I Revaluation of Endoscopic differentiation between benign and malignant gastric ulcers. We have classified ulcerative lesions of the stomach by fiberscopic diagnosis into following five categories : E-I : Benign Ulcer E-II : Benign ulcer but the possibiity of cancer cannot be completely ruled out E-III : Difficult to determine whether it is a benign or malignant ulcer E-IV : Strong suspicion of cancer E-V : Cancer For the determination of E-II to E-V, accurate diagnosis only by usual observation sometimes is difficult because ulcer and cancer may be present at the same time. Accordingly, by means of close up observation of the redness and other characteristics of mucosa of gastric ulcer margin surrounding mucosal folds through f iberscope, we investigated the possibility of definite diagnosis of gastric ulcer. For detailed observation, specimen taken during the operation was immediately observed and photographied by magnifying to two to four folds. After the specimen was fixed by 10% formalin, it was stained by alcian blue and haematoxylin and again observed and photographied by the same procedure. I noticed that there were coexistance of benign gastric ulcer and cancer in the cases of E-II, E-III and E-IV . Some are very difficult to differentiate. Study by close up done observation was then done for the purpose of differ-entiation. Ulcerative cancer which show "over-hanging" and ulcerative cancer which have been covered by regenerated epithium are considered to be the most difficult ones to diagnosis by surface observation. Close up observation by endoscopy is useful, in the diagnosis of gastric ulcer, however, it must be based on histological confirmation. In conclusion, differentiation of the ulcerative lesion of the stomach, can be accurately made by endoscopic & microscopic close up examination. II Endoscopic study of Regenerative Epithelium around gastric ulcer During 13 monthed, from October, 1971 to October, 1972, 81 patients under treatment at het Institute of Gastroent-erology, Tokyo Women's Medical College, had been studied through the close-up observation of gastric ulcer margin by using forward-viewing f iberscope, GIF-D, PFS-F and PFS-F2. I classified the patterns of regenerative epithelium of ulcer margin into four types: Thistle type, Golden Banded Lily type, Wild Comomile type and Mixture type. Studies of the differences in the patterns of redness of four types were done by direct shooting biopsies and analyzed. The adquate number of specimens had been taken, and the regenerative epithelium of 53 lesions were studied according to Fukumoto's classification. I found out that almost each type of lesion changed to mixed type as it healed. III Comparation study of Endoscopic and dissection microscopic observation of regenerative Epithelium around gastric ulcer A comparative investigation of magnified view of the close-up observation and stereo-microscopic pictures of eighteen operated cases was done. As a rule, close-up observation was done, within twenty four hours prior to operation. Within 30 minutes after gastrectomy, these fresh specimens were washed in normal saline solution and they were examined by stereo-microscope at two time, four time and eight time magnification. The stereo-microscopic findings of each type are, Thistle type: The continuous regenerative mucosa is the place where muscularis mucosae and tunica muscularis are conglutinated. Golden Banded Lily type: Scattered red spots and dots are identical to redness of area gastrica. Mixture type: This type is mostly covered by regenera-tive mucosa and redness of margin is same as redness of area gastrica of remaining uncompleated regenerative epithelium. Histological findings of each type are; Thistle type: Hemorrahage can not been seen. Inflammatory reaction, by peramia, comgestion, vessel expansion and intestinal metaplasia is observed. Golden Banded Lily type: Vessel expansion, inflammatory reacti

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　電子スコープによるstrip biopsy specimen及びoperativ especimenの非染色標本およびヘマトキシリンアルーシャンブルー染色した標本について,体外での水浸下観察を行ったところ,顕微鏡レベルにせまるきわめて良好な画像を得た.　この結果をもとにし電子スコープを用いて雑種成犬の胃および大腸の粘膜形態の観察をとくに,10%ホルマリン固定後のヘマトキシレン染色した胃,アルーシャンブルー染色した大腸で,水浸下に行い,さらに人での応用を試み,今後の電子スコープ開発に関する一考察を得た.

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　私は，ながらく岡山大学で教鞭をとり，退職後も現在特命教授として教育に従事している。しかし，それもそろそろ終わりになりつつある。それで，これまで自分がやってきた講義のなかで，学生からよく出た質問や学生が陥りやすい誤りなどについて，書き残しておきたいと思っていた。かって十数年前，私が本誌編集長をしていたとき，大学での講義について，指導方法や教材などを紹介してもらう欄を企画したことがあった。そういうものを復活してもらえないかと考えていた折も折，私たちの学会で教育の向上をはかるための議論がおこってきた。そこで，黒川編集長と相談のうえ，ここに書かせて頂くことになった。

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微小癌やIIb型早期癌の粘膜面の微細な異常所見の解明を目的に, 6頭の雑種犬にENNGを投与し, 発生した胃病変の病理形態学的検討を試みた. その結果, 犬胃癌の肉眼型や癌の組織所見などは人胃癌とよく類似していた. 更に, 早期癌を中心に54病巣につき顕微鏡観察を試み, I型, IIb型, 浅いIIc型早期癌に対する診断学的意義が明らかになつた. 特に後二者では癌の組織型別に特徴的な粘膜像が得られ, 分化型癌は非癌部と形の異なる不整な胃小窩模様, 未分化型癌は周辺粘膜と類似するも腫大, 緊満化した大小不同のある胃細区様模様を呈し, 各々の癌の浸潤様式ともよく一致していた. この結果は胃癌の拡大診断の向上に寄与すると考えられた.

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　今回は細胞の興奮をとりあげる。興奮とは，生理学では細胞が活動電位を発生することと同義である。生きている細胞は，すべて静止膜電位をもっているが，体をつくる多くの組織細胞，たとえば肝細胞や上皮細胞などは活動電位を発生しない。一方，神経細胞（ニューロン）や筋細胞などは活動電位を発生する。活動電位とは，細胞内電位が一定の値よりも浅くなったとき，それに続く一過性の大きな電位変化のことである。活動電位発生のしくみは，静止電位のしくみを理解しておれば，さほど難しいものではない。しかし，学生には静止電位のときと同じく，知識不足や誤解があり，また誤ったイメージをもっている者がいる。それらは，高校の「生物」によるところが大きく，ぜひ正しておかねばならない。では授業をはじめよう。５つのコラムは，必要のない方にはとばしていただいて結構である。

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　シイタケNo.68菌株の培養に伴う菌糸体中のグルタミン酸脱水素酵素（GDH）活性を調べた結果，子

形成効果を持つバニリンおよびグルクロン酸を一方または共に添加した培地において，培養初期の5-10日目と子形成時（40-50日目）に大きなピークがみられた．また，幼子においても高い活性がみられた．培養初期のピーク時である7日目にDiethyldithiocarbamate（DETC）を添加するとGDH活性は抑えられ，子形成もほぼ阻害されたが，21日目添加では阻害はみられなかった．ペプトン・グルコース（PG）培地に培養10日および15日目にバニリン・グルクロン酸（VGlcU）を添加した場合，PG培地区に比較して8日後のGDH活性は4倍に，菌糸体乾燥重量は2倍となり，7日および11日遅れて子を形成した．10日目にDETCを同時添加した場合および20日目以降にVGlcUを添加した場合には，GDH活性の増加，乾燥菌糸体重量の著しい増加および子形成はほとんどみられなかった．グルタミン酸培地にフェルラ酸を添加すると，Glu非利用性菌株においても菌糸体が僅かに生育し，GDH活性の増加がみられた．以上のことから，1）フェノール化合物はGDH活性を上昇させる効果がある．2）培養初期のGDH活性のピークは子形成を誘導する条件を整えることに関与している可能性がある．3）子形成に関与する酵素系の誘導生成は，培養15日目までに，両者を一方または共に吸収してから20日間程度の間に行われる可能性があるなどが明らかになった．

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的に供覧する目的で二台のテレビカメラをビームスプリッターとシネアダプターにより顕微鏡に装着し, 特殊効果装置によって左右の映像をモニターテレビに左右逆に合成して, ビデォ録画を達成した。左右の映像は, 画面横幅の4分の1だけ中心からずらさなければ横に二つは並ばないから, この問題はレンズマウントを横にずらして解決した。このようにすれば, 映像を1本のテープに合成録画することが可能になり, 編集再生ともに通常の方法によって処理することができる。また複数の観察者による同時視が望まれるので, プリズムを応用した特殊メガネを開発するなどして輻輳視を容易にした。さらに今後改善を要する問題点にも言及している。

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菌根菌の子は、種によって狭い範囲に多数の子が発生し、子のクランプを形成するもの（フェアリーリングを形成するような種）から、個々の子が散在して発生するものなど様々な分布パターンを示すことが分かっている。子のクランプを形成する種では、そのサイズが一般に数メートルから10数メートルに及ぶものも多く、子クランプの森林内における分布様式については、これまでの小規模の調査区では明かにされていない。菌根菌子のクランプの分布様式を解析するために、京都市、吉田山のシイ-カシ林（一部アカマツーコナラ林を含む）、約２ヘクタールにおいて、比較的大きなサイズのクランプを形成すると思われるシロハツモドキの子分布についての調査を2004年6月から9月末にかけて行った。発生したシロハツモドキ子の総数は約5,000個であった。シロハツモドキ子は８月中旬の乾燥時期を除いて、約２ヶ月間発生し、初夏に発生した個体数が約3,000、初秋に発生した個体数が約2,000と、夏前の発生数の方が多かった。調査区内での子の分布は、数十から100程度の子がクランプを形成し、それらのクランプがランダムから集中分布していると考えられた。数-10個程度の子が他のクランプから10ｍ以上離れて分布している場合も見られたが、本数は少なかった。少し離れた清水山でも400平方メートルの調査区を設定して、子分布を調査したが、同様にクランプを形成していると考えられた。今後、子からDNAを抽出し、各クランプがジェネットにどのように対応しているのかを調査する予定。

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ナメコのビン栽培において,各栽培工程に対する光処理が子生産に及ぼす効果を調べた.(1)菌糸の栄養生長(培養工程)に対する光照射の効果は全暗黒区の栽培より低照度の光照射下で栽培したビンで子収量が多少増大した.しかし,低照度下で培養した栽培ビンには培養期間中に原基形成が観察されるものが多くあった.(2)芽出し工程を暗黒下で管理した栽培ビンでは,発芽が悪く,傘形成が遅延し,子の以後の発育も大きく遅延した.本工程における茎数増加に寄与する最適照度は2lux程度で,高照度は発芽を抑制する傾向を示した.本工程の光処理で最大収量が得られる照度は約10luxと推測された.(3)生育工程における光処理で最大収量が得られる最適照度は30lux前後と推測された.傘および茎の発育に対する最適照度は,いずれも10luxであった.子の着色は,試験照度範囲では上限の200luxまで照度に比例して濃くなった.

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