アブラムシ類によるウイルス病の伝染が多い暖地の春作ジャガイモにおいて,シルバーポ
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ムマルチがアブラムシ類及びウィルス病に,どのような影響を及ぼすかを,ジャガイモ品種タチバナ及びシマバラを供試して調査した。
1)シルバーポマルチは,タチバナではアブラムシ類に対して,発生初期に当る4月下旬ないし5月はじめ頃の比較的短かい期間,発生抑制効果を示した。しかしシマバラのアブラムシについては調査できなかった。
2)シルバーポリマルチは,ウイルスYによるモザイク病に対して,タチバナの場合,顕著な感染防止効果を示した。しかし,この品種ではアブラムシ類に対して,発生抑制効果を示さなかった透明のポ
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ムマルチによっても,同様の効果がもたらされた。このように,ポリマルチを行うことが有効であった原因としては,収穫時期を著しく早め得ることができたためと考えた。シマバラでは,シルバーポ
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ムマルチ,透明ポ
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ムマルチともに,ほとんどモザイク病の感染防止効果を示さなかった。この原因としては,この品種の特性によるのであろう。
3)シルバーポリマルチは,タチバナの葉巻病に対して,ある程度の効果を示した。また,この品種の場合シルバーポリマルチを行えば,伝染防止のために3回を要する殺虫剤散布のうち,最初の2回を省き得ることがわかった。
4)シルバーポ
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ムの利用の代りに,早植と透明のポ
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ムマルチとの組合せによる,アブラムシ類の発生期前ジャガイモの成熟促進が検討に値することを提案した。
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