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全文: "徳島県立農林水産総合技術支援センター"
138件中 1-20の結果を表示しています
  • 山本 幸洋, 夏目 雅裕
    日本農薬学会誌
    2015年 40 巻 1 号 75
    発行日: 2015/02/20
    公開日: 2015/09/05
    ジャーナル フリー
  • 藤井 栄
    日本森林学会大会発表データベース
    2014年 125 巻 P2-049
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/07/16
    会議録・要旨集 フリー
    コンテナ苗の出荷に至るまでの工程は各地域において試行錯誤されている状況であるが、新しい培土を使用するため消毒・除草回数が少なく、広い苗畑や転作、トラクター等の重機を必要としないといった従来苗木より経費がかからない作業がある一方、コンテナや棚、かん水装置の購入やコンテナからの苗木の抜き取り、梱包といった新たに必要な作業もある。また、生産経費に対する得苗率は生産コストに大きく左右するものである。そうした状況の中で、現状では生産本数が限定されているといったこともあり、従来苗に対して倍近い価格設定がなされており、これが普及の隘路となっている。
    本研究では生産現場レベルでの経費や得苗率を評価するために、徳島県名西郡石井町の本研究所内にコンテナ苗育苗棚を設置し、平成25年3月に苗畑へ播種後1年経過した毛苗11,160本を、279ケースのコンテナ(林野庁開発,JFA150,40穴)に植替え、平成25年秋及び平成26年春の出荷に至るまでの経費と得苗率について評価した。
  • 植田 和美
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2016年 28 巻 2P-63
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/28
    会議録・要旨集 フリー


    ゴウシュイモ(ジャガイモ)の特性と活用

    ○植田和美

    (四国大短大)

     

    【目的】徳島県の祖谷地域で栽培される在来種のゴウシュイモ(源平いも)は、肉質は硬く、粘り気があり、煮くずれしにくい特徴を持つジャガイモである。祖谷地方の郷土料理である「でこまわし」に使用され、伝統野菜の1つとして産地化への取り組みがされている。ゴウシュイモに適した調理・加工品を考案することを目的とし、ゴウシュイモの性状の特徴を男爵薯、メークインと比較するとともに官能評価を行った。

    【方法】実験試料としたジャガイモは、徳島県立農林水産総合技術支援センターより提供していただいたゴウシュイモ、スーパーマーケットから購入した男爵薯およびメークインを用いた。性状の特徴を見るため、でんぷん価、水分含量、色彩測定を行った。また、ゴウシュイモと男爵薯を用いて「ガレット」、「ジャガイモもち」を調製し、2点嗜好試験法により品種による嗜好性を比較した。

    【結果】ゴウシュイモは、煮崩れしにくいのが特徴とされるが、今回の塩水法による実験では、男爵薯よりメークインのでんぷん価が高くなり、ゴウシュイモ(赤イモ・白イモ)はさらに高いでんぷん価と判定でき、煮崩れしやすいと推察された。しかし、「煮る」加熱後の破断応力ではゴウシュイモ(特に赤イモ)が最も高く、「煮る」加熱による煮崩れはゴウシュイモ(白イモより赤イモにおいて)では起こりにくいことが確認できた。今回のでんぷん価の結果とは異なるが、ゴウシュイモの特徴として確認できた「かたさ」や「煮崩れが少ない」から、煮込み調理への適性が示唆された。また、加熱後のモチモチした食感からは、「ジャガイモもち」、「ガレット」の手軽な間食やスナックとしての活用も示唆された。

     
  • 米本 謙悟, 広田 恵介, 百町 満朗
    日本植物病理学会報
    2008年 74 巻 1 号 20-23
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/03/05
    ジャーナル フリー
    A new disease of carrot (Daucus carota L.) caused by Rhizoctonia solani was found in Tokushima Prefecture in 2003 and 2004. Isolates of R. solani were obtained from carrot seedlings with damping-off. Typical damping-off symptoms observed in fields were reproduced on seedlings grown from carrot seeds sown in soil amended with these isolates. The causal agent was identified as R. solani AG-4 HG II by hyphal anastomosis grouping and cultural morphology. We proposed the name of the disease as “seedling damping-off of carrot.”
  • 日本農薬学会誌
    2015年 40 巻 2 号 207
    発行日: 2015/08/20
    公開日: 2016/03/10
    ジャーナル フリー
  • 山本 幸洋, 夏目 雅裕
    日本農薬学会誌
    2016年 41 巻 1 号 88
    発行日: 2016/02/20
    公開日: 2016/08/23
    ジャーナル フリー
  • 藤井 栄, 内村 慶彦, 安藝 逸郎, 井上 敬浩, 岩井 言葉, 新田 達也
    日本森林学会大会発表データベース
    2020年 131 巻 P2-118
    発行日: 2020/05/25
    公開日: 2020/07/27
    会議録・要旨集 フリー

    コンテナ苗生産において、出荷作業は培地作成(移植)と同様に大きな労務負担を要し、改善によって育苗経費を低コスト化することが可能である。生分解性不織布ポットはそのまま植栽されるものであるため、育苗容器からの苗木の抜き取りが不要であり、労務負担の大きな改善が期待できる。一方で、根鉢側面が生分解性不織布によって覆われたまま植栽されることから、活着や成長への影響が懸念される。植栽後の野生動物による苗木被害は深刻であり、地域によってはシカだけではなくウサギへの対応も検討が必要である。ツリーシェルターは植栽区域全体を防除する防護柵とは異なり、単木の防除を行う資材であることから、シカに加えてウサギによる食害対策も可能である。一方でシェルターが幹を覆う高さまでは下枝が発達しないため、成長への影響が懸念される。本試験では生分解性不織布ポット苗に対して、JFA150コンテナによる育苗苗、ツリーシェルターに対して防護柵による防除を比較できる試験地を設置し、2017年1月に植栽されたスギ実生苗について、成長期末に樹高、直径、シカ被害の有無を3成長期調査した結果を報告する。

  • 藤井 栄, 松田 修, 山下 直子, 飛田 博順
    日本森林学会大会発表データベース
    2019年 130 巻 P2-068
    発行日: 2019/05/27
    公開日: 2019/05/13
    会議録・要旨集 フリー

    普及が進むコンテナ苗は育苗施設のコンテナトレイで管理され、出荷作業は1000から2000本/人日を要するため、急な出荷要請やキャンセルに柔軟に対応することが難しい。一方で根鉢の状態で保水が可能であるため、適切に管理することで一時保管した苗を用いた出荷調整も期待できる。本研究では保管による休眠状態の延長が可能かどうかの検討を目的として、気温が上昇する前にスギコンテナ苗を冷暗所に移動し、長期保管した後に植栽を行い、苗の状態及び植栽後の活着と成長について検討した。2018年3月8日に露地棚で育苗中のスギコンテナ苗について、樹高及び地際直径の測定後、土のう袋に梱包し、冷暗所への保管を開始した。冷暗所の温度は10℃から夏に向けて徐々に上昇し、7月には20℃に達した。湿度は常に90%を越えていた。2018年5月31日に保管苗及び露地育苗を皆伐直後の伐採跡地に植栽した。植栽前に樹高及び地際直径の計測とマルチスペクトルカメラでの撮影を行った。2018年8月2日に同様の方法で植栽を行った。5月植栽苗は保管苗及び露地育苗ともに高い割合で活着した。8月植栽の保管苗は保管中にカビが発生し、植栽後の活着率も低かった。

  • 山下 聡, 井本 朗暢, 張西 郁男, 阿部 正範, 服部 武文
    日本森林学会大会発表データベース
    2019年 130 巻 P1-257
    発行日: 2019/05/27
    公開日: 2019/05/13
    会議録・要旨集 フリー

    間伐後に放置された材や切り株は、森林の持つ炭素貯留機能の発揮に貢献しているが、伐倒木と切り株では分解過程が異なる可能性がある。本研究では、主要な造林樹種であるヒノキについて、ヒノキの切り株の分解過程を明らかにすることを目的に2017年と2018年に木材片の採取を行った。また、分解過程の初期の動態を明らかにするためにヒノキの枝材を2016年から林内に放置し、2018年までに3回回収して木材片を得た。実験室においてこれらの成分を分析した。本要旨では2017年までの結果を示す。まず、切り株では材密度、ホロセルロース密度、リグニン密度のいずれについても、伐採後の経過年数の影響は検出されなかった。丸太では材が地面に触れていると分解の進行が速いことが知られている。これらから湿度や分解者の侵入経路の維持が分解速度を決めるうえで重要な要因であると示唆された。また枝材の設置実験では、ホロセルロース密度のみ、設置後377日の密度が設置後139日における密度よりも低かった。このことから、短期的には主としてホロセルロースが急速に分解するものと考えられる。発表では2018年度のデータを加えた結果について報告する。

  • 中尾 勝洋, 藤井 栄, 内村 慶彦, 野口 麻穂子, 諏訪 錬平, 山下 直子, 奥田 史郎
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 S1-10
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    地域に応じた造林地における初期保育の低コスト及び省力化には、苗木生育の阻害要因の一つである雑草木の繁茂や苗木との競合関係を効率的に把握することが重要となる。一般的に下刈り実施は、既往の実施計画、担当者の観察、標準区における調査に基づいて判断される。しかしながら、皆伐後の雑草木の繁茂は、気候や地形条件等の様々な要因から造林地ごとに異なる。さらに、雑草木の被覆や高さは造林地内でも均一でない場合も多い。つまり、必要なタイミングかつ場所で下刈りを実施するには、造林地全体における雑草木の繁茂や苗木との競合関係を網羅的に把握する必要がある。本研究では、UAV(ドローン)を活用し、造林地全体での雑草木の被覆や高さ、苗木との競合度合い等の定量化を試み、その可能性と課題について検討を行った。様々な植生帯や植栽年数の造林地においてUAVによる空撮を行い、画像からSfMソフトウェアを用いてDSM(デジタル表層モデル)やオルソ画像を作成した。さらに、得られた画像について機械学習を用いて、雑草木タイプや被覆具合の抽出を行った。その結果、雑草木タイプやその被覆率について定量化できたが、撮影条件により画像処理の精度に誤差があった。

  • 山下 聡, 井本 朗暢, 張西 郁男, 藤井 良光, 阿部 正範, 服部 武文
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 P2-251
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

     ヒノキの分解過程を調べるために,徳島県北部のヒノキ林において野外実験と野外調査を行った。2016年7月に直径10㎝から20㎝程度,長さ30㎝程度のヒノキ材84本をメッシュバッグにいれて設置し,2016年11月に27本,2017年7月に28本の材をバッグごと回収した。設置時および各回収時において直径1㎝のドリルで約3㎝の深さの孔をあけ,ドリル屑を得た。このドリル屑から材密度(単位体積当たり乾燥重量),リグニン重量,ホロセルロース重量を得た。その結果,およそ一年間で,材密度とホロセルロース重量に大きな変化はなかったものの,リグニン重量は0.10g/cm3から0.06g/cm3まで減少した。また,リターバッグを設置した林分において,2017年8月に,伐倒後5年,14年,22年目の切り株からドリルで材片を採集し,材密度,リグニン重量,ホロセルロース重量を得た。その結果,リグニンとホロセルロースの重量は伐倒後5年から22年までにかけて緩やかな減少傾向にあった。また,ヒノキの切り株から得たドリル屑からはGloeophyllaceaeの菌が採集された。今後,メッシュバッグの回収を続け,分解過程をより詳細に明らかにする予定である。

  • 山下 直子, 奥田 史郎, 中尾 勝洋, 藤井 栄, 渡邉 仁志, 飛田 博順, 宇都木 玄, 梶本 卓也
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 P2-084
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    近年、再造林の低コスト化を図る上でコンテナ苗の利用が期待されている。苗木生産業者数も増加しつつあり、育苗のための技術開発や設備投資が進められる一方で、植栽現場が依然として少なく、苗木の需給調整が困難な状況である。出荷できずに適寸サイズを超えた苗は廃棄されることになり、残苗増加は生産者の収益性に影響し生産意欲も削がれてしまう。そこで、育ちすぎた苗の切り戻しをおこなった場合の活着と成長、樹形への影響を明らかにし、残苗の有効利用の可能性を検討することを目的とし、主軸を切断したスギとヒノキの3年生コンテナ苗を、京都市の森林総研関西支所の苗畑に植栽した。植栽から1年経過した時点で、主軸を切断することによる活着率の低下は認められず、むしろスギではコントロールよりも活着率が高く、さらに切断部位から再生したシュートは、1年後にはほぼ1本に集約され、2本以上シュートが残っている個体は少なかった。一方、ヒノキは、主軸を切断した個体とコントロールで活着率に差はなく、切断部位からシュートは再生せずに、下位にあった側枝が真っすぐ伸びて代替わりしており、主軸切断による樹形への影響はそれほど顕著ではなかった。

  • 藤井 栄, 佐々木 愛, 中尾 勝洋, 山下 直子, 奥田 史郎, 飛田 博順
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 P2-079
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    伐採後の再造林を実施するためには、自然環境条件に加え、労務負担分散など様々な問題に応える技術が求められており、利用可能な技術オプションが多いほど望ましい。徳島県の従来の植栽時期は2月から4月上旬頃までであったことから、5月に伐採が終わった箇所は翌年2月まで植栽ができなかった。そうしたなか、植栽時に苗木の葉の一部を除去する摘葉処理やコンテナ苗による植栽は乾燥に対して強いことから、従来の植栽時期に前倒した植栽でも十分な割合で活着することが期待される。また、徳島県では経験的に伐採直後の成長期は雑草木の再生が2期目の成長期ほどではないとされ、下刈りが実施されないこともあることから、従来の前倒し植栽で下刈り回数を減らせる可能性がある。本研究では、徳島県那賀町水崎の2016年5月に伐採が終わった皆伐跡地において、スギ実生裸苗及びコンテナ苗の0%、25%、50%を摘葉した苗木を時期別(2016年7月、9月、2017年2月、7月)に植栽した。初回の下刈りは2017年7月の植栽直前に行った。活着は各植栽時期2ヶ月後に、成長量は2017年2月(2016年7月、9月植栽)、2018年1月(2016年7月、9月、2017年2月、7月植栽)に調査し評価した。

  • 大谷 達也, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 宮本 和樹, 米田 令仁, 奥村 栄朗, 酒井 敦
    日本森林学会大会発表データベース
    2017年 128 巻 T5-10
    発行日: 2017/05/26
    公開日: 2017/06/20
    会議録・要旨集 フリー

    徳島県つるぎ町においてシカ捕獲によって苗木への食害が軽減できるか検証した。2015年5月末に4haの皆伐地内に25m四方の植栽区を6か所設定し、それぞれスギ・ヒノキ2年生苗を計144本植えた。植栽後ほぼ1か月おきに、苗木1本ごとにシカに食べられた枝を数えた。2015年10月から2016年6月初旬にかけて、皆伐地内で14頭のシカを捕獲除去した。2016年5月末にすべての苗木を刈り払い、前年と同様に植栽し食害を追跡した。皆伐地外周および植栽区にセンサーカメラを置きシカの出現を記録した。2015年の植栽後4か月間をシカ捕獲前、2016年の同期間を捕獲後として苗木被害を比較した。その結果、両種ともに苗木1本あたりの累積被害箇所数は、捕獲前後で有意な差とならなかったものの、植栽区ごとの分散は捕獲後に大きくなった。皆伐地外周のカメラでは、捕獲前に比べ捕獲後のほうが出現頻度(撮影頭数/日)は有意に少ないものの、植栽区のカメラでは捕獲前後で差はなかった。写真から特徴的な個体を識別すると捕獲後にも最低7頭が皆伐地に出現していた。捕獲によって皆伐地に出現する個体数を減らすことができたが、捕獲後には1頭あたりの被害が増加したと考えられた。

  • 奥村 栄朗, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 金城 芳典
    日本森林学会大会発表データベース
    2017年 128 巻 T5-9
    発行日: 2017/05/26
    公開日: 2017/06/20
    会議録・要旨集 フリー

     再造林予定地における集中捕獲技術の開発を試みるため、2014年に徳島県つるぎ町の皆伐跡地2ヶ所を試験地(捕獲及び対照)に設定し、自動撮影カメラと糞粒法によるモニタリングを行いながら捕獲試験を行った。2015年10月〜翌6月に14頭を捕獲し、出現個体数が減少したと思われたので、この減少がモニタリング結果として検出できていたかどうか検討した。 自動撮影カメラは各試験地の林縁に15台ずつを設置した。同一個体の連続撮影を除いた撮影頻度(頭/カメラ/日)は、捕獲試験地では2015年春から夏に上昇し、晩秋まで高かった(7月0.98、8月1.16)が、16年夏には上昇せず(7月0.77)、8月には低下(0.43)していて、個体数減少を検出できていたと考えられた。 糞粒法調査は各試験地周囲の林内の固定調査ライン(50 m×10本)上の調査枠(1m2×11個)内の糞粒数を毎年10~11月に計数した。枠内の糞粒は調査時に全て除去した。シカの利用頻度指標としてプログラムFUNRYU(岩本ら 2000)による生息密度推定値(頭/km2)を用いた。捕獲試験地では2015年40.6から16年35.4へ低下したが、有意な差ではなく、個体数減少を検出したとは言えなかった。

  • 藤井 栄, 松田 修, 原 真司, 飛田 博順
    日本森林学会大会発表データベース
    2017年 128 巻 P2-096
    発行日: 2017/05/26
    公開日: 2017/06/20
    会議録・要旨集 フリー

     スギ種子は風選の繰り返しといった従来の精選技術では,発芽率を高めることが困難であった。このため,育苗コンテナの各セルへの一粒播種では十分な得苗率が得られず,コンテナ苗の安定生産に向けた隘路となってきた。そうした中,近赤外光を利用して,スギの充実種子を精度良く検出する技術が開発されたので(Matsuda et al. 2015),同技術により選別した種子の一粒播種による育苗試験を行った。一方,スギ種子は流水による浸漬処理のみでは発芽に要する期間が半月から2か月程度の範囲で分散することが知られている。その原因は胚への水の浸透しにくさであることが想定されたため,選別種子の一部には,硬実種子への発芽促進に実績がある,レーザーによる種皮への穿孔処理を施した。種子は徳島県採種園より2014年10月に採種し,風選後,-20℃で冷凍保存したものを用いた。2015年8月25日に播種を行い,種子選別や浸漬,穿孔処理の有無と,発芽に要する日数やその後の成長との関係について解析したので,その結果について報告する。

  • 大谷 達也, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 宮本 和樹, 奥村 栄朗, 酒井 敦
    日本森林学会大会発表データベース
    2016年 127 巻 T1-6
    発行日: 2016/07/08
    公開日: 2016/07/19
    会議録・要旨集 フリー
    全国各地で問題となっている新植地での苗木被害に対応するため、徳島県つるぎ町においてシカ捕獲によってスギ・ヒノキ苗木への食害が軽減できるかどうかを検証した。互いに4kmほど離れた場所にシカ捕獲を試みる伐採地(捕獲試験地)と試みない伐採地(対照試験地)を設定し、伐採地内に試験植栽区をそれぞれ6カ所および3カ所に設けた。ひとつの植栽区は25m四方で、スギとヒノキのコンテナ苗を3:1の本数割合(合計144本)で植えた。2015年5月下旬に植栽した後、ほぼ1ヶ月ごとに苗木の被害状況を記録し、10月中旬には捕獲試験地で3頭のメスジカを捕まえた。植栽後の日数から苗木被害を予測するロジスティックモデルに、樹種のちがい、下草による苗木被覆の有無、およびシカ捕獲の有無を切片として組み込んだところ、被害の推移をうまく表現することができた。被害を5段階のランクで表現した場合、仮想的に植栽当初からシカを捕獲していたとすると、植栽6ヶ月後においてスギで25%、ヒノキで18%ほど被害を軽減できると推定された。なお現在の結果は速報的なもので、この試験を来年度にも繰り返してシカ捕獲の効果をさらに詳しく検証する予定である。
  • 奥村 栄朗, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 金城 芳典
    日本森林学会大会発表データベース
    2016年 127 巻 T1-3
    発行日: 2016/07/08
    公開日: 2016/07/19
    会議録・要旨集 フリー
     森林総研と徳島県では、再造林地でのシカ被害軽減のため、皆伐跡地における集中捕獲技術の開発を試みていて、皆伐跡地のシカによる利用実態を把握するため、糞粒法と自動撮影カメラによるモニタリングを行った。 2014年春、徳島県つるぎ町の皆伐跡地2ヶ所(2013〜14年伐採、約4ha)を捕獲試験地および対照試験地に設定した。糞粒法調査は、各試験地周囲の林内、および捕獲試験地の周辺地域(1.5〜3km範囲の4地点)で行い、シカの利用頻度指標としてプログラムFUNRYU(岩本ら 2000)による生息密度推定値を用いた。自動撮影カメラは、7月末から試験地の林縁に各15台を設置した。 糞粒法の結果は、試験地周囲が31頭/km2、周辺地点は15頭/km2で、皆伐跡地の利用頻度が高かった。自動撮影カメラでは、夏〜秋には出現頻度が高く、日没前の出現もあり、給餌による日中の誘引が可能と考えられたが、12月初めに記録的大雪があり、以後、出現頻度が大幅に低下するとともに、日中の出現がほとんど無くなった。その状況で2〜3月に給餌誘引による捕獲(狙撃および囲いワナ)を試みたが不成功に終わった。 講演では、冬季の出現低下の要因を考察し、今年度の状況についても報告する。
  • 藤井 栄
    日本森林学会大会発表データベース
    2016年 127 巻 S1-5
    発行日: 2016/07/08
    公開日: 2016/07/19
    会議録・要旨集 フリー
    従来の苗木生産はすべて露地で行われているため、播種後の天候不順により発芽しないなどの問題が発生し、深刻な苗木不足が発生することは少なくなかった。西日本の苗木生産者を中心にアンケートを取った結果、実生コンテナ苗を生産するほとんどの苗木生産者は畑で1年育苗したのち、毛苗をコンテナに植え替えているという方法であり、安定した苗木生産とは言えない。また、酷暑時の草取りや土壌殺菌といった畑の管理は苗木生産への新規参入の大きな妨げとなってる。既存の生産者にとって、毛苗の受け替えによるコンテナ苗の生産は、従来の普通苗と作業時期が重複し、既存の作業に遅れが発生するといった問題が発生していた。本研究ではハウスを活用した1年での実生コンテナ苗生産を実証し、2015年9月時点で樹高35cmを越えた苗木は2014年8月播種で90%、2014年10月播種で60%となった。平均樹高35cmを越えたコンテナについて、出荷率を調べた結果、79%と高い出荷率を示した。この1年生実生スギコンテナ苗と2年生実生スギコンテナ苗、普通苗との植栽後の比較についても報告する。
  • 橋本 茂
    木材保存
    2015年 41 巻 3 号 138-142
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/04
    ジャーナル フリー
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