泥炭性軟弱地盤における管路の建設に当たって, 従来は溶接構造の鋼管を一定間隔の支持杭の上に布設し, その沈下を抑制してきた。
これに対して, 継手の可撹性で管路の不等沈下を吸収することができれば, 杭基礎を用いずに従来工法よりも省力的, 経済的な管路を建設できる。
この試験は, 既存の管路タイプの改修や管の浮上防止への有利性から採用される半地下布設方式と, 将来の伸びが予想される地下埋設方式の2つのものについて実施し, 泥炭地のような軟弱地盤でも両工法が安全に施工できることを確認した。また, 設計に必要な沈下量の計算方法等についても提案を行うことができた。
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