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クエリ検索: "寝ながら学べる構造主義"
10件中 1-10の結果を表示しています
  • 小槻 峻司
    水文・水資源学会誌
    2018年 31 巻 6 号 612-614
    発行日: 2018/11/05
    公開日: 2019/01/25
    ジャーナル フリー

     思考が言語に依存する様に,我々の立てる問いは我々の知る研究手法に支配される.研究手法は,本来は問いに解答する手段である.しかし,新たな不思議の認知には,手法・概念の獲得を敢えて目的化する必要がある.

  • 田中 智大, 小槻 峻司, 中下 慎也, 田上 雅浩, 渡部 哲史, 丸谷 靖幸, 綿貫 翔, 柿沼 太貴
    水文・水資源学会誌
    2018年 31 巻 1 号 33-41
    発行日: 2018/01/05
    公開日: 2018/02/20
    ジャーナル フリー

     2014年に発足した水関連の若手研究者コミュニティ(Water-Associated Communitytoward Collaborative Achievements, WACCA)では,毎回異なるテーマを設定し,若手研究者間の交流・共同研究の場を提供することを目的に討論会や現地見学会を実施してきた. 本稿では第7回目となるWACCA07の活動を報告する.WACCA07では研究手法に着目した討論会および現場見学会を実施した.現地見学会では,広島市を流れる太田川放水路での底泥採取を見学,体験した.

     討論会では,参加者による自由な議論の結果,研究分野の特徴の違いを研究手法という切り口から理解することができ,また現実の研究生活の中での研究手法の選択について,その流れや歴史的な経緯などについて議論することができた.現地見学会では,広島市を流れる太田川放水路での底質採取の見学・体験をとおして,多くの参加者が対象とする空間スケールに比べて非常に小さい空間スケールでの観測値の空間変動性を体感することができた.また,観測後の室内実験や解析に耐えうる試料を採取することの難しさも実感した.

  • ――脳死・臓器移植をめぐる「ノン・パンセ」――
    田中 智彦
    哲学
    2010年 2010 巻 61 号 9-24_L3
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/01/18
    ジャーナル フリー
    In May 2009, when the debate about a bill to amend the Organ Transplantation Act began, 71 university scholars engaged in bioethics education and research, formed a voluntary association named “Seimei-Rinri Kaigi”, and made an urgent appeal for thorough study and deliberation before voting on the amendment. This statement warned of fundamental defects in existing concepts of “brain death” and “organ transplantation”. However, the Diet passed the bill without responding in any way to the appeal.
    In this paper, I discuss “non-pensée” over “brain death” and “organ transplantation”, and suggest that it underlies our discourses about death, particularly in the following areas; 1) the confusion between “death” and “standard of death”, 2) the return of “Vernichtung Lebensunwerten Lebens”, 3) the reduction of “ethics” to “law”, 4) the biotechnological public exploitation of our bodies, and 5) the biopolitical aspect of care. I think these are unavoidable themes if we reflect on present discourses about death.
  • 中谷 知生
    理学療法学Supplement
    2021年 48S1 巻 C-34
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/24
    会議録・要旨集 フリー

     「私たちはつねにある時代,ある地域,ある社会集団に属しており,その条件が私たちのものの見方,感じ方,考え方を基本的なところで決定している。だから,私たちは自分が思っているほど自由に,あるいは主体的にものを見ているわけではない。むしろ私たちは,ほとんどの場合,自分の属する社会集団が受け容れたものだけを選択的に「見せられ」「感じさせられ」「考えさせられている」。自分の属する社会集団が無意識的に排除してしまったものは,そもそも私たちの視界に入ることがなく,それゆえ,私たちの感受性に触れることも,私たちの思索の主題となることもない。

     私たちは自分では判断や行動の「自律的な主体」であると信じているけれども,実は,その自由や自律性はかなり限定的なものである。」内田樹(2002)『

    寝ながら学べる構造主義
    』文春新書。

     

     この文章は私の好きな思想家の文章です。これを読んで皆さんは何を感じるでしょうか。私はこの文章が,「運動の客観的評価をおろそかにしているのに,運動療法についてわかったようなことを語る理学療法士」のことを指しているのではないかと思っています。私自身を含め,すべての理学療法士はどれくらい主体的な立場で物事を判断できているでしょうか? 客観的判断を行うことが難しい臨床現場において,私たちはどうすることで少しでも「自律的な主体」に近づくことができるでしょうか?

     今回,「10年後にはここを変える」というお題で原稿を書くにあたり,まず私は自分の10年前を振り返ってみました。ちょうど10年前,2010年は私の理学療法士人生の非常に大きな転換点となった出来事がありました。川村義肢株式会社から「ゲイトジャッジシステム」の試作機を使ってみませんか,とオファーを頂いたのです。ゲイトソリューションの油圧ユニットの圧変化と足関節継手の角度変化を計測・記録することで症例の歩行分析を簡易に行うことを可能としたこの機器との出会いにより,私は「客観的な評価に基づきトレーニング内容を吟味する」という行為こそが,理学療法士が『自律的な判断を行える主体」に近づく唯一の道であることに気づきました。

     それから10年が経過して,当院では徐々に動作を分析するにあたり定量的なデータを重視する,という組織風土が根付いてきたように思います。しかしまだまだ問題点は山積みで,同じ回復期病棟に勤務していても定量的評価に積極的なセラピストとそうでないセラピストが居ること,評価に積極的ではあるもののデータの分析が苦手なセラピストが多数居ること,回復期を退院した後に生活期でのリハビリテーションにおいて動作の定量的評価の機会が減少してしまうこと,などなど…おそらく当院の現状は,我が国の理学療法における,定量的評価の導入過程の縮図ともいえるのではないかと思っています。

     皆さんの前で未来の理学療法士に向けて公約を掲げるというような大それたことはできませんが,私が10年後に変えたいことがあるとすれば,「定量的な評価に基づいた理学療法評価を定着させること」ということになるのではないかと考えています。

  • 佐藤 佐敏, 田川 朗子
    全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集
    2023年 144 巻
    発行日: 2023/05/27
    公開日: 2023/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 荻原 伸
    国語科教育
    2012年 71 巻 85-89
    発行日: 2012/03/31
    公開日: 2017/07/10
    ジャーナル フリー
  • 馬場 重行
    日本文学
    2008年 57 巻 3 号 2-9
    発行日: 2008/03/10
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    本稿は、「読むこと」とは何かという問題を考えた論である。田中実氏の「<他者>へ」という論文を基点に、対象を捉えることとはいかなる問題を内包しているのかに焦点を当てて考えてみた。池田晶子が指摘した「言葉の不思議」や内田樹氏の論考などをもとに、芥川龍之介の「秋山図」を具体的素材として考えたが、<明日の教室>を展望するためには、「読むこと」の理路を明らかにしなくてはならないことが、改めて明確になった。
  • 中川 知子, 有田 洋子, 金子 一夫
    美術教育学:美術科教育学会誌
    2015年 36 巻 295-307
    発行日: 2015/03/20
    公開日: 2017/06/12
    ジャーナル フリー
    他者の視線も参照した自己像制作が自己参照だけの制作より表現・鑑賞ともに好結果を得た。その理由と今日における他者の視線の意義を検討し,以下のような結論が得られた。一,他者の視線も参照した方が,自己と他者の視線を弁証法的に明確かつ立体的に構成した表現主題になるため好結果が得られた。二,自画像題材が好まれないのは自己参照性のみの閉鎖的悪循環によって表現主題が貧困なためである。過去の理性主義的,超現実主義的自画像様式も自己参照性という点で共通している。現代,青少年の否定的自己像と他者の肯定的視線とを弁証法的に関わらせた新たな主題の形成が必要である。それは美術教育における外部参照性という観点の必要と一般化できる。
  • 大松 慶子, 石井 良和, 山田 孝
    日本保健科学学会誌
    2015年 18 巻 2 号 68-80
    発行日: 2015/09/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    我が国の作業療法士が使用する意味のある作業,価値を置く作業,重要な作業など(以下,意味のある作業と略)の内容と特性を,内容分析を用いて検討した。対象は国内で1995年度から2010年度に発表されたこれらの言葉を用いた26件の事例報告論文である。結果生成したのは《自ら意思表示した》《興味がある》《生活史の中にある》《心身機能と行動の改善を促す》《他者との関係に変化をもたらす》《希望をもたらす》《新たな自分につながる》の7カテゴリーであった。作業療法士はこのうち《自ら意思表示した》《生活史の中にある》《新たな自分につながる》のどれかのカテゴリーを含む作業を,意味のある作業とみなす傾向があると考えられた。意味のある作業は,クライエントの自分に対する理解と人生にかかわり新たな自分を再構築する,作業療法士が援助する作業であると考えられた。
  • 日本英語教育史研究
    2004年 19 巻 37-87
    発行日: 2004/05/10
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
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