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三方 律治, 今尾 貞夫, 中村 陽, 時枝 圭, 川原 穣
日本泌尿器科学会雑誌
1998年
89 巻
4 号
507-510
発行日: 1998/04/20
公開日: 2010/07/23
ジャーナル
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24歳男性の約半年間続く右精巣腫脹に対して, 右高位精巣摘除術を行った. 病理組織学的診断は精上皮腫, 胎児性癌, 絨毛癌と Leydig 細胞腫瘍であった. 我々の調べえた範囲では, 同一精巣に Leydig 細胞腫瘍と複合組織型胚細胞腫瘍とが混在する症例はみられなかった.
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*梅原 崇, 川島 一公, 田畑 慧, 諸橋 憲一郎, 吉田 松生, RICHARDS Joanne S., 島田 昌之
会議録・要旨集
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【目的】LHは,精巣間質の
ライディッヒ細胞
に作用し,ERK1/2系を介してアンドロジェンを合成し,精子形成を促進する。しかし,
ライディッヒ細胞
におけるERK1/2活性化機構は,LHによる直接的経路以外ほとんど明らかとなっていない。最近我々は,雌のLH標的細胞である顆粒層細胞において,成長因子であるNRG1が発現し,ERK1/2活性を正に制御することを報告した。本研究では,
ライディッヒ細胞
におけるNRG1の発現と機能解析を行い,それが精子形成に果たす役割の解明を試みた。【材料・方法】野生型(WT)マウスと
ライディッヒ細胞
特異的NRG1欠損マウス(
Nrg1flox;flox;Cyp19a1Cre, Ley
Nrg1KOマウス)の精巣を経時的に回収し,遺伝子発現解析と形態的評価,免疫組織学的解析に供試した。また,精巣組織中テストステロンとコルチゾール濃度をEIA法により測定した。【結果・考察】NRG1は出生後
ライディッヒ細胞
で発現上昇し,7週齢で最大値を示した。この発現を欠失させたLey
Nrg1KOマウスは,精巣上体から回収した精子数が有意に少なく,運動性も不良であり,奇形率が有意に高い精子形成不全であり,体外および体内受精率が著しく低い,低妊孕性を示した。この精子形成不全は,精粗細胞から円形精子細胞までの細胞数に変化はなかったが,伸張精子細胞数が有意に減少していた。尾部の伸張はアンドロジェンにより促進されると報告されていることから,精巣におけるステロイド産生酵素の発現解析と濃度測定を行った。その結果,Ley
Nrg1KOマウスでは,アンドロジェン合成が抑制され,コルチゾールが合成されていた。この原因として,出生後に増加する成獣
ライディッヒ細胞
の増殖不全が認められた。【結論】出生後LHによる精巣成熟において,NRG1が成獣
ライディッヒ細胞
の増殖を促進し,精子形成に必要量のアンドロジェンを産生し,かつ精子形成を抑制するコルチゾールを産生し得ない精巣間質を形成させると考えられた。
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重田 昌吾, 徳永 英樹, 辻 圭太, 岡本 聡, 新倉 仁, 伊藤 潔, 渡辺 みか, 八重樫 伸生
日本臨床細胞学会雑誌
2016年
55 巻
2 号
123-128
発行日: 2016年
公開日: 2016/05/10
ジャーナル
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背景 : まれな卵巣腫瘍であるセルトリ・
ライディッヒ細胞
腫の多くは片側卵巣に限局する症例であり, 腹水細胞診陽性例の報告はわずかである. 腹水細胞診陽性であった進行セルトリ・
ライディッヒ細胞
腫の 1 例を経験したので細胞診所見を含め報告する.
症例 : 症例は 58 歳, 女性. 下腹部痛および腹部膨満感を主訴に受診, 腹膜播種を伴う進行卵巣癌が疑われた. 両側付属器切除, 大網部分切除のみが行われた. 病理組織学的検索の結果, 異所性成分を伴うセルトリ・
ライディッヒ細胞
腫と診断された. 腹水細胞中にも異型の強いセルトリ細胞様腫瘍細胞および異所性成分由来の細胞が観察されたが,
ライディッヒ細胞
は明らかではなかった. 術後ブレオマイシン, エトポシド, シスプラチン併用療法およびパクリタキセル単剤で全身化学療法が行われたが, いずれも奏功せず, 初回治療から約 11 ヵ月で永眠された.
結論 : 細胞診において異型セルトリ細胞と上皮性悪性腫瘍細胞の鑑別は時に困難である. セルトリ細胞の存在に加え, 異所性成分由来の細胞や retiform 様構造に着目して診断にあたることが重要である. また, 細胞診においても免疫染色の所見が有用と考えられた.
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斯琴, 小谷 麻衣, 青島 拓也, 中井 真理, 渕上 麻衣, 小田中 由貴, 菅原 靖志, 与語 圭一郎, 名倉 義夫, 濱野 光市, 藤田 優, 佐々田 比呂志, 高坂 哲也
日本畜産学会報
2010年
81 巻
1 号
1-9
発行日: 2010/02/25
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
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雄ヤギにおけるリラキシン関連因子(RLF)の生理機能を探るため,精巣でのRLFの局在と性成熟に伴う発現パターンを調べた.抗体はRLFのA鎖領域のペプチドを抗原としてウサギで作製し,特異性はWestern blotとOuchterlony法で評価した.免疫組織化学とWestern blotの結果,RLFは
ライディッヒ細胞
で約12 kDaのタンパク質として翻訳されていた.RLF陽性を示す
ライディッヒ細胞
の面積分率は生後3ヵ月齢までに2.2%まで一旦有意(
P < 0.05)に減少した後,春機発動期にあたる4ヵ月齢で再び有意(
P < 0.05)に増加して5.7%となり,成熟(6.7%)と変らないレベルに達した.これはWestern blotの結果と一致した.以上,ヤギでは精巣
ライディッヒ細胞
がRLFタンパク質の唯一の産生源で,その発現は性成熟に伴い増加することから,RLFの精巣機能への関与が示唆された.
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清水 翔吾, Fotios Dimitriadis, Nikolaos Sofikitis, 齊藤 源顕
日本薬理学雑誌
2016年
147 巻
1 号
35-39
発行日: 2016年
公開日: 2016/01/09
ジャーナル
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ホスホジエステラーゼ(PDE)は細胞内セカンドメッセンジャーであるcyclic guanosine monophosphate(cGMP)およびcyclic adenosine monophosphate(cAMP)を分解し,細胞内シグナルを調整する.PDEファミリーのうち,PDE5はcGMP選択的に作用し,精巣臓器だけでなく生殖器の様々な箇所に発現している.PDE5阻害薬は,男性不妊症の主な原因となる特発性造精機能障害の患者において,精子数,精子運動率および精子正常形態率を改善するという報告が散見される.精細管間質に存在する
ライディッヒ細胞
は男性ホルモン(テストステロン等)の産生・分泌を行い,セルトリ細胞にテストステロンを供給する.一方,セルトリ細胞は精子形成に関与する細胞に栄養を与える機能を持つ.筆者らは,PDE5が発現する
ライディッヒ細胞
と精細管周囲筋様細胞に着目し,PDE5阻害薬による造精機能障害改善の作用機序について検討を行った.PDE5阻害薬であるバルデナフィルとシルデナフィルをそれぞれ12週間,乏精子症かつ精子無力症患者に投薬した.投薬前と比較して投薬後では,
ライディッヒ細胞
分泌能の指標となる血清インスリン様ペプチド3および精液検査での精子濃度および精子運動率が増加していた.この結果から,PDE5阻害薬によるcGMPの増加が
ライディッヒ細胞
分泌能を刺激し,精子濃度および精子運動率の増加に繋がる可能性が示唆された.さらに筆者らは,PDE5阻害薬が精子形成を促進する作用機序として,セルトリ細胞に注目した.セルトリ細胞でのPDE5の発現は報告されていないが,PDE5が発現する精細管周囲筋様細胞は成長因子を放出し,セルトリ細胞分泌能を刺激することがマウスで報告されている.筆者らは,閉塞性無精子症および非閉塞性無精子症患者に対して,PDE5阻害薬であるバルデナフィルを投薬したところ,投薬後では投薬前と比べて,セルトリ細胞分泌能の指標であるアンドロゲン結合タンパク質分泌量が増加していた.本稿では,造精機能障害におけるPDE5阻害薬の効果とその作用機序について,筆者らの研究結果を中心に紹介したい.
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*原田 拓真, Douglas J BALL, Thomas T KAWABATA, Christopher J BOWMAN, James D CLARK, Mark W VOGEL
日本毒性学会学術年会
2014年
41.1 巻
P-72
発行日: 2014年
公開日: 2014/08/26
会議録・要旨集
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トファシチニブクエン酸塩は,本邦初のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害作用を有する経口投与が可能な低分子の関節リウマチに対する分子標的治療薬として発売されている。また,本薬はJAKファミリーに高い選択性を示し,JAK1およびJAK3の阻害によりIL-2,IL-4,IL-7,IL-9,IL-15およびIL-21などのサイトカイン受容体を介したシグナル伝達を阻害し,関節リウマチにおけるリンパ球の活性化,増殖および機能発現に関与する免疫反応を抑制する。また,JAK1に対する阻害作用によりIL-6やⅠ型IFNなど他の炎症誘発性サイトカインを介したシグナル伝達も抑制する。
本薬のラットおよびサルにおける一般毒性試験では,循環血中のリンパ球数,ナチュラルキラー細胞数およびT細胞数の減少ならびにリンパ組織におけるリンパ球減少がみられ,JAK1およびJAK3阻害による免疫系および造血系への影響と考えられた。また,より高用量では赤血球パラメータの減少がみられ,JAK2阻害作用によると考えられた。これら免疫系や造血系への変化は休薬により回復または回復傾向を示した。
生殖発生毒性試験では,他の免疫抑制薬と同様に,ラットおよびウサギで催奇形性がみられた。また,ラット2年間がん原性試験において,良性
ライディッヒ細胞
腫や悪性褐色脂肪腫の発生頻度の増加が認められたが,検討の結果,良性
ライディッヒ細胞
腫はJAK阻害により
ライディッヒ細胞
でのプロラクチンシグナル伝達が阻害され,LH受容体発現低下,テストステロン合成低下に伴う持続的LH刺激が
ライディッヒ細胞
の増殖を促進させていることを裏付けるデータを得た。また,褐色脂肪腫についても, JAK阻害が褐色脂肪組織の増殖を亢進させ,また,本薬による交感神経刺激亢進が褐色脂肪組織の増殖に関与している可能性が示唆された。
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小針 靖子, 高橋 舞, 高野 洋子, 前田 昇三, 牧野 武朗, 悦永 徹, 齊藤 佳隆, 竹澤 豊, 小林 幹男
北関東医学
2017年
67 巻
4 号
353-357
発行日: 2017/11/01
公開日: 2018/01/17
ジャーナル
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急激な身長の増加と陰茎肥大を主訴に受診し, Leydig細胞腫と診断された5歳男児例を報告する. 初診時, 身長 128.0 cm (+4.95 SD), 体重 26.7 kg (+3.60 SD), 骨年齢9歳7ヵ月, 精巣容量右6 ml, 左4 ml, 陰茎長 9 cm, 血中testosterone 3.40 ng/mL, LH<0.10 IU/mL, FSH<0.20 IU/mLであり, ゴナドトロピン非依存性思春期早発症と診断した. エコーおよびMRIにて右精巣に腫瘤を認めた. 右高位精巣摘出術を施行し, 組織学的にLeydig 細胞腫と診断した. 摘出術後, 成長率は正常化し, testosterone値は測定感度以下に低下した.
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*斯 琴, 青島 拓也, 伊藤 瞳, 皆川 至, 河原崎 達雄, 高坂 哲也
会議録・要旨集
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これまでに,雄ブタにおいて精巣がリラキシン(Rlx)遺伝子の主要な発現組織であること,また本受容体LGR7の遺伝子発現が精巣を含め多岐に渡る組織で認められることを明らかにし,Rlxがリガンド-レセプターを介して精巣機能に関与している可能性を示唆した。さらに,Rlx並びにLGR7の特異抗体の作製にも取り組んできた。本研究では,転写と翻訳の両レベルから,ブタ精巣におけるRlxとその受容体LGR7の発現細胞を明らかにすると共に,発育に伴うRlx-LGR7の発現動態についても調べた。精巣は,未成熟(生後7週),春機発動(18週)および成熟(38週)したデュロック種のブタから採取した。発現細胞の同定は,精巣の細胞分画を調製してRT-PCRによる転写レベルの解析と,精巣切片での
in situ ハイブリダイゼーションと免疫染色法による転写・翻訳レベルの解析によった。一方,発現動態の解析には,RT-PCRとWestern blot法を用いた。精巣細胞分画を用いた転写レベルの解析から,Rlx発現は
ライディッヒ細胞
画分に限局され,一方LGR7は
ライディッヒ細胞
画分と精細管細胞(セルトリと生殖細胞)で検出された。この所見は,
in situハイブリまたは免疫染色の結果とほぼ一致していた。一方,発育に伴うRlx-LGR7の発現動態は,転写レベルではRlxの発現は春機発動後に増大するのに対して,LGR7発現にはあまり変動のないことが分かった。翻訳レベルの解析では,いずれの精巣においても6 kDaのRlxは検出されず,前駆体や修飾過程にあると思われるRlxのバンドが検出された。LGR7は,すべての精巣で75 kDaの特異的バンドとして検出された。以上,ブタ精巣においてRlxは
ライディッヒ細胞
で産生され,その受容体LGR7が
ライディッヒ細胞
と精細管内上皮細胞に存在することが明示され,Rlxが autocrineまたはparacrineによりステロイド合成や精子形成に関与している可能性が示唆された。
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*皆川 至, 高力 宙, 佐方 醍, 柴田 昌利, 与語 圭一郎, 河原崎 達雄, 高坂 哲也
会議録・要旨集
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【目的】リラキシン関連因子(RLF)はブタで発見されたinsulin-relaxin gene familyの一つで,マウスでは精巣下降に必須である。多くの動物でcDNAのクローニングがなされ,RLFはA-B-C鎖からなる前駆体(プロRLF)として生合成された後,A-B鎖ヘテロダイマーとして機能すると推測されてきた。しかし,native RLFがダイマーとして精巣に存在するか不明である。加えて,本遺伝子の発現は成熟精巣でも認められているものの,その機能は定かでない。本研究ではブタ精巣よりnative RLFを単離してその構造と特性を明らかにすると共に,分泌後の行方や受容体の分布から作用発現の可能性を究明した。【方法】デュロック種の雄ブタを用いた。各種クロマトを組み合わせ精巣よりRLFを単離した。構造解析はMaldi Tof/Tof MSで行い,生物活性は受容体LGR8を導入したHEK293細胞におけるcAMP産生能で評価した。血中および体液中RLF濃度は時間分解蛍光免疫測定法で,受容体の局在は免疫染色で調べた。【結果】In situ hybridizationと免疫染色より
ライディッヒ細胞
でRLFの産生を確認した。精巣をゲル濾過,イオン交換FPLCおよび逆相HPLCに供し,RLFを約12kDaの単一ピークとして単離することに成功した。MSMS解析の結果,60%のプロテインカバレッジでA-B-C鎖ドメインが同定され,RLFは前駆体の構造をとることが判明した。単離したRLFはnMオーダーでcAMP産生を刺激し,十分な生物活性を有していることが分かった。一方,産生源の
ライディッヒ細胞
から分泌されたRLFは精巣静脈のほか,精巣間隙,精細管内液および精巣網液で高濃度で検出された。さらに,精細管内上皮細胞と
ライディッヒ細胞
では受容体の免疫局在が観察された。【結論】ブタでは,RLFは生物活性を持った前駆体として
ライディッヒ細胞
より分泌され,内分泌,傍分泌または自己分泌因子として機能することが示唆された。
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Mamata Dey, Saumen Kumar Maitra
山階鳥類研究所研究報告
1992年
24 巻
2 号
66-76
発行日: 1992/10/30
公開日: 2008/11/10
ジャーナル
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野生ワカケホンセイインコの精巣組織の年周変化を,日周期や温度などの気候の変化と関連づけて,3年にわたって調べた。精巣の生理的な活性は,精巣の重量,細精管の直径,精子形成の段階,
ライディッヒ細胞
の核の直径,精巣のコレステロール含量により決定した。得られた結果をもとに,精巣活動の年周期を次の5つにわけた。再生あるいは準備期(5-8月,退化した細精管内に休止期の精原細胞が存在),発達期(9-12月,精子形成の再開),前繁殖期(1-2月,ゆっくりしたスピードの精子完成),繁殖期(3月,活発な精子の完成),退行期(4-5月,生殖細胞の退化)。
ライディッヒ細胞
の新生は準備期に始まり,発達期に成熟する。
ライディッヒ細胞
の高い活性は繁殖期の最後まで認められる。しかしながら,いかなる環境因子がこの鳥の精子成熟の季節変化の同調因子となっているかを,統計的に明確に示すことはできなかった。
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小野田 眞
ジャーナル
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児島 昭徳, 井沢 峯子, 山下 和雄
ジャーナル
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*富岡 郁夫, 棚橋 由佳, 水谷 祐輔, 諸白 家奈子, 藤井 博
会議録・要旨集
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【目的】腸肝組織においてコレステロールからの胆汁酸合成を制御するFXR(farnesoid X receptor)が雌雄生殖器にも存在しており,マウス精巣においてFXRがテストステロン合成に関与していることが報告されている。しかしながら,その詳細なメカニズムは不明な点が多く,生殖器におけるFXRの機能はほとんど解明されていない。そこで本研究は,これまでに本研究室で作出したFXRノックアウト(FXR-KO)雄マウスの生殖生理学的解析をおこない,精巣のFXRがテストステロン合成に寄与する機構を解明する。【方法】①FXR-KO雄マウスの妊孕能を調べるため,交配試験をおこなった。②野生型およびFXR-KOマウス精巣より
ライディッヒ細胞
を採取し,1%FBS,1%ITS添加DMEM培地で培養した。24時間培養後の培養上清中のテストステロン量,および③性ホルモン合成関連遺伝子の発現量を調べた。【結果】①交配試験の結果,平均産子数は野生型マウスで11.2匹,FXR-KOマウスで11.6匹と同程度で,FXR-KO雄マウスは正常な妊孕能を有していた。②
ライディッヒ細胞
培養上清中のテストステロン量を測定した結果,野生型マウスで15.9 pg/mL,FXR-KOマウスで46.6 pg/mLとFXR-KOマウスで有意に高かった。③
ライディッヒ細胞
の遺伝子発現解析の結果,FXR-KOマウスでテストステロン合成遺伝子であるStAR,CYP11a1,HSD3b,およびCYP17a1の発現が有意に上昇していた。以上の結果,精巣のFXRは性ホルモン合成関連遺伝子群の発現を抑制し,テストステロン合成を下方制御していることが示された。
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山崎 隆文, 藤澤 正人, 神崎 正徳, 土橋 正樹, 辻 功, 岡田 弘, 荒川 創一, 守殿 貞夫
日本泌尿器科学会雑誌
2001年
92 巻
2 号
411-
発行日: 2001/02/20
公開日: 2017/04/06
ジャーナル
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柑本 敦子, 内藤 晴道, 尾崎 佐記, 鈴木 慎一, 村越 奈穂子, 横田 和也, 内田 和幸
獣医麻酔外科学雑誌
2006年
37 巻
2 号
39-42
発行日: 2006年
公開日: 2007/01/30
ジャーナル
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6歳のオスのウサギに、一部で結節形成を伴う彌漫性の皮膚の肥厚病変が体幹腰背部に認められた。結節病変の皮膚生検では、表皮の菲薄化及び皮膚付属器の萎縮を伴う真皮から皮下織のコラーゲン線維の著明な増生がみられた。これらの所見はヒトの強皮症に類似していた。その3ヵ月後、左精巣の腫大が認められ、去勢手術を行った。病理組織検査で両精巣は
ライディッヒ細胞
腫と診断された。去勢前に高値を示していた血清テストステロン値は正常範囲まで減少し、それに伴い皮膚病変の部分的改善がみられた。これらの所見より、本症例では
ライディッヒ細胞
腫よりテストステロンが過剰に分泌されており、それが強皮症様皮膚病変の形成に寄与していた可能性が示唆された。
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古賀 祥嗣, 奥田 比佐志, 中沢 速和, 伊藤 文夫, 龍治 修, 大島 直, 木原 健, 田邊 一成, 八木沢 隆, 合谷 信行, 東間 紘
日本泌尿器科学会雑誌
1996年
87 巻
2 号
510-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/04/06
ジャーナル
フリー
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森田 高, 飯田 勝之, 滝本 泰彦, 今田 世紀, 塚本 定, 友部 光朗, 宮永 直人, 菊池 孝治, 赤座 英之
日本泌尿器科学会雑誌
1996年
87 巻
2 号
510-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/04/06
ジャーナル
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安田 恵子
比較内分泌学
2017年
43 巻
161 号
99-100
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/11
ジャーナル
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帆保 翼, 遠藤 雄大, 古川 茂宜, 加藤 麻美, 岡部 慈子, 磯上 弘貴, 加茂 矩士, 植田 牧子, 川名 聡, 小島 学, 添田 周, 渡邉 尚文, 橋本 優子, 藤森 敬也
福島医学雑誌
2023年
73 巻
1 号
1-6
発行日: 2023年
公開日: 2023/04/07
ジャーナル
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要旨:患者は71歳女性,4妊3産。不正性器出血と子宮内膜肥厚を認めた。子宮内膜細胞診で疑陽性であり,子宮体癌を疑われたため,当科紹介となった。経腟超音波検査では子宮内膜は11.5mmと肥厚を認めたが,両側付属器の腫大を認めなかった。続く子宮内膜全面掻爬による組織診では悪性所見を認めなかった。骨盤部MRIでは9mmの子宮内膜肥厚を認めたが,両側卵巣の腫大を認めなかった。血清エストラジオール(E2)は55pg/mLと高値であったが,CA125,CA19-9,CEAの上昇を認めなかった。ホルモン産生卵巣腫瘍を疑い,腹腔鏡下子宮全摘術,両側付属器切除術を施行した。卵巣に肉眼的に明らかな腫瘍性病変を認めなかったが,病理組織学的に右卵巣に1.5×1.5mm大の
ライディッヒ細胞
腫を認めた。術後に血清E2の低下を認めた。閉経後の不正出血,子宮内膜肥厚では,画像検索で卵巣腫瘍を認めない場合にも臨床症状により
ライディッヒ細胞
腫を鑑別に置くことが肝要である。
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*江島 丈雄, 加道 雅孝, 青山 雅人, 安田 恵子, 保 智己
会議録・要旨集
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