分類をすることができ,HPIV4 型の検体はサブタイプを分類することができた.
    以上の結果から,本法は,HPIV を検出,そして解析する遺伝子検査の一つとして,有用であることがわかった.

  • 山村 至, 越野 健, 山村 真由美, 宮保 進, 布田 伸一, 多賀 邦章, 元田 憲
    心臓
    1982年 14 巻 12 号 1513-1519
    発行日: 1982/12/25
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    近年ウイルス学的診断技術の進歩により,多数のウイルスが心筋炎を起こしうると考えられている.そのうちでもコクサッキーB群がウイルス性心筋炎をきたす最も頻度の高い原因と考えられている.われわれは頻度としては少ないが,臨床症状,胸部X線写真,心電図,ペアウイルス抗体価の4倍の上昇より,
    パラインフルエンザウイルス
    心筋炎が最も疑われた1症例を経験したので臨床所見と経過を記載した.この際心筋生検,201Tl心筋スキャンを施行し,臨床的には経過は良好であったが心筋生検の組織所見でかなりの心筋の変性を認め,急性期を過ぎた時点での201Tl心筋スキャンで,なお異常所見を得た.その後201Tl心筋スキャンは正常化している.心筋炎からうっ血型心筋症への移行も唱えられている点を考えると,心筋炎の予後,follow upの点でこれらの2つの検査が有用であると思われたので文献的考察を併せて行い報告する.
  • 伊藤 康彦, 鶴留 雅人, 駒田 洋, 伴戸 久徳
    ウイルス
    1989年 39 巻 1 号 29-45
    発行日: 1989/06/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 康彦
    ウイルス
    1996年 46 巻 1 号 35-41
    発行日: 1996/06/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 奥根 百合, 杉峰 啓憲, 池田 由香, 儘田 光和, 吉田 晃
    日本プライマリ・ケア連合学会誌
    2023年 46 巻 4 号 149-152
    発行日: 2023/12/20
    公開日: 2023/12/27
    ジャーナル フリー

    症例は1か月男児.生後2週間頃に家族内で感冒様症状を認め,その後の約1か月の経過で咳嗽と無呼吸が徐々に出現し,チアノーゼを認めたため近医を受診した.無呼吸は,嗚咽するような湿性の咳き込みを契機に出現していた.呼吸器病原体マルチスクリーニングでライノウイルスが陽性で,無呼吸発作を繰り返すため集中治療室にてhigh-flow nasal cannula (HFNC)で管理したところ改善した.入院7日目にHFNCの離脱を試みた際には無呼吸発作が再燃したが,浣腸等で腹満を軽減した後はHFNCから離脱でき,入院14日目に退院した.乳幼児の無呼吸の病態には,呼吸中枢の未熟性のほか,喉頭の化学受容器が引き起こすlaryngeal chemoreflex(LCR)が知られている.本症例ではHFNCによる呼吸努力の軽減に加え,加温加湿による去痰作用,腹満の軽減による胃食道逆流の減少が奏功したと考えられた.

  • Kiyoshi Ikeda
    Trends in Glycoscience and Glycotechnology
    2011年 23 巻 129 号 14-32
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/03/09
    ジャーナル フリー
    シアル酸 (Neu5Ac, 1) は糖タンパク質、糖脂質、細胞において多くの生物学的機能に関わっていることが知られている。シアリダーゼは糖鎖からα-グリコシド結合したシアル酸残基を除去するグリコシダーゼである。シアル酸関連化合物の中で、2-デオキシ-2,3-デヒドロ-N-アセチルノイラミン酸 (Neu5Ac2en,2) はシアリダーゼ阻害剤として知られている。ヒューマン
    パラインフルエンザウイルス
    (human parainfluenza viruses) (hPIVs) は特に、子供に重篤な呼吸器疾患を引き起こす。しかし、現在、これらのウイルスによる感染症に対してワクチンや有効な治療法はない。この総説では Neu5Ac2en 誘導体合成に関する我々の研究と最近の動向、さらにヒューマン
    パラインフルエンザウイルス
    タイプ1型 (hPIV-1) シアリダーゼに対する阻害活性について紹介する。
  • 蓮池 陽子, 稲葉 右二
    日本獣医師会雑誌
    1995年 48 巻 2 号 84-86
    発行日: 1995/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    ヘパリンはウシヘルペスウイルス1 (BHV-1) による赤血球凝集 (HA) を抑制したが,
    パラインフルエンザウイルス
    3型によるHAを抑制しなかった. 4HA単位のBHV-1を抑制するヘパリンの最小抑制濃度は0.025U/mlであった. マウス赤血球 (RBC) はヘパリンのHA抑制因子を結合しなかった. いっぽう, ヘパリナーゼ処理マウスRBCはBHV-1の凝集能を大きく低下させた.
  • 1959年から1968年までのまとめ
    西川 文雄, 松本 美弥子, 杉山 貞次, 福見 秀雄, 北山 徹, 植地 正文, 中村 兼次, 佐久間 不二男, 市川 享一, 秋田 美千代, 遠藤 貞郎, 横田 宏子
    ウイルス
    1970年 20 巻 1 号 1-10
    発行日: 1970/03/31
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    Parainfluenza virus infections in Tokyo and Yokohama areas in 1959 to 1968 were investigated virologically and epidemiologically.
    Throat swabs of pediatric cases suffered from acute undifferentiated febrile illnesses were submitted to the virological examinations, and 184 parainfluenza viruses were isolated and identified. All types of the virus, type 1, 2, 3, 4A and 4B were detected in this decade.
    Epidemics of type 1 virus occurred in several primary schools, and outbreaks due to type 1, 2, 3 and 4A viruses succesively occurred in an orphanage.
    Though type 1 and 2 viruses were predominant in fall and winter, type 3 viruses were frequently isolated in May to July.
    Most of these cases from whom the viruses were isolated had upper respiratory symptoms, and only 14 cases showed characteristic syndrome of croup.
  • 太田 宏樹, 佐藤 敬太, 杉野 圭史, 阪口 真之, 磯部 和順, 後町 杏子, 岩田 基秀, 和田 知博, 市川 敦央, 卜部 尚久, 壽満 ありさ, 鈴木 亜衣香, 村松 陽子, 菊池 直, 石田 文昭, 佐藤 敬太, 佐野 剛, 坂本 晋, 高井 雄二郎, 本間 栄, 佐藤 史朋, 高橋 祥司, 秦 美暢, 高木 啓吾, 根本 哲生, 渋谷 和俊, 廣島 健三
    気管支学
    2011年 33 巻 2 号 133-
    発行日: 2011/03/25
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
  • 関根 朗雅, 角田 義弥, 田中 徹, 谷田貝 洋平, 林 士元, 宮崎 邦彦, 三浦 由記子, 林原 賢治, 斎藤 武文, 梅津 泰洋
    気管支学
    2011年 33 巻 2 号 133-
    発行日: 2011/03/25
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
  • 村木 慶子, 柳下 薫寛, 本間 裕一郎, 小池 健吾, 佐藤 輝彦, 長岡 鉄太郎, 児玉 裕三, 関谷 充晃, 瀬山 邦明, 高橋 和久
    気管支学
    2011年 33 巻 2 号 133-
    発行日: 2011/03/25
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
  • 横山 達也, 林 ゆめ子, 田中 彩絵, 角田 卓也, 曽田 紗世, 町田 安孝, 村山 慶樹, 渡邉 泰治, 池田 直哉, 塩原 太一, 小原 一記, 松野 和彦, 新井 良, 神谷 周良, 館脇 正充, 福島 史哉, 降旗 友恵, 知花 和行, 福島 康次, 福田 健, 三好 祐顕, 武政 聡浩, 石井 芳樹
    気管支学
    2011年 33 巻 2 号 133-
    発行日: 2011/03/25
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
  • 大宮 卓, 佐々木 純一, 西村 秀一
    医学検査
    2015年 64 巻 3 号 319-323
    発行日: 2015/05/25
    公開日: 2015/07/10
    ジャーナル フリー
    アデノウイルス感染症の診断補助を目的に日常的に検査室で使われている6社のイムノクロマトグラフィーを原理とした迅速抗原検出キット(クイックナビ,クイックチェイサー,イムノカード,ベリター,プライムチェック,イムノエース)について,アデノウイルス1型から7型までの7株に11型の1株を加えた8株の標準株ウイルス保存液を用いて検出感度を比較した。反応が陽性になるウイルス液の最大希釈度をもとに各キットについてイムノクロマトへの反応の感度を求めたところ,ウイルス株間ならびに各キット間で異なり,最も著しいものでは50倍程度の差がみられた。特にアデノウイルス6型と11型に対しては,すべてのキットで反応性が低い傾向が認められた。次にウイルス保存液のウイルス遺伝子DNAコピー数ならびに培養細胞に対する感染価を測定し,それらとイムノクロマトの反応性をもとにそれぞれのキットの最小検出感度を計算した。その結果,ウイルス株間で,感染価の方に遺伝子コピー数の違い以上の大きな差が認められ,特に3,7,11型のウイルス株では感染価が他の型のものと比較して最大で107も低く,キットのウイルス検出感度の表記においては,これらの型では感染価での表記を用いた場合には,他の型と比べ相対的に一見高感度となり注意が必要となることから,遺伝子量をもとにした感度比較がより望ましいということが示唆された。
  • 橋口 一弘, 松延 毅
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    2003年 106 巻 5 号 532-539
    発行日: 2003/05/20
    公開日: 2008/03/19
    ジャーナル フリー
    成人の急性咽頭炎における細菌とウイルスの検出頻度とそれらの関連性を調べる目的で,2000年12月から2001年6月までの7力月間に当科を受診した成人の急性咽頭炎患者56名を対象として,咽頭ぬぐい液から細菌分離とウイルスゲノム検出を試みた.ウイルスゲノムの検出にはPCR法を用い,目的としたウイルスはアデノウイルス,インフルエンザウイルスAおよびB,
    パラインフルエンザウイルス
    1,2,3,とRSウイルスである.
    一般細菌は34名(59.7%)から40株が分離された.ウイルスゲノムは19名(33.9%)から21株が検出された.このなかで細菌とウイルスが同時に検出されたのは13名(23.2%)であった.検出された細菌の内訳はH. influenzaeが13株,s. pneumoniae 8株,S. aureus 7株,A群β溶連菌6株,A群以外のβ溶連菌4株,その他の菌が2株であった.β溶連菌群,H. influenzae, S. pneumoniae, S. aureusの4菌種で検出細菌の95%を占めていた.ウイルスでは,アデノウイルスが11株,インフルエンザウイルスが4株,
    パラインフルエンザウイルス
    1および3が4株,RSウイルスが2株であった.細菌とウイルスともに第1病日に受診した患者から最も多く検出され,ウイルスは21名のうち11名(52.4%)から,細菌は17名(80.9%)から検出された.ウイルスと細菌の両方が検出された症例は第1病日より順に8,1,3,0,1例であり,第1病日に集中していた.急性咽頭炎はウイルス感染後に細菌の2次感染が起きるとされているが,発症後非常に早い時期よりウイルスと細菌の混合感染がみられることが示唆された.
  • 長 秀男, 武内 可尚, 青山 辰夫, 安倍 隆, 山下 行雄, 野田 美恵子
    環境感染
    1994年 9 巻 2 号 35-39
    発行日: 1994/10/12
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    院内感染の観点から, 小児科スタッフの急性感染症罹患状況を把握する目的で, 医師および看護婦の呼吸器系ウイルスに対する血清反応の変動を6ヵ月間継続的に観察した.
    平成3年10月から4年3月にかけて, 月1回小児科スタッフ34例から採血し, 141検体についてインフルエンザウイルスA, B, アデノウイルス, RSウイルスに対するCF抗体価および
    パラインフルエンザウイルス
    1, 2, 3に対するHI抗体価を測定した.
    冬期6ヵ月の間に, 小児科スタッフ34例中16例に1回ないしそれ以上の有意の抗体価の上昇を認めた.その内訳はA型インフルエンザ9例, アデノウイルス11例, RSウイルス4例,
    パラインフルエンザウイルス
    1型5例, 3型1例で, 残りの2種に対する抗体価の上昇例はなかった.
    A型インフルエンザに対する抗体上昇例数は, 当科患児からのウイルス分離数と一致した経時的推移を示した.当科患児からのRSウイルス抗原検出は例年通り12月にそのピークに達したが, 小児科スタッフの抗体上昇例は11月と3月に2例ずつ認めたにすぎなかった.アデノウイルスに対する抗体価上昇例は11月と1月にピークがあり, 1月には患児からスタッフへの感染を示す事例を認めた.これらウイルスの月別抗体上昇例数の経時的推移は院内感染の一因としてスタッフと患児の間の様々な関わり合いを示す所見と考えられる.
  • *宇田川 洋一, 高塚 威, 北島 正章
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2019年 2019.7 巻 G-59
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/10/31
    会議録・要旨集 フリー

    本研究は、除湿または加湿プロセスによって空気中のウイルスが捕捉できるかを検討した。 小型チャンバと室内規模の模擬室にウイルスを噴霧した状態で除湿機を運転した結果、空気中のウイルスを除湿機の結露水に捕集できる可能性が示された。また、病院や一般住宅に除湿機や加湿機を設置したところ、結露水や残留水の分析を通じて、呼吸器感染症を引き起こすウイルスや細菌を検出した。その結果、実空間でも除湿および加湿プロセスにおいてウイルスが捕捉されることが明らかになった。

  • 小田 恂, 設楽 哲也
    AUDIOLOGY JAPAN
    1975年 18 巻 6 号 601-602
    発行日: 1975年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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