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クエリ検索: "林美佐"
80件中 1-20の結果を表示しています
  • 近 雅代
    日本調理科学会誌
    2006年 39 巻 3 号 244-245
    発行日: 2006/06/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 春日井 久仁, 宇野 基子, 林 美佐子
    健康医学
    1992年 7 巻 1 号 109-114
    発行日: 1992/07/20
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    人間ドックにおいては,多くの受診者の日常の食品摂取内容を短時間に的確にとらえて栄養判定を行ない,その結果を受診者にわかりやすく報告することが大切である。当院では,コンピューターによるマークカード方式の栄養計算ソフトを,東芝医用システム(株)と共に開発し,受診者数の増加に対応することができた。また,コンピューターの統計処理により検査数値と食品摂取の関係を把握し,栄養指導に役立てることができた。
  • M. O.
    日本船舶海洋工学会誌 KANRIN(咸臨)
    2014年 57 巻 57-
    発行日: 2014/11/10
    公開日: 2018/02/24
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 平林 美佐子
    研究紀要
    2012年 37 巻 1-6
    発行日: 2012/03/09
    公開日: 2016/12/26
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 米田 哲弥
    分析化学
    2023年 72 巻 1.2 号 33-43
    発行日: 2023/01/05
    公開日: 2023/02/05
    ジャーナル フリー

    リチウムイオン電池(Lithium-ion Battery, LIB)や磁性体といった高機能材料の開発において,材料の劣化観察や高機能発現機構の解明のため,元素の状態変化をとらえる分析が行われている.試料準備の容易な蛍光X線分析も化学状態分析に応用できることが知られているが,産業界への応用は途上にある.著者らは産業界での状態分析を想定した波長分散型蛍光X線分析装置を開発してきた.本論文では,開発装置の原理説明からLIB用正極活物質の状態変化をとらえた事例を紹介する.装置原理の説明に加え,これまで開発した二つの装置の比較やほかの波長分散型蛍光X線分析装置との違いについて言及する.加えて,標準物質の測定例及びLIB用正極活物質の状態変化をとらえた三つの事例を挙げる.これらの結果より,開発した波長分散型蛍光X線分析装置が各活物質の充放電過程における遷移元素成分の状態変化を適切に捕捉できることを確認した.

  • 美術専攻学生対象のレジリエンス・プログラム実践から
    *小林 美佐子
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2017年 59 巻 PD76
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/02/10
    会議録・要旨集 フリー
  • *采澤 一成, 堀江 三喜男, 斎藤 岳彦, 小林 美佐夫
    精密工学会学術講演会講演論文集
    2014年 2014A 巻 G04
    発行日: 2014/09/01
    公開日: 2015/03/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究報告では空間リンク機構に用いられる球対偶を高分子製ヒンジで置き換え,このヒンジとしていくつかの形状候補を挙げて有限要素法(FEM)によりヒンジの応力解析を行い,その結果について述べている
  • 平林 美佐子
    研究紀要
    2009年 34 巻 32-36
    発行日: 2009/03/05
    公開日: 2016/12/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 若林 美佐知
    史学雑誌
    2013年 122 巻 6 号 1147-1148
    発行日: 2013/06/20
    公開日: 2017/12/01
    ジャーナル フリー
  • 木村 紀美, 斉藤 陽子, 米内山 千賀子, 花田 久美子, 福島 松郎
    日本看護研究学会雑誌
    1988年 10 巻 4 号 4_53-4_59
    発行日: 1988/09/01
    公開日: 2016/03/31
    ジャーナル フリー
     開復手術を受ける患者の家族77名に対して手術当日,術後1週目および退院時にSTAIを行い,家族の背景とSTAIの推移との関係を検討し,合せてCMIとの関連性も検討し以下の成績を得た。
     (1) 状態不安(STAI-I)は,家族全体では手術当日より術後1週目,退院時に有意に減少していた。
     (2) CMIにおけるSTAI-Iは,正常群,神経症的傾向群ともに有意差はなく,両者とも手術当日が有意に高かった。
     (3) 悪性疾患患者の家族のSTAI-Iは,良性疾患患者の家族より術後1週目,退院時に有意に高く,さらに手術当日から退院までの減少も少なかった。
     (4) 50歳以上のSTAI-Iは,手術当日から退院まで有意な減少はなかった。 (5) 特性不安(STAI-II)は,手術当日,術後1週目および退院時とほとんど変わらなかった。
  • ル・コルビュジエの絵画での試行
    藤井 由理, 古谷 誠章, 白石 哲雄
    日本建築学会計画系論文集
    2020年 85 巻 778 号 2819-2827
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/30
    ジャーナル フリー

     This study explores similarities between spatial features of architectures designed by Charles-Edouard "Le Corbusier" Jeanneret (1887-1965) and his explorations in early Purism paintings. The study focuses on the fact that Le Corbusier had painted for his entire life. He also stated that his experiments while painting had a huge influence on his architectural works.

     Through his Purism paintings, Le Corbusier wanted to stimulate viewers' senses and to elicit subjective responses in their minds. In order to do that, Le Corbusier attempted to suspend the viewer's understanding of the piece by permanently sending it back and forth between two opposite interpretations or between several alternatives. Those methods can also be seen in spatial characteristics of Chapelle de Ronchamp (see: Fujii, Furuya, & Shiraishi, 20193)). Jeanneret stated that "une œuvre d'art doit provoquer une sensation d'ordre mathématique" [art works should elicit a sensation of a mathematical order]. Similarly, he thought that generating the "sensation of a mathematical order" was an important part of his Purism paintings. Through the analysis of Jeanneret's writings and paintings, this paper clarifies which methods were employed to elicit the "sensation of mathematical order" in the viewers of Purism paintings. It is important to understand that this "mathematical order" is not something depicted in the painting itself, but rather a sensation felt by the viewers of Purism paintings

     For Le Corbusier, the act of painting was about 'constructing' a greater whole by depicting specific elements in a particular way. First, he would select some commonly recognizable, yet in some ways universal, daily items. He called such items "themes-objects". Then, he tried to elicit the "sensation of a mathematical order" in the viewers by aggregating depictions of those themes-objects in his paintings. There were two types of aggregation. The first one was based on the idea of "les tracés régulateurs" [regulating lines]. The second one was based on positional adjacency achieved through aligning the outlines of several themes-objects. A coherent whole was created by the interplay between themes-objects on the canvas. This interplay is referred to as the "collective form" in this study.

     In Purism paintings, achieving meaning through the composition of themes-objects was not important. Instead, the focus was purely on arranging themes-objects for the purpose of eliciting the “sensation of a mathematical order” in the viewer. In Purism paintings, stability and order are usually hard to perceive. "Collective forms" created by Le Corbusier are also relatively nebulous. Their deliberate ambiguity and lack of strong connections enables the viewer's perception of the painting's subject to be suspended between several interpretations in order to strongly stimulate their senses. Because of that, the viewer can start to subjectively perceive the interplay between themes-objects in the painting. Finally, the “sensation of a mathematical order” can emerge in the viewer.

  • 恩田 理恵, 三阪 泰代, 渡邊 早苗
    栄養学雑誌
    1999年 57 巻 3 号 169-175
    発行日: 1999/06/01
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
  • 有田 和郎, 下野 智弘, 大津 理人, 山口 純司, 鈴木 悦子, 山内 賢一, 小林 美佐江
    ネットワークポリマー論文集
    2018年 39 巻 5 号 200-211
    発行日: 2018/09/10
    公開日: 2020/03/17
    ジャーナル フリー

    各種ジヒドロキシ芳香族類を原料とし,1 分子中に2 個のプロパルギル基を有する新規の各種モノベンゾオキサジンを合成した。これを用いた硬化物は,動的粘弾性試験において350 ℃を超えるガラス転移点(Tg)を示すとともに熱重量測定試験においても優れた耐熱分解性を示し,次世代パワーデバイスが要求する物理的耐熱性と化学的耐熱性を高次に兼備することが確認された。また,この硬化物は広い温度範囲で高弾性率を維持した。これら新規ベンゾオキサジンが優れた特性を示す原因について,原料の各種ジヒドロキシ芳香族類の構造と,各硬化物のモデル構造の結合切断時の活性化エネルギーの算出結果との関係を検討することによって考察した。

  • プロトコールからの逸脱
    松崎 麻紀, 横井 美子, 中林 美佐, 二瓶 美和, 上田 洋巳, 高見 恵美, 大山 明日香
    臨床薬理
    2004年 35 巻 1 号 46S
    発行日: 2004/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 脳血管性痴呆患者への応用
    *小幡 太志, 弓岡 光徳, 佐藤 三矢, 小林 美佐, 大村 晋司, 齋藤 正剛, 森 経介, 田中 宏美, 荻野 整
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 978
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】Stroke Scaleには多くのものがあるが、定量的評価の出来る理想的な評価法は少ない。そこで日本脳卒中学会は平成6年よりStroke Scale委員会を組織し、Japan Stroke Scale:JSS、Japan Stroke Scale(Motor Function):JSS-Mと段階的に発表し、第三段階としてJapan Stroke Scale(Higher Cortical Function):JSS-Hを発表した。この評価法は脳卒中高次脳機能スケールとして発表されたものであり、当然その評価の対象は限定される。そして、同じ高次脳障害と規定される痴呆性高齢者の評価法も定量的評価が可能なものが少なく、現在同様の問題を抱えている。そこで今回、我々は介護老人保健施設に入所中の脳血管性痴呆性高齢者に対し、JSS-Hの応用の可能性を検討し、若干の知見を得たので報告する。
    【対象】 介護老人保健施設に入所中の脳血管性痴呆高齢者54名(8名、女性46名)で、平均年齢は81.1±7.4歳(69~96歳)。まず最初に評価者I(RPT)と評価者II(RPT)が同時にJSS-Hを用いて、対象者の高次脳機能レベルを評価した。次に、最初の評価が実施された日から1週間後、評価者IがJSS-Hを用いて、対象者の高次脳機能レベルを評価した。
    【倫理面への配慮】 本研究は、実施施設の承認を得た後、研究プロトコールに基づき、文書にて家族から同意の得られた対象者のみに実施した。対象者の家族には、研究参加に同意しない場合でも不利益が生じないこと、解析の結果を発表する場合、被験者の個人情報が明らかになることはないこと、検査の際に伴う不快感やストレスを感じる可能性があることなどについて、十分に説明を行い、十分な配慮のもとに実施した。
    【結果】信頼性分析には、Intraclass Correlation Coefficient(ICC)を用いた。評価者間信頼性(interrater reliability)については、評価者Iと評価者IIによるJSS-Hの成績を比較し、成績の一致性について分析した。評価者内信頼性(intrarater reliability)については、評価者Iによって2回行われたJSS-Hの成績を比較し、成績の一致性について分析した。その結果評価者間信頼性のICC値は0.9795、評価者内信頼性のICC値は0.9896を示した。すべての分析におけるp値は両側であり、p<0.01を有意とした。また、すべての統計処理には、SPSS(ver.11.5)を用いた。
    【考察・結語】 本研究では、評価者間信頼性および評価者内信頼性のICC値は、ともに非常に高い値を示す結果となった。よって今後、妥当性に関する研究を行い、その有意性が示されれば、痴呆性高齢者における高次脳障害の評価尺度としてのJSS-Hの実用化につながると考える。
  • *安倍 浩之, 小林 裕和, 福山 支伸, 下 嘉幸
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 977
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【緒言】概して、在宅における慢性期脳卒中片麻痺患者の訪問リハビリテーションは、維持期リハビリテーションであると認識されている。今回、我々は、発症後3年が経過し、その間継続的にリハビリテーションサービスを受けていた慢性期脳卒中片麻痺患者に対して、週1回の訪問リハビリテーションを2ヶ月間実施した。その結果、歩行スピードが2倍になり、また立位バランスも改善し、IADLが向上した。何故、この様なことが起こったのか若干の考察を加え報告する。
    【症例】当症例は、56歳、女性。2000年5月23日 くも膜下出血発症し、K病院に入院。その後右片麻痺、運動性失語症を残す。同年5月30日より入院リハビリテーションを受け、右OMC foot装着、四脚杖使用にて歩行自立し、同年9月30日退院。その後週1~2回の通院リハビリテーションで、機能維持を目的とした、主にストレッチング等の治療を受けていた。2003年8月より弊社の週1回約60分の訪問リハビリテーションに切り替えた。
    【初期評価】 Brunnstrom recovery stage右下肢3、右上肢3、手指3であり、ADL上支障を来すような痛みや拘縮、高次脳機能障害等は認められなかった。歩行は、四脚杖を用い、OMC footを右下肢に装着し、自立歩行が可能であった。歩行は杖-麻痺側下肢-非麻痺側下肢の揃え足型3動作歩行で、10m歩行所用時間が約45秒であった。毎日、自宅から経営店間(約700m)を約1時間かけて通勤していた。身の回りのことは床上の立ち座りを除いてほぼ自立していたが、洗濯物を干したり、調理などIADLは夫の介助が必要であった。
    【結果】訪問リハビリテーション開始2ヶ月後、歩行は、T字杖を用い、OMC footを右下肢に装着し、杖及び麻痺側下肢-非麻痺側下肢の交互足型2動作歩行の獲得。10m歩行所用時間が約15秒となり、自宅から経営店間(約700m)でも30分を切った。床上の立ち座り動作の自立や洗濯機を回し、ベランダの物干し竿に洗濯物が干せるようになる等改善が認められた。
    【考察】
     諸家の報告では、週1回の訪問リハビリテーションがこの様な身体機能変化をもたらすとは考え難い。しかし、以下に列挙する要因が関与しているのではないかと考えられる。1)約1時間の訪問リハビリテーションでは、症例と十分な面接が可能である、2)現実の生活場面における問題点の把握が容易にできる、3)この時期の症例のdemandとneedとのギャップが小さく、目標認識が容易である、4)医療機関の待ち時間や治療時間の不合理性への不満が解消でき、トレーニングに集中できる等。これらの要因が、日常生活を能動的に生きる動機付けとなったのではないかと考えられる。
  • スクリーニング検査による検討
    *西本 哲也, 石浦 佑一, 初鳥 日美
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 66
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】痴呆症は記憶・見当識障害,感情失禁などの知的・精神面の症状や行動障害などを呈する疾患である.この数年痴呆患者と環境,行動範囲,姿勢等の関係について作業療法や看護,介護の分野で報告され,痴呆患者の精神賦活やQOLの向上,身体拘束の解消などに向け応用されている.痴呆の評価には長谷川式簡易知能評価スケールやMini-Mental State(MMS)などのスクリーニングテストが有用であるといわれており,病院・施設での看護およびリハビリテーションにおける評価に多く取り入れられている.しかしこれらの検査の実施に際して,痴呆患者の姿勢や環境設定はあまり考慮されず,評価妥当性の判断は難しい.そこで今回我々は姿勢による痴呆スクリーニングテストへの影響を調査し,若干の知見を得たので報告する.
    【対象と方法】平成15年1月から9月までの間に倉敷市内の病院に入院,あるいは病院併設のディケアを利用していた痴呆症患者13名(男性3名,女性10名;平均年齢85歳)を対象にし,車椅子座位(以下座位)と臥位(背臥位あるいは側臥位)での改訂長谷川式簡易知能評価スケール(以下HDS-R)の成績を比較した.検査は数日おきに臥位,座位,臥位,座位の順で行い,各々2回の平均をその姿勢の評価値とした.検査は午後1時から2時の間に行い,どの検査も各姿勢に変換後10分前後に行った.また対象者の日常生活活動の状況をN式老年者用日常生活動作能力評価尺度(以下N-ADL)を用い評価した.
    【結果と考察】N-ADLの平均は24点であり,重症2名,中等症6名,軽症5名であった.HDS-Rは座位の平均が12.54点,臥位の平均は11.50点であり座位が有意に高かった(Willcoxon符号順位和検定;有意水準5%).特に見当識,記銘力,記憶想起に関して座位の方が高い傾向にあったが,計算や数字逆唱ではそれぞれ1名を除いて姿勢による変化はなかった.またN-ADLで重度および軽度障害であった対象者は姿勢による変化はあまり見られなかった.どの対象者も姿勢の違いで3点以上の差はなく,劇的な評価値の変化は見られなかったが,座位での評価が最も信頼性の高いものであるという事は言えそうである.またN-ADLと座位および臥位との間には有意な正の相関が認められた(有意水準5%).これらの結果より,ADL能力の高い方が痴呆症状も軽いと考えられ,活動性の増加が痴呆症状の軽快に寄与する可能性が示唆された.また臥位と比べて座位では視界が順生活空間であり,体幹・頭頚部の抗重力活動が循環系の活性を促進し,精神賦活につながるといわれているが,座位をとること事体が過負荷であるような状態の場合は逆に感情失禁の引き金になる可能性も報告されている.起座順応性の向上が精神活動の賦活には最も基本的な要素と言えるだろう.
  • Southampton Mobility Assessment日本語版の作成
    *佐藤 三矢, 弓岡 光徳, 小幡 太志, 日高 正巳, 小林 美佐, 岡村 仁
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 65
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【背景】 英国の理学療法士Pomeroyは、痴呆性高齢者の移動能力を適切に評価するには「1.複雑な準備が不用で公正である」、「2.病棟や病室で容易に使用できる」、「3.動作困難な事柄の範囲を示せる」、「4.治療における目標設定が適切に行える」、「5.再評価時における小さな変化を明確に示せる」といった条件を満たしている評価尺度が必要であると考えた。そこで同氏は、Southampton Mobility Assessment (以下SMA)を開発することによって痴呆性高齢者の移動能力を簡便に点数化することを可能なものとし(Physiotherapy 8:446-448,1990)、その後の痴呆性高齢者のに関する数々の研究において役立てている。そして今回、我々はSMAの日本語版を作成し、その信頼性と妥当性について分析を行った。
    【対象】 介護老人保健施設に入所中の痴呆性高齢者85名(男性6名、女性79名)で、平均年齢は88.8±5.3歳(71-96歳)。HDS-Rの平均点は9.3±7.4点(0-9点;48名、10-19点;25名、20-28点;12名)。
    【方法】 SMAの開発者であるPomeroyの許可を得、逆翻訳を行い、SMAの日本語版(SMA-J)を作成した。研究手順としては、第1回目の移動能力評価として、評価者1(RPT)と評価者2(RPT)がSMA-Jを用いて対象者の移動能力を評価し、同日に評価者3(RPT)がBarthel index(以下BI)の移動能力評価に関する下位項目(45点満点)を用いて移動能力を評価した。第2回目の移動能力評価として、1週間後、評価者1がSMA-Jを用いて、対象者の移動能力を再評価した。
    【解析】 信頼性の分析には、級内相関係数(ICC)を用いた。評価者間信頼性については、評価者1と評価者2によるSMA-J の成績を比較し、成績の一致性について分析した。評価者内信頼性については、評価者1によって2回行われたSMA-J の成績を比較し、成績の一致性について分析した。妥当性の検討として、Spearmanの順位相関係数を用いて、SMA-J の得点とBIの移動動作関連項目の得点との関連を分析した。すべての分析におけるp値は両側であり、p<0.01を有意とした。統計処理にはSPSS(ver.11.5)を用いた。
    【倫理面への配慮】 本研究は、実施施設の承認を得た後、文書にて家族から同意の得られた対象者のみに実施した。対象者の家族には、研究参加に同意しない場合でも不利益が生じないこと、解析結果を発表する場合、被験者の個人情報が明らかになることはないこと、検査の際に伴うストレスを感じる可能性があることなどについて、十分に説明を行い、十分な配慮のもとに実施した。
    【結果・考察】 本研究では、SMA-Jにおける評価者間信頼性(ICC=.996)および評価者内信頼性(ICC=.999)とも高い結果となった。また今回、対象者におけるSMA-Jの得点は、国際的に信頼性と妥当性が認められているBIの移動能力に関する下位項目の得点とも有意な相関(r=.801)を示した。よって、SMA-Jは、痴呆性高齢者における移動能力の有効な評価尺度になりうると考える。
  • 大瀬良 知子, 山本 千尋, 千家 梨華, 小林 美佐子, 土江 節子, 栗原 伸公
    日本食育学会誌
    2018年 12 巻 1 号 19-25
    発行日: 2018/01/25
    公開日: 2018/08/01
    ジャーナル フリー

    箸は日本の貴重な食文化の1つであるが、使用技術は難しい。我々は先に、母親の食事への意識が幼児の食嗜好や食事内容に影響する可能性を示したことから、本研究では幼児・母親の箸の持ち方と母親の箸に対する意識との関連について検討した。

    3~5歳児の幼児の母親198名に対し、箸の持ち方・意識についてアンケート調査を実施(有効回答数64.6%)し、幼児・母親の箸の持ち方の正誤を調べ、それに対する判断、箸に対する意識を比較した。

    母親の70.8%、幼児の34.0%が正しく箸を持っていた。母親と幼児の箸の持ち方には有意な関連を認めた(p<0.001)。箸を正しく持つことを重要視する母親は、正しく持てる割合が高かった(p<0.001)。

    母親の箸の持ち方への意識が高いと持ち方が正しく、母親の持ち方が正しいと幼児も正しい割合が高いことから、母親の箸への意識を高め、持ち方を正すことは、幼児の箸の持ち方の習得に重要であると示唆される。

  • 七木田 敦
    障害者スポーツ科学
    2008年 6 巻 1 号 56-57
    発行日: 2008/08/10
    公開日: 2017/10/02
    ジャーナル フリー
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