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クエリ検索: "メタ言語"
1,219件中 1-20の結果を表示しています
  • 待遇コミュニケーション論の観点から
    李 婷
    待遇コミュニケーション研究
    2020年 17 巻 85-101
    発行日: 2020/02/01
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は、待遇コミュニケーション論の観点から、これまでそれぞれが個別に研究されてきた

    メタ言語
    表現とコミュニケーションのメタ認知の関係を明らかにすることである。そのために、収集した自然談話資料で実際に使用された
    メタ言語
    表現について、コミュニケーションの当事者にそれぞれフォローアップインタビューを行った。

    まず、1)

    メタ言語
    表現の生成過程においてどのようなメタ認知的活動が行われうるのかを示し、2)
    メタ言語
    表現の使用とコミュニケーションのメタ認知の関係について4パターンにまとめることで、分析の射程と留意点を明確にした。それから、1)と2)を踏まえた上で、「人間関係」、「場」、「意識」、「内容」、「形式」に言及する
    メタ言語
    表現(「僕も人のことを言える立場じゃないけど、」、「やっぱ、家族を持ってる方は、言うことが違うなあ!リアルだわ。」、「ちょっと食事の前であれなんだけれども、」、「別にうちの娘を自慢してもしょうがないんだけど、」、「青春時代に傷ついたことがあって、」、「簡単に言うと、」)を取り上げ、コミュニケーション主体に実施したフォローアップインタビューで得られた語りからコミュニケーションのメタ認知を探った。

    結果として、

    メタ言語
    表現の使用に関わるメタ認知的知識とメタ認知的活動が確認でき、「事後段階」の深い内省と本人でしか語れない示唆が得られている。部分的、断片的ではあるが、コミュニケーション主体の語りには、
    メタ言語
    表現の使用とコミュニケーションのメタ認知の結びつきが示されている。また、コミュニケーション主体として持っているメタ認知的知識に基づいた上で、コミュニケーション行為を遂行しながらメタ認知的モニタリングの下で、
    メタ言語
    表現によってコミュニケーションを調整し、メタ認知的コントロールを行うというプロセスは、コミュニケーション主体の語りによって具現化されたのではないかと思う。

  • 李 婷
    待遇コミュニケーション研究
    2019年 16 巻 37-53
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル オープンアクセス

    メタ言語
    表現の使用と選択は、「待遇意識の表れるところ」(杉戸1983,p.38)である。本稿では、日本語教育の観点から、学習者の待遇意識の向上を目指して、「人間関係」「場」「意識」「内容」「形式」及びその組み合わせに言及する
    メタ言語
    表現を取り上げ、読み取れる表現主体の待遇意識を探った。

    「人間関係」への言及として、「私、友達として言う。」、「先輩だけに言っちゃいますけどね、」など、「場」への言及として、「これ終わったら、話あるんで、外、付き合ってもらっていいんですか。」など、「意識」への言及として、「恩着せがましく言うつもりじゃないけどもね、」など、「内容」への言及として、「私ごとでございますが、」など、「形式」への言及として、「餌?餌ということばはよくないですね。」など、組み合わせへの言及として、「今日はさ、せっかくこうやってみんな集まったから、特別に俺がボクシングをやってる理由を教えてやるよ。」などを取り上げ、

    メタ言語
    表現の使用される文脈を明らかにした上で、読み取れる待遇意識について記述分析を試みた。

    本稿の結論として、以下の5点が得られた。①

    メタ言語
    表現は抽象度の高い待遇意識を具体的に示すことができ、待遇意識の向上に繋がる有効且つ重要な学習項目である。②「人間関係」「場」「意識」「内容」「形式」のどれか一つだけに言及する
    メタ言語
    表現であっても、コミュニケーションの全体を意識し、その連動関係の中から待遇意識を捉える必要がある。③本稿で提示した用例を基本として、より多様な
    メタ言語
    表現を学習することによって、待遇意識のさらなる向上が期待できる。④学習する際に、
    メタ言語
    表現の使用された文脈をおさえる必要がある。⑤なぜ「人間関係」「場」「意識」「内容」「形式」に言及するのかを考えることで、これらの枠組みに対する気づきが促され、待遇意識に対する認識と理解の向上に結び付くだろう。

  • 李 婷
    待遇コミュニケーション研究
    2023年 20 巻 51-67
    発行日: 2023/04/01
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー

    本稿は、ビジネスメールにおける

    メタ言語
    表現から読み取れるビジネスパーソンの待遇意識を明らかにし、待遇コミュニケーション論の視点からビジネス日本語教育に還元しようとするものである。まず、教科書を含むビジネスメール関連の書籍10冊、及びデータ使用の承認が得られたウェブサイトより、ビジネスメールにおける
    メタ言語
    表現を761例収集し、データベースを構築した。次に、収集した用例の中で待遇コミュニケーションの枠組みである「人間関係」、「場」、「意識」、「内容」、「形式」に言及しつつ、待遇意識が反映されている用例を選定し、そこからどのような待遇意識が読み取れるのかについて枠組みごとに記述分析を試みた。最後に、枠組みの組み合わせに言及する用例、及びメール全体の文面を示した上で使用される
    メタ言語
    表現から読み取れる待遇意識について総合的に分析した。その結果、「人間関係(自分・相手・話題の人物)」、「場(時間的な位置・空間的な位置)」、「意識(気持ち・認識・意図)」、「内容」、「形式」をどのように捉えて位置づけているのか、ビジネスコミュニケーションをどのような方向に持っていこうとしているのか、部分的ではあるが、具体的な
    メタ言語
    表現を通して、ビジネスパーソンの待遇意識を示すことができた。ビジネス日本語教育はビジネス場面の待遇コミュニケーション教育であり、ビジネスメールはビジネスコミュニケーションの縮図であると筆者は捉えている。ビジネス日本語教育の現場においては、ビジネスメールの文面のみならず、どのような待遇意識が読み取れるのか、そこから何が学べるのかについて学習者に考えさせる必要がある。本稿で収集したビジネスメールにおける
    メタ言語
    表現の用例、及び
    メタ言語
    表現から読み取れる待遇意識についての分析は、待遇意識を考える際のヒントになるだろう。

  • 杉戸 清樹
    日本語教育
    2007年 134 巻 18-27
    発行日: 2007/07/25
    公開日: 2024/11/25
    ジャーナル フリー

     言語表現形式にバリエーションがあるのと同様に,言語行動にもバリエーションがある。それは,だれが,だれに対して,いつ,どこで,どんな内容で,どんな目的で,どんな媒体を用いて,どのような言語形式を用いて行うかという,言語行動の構成要素にまつわる多様性として,現実の言語行動を成り立たせている。また,そのバリエーションには,「価値・目標」が備わっており,その選択には人的な属性や場面・状況などが「条件」として働き,その選択の「判断基準」には言語行動意識が関与していると考えられる。今後の日本語教育では,こうした言語行動のバリエーションを,学習者の母語の言語行動との対照研究などを踏まえ,学習段階や学習目的に応じて,積極的,的確に扱うことが必要である。

  • 李 婷
    待遇コミュニケーション研究
    2019年 16 巻 113
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル オープンアクセス

    メタ言語
    表現とは、表現主体が自分や他者(相手/第三者)がそれまでに行った・いま行っている・これから行おうとするコミュニケーションに言及する言語表現である。
    メタ言語
    表現の使用と選択には、「待遇意識の表れるところ」(杉戸1983)である。本発表では、「人間関係」「場」「意識」「内容」「形式」及びその組み合わせに直接言及する
    メタ言語
    表現の例を取り上げ、これらの
    メタ言語
    表現から読み取れる表現主体の待遇意識を探った。

    「人間関係」への言及として、「高校中退の俺が言うわけじゃないんだけど、」、「先輩だけに言っちゃいますけどね。」など、「場」への言及として、「一日早いけど、今言っておくわ。」、「これ終わったら、話あるんで、外、付き合ってもらっていいんですか。」など、「意識」への言及として、「こんなこと言いたくないけどさ、」、「恩着せがましく言うつもりじゃないけどもね、」など、「内容」への言及として、「私ごとでございますが、」、「僕も本当のことを言います。」など、「形式」への言及として、「餌?餌ということばはよくないですね。」、「残念ながら、残念ながらという評価はしない方がいいんですけれども、」などを取り上げて、読み取れる待遇意識について分析を試みた。さらに、上記枠組みの組み合わせに言及する

    メタ言語
    表現として、「今日はさ、せっかくこうやってみんな集まったから、特別に俺がボクシングをやってる理由を教えてやるよ。」などを取り上げ、より複合的で連動的な待遇意識を探った。

    メタ言語
    表現の具体例から読み取れた待遇意識は、「人間関係」「場」「意識」「内容」「形式」が連動する中で捉えるべきであり、コミュニケーション行為の全体を意識する必要がある。たとえ「人間関係」だけに言及している
    メタ言語
    表現であっても、待遇意識は「人間関係」だけに限定されるわけではない。具体的なコミュニケーション場面によっては、「人間関係」と「場」、または、「人間関係」と「内容」がより緊密な連動関係を見せている場合もある。コミュニケーションでは、表現主体は自分自身の待遇意識を自覚し、必要に応じながら、
    メタ言語
    表現などで待遇意識を相手に示すことができる。一方、理解主体は、
    メタ言語
    表現を初めとする言語使用を手がかりに、相手の待遇意識を読み取りながら、コミュニケーションを進めていくのである。

  • 原 誠
    HISPANICA / HISPÁNICA
    1985年 1985 巻 29 号 1-16
    発行日: 1985/12/31
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
    En lingüística, esta muy de moda la representación formularia, la cual, sin embargo, no creemos que sea 100% válida. Por ejemplo, al explicar los usos del artículo, resulta inválida, porque la explicacion de sus usos es a prior ad hoc.
    Creemos que lo que corrige y compensa algunos defectos de la representación formularia es el meta-lenguaje. Por ejemplo, por él podríamos negar totalmente la existencia de la neutralización fonológica. En morfología, es válido para explicar el futuro irregular de indicativo del verbo ‘querer’. En el campo de la semantico-sintaxis, es ütil para analizar el refrán para cuyo analisis se necesitan dos estratos semanticos B y A en la gramática productiva. El estrato B será representado por el meta-lenguaje, no por la figura de acerico.
    En fin, la lingüística es una cosa y la matematica que es muy próxima a la representación formularia, otra. Creemos que el aproximar la lingüística a matemática o a ciencias naturales quiere decir una gran deshumanización, y que es posible que nos lleve a una fatal catástrofe cultural.
  • 河村 祐太郎, 福田 博人
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2021年 36 巻 2 号 85-88
    発行日: 2021/12/19
    公開日: 2022/01/20
    研究報告書・技術報告書 フリー

    これまでに蓄積されてきた算数と数学の接続研究は,「ある領域における」算数から数学への移行に関する考察であり,「全領域における」算数から数学への移行に関するそれではない.そこで本稿では,算数それ自体と数学それ自体の差異の同定を目的とする.数学は言語であるが故に,算数から数学へ変容は記号の変容と言っても過言ではない.それ故に,目的の達成のために記号論を視座とする.

    メタ言語
    である図的表記,表・グラフ,数式は,自己表出性の有する図的表記と表・グラフ,そして対象指示性を有する数式へと分類される.この点に基づき,小学校6年生と中学校1年生の教科書を分析した.その結果として,自己表出性と対象指示性の2分法の観点からはそれらの差異をほとんど確認できなかった一方で,
    メタ言語間の関連付けの観点からは問題解決を考える際にメタ言語
    の使用として単数から複数への変化がみられた.最終的に記号論的差異は,
    メタ言語
    間の関連付けの度合いが高まっていることであると結論付けた.

  • ―「の」の過剰生成に対する反応を手掛かりとして―
    伊藤 友彦, 川上 真代
    音声言語医学
    2003年 44 巻 1 号 9-14
    発行日: 2003/01/20
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    メタ言語
    知識とは言語に対する自覚的知識をいう.本研究は, 「の」の過剰生成 (例: 赤いの花) に対する反応を手掛かりとして, 言語の統語的側面に対する
    メタ言語
    知識の発達を検討したものである.対象児は3歳から6歳の健常幼児77名であった.「の」の過剰生成を含む名詞句を口頭で提示し, おかしかったらおかしいと言うように教示した.本研究の結果, 以下の点が明らかになった.1) 「の」の過剰生成を自覚的に捉えることができる幼児の割合は3歳, 4歳ではそれぞれ11.8%, 30.0%にすぎなかったが, 5歳では75.0%となり, 6歳では95.0%に達した.また, 2) 「の」の過剰生成をおかしいと判断する理由を適切に言語化できる幼児の割合は, 3歳では5.9%, 4歳でも15.0%であったが, 5歳では60.0%となり, 6歳では80.0%に達した.本研究の結果, 統語に対する
    メタ言語
    知識は5~6歳で著しく発達することが示唆された.
  • 伊藤 友彦
    音声言語医学
    1995年 36 巻 2 号 235-241
    発行日: 1995/04/20
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    メタ言語
    知識とは言語に対する自覚的知識をいう.本研究は, 構音, 発話の流暢性に対する
    メタ言語
    知識の発達を検討したものである.被験者は3歳から6歳までの普通児80名であった.刺激語が, 正常な言い方, 正常な構音からの逸脱を含む言い方 (「構音の誤り」) , 語頭音節のくり返しを含む言い方 (「音節のくり返し」) の3種類, 実験者によって口頭で提示された.対象児は, 刺激語をよく聞いて, おかしかったらおかしいというように教示された.その結果, 以下の点が明らかになった.1) 「構音の誤り」に対して
    メタ言語
    知識を持つ者は, 3歳, 4歳ではそれぞれ, 20%, 25%にすぎなかったが, 5歳では75%, 6歳では100%であった.2) 「音節のくり返し」に対して
    メタ言語
    知識を持つ者は, 3歳, 4歳ではそれぞれ, 15%, 30%と低かったが, 5歳では80%, 6歳では100%であった.これらの結果が吃音, 構音障害研究にとってもつ意義について論じた.
  • 西垣 知佳子, 物井 尚子, 星野 由子, 橋本 修, 安部 朋世, 矢澤 真人, 佐藤 悦子, 石井 恭平, 大木 純一, 神谷 昇, 小山 義徳, 石井 雄隆
    小学校英語教育学会誌
    2021年 21 巻 01 号 176-191
    発行日: 2021/03/20
    公開日: 2022/04/01
    ジャーナル フリー

    本研究では,児童が英語のきまりを帰納的に学ぶ際に用いた

    メタ言語
    を調査し,その結果から,小学校の外国語科(英語)と国語科の授業を有機的に連携させる方法を探究した。はじめに,児童が使用した
    メタ言語
    の分析結果から,国語で得た知識を英語の知識の理解に活用している児童がいること,英語のきまりを一般化して概念で捉えようとしている児童がいること,英語の文構造に関する気付きを引き出す際,英語とその逐語訳的な日本語訳の比較は有効であること等が確認された。続いて,全ての小学校の英語科検定教科書で扱われている活動を抽出した結果,文法に関する活動は,活動全体の1.4%(46 件/3,300 件)であり,また,全ての小学校の国語科検定教科書では,文型,主語・述語・修飾語,品詞に該当する概念が扱われており,これらは英語の学習に活用できる可能性があることが確認された。最後に,英語と国語の授業の連携の方法として,両言語において,文中の語のまとまりに注目させること,また,品詞に関わる概念を捉えるようにすることは有効であることが示唆された。

  • 石黒 圭
    語文
    2020年 2020 巻 168 号 68-
    発行日: 2020/12/25
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル フリー
  • 李 婷
    語文
    2021年 2021 巻 171 号 43-
    発行日: 2021/12/25
    公開日: 2023/11/23
    ジャーナル フリー
  • 榎本 剛士
    社会言語科学
    2020年 23 巻 1 号 132-146
    発行日: 2020/09/30
    公開日: 2020/10/07
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,日本における多くの英語授業で観察される,「教師のあとについて英語を言う」活動,および,それに続く練習に,教育言語人類学の視点から光を当てることである.本稿では,上記のような活動を「

    メタ言語
    的な言語使用」として捉え,教室における相互行為の特に「詩的」な側面から,対象言語(学ぶ対象)としての英語がコミュニケーションの中で焦点化され,具体性を帯びるプロセスを明らかにする.また,そのような
    メタ言語
    的言語使用に関与する他のメタ語用的統制をメタ・コミュニケーションの観点から同定することによって,英語授業の「創造性」を描出し,そのことを通じて,英語教育が結果としてもたらし得る「
    メタ言語
    社会化」を指摘する.

  • わかりやすい説明の方法を探るために
    俵山 雄司
    専門日本語教育研究
    2013年 15 巻 27-34
    発行日: 2013/12/26
    公開日: 2016/04/07
    ジャーナル フリー
    本研究では、「わかりやすい日本語」による専門講義の提供のためのケーススタディとして、どのような専門用語の説明が留学生に「わかりやすい」という印象を与えるかを考察した。まず、機械工学分野の教員による留学生向け講義をデータとして専門用語の説明の表現を分析し、代表的な手段として「質問」「提題」「挿入」「後置」の4つの型を抽出した。これに基づき作成した4通りの専門用語の説明を日本語学習者(JL)12名に提示し、「わかりやすさ」について5段階で評価をしてもらった後、インタビューを行った。中級前半レベルのJLでは、評価結果にばらつきが大きかったが、インタビューで説明の構造に対して複数の言及があったJLは、提題型・質問型を高く評価していた。一方、上級レベルのJLでは、質問型を高く、挿入型を低く評価する傾向があった。この結果から、専門教員が実行可能で、わかりやすい専門用語の説明の方法として、質問型と提題型を提案した。
  • 高木 潤野, 伊藤 友彦
    特殊教育学研究
    2009年 47 巻 4 号 213-220
    発行日: 2009/11/30
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    ダウン症児の発話の不明瞭さと音韻的側面に対する
    メタ言語
    意識との関係を明らかにするために、モーラへの分節化課題、構音の誤りの自覚課題、および発話速度の自覚課題を用いてダウン症児の音韻的側面に対する
    メタ言語
    意識の特徴を検討した。対象児は学齢期のダウン症児16名および精神年齢を一致させた非ダウン症知的障害児16名であった。各音韻的側面に対する
    メタ言語
    意識課題の成績をダウン症児群と非ダウン症知的障害児群とで比較したところ、構音の誤りの自覚課題の成績には両群間で差がみられなかった。しかし発話速度の自覚課題の成績は、ダウン症児群のほうが非ダウン症知的障害児群と比較して有意に低かった。この結果は、ダウン症児は発話速度に対する
    メタ言語
    意識が非ダウン症知的障害児と比較して低いことを示している。このことから、発話速度に対する
    メタ言語
    意識の低さが、ダウン症児の発話の不明瞭さの要因のひとつである可能性が示唆された。
  • 小田 拓弥
    科学哲学
    2022年 54 巻 2 号 93-111
    発行日: 2022/03/30
    公開日: 2022/03/31
    ジャーナル フリー

        In recent years, David Plunkett and Tim Sundell have developed views on metalinguistic negotiations. A metalinguistic negotiation is a dispute where both parties use (rather than mention) a term to express a view about what the term should mean. Plunkett, Sundell, and others have presented philosophical views with the assumption that there are metalinguistic negotiations. For example, they consider that some (or many) philosophical disputes are metalinguistic negotiations and that contextualists about predicates of personal taste can defend their view by invoking the notion of metalinguistic negotiations. Moreover, the linguistic mechanism of metalinguistic usages is tried to explain by dynamic semantics and Gricean pragmatics.

  • 石川 文也
    フランス語教育
    1999年 27 巻 12-19
    発行日: 1999/05/31
    公開日: 2017/10/14
    ジャーナル フリー
    On peut s'approprier une langue etrangere dans une conversation quotidienne. Le metalangage joue un role important dans cette appropriation, mais il est utilise differemment de celui que l'on observe dans les paroles de l'enseignant et des apprenants (en classe de langue). Dans la <<communication exolingue>> (en milieu non guide), le metalangage est principalement mis en oeuvre pour lever ou eviter le malentendu produit entre les participants, alors qu'en classe de langue, le metalangage participe a l'organisation du discours, a la transmission du savoir langagier ou revaluation des productions des apprenants. Parmi les activites metalinguistiques qui permettent d'assurer l'intercomprehension entre les participants en milieu naturel, quelques-unes ont une valeur didactique. Dans de telles activites metalinguistiques, la fonction didactique se superpose a la fonction illocutoire organisatrice du discours.
  • 原 誠
    HISPANICA / HISPÁNICA
    1996年 1996 巻 40 号 63-79
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
    En este articulo el autor saca las conclusiones siguientes:
    1. Kataoka, 1982 divide a las palabras, frases o cláusulas adverbiales (de aqui en adelante se las llamará solo adverbio para abreviar) en dos clases, o sean, la que modifica solo al verbo principal y la oraciónal. El autor también se pone de acuerdo con ella. Lo qué aqui nos molesta mas es, sin embargo, que a la pregunta de que es lo que modifica el adverbio no podemos menos de contestar solo por intuicion, es decir, no tenemos ningún dato ni argumento que sea convincente para contestar a dicha pregunta, lo que demuestra lo dificil que es captar el significado con objetividad o cientificamente.
    2. En la mayoria de los casos, se le considera al adverbio oraciónal como elemento modificativo de significado oraciónal, aunque hay excepciones, desde luego.
    3. Hay también elemento modificativo de significado oraciónal que no se presenta en el componente sintactico, el cual solo se halla en el semantico.
    4. No es que un mismo adverbio oraciónal se trate de un mismo modo. Por ejemplo, el adverbio oraciónal aseverativo ‘si’, cuando quiere decir ‘seguro’, es verdad que se le trata como elemento modificativo de significado oraciónal. Pero cuando él solo constituye una oración, se mete en un campo significativo donde figura también el significado de ‘afirmar’, ‘aseverar’, etc. En tal caso se le trata como ‘movimiento’ que constituye núcleo del significado oraciónal. Por eso es por lo que no podemos dar una explicación unitaria al adverbio oraciónal. Mas bien nos divierte el que haya variedades en su explicación.
    5. Distinto de otros adverbios oraciónales, al analizar la frase correlativa ‘tan … que’, tenemos que establecer dos estratos B y A en el componente semántico. Es verdad que aparece el elemento modificativo de significado oraciónal en el estrato B, pero al pasar al A, que es más superficial, se elimina aquel y solo queda el significado de una cláusula adverbial que modifica al del adverbio ‘tan’.
  • 青山 聡
    日本教科教育学会誌
    2023年 46 巻 3 号 53-62
    発行日: 2023/12/20
    公開日: 2025/01/20
    ジャーナル フリー

     本論の目的は,和文英訳上の誤りに対して文法説明や関連例文などを与え自己訂正を促す

    メタ言語
    的筆記訂正フィードバック(Metalinguistic Written Corrective Feedback, MWCF)に焦点を当て,異なる2つのMWCFが,直説法・仮定法の正確さにどのような影響を与えるのかを比較検証することである。日本人大学生92名を3つの群(一般型フィードバックシートによりMWCFが与えられるGeneral MWCF群,詳細型フィードバックシートによりMWCFが与えられるDetailed MWCF群,統制群)に分け,処遇後に知識上の正確さを測る時間制限のない文法性判断テストと,生成上の正確さを測る和文英訳テストを実施した。その結果,文法性判断テストにおいて,事後と遅延事後テストで2つのMWCFの効果が確認された。また事後テストではDetailed MWCFGeneral MWCFよりも優れていたが,遅延事後テストではその優位性はなくなっていた。一方,和文英訳テストでも事後と遅延事後テストで2つのMWCFの効果は確認されたが,General MWCFDetailed MWCFの効果に有意差は確認できなかった。

  • 生越 秀子
    全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集
    2007年 112 巻
    発行日: 2007/05/26
    公開日: 2020/07/15
    会議録・要旨集 フリー
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