詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "新生児学"
1,269件中 1-20の結果を表示しています
  • 多田 裕
    医科器械学
    2004年 74 巻 8 号 403-407
    発行日: 2004/08/01
    公開日: 2022/06/24
    ジャーナル フリー
  • 金岡 毅, 岡田 悦子, 清水 潤司, 妹尾 操
    医療
    1974年 28 巻 7 号 569-575
    発行日: 1974/07/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    In order to establish high-risk pregnancy for neonatal hyperbilirubinemia, 8, 548 infants delivered at the Fukuyama National Hospital were studied. As a result, fetomaternal Rho blood group incompatibility, A- or B-blood group infant from O-blood group mother, infant from toxemic mother, premature rupture of the membrane, dystocia, vacuum extraction, neonatal asphyxia, neonatal respiratory distress, cephalohematoma, hypothermia, abnormal reduction in neonatal bodyweight, pseudomelena, neonatal hemoconcentration were estimated to be high-risk for neonatal hyperbilirubinemia. Administration of anti-Rho immunoglobulin, qualitative manage-ment of pregnancy toxemia, delivery of newborn at the optimal gestational week, prevention of low birth weight, fluid therapy for low birth weight and distress infant, prenatal enzyme induction for high-risk pregnancy, light therapy and so on were also thought to be effective for prevention of neonatal hyperbilirubinemia. Frequency of neonatal hyperbilirubinemia could be reduced to 1%
  • 聴性行動反応検査の応用
    舩木 フキ子
    AUDIOLOGY JAPAN
    1978年 21 巻 1 号 38-51
    発行日: 1978年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    This was to explore a method of hearing test for infants in a “free field” with the use of two speakers and observation of the auditory behavioural responses. The normal threshold of hearing and auditory behavioural responses of 270 normal infants, 30 in each of 1, 3, 5, 7, 9, 12, 18, 21, and 24 months old were obtained.
    By this method, the auditory behavioural responses of premature infants and low birthweight infants were measured to detect hearing loss in both groups and to find the possible causes of the hearing loss. It has been said that one of the major complications of nursing of premature infants is caused by the problem related to oxygen therapy. However, in this study there appeared no correlation between the duration of the incubation of infants and their hearing loss. There was a higher incidence of hearing loss in the low birthweight infants than in the premature infants, and moreover severe hearing loss was found among the low birthweight infants. From these findings the author concluded that physical underdevelopment of hearing organ was a factor of hearing loss.
  • 佐藤 滋, 外川 諒, 佐藤 千恵, 藤井 祐輔, 佐藤 真一, 米沢 勇悦, 佐藤 丈才, 橋本 博明, 遠藤 直子, 熊谷 亜希子, 田代 敦, 田中 良一, 小泉 淳一, 猪飼 秋夫, 中野 智, 小山 耕太郎, 西村 行秀
    東北理学療法学
    2018年 30 巻 1-5
    発行日: 2018/09/01
    公開日: 2018/09/14
    ジャーナル フリー

    【はじめに】

    小児先天性心疾患患者に発症した右肺上葉の無気肺に対して,無気肺部位を聴診した状態での聴診下全周期呼吸介助手技の無気肺への効果を検討した。

    【対象】

    症例は2015年12月から2016年12月までに右肺上葉に無気肺を生じた心疾患症例7例を対象とした。

    【方法】

    左側臥位で,吸気に合わせて胸郭を拡張し,呼気時には右胸郭上肺野を前後方向から軽度圧迫した。無気

    肺への効果判定は,呼吸介助手技開始前と翌日の胸部単純X線写真および呼吸介助手技前後の酸素化指数を

    用いて評価した。

    【結果】

    開始時の無気肺のGradeは3が5例,2が2例であった。介入翌日のGradeは2が2例,1が1例,0が4例で有意な改善を認めた(p<0.05)。介入前後の酸素化指数は5例で改善を認めた。Grade0になるまで治療に要した日数は1日(1-12)であった。

    【結語】

    小児心疾患患者の右肺上葉無気肺への聴診下全周期呼吸介助手技を施行し,有効性と手技の安全性が確認できた。

  • 熊坂 栄, 島 義雄, 中島 瑞恵, 右田 真
    日本医科大学医学会雑誌
    2011年 7 巻 1 号 16-19
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/03/10
    ジャーナル フリー
    We report on 10 premature infants with acute hemolytic anemia and Heinz bodies treated from 1999 to 2007 and discuss their clinical characteristics. All patients were very low birth weight infants (mean gestational age, 27 weeks; range, 24~30 weeks; mean birth weight, 889g; range, 598~1,412g), and hemolytic anemia developed after cardiopulmonary adaptation had been achieved. Heinz body appeared an average of 20 days after birth (range, 11~25 days), and hemolysis persisted for an average of 9 days (range, 4~16 days) and spontaneously resolved. Hemolytic anemia and jaundice developed suddenly, during which time Heinz bodies were observed on hematologic examination. The affected infants showed refractory apnea just before the onset of hemolytic anemia.
    The exact cause of these hemolytic episodes remains unclear. However, the immature antioxidant function of the red blood cell membrane against oxygen radicals was a suspected cause, because most of the infants required ventiratory managements with high concentration of supplemental oxygen.
  • 西野 力男, 星出 龍志, 太田 順一郎, 中山 治美, 原 朋邦, 池尻 公二
    医療
    1990年 44 巻 6 号 604-608
    発行日: 1990/06/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    生後1ヵ月検診で来院した順調成熟児の母親に対しエゴグラム及び追視の状況につき検討した. 混合栄養を含む母乳群及び人工栄養群の自我のmean±SDは各々, criticalparent;12.6±3.4, 14.0±2.6, nurturing parent(NP);18.9±4.0, 19.7±4.5, adult;16.7±3.9, 18.1±3.7, freechild;13.8±5.1, 14.4±3.5, adaptedchild;14.2±3.5, 14.9±4.7で両群ともにNPが高値を示すも, 両群間での有意差は認められなかつた. そのうちNP, adultの自我の平均値は, 母乳栄養群の方が人工栄養群に比べてわずかではあるが低値を示していた. また追視があると答えた者の割合は, 母乳のみの群と人工栄養群では各々, 第1子では76%と80%, 第2子以上では84%と10%で両群ともに第1よりも第2子の方が多くみられ, また予想と異なり母乳群の方が, 人工栄養群に比較して少なかつた. このことから母親の追視の認知は, 育児に対する精神的あるいは哺乳などの時間的ゆとりが関与しているものとおもわれた.
  • −フローチャートによる平時からの備え−
    亀井 智泉
    日本重症心身障害学会誌
    2019年 44 巻 2 号 444
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/10/30
    ジャーナル フリー
    在宅療育中の医療的ケア児等のため、災害対策フロ―チャートと自助プラン作成シートを作成した。災害対策について、「何から手を付けたらいいかわからない」という当事者の声に応えて、発災時の避難行動とその手順を整理・可視化したフローチャートである。自宅や学校等の生活の場の災害リスクを、ハザードマップで把握するところから始まり、避難所とそこへの避難経路、備蓄計画等を、支援者と相談しながら書き込むことができる。それをふまえて、「自助プランシート」に要援護者台帳登録や地域の避難協力者の確保等、平時からやっておくべきことを確認しながら記入を進めていくと、おのずと災害対策の個別支援計画が完成する。 長野県では、圏域の医療的ケア児等コーディネーターの協力を得て、患者家族会等の集いに多職種の支援者や自治体担当者にも参加してもらい、当事者家族と共にフローチャートの記入から災害時個別支援計画作成までを共に行う取り組みを試行した。 実際にはハザードマップの見方がわからない、とか、緊急避難入院先へのルートが水没必至であるとか、きょうだいの学校へのお迎えとの優先順位をどうするか、等の現実的な課題が明確になり、それに伴って備蓄のあり方の再検討や近所の助け合いの必要性等、個々の「やるべきこと」が具体的に明確になった。 支援者は必要な情報の提供にとどまらず、実際の災害のイメージを当事者と共有、可視化しながら、避難の机上シミュレーションを行う。さらに備蓄や電源確保、緊急避難入院先や近隣の助け合いネットワークの確保等、平時からできることを確認・共有した。この結果、特別支援学校での備蓄や電源の確保等、災害に備えた具体的な取り組みにつながった。 医療的ケア児等の災害時個別支援計画をより現実的・具体的なものとして、必要な支援者に共有するのに有効なツールである。 申告すべきCOIはない。
  • 川本 豊, 藤村 正哲
    周産期学シンポジウム抄録集
    1997年 15 巻
    発行日: 1997年
    公開日: 2024/07/29
    会議録・要旨集 フリー

     目的

     ①新生児遷延性肺高血圧症(PPHN)を発症した児の臨床経過の特徴を明らかにする。

     ②今回の産科的検討によりPPHNの出生前発症関連因子として明らかとなった4つの因子が,新生児の出生直後からの臨床経過にどのように影響しているか検討する。

     ③他にPPHNの発症関連因子と考えられるものはないか,

    新生児学
    的に検討する。

     今回,その呼吸障害の病態が明らかにされており,早産児の代表的な呼吸障害であるRDSの有無によりコントロール群を2群とり,PPHN症例と後方視的に比較解析した。

  • ―消化管穿孔ならびに胎便関連性腸閉塞に関する検討―
    奥山 宏臣, 佐々木 隆士, 清水 義之, 窪田 昭男, 川原 央好, 長谷川 利路, 米田 光宏, 野瀬 恵介, 三谷 泰之, 野村 元成, 白石 淳, 北島 博之, 藤村 正哲
    周産期学シンポジウム抄録集
    2009年 27 巻
    発行日: 2009年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 フリー

     はじめに

     新生児における消化管機能障害は,早期の経腸栄養が困難になるばかりでなく,ときに消化管穿孔という重大な合併症を引き起こし,生命予後ならびに長期予後に対する大きな危険因子となる1)。新生児期に消化管機能障害を引き起こす疾患のなかでも,先天性腸閉鎖症といった器質的病変を伴わない疾患としては,細菌感染を原因とする壊死性腸炎(necrotizing enterocolitis;NEC)がよく知られている。しかし,最近では低出生体重児の出生数の増加傾向とともに,NECを伴わない特発性消化管穿孔や胎便排泄障害に伴う腸閉塞が周産期医療における大きな問題点となってきた。このような背景のもとで,器質的な疾患を伴わず胎便に起因すると考えられる新生児腸閉塞を総称して,胎便関連性腸閉塞(meconium related ileus;MRI)という概念が1995年に窪田らによって提唱された2)。従来,胎便に関連した腸閉塞はmeconium disease,meconium plug syndrome,meconium ileus without mucoviscidosis,small left colon syndromeなどの名称で呼ばれていたが,実際にはそれぞれを区別することは困難であり,最近ではこれらを共通の病態をもった一つの疾患とする認識が広まっている。

     一方で,近年その成育限界や長期予後が大きな問題となっている早期重症胎児発育不全(severe preterm FGR(fetal growth restriction))では,出生後に胎便排泄障害がみられることが多く,このことが生命予後だけでなく長期予後にも関与していると報告されている3,4)。しかし,FGR(IUGR)がMRIの発生にどのように関与しているかはいまだ明らかでない点が多い。

     そこで今回我々は,極低出生体重児における消化管機能障害として,消化管穿孔ならびにMRIに注目し,これらの病態とFGR(IUGR)との関連について検討した。

  • 山口 靖之, 小田桐 直子, 池田 恵介, 志村 洋子, 橋本 武夫, 和田 光弘
    医科器械学
    1999年 69 巻 8 号 378-383
    発行日: 1999/08/01
    公開日: 2021/09/10
    ジャーナル フリー
  • 田村 正徳, 中村 友彦, 植田 育也, 岩田 欧介, 山口 文佳, 加藤 良美, 鈴木 昭子, 朴 成愛, 福岡 雅楽子, 山崎 崇志
    日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
    2000年 10 巻 2 号 159-166
    発行日: 2000/12/31
    公開日: 2018/08/07
    ジャーナル フリー

    Perfluorocarbon(以下PFC)を用いた液体換気療法(以下LV)では,肺胞細胞と肺胞間の液相―気相界面が消失する結果,肺胞の表面張力の影響が消失ないし軽減し,小さな圧で肺胞を膨らませることができる.さらにLVのPEEP増強効果やperfluorocarbon自体の抗炎症作用をうまく活用すれば,人工呼吸中の慢性肺障害も防止できる可能性もある.筆者等の動物実験の結果からは,PLVでは,初期のPECの投与量は北米で用いられているmeniscus法よりは少なくし持続補充しながら,大きなPEEPと小さい1回換気量で人工換気すると酸素加が改善するだけでなく,肺損傷も少なくてすんだ.また高頻度振動換気法では,少量のPFCの投与がvolume recruitment に有効であった.LVの臨床応用にあたっては,その特性を正しく理解したうえで,適応疾患やperfluorocarbonの至適投与量や人工呼吸器の換気条件等を決定しておくことが重要であると考えられた.

  • 茨 聡, 浅野 仁, 丸山 英樹, 前田 隆嗣, 河野 哲志, 丸山 有子, 伊藤 正信, 中村 俊昭, 岡 史仁, 井上 奈々子, 山本 文子, 蔵屋 一枝, 池ノ上 克, 鍋倉 博子, 高松 英夫, 野口 啓幸, 下野 隆一, 徳永 正義, 坂本 紘, 中田 高公, 菊池 二郎
    周産期学シンポジウム抄録集
    1997年 15 巻
    発行日: 1997年
    公開日: 2024/07/29
    会議録・要旨集 フリー

     はじめに

     子宮内において胎児の肺血管抵抗は高く,肺高血圧の状態にあり,その肺血流量は妊娠満期でも両心室拍出量の10%にしか満たない1)。出生後,肺呼吸の開始によりその肺血管抵抗は急速に低下し,肺動脈圧の低下とその血流量の増加が起こる。しかしながら,生後24時間でも肺血管抵抗はまだ体血管抵抗の約半分で,成人レベルの肺血管抵抗に達するには6週間ほど要するといわれている2)。また新生児期の肺血管は,成人のそれとは異なり不安定であり,周産期における低酸素症や肺病変により,容易に収縮し肺動脈高血圧の状態になりやすい特徴がある。近年,肺サーファクタント補充療法(S-TA補充療法)3)が一般臨床に普及し,肺サーファクタント欠乏に起因する呼吸循環障害症例の管理は飛躍的に向上し,その予後も改善されてきている。

     一方,S-TA補充療法により,肺胞虚脱に起因する肺内シャントの急速な解消が可能となり,肺内シャント以外の左右シャント(卵円孔および動脈管)が存在する病態,いわゆる胎児循環遺残症(persistent fetal circulation;PFC)が,以前にもまして明確に認識されるようになり,その原因として重要な新生児遷延性肺高血圧症(persistent pulmonary hypertension of the neonate;PPHN)が注目されてきている。PPHNの治療として,これまで種々の血管拡張薬や高頻度振動換気法による過換気療法などが試みられてきているが,満足のいく治療効果は得られていないのが現状であり,近年では,血管拡張作用をもつ一酸化窒素(nitric oxide;NO)吸入療法4)の効果が注目されている。

     一方,extracorporeal membrane oxygenation(ECMO)は肺ガス交換および循環を膜型人工肺で補助し,重症呼吸不全症例の救命をめざす治療であり,血管拡張だけをめざす治療法ではなく,最近では,体外循環による生命維持法という意味を込めてextracorporeal life support5)ともよばれている。

     ECMOは1976年,Bartlettらが胎便吸引症候群(MAS)の重症呼吸不全症例に対し施行し,世界で初めての救命例を報告6)して以来,米国を中心に全世界に普及してきた。

     近年,ECMO施行症例の救命率も上昇し,その装置および管理法が進歩したためECMOの適応も拡大し,単に救命という目的だけでなく,過度の人工換気療法による肺障害などの後障害の軽減を目的に施行されるようにもなってきている。そこで今回,PPHNの治療におけるECMOの効果について検討を加えたので,当センターでのPPHNの定義とともに報告する。

  • 千葉 喜英
    心臓
    2000年 32 巻 5 号 423-424
    発行日: 2000/05/15
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
  • 今井 智子, 鈴木 規子, 山下 夕香里, 吉田 広, 大野 康亮, 道 健一
    日本口蓋裂学会雑誌
    1984年 9 巻 2 号 148-158
    発行日: 1984/12/24
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    関東地区における昭和56-57年の口唇口蓋裂の発生状況について産婦人科医を対象に調査を行ったところ、以下のような結果が得られた.
    1.総出生数は133,042名であり,そのうち口唇口蓋裂児は217名(内死産および早期死亡例15例)で発生率は0.163%であった.
    2.裂型別頻度は唇顎口蓋裂(53.6%)が最も多く,ついで唇顎裂(28.4%),口蓋裂(18.0%)の順であり,裂型間に有意差が認められた.
    3.裂型が判明した症例において,性差は男子98名,女子85名で男性にやや多く,裂型別では唇顎裂は男性に多く,唇顎口蓋裂は男女ほぼ同数,口蓋裂は女性に多い傾向であった.
    4.破裂側は4:1の割合で片側性が多く,左右別では左側にやや多い傾向であった.
    5.25009以下の低出生体重児および36週以前の早期出産の頻度が一般集団と比較して有意に高かった.
    6.合併奇形の発現率は21.3%と高率であり,四肢奇形が最も多く,小顎症,心奇形,無脳症などが多くみられた.
  • 多喜 紀雄, 野村 豊樹
    医療
    1987年 41 巻 9 号 787-792
    発行日: 1987/09/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    母乳で哺育されている1500g以下の未熟児28例において, くる病の発症頻度およびその病態について検討した.
    血清アルカリフオスフアターゼ値は78.6%の症例で増加し, これらの症例に生後7.5週よりくる病の予防治療を行つた. くる病発症頻度は超未熟児では80%, 極小未熟児では33%に認められた. 大多数の症例で血清リンは低下しており, TRPは上昇, 尿P/Crは低下, 尿Ca/Crは増加を示し, リン欠乏状態を反映しているものと解釈され, これらの病態は1αD3, カルシウム, リンの投与によつてほとんど改善された.
    1500g以下の未熟児では, 母乳中のリン含有量の不足によるhypophosphatemic ricketsをきたすものと考えられるが, 治療によつてもかなりの症例でくる病が認められたことは, 未熱児自体になお種々の要因が残されている可能性を示唆した.
  • 林 泰三, 廣川 恵子, 渡部 透, 金田 恵孝, 高崎 登
    生物物理化学
    1990年 34 巻 4 号 201-205
    発行日: 1990/08/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    前立腺癌患者20例 (平均年齢72示歳) と良性の前立腺肥大患者20例 (平均年齢71歳) について, CK活性ならびに isoenzyme BB, MB, MMを検索した. CK-BBは癌群において肥大群に比し, あきらかな上昇を認め, とくに stage Dにおいてその上昇は著明であった. CK総活性, MB, MMには差はなかった. 前立腺癌のマーカーとされるACP, PAP, PA, γ-Smを同時に測定し, CK-BBと比較した. CK-BBはACP, PAPと肥大群では有意の相関をとったが, 癌群ではそのような相関は消失した. CK-BBは癌群において, %, 活性値ともに, γ-Smと肥大群より著明な有意の相関を呈し, 前立腺癌における両者の密接な関係が考察された. 癌群においてPAはACP, PAPならびにCK-BB活性と有意の相関をとったが, PAとγ-Smは異なる態度をとった. CK-BBは前立腺癌のマーカーとして意義あるものと考察された.
  • 「親による治療拒否」と「選択的治療停止」
    玉井 真理子
    医療と社会
    1999年 8 巻 4 号 99-105
    発行日: 1999/03/30
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    新生児医療をめぐる倫理的問題に関して,「親による治療拒否」と「選択的治療停止」に焦点をあてて論じた。新生児と家族との関係には,1)お互いに家族としての歴史のない,2)患者本人である新生児の意思を確認するすべがまったくない,3)問題になる疾患に対するイメージを持ちにくい,4)子どもの人権全体を守る法的仕組みが貧困である,などの独自性がある。「親による治療拒否」に関しては,アメリカでは,ベビー・ドゥ事件(1982年)ののち児童虐待防止法が改正され,医療上の放任についての例外規定も設けられたが,日本での議論は進んでいない。「選択的治療停止」に関しては,親が罪の意識を抱かないように医療側が決めてしまうというパターナリズムが日本にはあるが,親か医療者かどちらが決めるのがいいのかということより,情報を共有し一緒に決めるプロセスが重要である。また,親が納得のいく意思決定をすることができるように,心理士などが関与することが望ましいと思われる。
  • 石川 昭, 恒川 祐郎
    昭和医学会雑誌
    1969年 29 巻 3 号 123-130
    発行日: 1969/03/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 桜井 衛, 山口 宗之, 野中 杏栄, 鈴木 孝雄, 竹内 節夫, 粟津 三郎
    血液と脈管
    1980年 11 巻 4 号 667-670
    発行日: 1980/12/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    A study was made on individual components of the fibrinolytic system and on the level of the degradation products of fibrinogen and fibrin (FDP) in children, mainly in pediatric patients. Plasminogen and whole inhibitor in the blood before and after the operation, were determined by an affinity chromatography and TNP method. FDP in the blood was determined by a latex agglutination test. The value of plasminogen was no difference between in healthy children and in adults and aged people, but the value of inhibitor was generally higher in healthy children than in adults and aged people.
    Seventeen pediatric patients undergoing surgical procedures of various types were not induced significant change in plasminogen and inhibitor by surgical operation. From the viewpoint of a disease, the values of both plasminogen and inhibitor in patients with neuroblastoma were very low. An abnormal level of FDP was observed in patients with leukemia or hepatoblastoma.
  • 将来の風疹ワクチンにおける問題点
    寺田 喜平, 新妻 隆広, 大門 祐介, 片岡 直樹
    感染症学雑誌
    1999年 73 巻 10 号 1038-1041
    発行日: 1999/10/20
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    予防接種法が改正となり, 中学生の風疹ワクチン接種率が著減している.また現在暫定的に実施している中学生の風疹ワクチンは, 2003年以降中止となるため, 接種率が将来どのように変化するかは, 重要な問題である.今回, 岡山県の一地域でワクチン累積接種率と887名の風疹抗体保有率を調べたので報告した.個別接種をしていた井原市の中学生の風疹ワクチン接種率は22.8%, 集団接種をしていた芳井町では89.8%であった.2003年以降の推定接種率は, 8歳前後の累積接種率からどちらも40-50%程度になると考えられた.この接種率では将来の風疹の流行や先天性風疹症候群をなくすことは難しい.またブースターの減少に関連して, 90カ月までのワクチン接種による免疫が成人まで持続するか問題である.全国的な啓発運動も含めた早急な対策が必要と考えられる.
feedback
Top