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クエリ検索: "和田崇"
237件中 1-20の結果を表示しています
  • 小原 勝彦
    表面技術
    2002年 53 巻 5 号 303-307
    発行日: 2002/05/01
    公開日: 2009/10/30
    ジャーナル フリー
  • 田丸 亜貴, 和田 崇之, 岩本 朋忠, 長谷 篤
    結核
    2013年 88 巻 4 号 399-403
    発行日: 2013年
    公開日: 2016/09/16
    ジャーナル フリー

    〔目的〕結核菌遺伝子型別法として日本国内で標準法となりつつあるJATA(12)-VNTR型別の,結核患者複数発生事例における菌株異同調査法としての有用性を検討した。〔方法〕1999年4月から2011年12月に菌株異同調査依頼のあった結核患者複数発生事例のうち270事例643株を対象とした。菌株の異同の基準には詳細な型別能を有する26 loci-VNTRを用いた。〔結果と考察〕非集団感染64事例でJATA(12)-VNTR型が一致したものはみられなかった。集団感染206事例のうち185事例(89.8%)でJATA(12)-VNTR型が一致した。JATA(12)-VNTR型別で菌株の異同の判別が不能だったのは,12領域中1領域だけでの挿入数が異なった事例で,このような事例は集団感染事例の10.2%,集団感染ではなかった事例の1.6%みられた。全体として,結核患者複数発生270事例中248事例(91.9%)の菌株異同はJATA(12)-VNTR型別だけで正しく判定され,2領域以上の相違に起因する判定の齟齬は生じなかった。以上のことから,1領域違いの事例や地域的に多発する遺伝子型に注意して用いれば,JATA(12)-VNTR型別は結核患者複数発生事例の異同調査に十分有用であると示された。

  • ─JATA(12)-VNTR型別に基づくクラスター形成とその傾向─
    和田 崇之, 田丸 亜貴, 岩本 朋忠, 有川 健太郎, 中西 典子, 小向 潤, 松本 健二, 長谷 篤
    結核
    2013年 88 巻 4 号 393-398
    発行日: 2013年
    公開日: 2016/09/16
    ジャーナル フリー

    〔目的〕JATA(12)-VNTR法は結核菌における遺伝型別法の国内標準法として用いられつつある。本研究では,結核分子疫学サーベイランスを牽引するための基盤構築として,同手法によって定義される各遺伝型の出現頻度を把握することを目的とした。〔方法〕2007年から2008年に大阪市,大阪府,および神戸市において新規登録された結核患者から分離培養された結核菌1,778株について,各地方衛生研究所にてJATA(12)-VNTR型別解析を実施し,その結果を集約してクラスター分析を行った。〔結果および考察〕同型別によって見出されたクラスター形成株は1,086株(61.1%)となり,3地域すべてから分離された菌株によって構成されたクラスターは38組であった。これらのクラスター株は実際に広域的に伝搬したか,JATA(12)-VNTR型別の低分解能に起因する偽クラスターであったと考えられる。クラスターを形成したJATA(12)-VNTR型についてID化を図ることにより,同型別におけるデータ解釈における注意点が明確になると同時に,特定株の分離検出や未知のアウトブレイクの発見を容易に行えるサーベイランス体制が構築できるだろう。

  • 和田 崇文, 上久保 毅, 中島 真人, 阿部 俊昭
    日本救急医学会雑誌
    2001年 12 巻 12 号 755-759
    発行日: 2001/12/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    A 15-year-old boy with a neck injury transferred to our emergency room was alert and cooperative. During surgical closure of the wound, he vomited and became somnolent. A piece of brain tissue was found in vomit. Computed tomography (CT) showed pneumocephalus and a small hemorrhage in the left frontal lobe. Surgery undertaken found an irregular bone defect in the plamun sphenoidale and a dural laceration in the frontal base. The dura of the left frontal convexity was also lacerated. These findings suggested that an unknown foreign body penetrated the right lateral neck and the skull base through the nasopharynx, then reached up to the frontal bone. Postoperative course was uneventful. He witnessed later that he hit his neck on to an iron rod protruding from concrete blocks when he fell. He had known that this rod had penetrated his neck. Orbitocranial stab wounds may associate penetrating brain injuries, but it seems quite rare that a cervical stab wound complicated a penetrating brain injury. It should be stressed that physicians and paramedics must glean information about the modality of penetrating injuries.
  • 和田 崇
    武道学研究
    2019年 52 巻 Supplement 号 S_66
    発行日: 2019/09/05
    公開日: 2024/01/30
    ジャーナル フリー
  • 和田 崇, 松本 浩実, 谷島 伸二, 尾崎 まり, 萩野 浩
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 O-MT-19-3
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに,目的】

    腰痛は個人のquality of lifeを低下させるだけでなく,経済面に影響を及ぼす社会的な問題である。腰部脊柱管狭窄症(lumbar spinal stenosis,LSS)は,腰痛を生じる疾患の中でも頻度の高い疾患であり,下肢痛や腰痛,感覚低下および筋力低下を呈する。さらに,間欠性跛行により連続歩行距離が減少することで日常生活での活動範囲が制限される。近年,腰痛などの痛みに関連する因子として痛みをネガティブに捉える傾向を示す痛みの破局的思考が注目されており,痛みの強度や日常生活動作との関連が示唆されている。しかしながら,痛みの破局的思考と連続歩行距離の関連を示す報告はない。よって,本研究では,LSS患者における痛みの破局的思考と連続歩行距離の関連を明らかにすることを目的とする。

    【方法】

    2015年10月から2016年7月に入院した術前LSS患者30名(男性:16名,女性:14名,平均年齢:69.2±8.7歳)を対象とした。患者背景,LSSの罹患部位,罹病期間などをカルテより収集した。アンケートにてLSSによる下肢痛および腰痛の強度をnumerical rating scale(NRS)を用いて評価した。歩行負荷試験は,片道90mの歩行路を往復し,痛みなどにより歩行不可となるまでの連続歩行距離を測定した。完遂は500mとした。また,日本語版pain catastrophizing scale(PCS)を用いて痛みの破局的思考を評価した。まず,対象者全体におけるPCSと各変数間の相関分析をPearsonの積率相関係数およびSpearmanの順位相関係数を用いて行った。サブ解析として男女別に同様の解析を行い,PCSと有意な相関が認められた変数については制御変数を設定した偏相関分析を実施した。有意水準は5%未満とした。

    【結果】

    対象者全体におけるPCSは平均34.4±8.9であった。対象者全体において,PCSは年齢(r=0.36,p=0.031)と有意な相関を認めた。サブ解析の結果,男性LSS患者において,PCSは罹患椎間数(r=0.66),腰痛NRS(r=0.54),連続歩行距離(r=-0.56)と有意な相関を認めた(p<0.05)。年齢,罹患椎間数,罹病期間,下肢痛NRS,腰痛NRSを制御変数とした偏相関分析の結果,男性LSS患者においてPCSは連続歩行距離(r=-0.67,p=0.025)と有意な相関を認めた。

    【結論】

    男性LSS患者において痛みの破局的思考が重度のものは,連続歩行距離が低下しており日常生活での活動範囲が減少している可能性がある。

  • 田中 英一郎, 小俣 透, 池原 忠明, 永村 和照, 池条 清隆
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
    2006年 2006 巻 2P2-A07
    発行日: 2006年
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    We developed a prototype of a walking assist machine for the elderly or rehabilitants, which used a spatial parallel link mechanism. Its flat step moves in parallel with the ground and can support the whole legs of a person including his/her soles. To confirm the validity of our supporting method, muscle activity of the leg while wearing the machine was evaluated by using electromyography (EMG). Experimental results of measured muscle activities while slow-walking and wearing are shown.
  • 吉田 清輝, 李 江, 伊東 義曜, 和田 崇宏, 竹原 洋斉
    日本結晶成長学会誌
    2002年 29 巻 2 号 34-
    発行日: 2002/07/01
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    GaN was grown on the Si (111) substrate using MOCVD. The growth conditions of a buffer layer were investigated at 600-850℃. The optimum buffer layer condition was confirmed. As a result, a homogeneous GaN layer without cracking was obtained.
  • 地域住民コホート調査GAINA study
    和田 崇, 松本 浩実, 谷島 伸二, 尾崎 まり, 萩野 浩
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-YB-16-3
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに,目的】

    腰痛は心理面に悪影響を与えることでactivities of daily living(ADL)や活動性を低下させ,運動機能を低下させるといった悪循環を生じさせることから,転倒との関連が示唆されている。しかし,腰痛によるADL低下がある例で転倒リスクが上昇するかどうかについては定かでない。本研究の目的は地域在住高齢者において腰痛によるADL低下が転倒リスクとなり得るか2年間の前向き調査によって明らかにすることである。

    【方法】

    平成26年度鳥取県日野郡日野町における特定健診及び後期高齢者健診受診者で我々の研究に参加同意した223名を対象とした。ベースラインでは基本属性,過去1年間の転倒歴を聴取した。運動評価は筋量測定,握力測定,歩行分析を行った。足腰の痛みはvisual analogue scale(VAS)を用いて評価した。腰痛によるADL低下についてはoswestry disability index(ODI)を用い「性生活」の項目を除外した9項目にて合計点を満点の45で除し,0-100%で評価した。2年間のフォローアップ期間中の転倒歴を「非転倒群」,「1回転倒群」,「複数回転倒群」の3群にカテゴリ化した。転倒歴3群とベースラインにおける各変数の関連を一元配置分散分析,Kruskal-Wallis検定,カイ二乗検定にて解析した。転倒歴3群を従属変数,ODIを独立変数とし,年齢,性別,ベースラインでの転倒歴,歩行速度で調整した多項ロジスティック回帰分析を行った。有意水準は5%未満とした。

    【結果】

    ODIを評価し,2年間の転倒回数のフォローアップ調査が可能であったのは154名(平均年齢:73.2±8.0歳,男性56名,女性98名)であった。フォローアップ期間中の転倒頻度は22.7%(35/154名)であり,1回転倒群は11.0%(17名/154名),複数回転倒群は11.7%(18名/154名)であった。非転倒群,1回転倒群,複数回転倒群の比較ではベースラインでの転倒歴(8.4% vs 17.6% vs 55.6%),VAS(7.0mm vs 20.0mm vs 23.0mm),ODI(6.7% vs 15.6% vs 20.0%)に有意差が認められた。多項ロジスティック回帰分析の結果,ベースラインでの転倒歴(Odds:10.64,95%CI:3.17-35.74)とODI(Odds:1.07,95%CI:1.02-1.13)が複数回転倒のリスク因子であった。

    【結論】

    ODIが複数回転倒に関連したことは,腰痛による運動機能の低下や腰椎疾患による神経症状が転倒リスクを高めている可能性を示唆している。さらに腰痛による活動性低下が,運動機能の低下を助長している可能性もある。転倒リスク評価では運動機能や痛み強度の評価だけでなく,痛みによるADLへの影響についても評価する必要がある。

  • メタアナリシスによる検証
    松本 浩実, 和田 崇, 林 邦彦, 萩野 浩
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-MT-27-4
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】変形性膝関節症患者(膝OA)の膝痛に対する温泉療法の有効性をメタアナリシスにて検討すること。

    【方法】

    日本語及び英語の文献検索データベース(Medline,Embase,Cochrane library,CINAHL,医学中央雑誌)より“温泉療法”“運動器疾患”のキーワード及びMeSH用語を用いて検索を実施した。調査対象文献は温泉療法の効果を調査したRCTを含むすべての臨床研究とし,2週間以上の治療期間があったものとした。除外基準として1)研究方法が明確でないもの,2)変形性膝関節症患者へのデータが他の疾患と混在しているもの,3)総説論文とした。2名の査読者が論文タイトルと抄録よりこれらを判別した。対象となった論文からサンプルサイズ,治療群と対照群と治療内容の詳細,治療期間,介入期間,フォローアップ期間,評価方法を抽出した。膝OAの痛みの評価としてWestern Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index(WOMAC)を用いた。論文のrisk of biasはCochrane's risk of bias toolを用い,統計学的異質性はI2値で評価した。出版バイアスはfunnel plotsで判断した。統計ソフトはReview Manager 5.1を用いた。

    【結果】

    検索できた全516論文のうち,一次スクリーニングで膝OA以外の運動器疾患への効果を調査された456論文が除外された。残った60論文のうち除外規定により25論文が論文査読の対象となった。そのうち2論文は対照群がなく,7論文は温泉療法以外が主の治療,2論文はメタアナリシスできないデータであった,さらに6論文はWOMACを評価に使っていなかった。最終的に8論文がメタアナリシスの対象となった。WOMAC痛みスコアが分析できた7論文(介入群279例,対照群246例)では温泉療法群は有意に痛みを改善し(RR=-0.69;95% CI-0.87--0.51;p<0.00001),異質性は中程度であった(I2=61%;p=0.02)。WOMACこわばりスコアが分析可能であった6論文(介入群254例,対照群221例)でも介入群には有意な改善があり(RR=-0.23,95% CI-0.42--0.05,p<0.01),異質性は中程度であった(I2=71%,p=0.01)。こわばりスコアと同様の6論文で検討できたWOMAC機能スコアにおいても有意な改善があったが(RR=-0.27,95% CI-0.45--0.09,p<0.004),異質性(I2=78%,p=0.004)が高かった。パブリケーションバイアスはなかった。

    【結論】

    膝OAの痛みのついての薬物治療,運動療法のエビデンスはあるものの,温泉療法は十分ではなかったが,本研究でその効果の可能性が示唆された。しかし,統計学的異質性が中等度から高度であったことは,コントロール群の内容の違い,研究間の治療方法,治療期間,さらには温泉の含有成分などの幅を示していると考えられる。統合医療の一つとしてミネラル含有の温泉を用いた運動療法,物理療法についてその除痛効果の再考が必要である。

  • 瀬戸 順次, 阿彦 忠之, 和田 崇之, 長谷 篤, 山田 敬子
    結核
    2013年 88 巻 6 号 535-542
    発行日: 2013年
    公開日: 2016/09/16
    ジャーナル フリー

    〔目的〕国内の結核低蔓延地域において結核菌VNTR分析を広範に実施し,低蔓延下の結核対策における同分析の有用性を明らかにする。〔方法〕2009~2011年に山形県内で新規登録された菌陽性肺結核患者266人中184人(69.2%)から分離された結核菌の24領域VNTR分析を実施した。VNTRパターンが23領域以上一致した菌株を同一クラスタと定義し,各クラスタの由来患者間の関連性の有無を実地疫学調査結果から検証した。〔結果〕184株中49株(26.6%)が17クラスタを形成した。関連性がある事例として,6クラスタ内に院内感染3事例,家族内感染3事例,施設内感染1事例を見出した。このうち,院内感染,施設内感染各1事例ではVNTR分析により未知の伝播が明らかにされた。最大クラスタ(12株)のVNTRパターンは,2007年発端の集団感染事例の初発患者パターンと一致した。〔考察〕結核低蔓延地域では,広く収集した患者由来菌株のVNTR分析と実地疫学調査の結果を組み合わせることで,未知の感染伝播の発見,新たな感染リスク集団の探知,および集団感染の追跡に役立つなど,VNTR分析の高い有用性が確認された。

  • 美浦 隆
    Electrochemistry
    2004年 72 巻 3 号 155
    発行日: 2004/03/05
    公開日: 2019/06/08
    ジャーナル フリー
  • 地域住民コホート調査GAINA studyでの2年間前向き研究
    松本 浩実, 和田 崇, 尾崎 まり, 萩野 浩
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-YB-08-4
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】サルコぺニアが地域住民における転倒発生危険因子であるか2年間の前向き調査で明らかにすること。

    【方法】

    平成26年度鳥取県日野郡日野町において実施した地域住民コホート調査GAINA study第1回目参加者223名(年齢73.6歳,男性82名,女性141名)を対象とした。取り込み基準は1)運動検査が実施可能,2)我々の調査アンケートに自己記入可能かつ3)本研究への参加同意したものとし,除外規定は要介護認定者とした。研究デザインは前向きコホート研究であり,このベースラインに登録された223名の住民のうち平成27年,28年のフォローアップ調査が可能であった住民における2年間での転倒発生を追跡調査した。ベースライン調査にて基本属性ならびに,ベースライン調査以前の転倒歴,変形性膝関節症,骨粗鬆症,変形性腰椎症の診断歴を聴取した。ロコモティブシンドローム(ロコモ)の有無は自己記入式質問紙ロコモ5を用いて行い,6点以上を「ロコモ」と定義した。痛みの評価としてVisual Analouge Scale(VAS),定量的超音波法を用いた骨量測定,インピーダンス法による筋肉量測定,歩行分析装置を用いた歩行速度計測を実施した。サルコぺニアはAsian Working Group for Sarcopeniaの定義にて,補正四肢骨格筋量低下(男性7.0 kg/m2未満,女性5.7 kg/m2未満)のある者のうち,握力低下(男性26 kg未満,女性18 kg未満)もしくは歩行速度低下(<0.8 m/s)のあるものをサルコペニアと定義した。転倒は2年間のフォローアップ期間で1回でも転倒したものを「転倒群」,転倒の無かったものを「非転倒群」として群わけした。2群間の変数をカイ二乗検定,対応のないT検定にて比較した。転倒の有無を従属変数,サルコぺニアの有無を独立変数とし,年齢,性別,BMI,過去の転倒歴,単変量解析にてp値0.05未満の変数で調整した二項ロジスティック回帰分析を行った。有意水準は5%とした。

    【結果】

    ベースライン調査に登録された223名中,60歳未満の10名,介護認定もしくは死亡した9名は対象から除外した。さらに42名はフォローアップが不可能であった。最終的に162名(年齢74.2歳,男性59名,女性103名)を調査対象とした。2年間での転倒頻度は30.8%であり,そのうち3名が骨折した。非転倒群と転倒群の変数比較では過去の転倒歴(8.0% vs 40.0%),ロコモの有無(12.5% vs 28.0%),VAS値(7mmvs 21mm),サルコぺニアの有無(2.7% vs 12.0%)に有意な差があった。その他の変数には有意な群間差はなかった。ロジスティック回帰分析にてサルコぺニア(Odds:7.25,95%CI:1.33-39.56)は有意に転倒を予測した。

    【結論】

    年齢や転倒歴で調整してもサルコぺニアが転倒に関与したことは,筋肉量低下を起因とした運動機能低下のあるものは将来,転倒しやすいことを示している。前向き調査によってサルコぺニアが未来の転倒を予測したことは,それが地域住民において転倒,骨折の原因となることの裏付けとなった。

  • 北海道標津町における観光を活用した地域づくりプロセスの分析
    森重 昌之
    都市計画論文集
    2008年 43.3 巻 289-294
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル オープンアクセス
    「社会の流動性」が高まる中で、観光は地域づくりの手段のひとつとして注目を集めている。そこで本研究では、観光がどのように地域づくりに貢献できるかを明らかにすることを目的とした。まず、北海道標津町の地域づくりの事例分析から、観光の推進を通じて地域づくりに必要な地域関係者のネットワークを構築できることを明らかにした。そして、構築されたネットワークが「地域外の異質性を取り入れやすい」、「関係者が自律した対等の関係性を築きやすい」という、地域づくりにおいて優れた特性を持つことを示した。さらに、観光を活用した地域づくりを効果的に進めるためのプロセスの一般化を試み、1)観光の導入による地域ネットワークの構築、2)ネットワークを通じた組織的学習の促進、3)地域ネットワークによる新たな事業や活動の創造、4)地域づくりを持続するためのしくみの構築を提案した。
  • 御堂河内 奨
    表面技術
    2002年 53 巻 5 号 317-320
    発行日: 2002/05/01
    公開日: 2009/10/30
    ジャーナル フリー
  • 梅田 薫, 松林 雄一, 中村 寛海, 松浦 義治, 吉岡 馨子, 奥原 潤
    日本食品微生物学会雑誌
    2022年 39 巻 2 号 70-76
    発行日: 2022/06/30
    公開日: 2022/07/07
    ジャーナル フリー

    In recent years, the consumption of cooked rice produced in rice cooking factory has been increasing. To clarify the risk of food poisoning associated with cooked rice, we investigated the bacterial contamination in rice cooking factories, bacterial proliferation in cooked rice during storage tests, and the growth and enterotoxin production of Staphylococcus aureus spiked into cooked rice. Cooked rice was less contaminated during production, but the viable cell count increased remarkable with the storage test at 35℃. In the S. aureus spiked tests, high growth of S. aureus was observed and a sufficient amount of enterotoxin was produced after 24 to 48 hr at 35℃ storage. It suggests that staphylococcal food poisoning can be caused by improperly contaminated or stored cooked rice. The pH adjusters added to the cooked rice were shown to be insufficient bacteriostatic activity under the conditions of storage tests and S. aureus spiked tests in this study. These results indicate that mishandling of cooked rice can lead to a major food poisoning outbreak with or without pH adjusters.

  • 逸見 勝亮
    日本の教育史学
    2020年 63 巻 182-183
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/01
    ジャーナル フリー
  • 和田 崇, 黒木 洋祐, 武内 倫子, 坂田 圭史, 小山 香菜子, 白川 哲夫
    小児歯科学雑誌
    2008年 46 巻 2 号 247
    発行日: 2008/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 阿部 聰, 長谷川 譲, 橋本 卓雄, 阿部 俊昭, 古幡 博
    Neurosonology:神経超音波医学
    1994年 7 巻 2 号 86-89
    発行日: 1994/08/31
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    BACKGROUND AND PURPOSE: Recent striking introduction of transcranial color flow image (TC-CFI) in Doppler ultrasonography by Furuhata and Spencer has made it possible to investigate and appreciate intracranial hemodynamics more clearly in a clinical situation. The TC-CFI illustrates the blood flow velocity pattern as well as the exact observation angle at a fixed point of the vessel under examination. This minimizes technical errors in the hemodynamic measurements by making mathematical corrections of the data measured. Another advantage is that sourced data can be compared temporary in a clinical course at a fixed point of the vessel. We attemped to scan some AVMs and aneurysms.
    METHODS: ATL made ULTRAMARK 9 (2.25 MHz) (sample volume from 1.5 to 3.0mm×1.0mm) .
    RESULTS: AVMs were diagnosed presumptively by X-ray CT scaning and MRI in 10 patients. TC-CFI was performed in these cases prior to angiography. Nidus was roughly outlined in 7 cases. TC-CFI demonstrated an irregularly congregated mass of blue, yellow and red color, suggesting conplicated a mixture of small and large vessels. Doppler frequency sonogram in the nidus demonstrated a complicated pattern. It seemed to be mixture of artery, vein and turbulent flow and peak velocity was 160 cm/s. After partial embolization, a new vascular image was demonstrated, which was also seen in digital subtractionangiography. The Doppler frequency sonogram dropped to 100 cm/s. The final frequency sonogram was 60 cm/s when we terminated embolization.
    CONCLUSION: TC-CFI scanning allowed evaluation of the complete timing of endovascular surgery.
  • 水口 優, 稲岡 充三郎, 杉岡 洋一郎, 森 洋子
    海岸工学講演会論文集
    1987年 34 巻 212-216
    発行日: 1987/11/07
    公開日: 2010/03/17
    ジャーナル フリー
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