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クエリ検索: "北部地区医師会病院"
142件中 1-20の結果を表示しています
  • 筋骨格系のつながりからの一考察
    *小西 貴, 目島 直人
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 1254
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    日々の臨床で治療を展開していく際に局所に問題点をしぼらず,全身的に評価し治療していくことが重要であることはいうまでもない.筆者は慢性閉塞性肺疾患の対象者に仙腸関節の関節モビライゼーションを施行すると,酸素飽和度や胸郭の動きが改善し,呼吸苦が減少する場面に多々遭遇する.そこで今回,仙腸関節が呼吸機能の目安となる胸郭拡張差に及ぼす影響について検討し,若干の知見を得たので考察を踏まえて報告する.
    【対象と方法】
    本研究の趣旨を十分に説明し,賛同を得た健常男性11名(平均年齢28±2.6歳)を対象とした.
    方法としては次の通りである.まず,仙腸関節の関節モビライゼーション施行前後で最大吸気を行ってもらい胸郭拡張差を測定した.胸郭の周径は1.腋窩レベル,2.剣状突起レベル,3.第10肋骨レベルで計測した.仙腸関節モビライゼーションは左右の仙腸関節にうなずき運動,起き上がり運動を3回ずつ行った.以上の方法で得た胸郭拡張差を端坐位にてメジャーで計測して仙腸関節モビライゼーション前後の差を検出し,そのデータをt検定にて比較した.
    【結果】
    被験者全員に腋窩レベル,剣状突起レベル,第10肋骨レベルで胸郭の拡張が認められた.
    仙腸関節のモビライゼーション前後で上記1.~3.のレベルのそれぞれで胸郭拡張差の有意差が認められた(p<0.05).
    【考察】
    仙骨のうなずき運動が生じると第5腰椎は伸展する.腰椎が伸展運動を起こすと横隔膜の腰椎部である右脚と左脚が下方へ伸張され,横隔膜全体は下方へ牽引される.よって,横隔膜の下降とそれに伴うドームの平坦化によって,胸郭の垂直径を増やす.また,横隔膜の下降によって,腹腔内容の圧縮,腹横筋のような伸張された腹筋群の他動的張力による腹腔内圧の上昇によって抵抗される.腹腔内圧の上昇は,下部肋骨を側方へ拡大させる.
    腹腔内圧の上昇によって一旦固定されると引き続いて生じる横隔膜の肋骨線維の収縮により下位と中位の肋骨が挙上される.
    また,仙骨の起き上がり運動により寛骨は外旋‐内転する.それに伴って,大腰筋は緩んだ状態となり,大腰筋と筋連結をもっている横隔膜も弛緩する.
    よって,仙骨のうなずき運動により横隔膜全体は下方へ牽引され,仙骨の起き上がり運動により弛緩が促されることになる.これは仙骨のうなずき‐起き上がり運動により横隔膜の収縮‐弛緩がスムーズに行われるようになっているのではないかと思われる.
  • 比嘉 基, 古堅 誠, 東 正人
    気管支学
    2002年 24 巻 6 号 481-
    発行日: 2002/09/25
    公開日: 2016/10/15
    ジャーナル フリー
  • 石川 優
    日本看護研究学会雑誌
    2017年 40 巻 3 号 3_454
    発行日: 2017/08/04
    公開日: 2021/01/30
    ジャーナル フリー
  • 岡村 誉之, 高芝 潔, 知花 隆郎, 見上 俊輔, 島尻 正紀, 山田 寿太郎
    心臓
    1997年 29 巻 12 号 951-955
    発行日: 1997/12/15
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    僧帽弁概換術後に左房解離を介して生じた左室左房間交通の1例を報告する.症例は72歳,女性.僧帽弁狭窄症の診断にて1987年僧帽弁置換術を施行し,経過順調であったが,1990年頃より呼吸困難,下腿浮腫が出現し,心不全の診断にて入退院を繰り返していた.症状軽快せず当科を受診,経胸壁心エコーでは軽度の大動脈弁閉鎖不全と三尖弁閉鎖不全および左房解離を疑わせる所見を認めたが,僧帽弁位人工弁の機能不全は明らかでなかった.左室造影では大動脈と左房の間で肺動脈の後方に僧帽弁輪部より生じる左房解離腔が確認され,左房は左室と同程度に造影された.経食道心エコーを施行したところ,軽度の人工弁周囲逆流と僧帽弁輪の大動脈弁側より心房中隔上方に向かう左房解離腔を認めた. 大動脈弁と僧帽弁位人工弁の間に左室からのエントリーを認めた.また,僧帽弁輪の右端やや頭側よりで心房中隔の前方の位置にリエントリーを認め,左房内へ流入する収縮期血流を観箋審することができた.これにより,血行動態的には僧帽弁閉鎖不全症と同様の病態を星し心不全をきたしたものと考えられた。現在は内科的治療によりNYHAII度で外来通院中である.経食道心エコードプラー法により人工弁のアーチファクトの影響を受けることなく左房内の観察ができ,左房解離の位置,エントリーおよび左房へのリエントリーを同定でき診断に有用であった.
  • 林 裕樹, 赤松 道成, 堤 綾乃, 木村 研吾, 野里 栄治, 照屋 淳
    日本臨床外科学会雑誌
    2018年 79 巻 5 号 1106-1110
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/11/30
    ジャーナル フリー
    症例は59歳,男性.左鼠径部痛を主訴に外来受診.左鼠径ヘルニア嵌頓の診断で用手還納し,後日待機手術の予定で帰宅した.同日夜に腹痛,悪心を主訴に救急再受診.左鼠径部にヘルニア嵌頓の理学所見は無かったが,腹部膨隆を認めた.CTにて左鼠径部近傍の腹腔内に球状に限局された小腸と腹水を認め,鼠径ヘルニア偽還納が疑われ緊急手術を施行.前方アプローチで手術を開始し,併存型の所見を認めた.前方からの視野では偽還納の所見が確認できずDirect Kugel Patch®で修復後に腹腔鏡下に観察したところ,肥厚腹膜がヘルニア門となり小腸を絞扼している所見を確認し,絞扼を解除してヘルニア門を縫縮した.腸切除は要しなかった.術後経過は良好で術後5日目に退院となった.鼠径ヘルニア偽還納が疑われる症例に対して,低侵襲で詳細な検索が可能な腹腔鏡併用手術は有用であると考えられた.
  • 宮城 良浩, 堤 綾乃, 堤 真吾, 赤松 道成, 比嘉 宇郎, 照屋 淳
    日本臨床外科学会雑誌
    2016年 77 巻 4 号 853-857
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/10/31
    ジャーナル フリー
    患者は54歳,男性.右下腹部痛を主訴に当院を受診.腹部CT検査で虫垂に周囲脂肪織濃度の上昇を伴う多発憩室を認め,虫垂憩室炎と診断し,腹腔鏡下虫垂切除術を施行した.病理組織学的検査では虫垂には菲薄化した筋層を伴った真性憩室が多数存在し,そのうちの一つに炎症を認めて虫垂真性憩室炎と診断した.虫垂憩室炎の診断は困難であり,大部分は急性虫垂炎と診断して手術される.また,虫垂憩室のほとんどは仮性憩室であり,虫垂真性憩室は非常に稀である.今回われわれは,腹部CT検査で術前に診断しえた虫垂憩室炎の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
  • 宮城 良浩, 堤 綾乃, 堤 真吾, 赤松 道成, 比嘉 宇郎, 照屋 淳
    日本臨床外科学会雑誌
    2015年 76 巻 11 号 2749-2753
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    症例は56歳,女性.幼少時から完全内臓逆位症を指摘されていた.検診で便潜血陽性のため近医で大腸内視鏡検査を施行したところ,上行結腸に径4cm大の側方発育型腫瘍(laterally spreading tumor;以下LST)を指摘され,根治手術目的に当科紹介となった.3D-CT画像で脈管系に逆位以外の変異がないことを確認したうえで,腹腔鏡補助下結腸切除術を施行した.術後経過は良好であり,術後11日目に退院となった.病理組織検査で腫瘍は高分化腺癌,fTis(M),fN0,fH0,fM0,fP0,fStage 0の診断であった.3D-CTは血管奇形の有無やvariation,消化管の位置・支配血管を事前に把握でき,内臓逆位症のような患者で腹腔鏡下手術を施行する際には非常に有用であると考えられた.
  • ―初診時脳梗塞と誤診された1例と術後脳梗塞を生じた1例―
    今井 さくら, 比嘉 勝一郎, 親富祖 徹, 島袋 孝尚, 金城 英雄, 金谷 文則, 金城 幸雄, 宮平 誉丸, 大城 義竹, 島尻 郁夫
    整形外科と災害外科
    2019年 68 巻 3 号 563-566
    発行日: 2019/09/25
    公開日: 2019/12/17
    ジャーナル フリー

    頚椎特発性硬膜外血腫は初診時片麻痺で発症する場合があり,脳梗塞と誤診され抗血栓療法が行われると麻痺が悪化することがある.また脊椎手術の患者の高齢化に伴い,抗凝固薬や抗血小板薬を内服している患者が増加しており,周術期の休薬の是非や休薬期間が解決すべき課題となっている.今回初診時脳梗塞と誤診され抗血栓療法により麻痺が悪化した1例と,抗血小板薬の休薬により術後脳梗塞を発症した1例を経験したので報告する.【症例1】80歳男性.突然後頚部痛が出現し救急搬送,右半身麻痺を認め,TIAが疑われヘパリン点滴治療が開始された.麻痺は徐々に増悪し,頚椎MRIで頚椎硬膜外血腫を認めた.緊急手術により術後麻痺は改善した.【症例2】84歳男性.後頚部痛と左半身麻痺を認め救急搬送,頚椎特発性硬膜外血腫と診断した.緊急手術により麻痺は改善傾向であったが,術後4日目に意識レベル低下と右半身麻痺を認め,頭部MRIで広範囲脳梗塞を認めた.

  • 若杉 雅浩, 奥寺 敬, 池田 尚人, 安心院 康彦, 石原 哲, 浅香 えみ子, 川原 千香子, 橋本 真由美, 奈良 唯唯子
    富山救急医療学会
    2018年 36 巻 1 号 11-
    発行日: 2018/09/01
    公開日: 2019/07/17
    ジャーナル オープンアクセス

     Immediate Care of Marine Medicine は、第7 回の本会学術集会会長である故小濱正博先生(開催当時

    北部地区医師会病院
    副院長)が提唱し本学会で開発に取り組んだ高気圧酸素・潜水医学領域を対象とした研修コースである。

     研修素材としては潜水医学の基礎知識、潜水と救急疾患、潜水適正に関する問題、海洋咬刺症、海洋細菌の5 章からなるテキストとそれぞれの章に対応するプレゼンテーション資料から構成される。テキストの発刊にあたっては、カラー画像が大量に含まれるため、これらをWebコンテンツとして利用する形式とした。研修コースは、半日コース(正味3 時間)+事前・事後継続学習用のCBTの組み合わせとして Instruction Design等を用いて設計した。これは普及を優先させるためで、素材としては上級者向けの1 日コースを行うことも可能である。

     本研修は、これまで体系的な取り組みがなかった海洋医療の応急手当ての基礎知識を共有するものであり、今後の普及が望まれる。

  • *佐久間 千尋, *大城 梨沙, *嶺井 朝美
    日本死の臨床研究会年次大会予稿集
    2023年 44 巻 G6-S5-1
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/11/02
    会議録・要旨集 認証あり
  • 比嘉 司, 山城 真梨奈, 新垣 穂佳, 大城 凌子
    日本看護研究学会雑誌
    2016年 39 巻 3 号 183
    発行日: 2016/07/29
    公開日: 2018/07/19
    ジャーナル フリー
  • 今城 宏文, 石井 岳夫, 鈴木 毅, 外間 惟夫, 神山 康武, 宇野 司
    日本医療薬学会年会講演要旨集
    2010年 20 巻 P2-322
    発行日: 2010/10/25
    公開日: 2019/01/19
    会議録・要旨集 フリー
  • *藤本 祥子, *藤田 愛
    日本死の臨床研究会年次大会予稿集
    2023年 44 巻 G6-S5-2
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/11/02
    会議録・要旨集 認証あり
  • 玉井 修, 奥島 憲彦, 友利 健彦, 出口 宝, 栗原 公太郎, 草野 敏臣, 武藤 良弘, 外間 章
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    1994年 36 巻 2 号 351-355_1
    発行日: 1994/02/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
    症例は64歳の女性で,5年前に乳癌根治術が行われ,平成2年7月,肝および骨転移に対して総量でADR90mg,5-FU 1500mg,CPA 900mg,MPA 14400mgが投与された.その後,悪心,嘔吐,前胸部痛および吐血を生じ,緊急内視鏡検査にて食道後壁にほぼ食道全長にわたる帯状の粘膜剥離と出血を認めた.IVH管理下に薬物療法等の保存的療法を行い臨床症状の改善を認め,約1カ月後に行った内視鏡検査では病変は再生上皮に覆われ治癒していた.
  • 照屋 剛, 高江 洲裕, 外間 章, 野原 正史, 武藤 良弘
    日本臨床外科学会雑誌
    1998年 59 巻 5 号 1401-1404
    発行日: 1998/05/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    症例は79歳男性で腹部膨満感と悪心を主訴で来院し,イレウスの診断で入院となった.イレウス管留置等の保存的治療を開始したが,症状の悪化を認めたため,発症後7日目に開腹手術を行った.開腹すると回腸末端より約50cm口側の小腸が, S状結腸間膜の左側の腹膜葉(以下左葉)欠損部に生じたヘルニア嚢内に約10cmの長さで嵌頓していた.頓頓腸管は容易に用手的に整復できた.嵌頓腸管部の循環障害はなく,ヘルニア門を縫合閉鎖して手術を終了した.
    S状結腸間膜内ヘルニアは内ヘルニアのなかでも稀な疾患である.これまでの本邦報告例は全てS状結腸間膜の右側の腹膜葉(右葉)での発症例であり,文献的に検索したかぎり自験例は初めての左葉発症例と考えられる.
  • 鍋谷 大二郎, 宮城 一也, 田里 大輔, 古堅 誠, 原永 修作, 比嘉 太, 藤田 次郎
    気管支学
    2015年 37 巻 Special 号 S233-
    発行日: 2015/05/01
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
  • 平良 眞也, 目島 直人, 神山 寛之
    理学療法学Supplement
    2009年 2008 巻 P2-073
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/25
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】日々の臨床の中で、姿勢を変える事で様々な変化が出てくる事はセラピストなら誰でも経験する事である.担当の患者で野球を趣味に持つ方の治療をしている際に、打撃姿勢を変え、頚部の筋緊張の調整を行った際に、『ボールが見やすくなった』とのコメントが聞かれた.
    そこで今回、後頭下筋群の筋緊張を変化させた時に衝動性眼球運動にどのような影響があるのか、関連性を調べたので以下に報告する.
    【方法】今回の研究の意図をしっかり説明した上で了承を得た、身体に問題のない健常成人9名.左右の目を片目ずつ、眼球運動幅を計測する.計測方法は、まず壁にテープメジャーを横にして貼り付け、被検者の目線の高さに合わせて設定する.そして被検者の目と壁の距離を30cmに設定し、端坐位をとらせる.計測は被検者には左目を押さえてもらい、頭部を動かさないように注意してもらう.その時、目の前の数字を基準に、テープメジャー上の目盛の数字がはっきり見える所までを答えてもらい、基準からの距離を計測した.これを耳側方向、鼻側方向の距離を計測し、左目も同様に計測した.
    そして被検者の眼球運動を左右方向で行い、その時に左右どの方向に動かし易いかを聴取し、後頭下筋群の筋収縮の強弱を徒手にて左右差を確認した.そして筋収縮の左右差と眼球運動幅、眼球の動かし易さと眼球運動幅の関連を調べた.また、後頭下筋群の筋緊張を左右ほぼ同等となるよう坐位姿勢を変化させ、眼球運動幅の変化をアプローチ前と同様に計測、比較した.
    【結果】(眼球の動かし易さと眼球運動幅)左右へ眼球運動を行なってもらい比較した結果、9例中7例、眼球運動幅が大きい側と反対方向に眼球の動かしやすさを訴えた.(後頭下筋群の筋収縮の左右差と眼球運動幅)9例中7例が、左右の眼球運動で眼球運動幅が大きかった目の側と反対側後頭下筋群の筋緊張が高かった. (アプローチ前後の眼球運動幅)アプローチ後、被検者9例中8例が眼球運動幅が増大した.殆どの被検者において動かし易さが変化したと訴えた.
    【考察】スポーツでは動体視力が必要となる.その中で衝動性眼球運動に焦点を当てた.当初、眼球運動幅が大きい側の目の方向に動かし易いと考えていたが、反対の結果となった.これは眼球を動かしにくい側の眼球運動を動かし易い側で代償しているのではないかと考える.そして後頭下筋群の筋収縮の差も、努力性筋収縮を引き起こしていたのではないかと考える.また、坐位姿勢を変化させ、頭頚部の筋緊張を変化させた事で眼球運動幅の増大が起こった理由として、衝動性眼球運動及び頚部運動の両方を駆動するものが運動前野にある事、運動前野の腹側部位が刺激を受けると、衝動性眼球運動を活性化する事から、後頭下筋群の筋緊張の調整をする事で眼球運動が活性化し、眼球運動幅も増大したものと考える.
    【まとめ】衝動性眼球運動と後頭下筋群の筋緊張には関連があると考えられる.
  • 徳嶺 譲芳, 宮田 裕史, 加藤 孝澄, 松島 久雄
    日本臨床麻酔学会誌
    2008年 28 巻 7 号 956-960
    発行日: 2008/11/14
    公開日: 2008/12/13
    ジャーナル フリー
      初期臨床研修医に対し, 超音波ガイドによる中心静脈穿刺のトレーニングを行った. 受講生に対して, 事前に受講内容のレジメを送付し, 当日その内容をシミュレータを用いて解説した. 単純血管モデルにより, 穿刺針の基本手技の練習を行った後, シミュレータで内頸静脈穿刺の練習を行い, 動脈誤穿刺の回避など, 実践に準じた練習を行った. トレーニング終了後アンケート調査を行った. 受講生から良い評価を得たが, 同時にコース内容に関する要求も多く出された. 中心静脈穿刺をより安全なものとするため, 初期臨床研修医に対する超音波ガイド下中心静脈穿刺のトレーニングは重要である. しかし, 教育効果の高いトレーニングとするには, さらなるコースの見直しと改良が必要である.
  • 山城 真梨奈, 新垣 穂佳, 比嘉 司, 大城 凌子
    日本看護研究学会雑誌
    2016年 39 巻 3 号 182
    発行日: 2016/07/29
    公開日: 2018/07/19
    ジャーナル フリー
  • 照屋 剛, 島袋 誠守, 古堅 智則, 平良 一雄, 宮里 浩, 久高 学, 山城 和也, 与儀 実津夫
    日本消化器外科学会雑誌
    2002年 35 巻 6 号 663-667
    発行日: 2002年
    公開日: 2012/02/15
    ジャーナル フリー
    門脈ガス血症はまれで予後不良であり, 病因もはっきりしていない. 我々は糞線虫症に起因すると考えられた門脈ガス血症の2例を経験した. 症例1は61歳の男性で, 成人T細胞性白血病の加療中, 食欲不振で入院しその後腹痛を認めた. 抗HTLV-1抗体陽性のため, 便培養を行い糞線虫が検出された. 入院4日目に敗血症性ショックを呈し, 腹部CTで肝内門脈ガス像と小腸拡張を認め, 門脈ガス血症とイレウスと診断した. Thiabendazole投与などの保存的治療で軽快した. 症例2は82歳の女性で, 腹痛で入院した. 腹部CTで腸管拡張と肝内門脈ガス像を認めた. 保存的治療が無効で腸管壊死による門脈ガス血症と診断し, 入院3日目に緊急手術を行った. 回腸末端部に小腸壊死を認め, 約80cm切除した. 術後便培養で糞線虫陽性となり, thiabendazole投与を行い経過良好であった. 糞線虫症を伴った門脈ガス血症の報告はこれまでなく, 保存的と手術治療が有効であった.
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