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クエリ検索: "橋本美穂"
29件中 1-20の結果を表示しています
  • 邉 吾一, 谷本 安浩, 橋本 美穂
    材料
    1998年 47 巻 3 号 287-292
    発行日: 1998/03/15
    公開日: 2009/06/03
    ジャーナル フリー
    The first experiment for obtaining the static transverse shear modulus and failure strain of CFRP Laminates is presented in this paper. In order to obtain these values, the difference in vertical displacement of two points on the neutral axis of a short beam specimen is measured by a newly devised electro-optical extensometer. The transverse isotropy is first confirmed by our proposed method. Furthermore, the experimental results of transverse shear modulus and failure strain are compared with those based on a classical lamination theory and a three dimensional FEM code, respectively.
  • —その特徴と対応のポイント—
    岡田 澄子
    音声言語医学
    2009年 50 巻 3 号 211-215
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/04/06
    ジャーナル フリー
    摂食・嚥下障害患者の多くはdysarthriaをはじめ, 失語症, 認知症, 意識障害など多様なコミュニケーション障害を合併している. これらのコミュニケーション障害は, 単に意思疎通の問題のみでなく, 訓練法の制限やリスクの増加, 嚥下リハと音声言語リハを両立させるための訓練時間確保の問題などさまざまな問題を引き起こし, 嚥下リハビリテーションの遂行や帰結に影響を与えている. 嚥下と音声言語リハを両立させ, 訓練を効率的かつ効果的に進めるためには, 音声言語リハビリテーションの経験から得た技術と知識を生かし, チームアプローチのメリットを生かした対応が不可欠である. 本稿では, コミュニケーション障害合併例の特徴を整理し, 言語聴覚士が臨床の現場でどのように対応したらよいのか, ポイントと注意点を述べる.
  • 一柳 錦平, Irfan Tsany RAHMAWAN, 井手 淨, 嶋田 純
    日本水文科学会誌
    2023年 53 巻 61-66
    発行日: 2023/06/30
    公開日: 2023/06/30
    ジャーナル フリー

    熊本市の水前寺・江津湖地域において,2016年4月14日,16日に発生した熊本地震前後の地下水湧出量の変化を明らかにした。研究地域を4つのゾーンに分けて,各湧出量の正の値だけ合計した結果,地震前の2015年5月から2016年4月までの平均値は約490,000 m3/dayだったが,地震後の2016年5月から2018年4月までの平均値は約620,000 m3/dayと大きく増加した。この原因は,上江津湖ゾーンと中江津湖ゾーンで地下水湧出量が大きく増加したためである。反対に,下江津湖ゾーンでは湖水から地下への浸透量が大きく増加した。その後,2018年5月から2020年4月までの全湧出量の平均値は約510,000 m3/dayまで減少し,2020年5月以降は約550,000 m3/dayとなった。ただし,地震後に観測された河川流量は,主に上江津湖の復旧工事による影響も考えられる。

  • 細野 高啓, 山田 千聡, 橋本 美穂
    日本水文科学会誌
    2017年 47 巻 2 号 127-130
    発行日: 2017/08/28
    公開日: 2017/09/20
    ジャーナル フリー
  • 昭和16、17 年度来校者名簿の考察を基に
    菅原 然子
    生活大学研究
    2016年 2 巻 1 号 26-49
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/04/21
    ジャーナル フリー
    1921年、羽仁もと子・吉一夫妻によって創立された自由学園は、女学校からのスタートであった。その6 年後、1927年に小学校を設立する。1928年に尋常小学校の認可が下りた自由学園小学校は、当時の小学校令に則った授業時間数で教育実践を行っていたが、生活そのものが教育であるという創立者の理念により、委員会制度や毎日の掃除など、自労自治が徹底されていた。1941 年、国民学校令が施行され、「皇国民の練成」が日本の教育機関全体の教育目的となる。その目的の達成のために教育審議会によってカリキュラムが組まれたが、1941 年、42年に、自由学園初等部(1941 年に小学校から初等部へ組織名変更)を多くの国公立の国民学校関係者が参観に訪れた。当時の来校者名簿には、礼状等も添付されており、それらの資料からは、初等部での実践が国民学校における授業実践のモデルになっていたことがうかがえる。新教育の流れをくむ自由学園が、国民学校のモデルになったのは、創立当初からのカリキュラム実践が、国民学校が求めた「生活即学習」「学習即生活」という考え方に期せずして合致していたからとも考えられる。一方、戦後の教育の民主化という課題に対しても、自由学園初等部は再度、モデル校として評価され、参観者が多数訪れた。一私学の小学校が、戦中戦後という社会が劇的に変化した時期、一貫して公教育のモデルになるとい う役割を果たしていた。
  • ―アクションリサーチによる取り組み―
    伊藤 聡子, 明石 惠子
    日本クリティカルケア看護学会誌
    2023年 19 巻 58-64
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/07/13
    ジャーナル オープンアクセス

    【目的】アクションリサーチによって変化した循環器病棟看護師のせん妄に関わるケアを記述することである.

    【方法】せん妄ケアに関心のある看護師と研究者がせん妄患者のケア方法を討議し,それを病棟看護師に周知して実施し,評価・修正を繰り返した.会議の逐語録や振り返りの記録などからせん妄に関する意識と行動を抽出し,せん妄ケアの課題,方策,気づき,ケアの変化を記述した.そして全体の流れから,看護師の意識と行動が大きく変化した時点を転換点とし,局面と捉えて命名した.

    【結果】看護師のせん妄ケアの局面は【病棟のせん妄に関するケアの状況把握とその対策につなげる方法の模索】【せん妄事例の発症要因の探求とケアへつなげる手立ての発見】【事例カンファレンスの重要性の認知と検討結果の実践への適用】と命名できた.

    【考察】アクションリサーチによって,せん妄評価の導入,個々の患者に応じたケアの実践など,病棟全体の看護師のせん妄に関するケアを変化させた.

  • —医療的ケアを必要とする子どもの在宅ケアを検討してから家庭で生活する時期に焦点を当てて—
    松岡 真里, 上原 章江, 茂本 咲子, 大須賀 美智, 花井 文, 橋本 ゆかり, 奈良間 美保
    日本小児看護学会誌
    2016年 25 巻 3 号 24-31
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/20
    ジャーナル フリー

     子どもの在宅ケアを検討してから家庭で生活する時期における『子どもと家族を主体としたケア』に関する看護師の認識の特徴を明らかにするために、病院および訪問看護ステーション勤務の看護師を対象に質問紙調査を行った。看護師は、『子どもと家族を主体としたケア』を大切と認識しながらも、実践しているという認識が低い項目があることが明らかとなった。特に、チームや組織としての取り組みが求められるケアにおいて、実施されにくい現状が示された。因子分析では、『子どもと家族を主体としたケア』は、【見方、意向を共有しながら一緒に取り組む】、【子ども、親、家族であることを尊重する】、【子ども、親、家族の生活上必要な情報やサポートを提供する】、【お互いに話し合う機会の保証】の4つの構成概念であることが明らかとなった。

  • 久保 仁美, 今井 彩, 松﨑 奈々子, 阿久澤 智恵子, 柏瀬 淳, 金泉 志保美, 佐光 恵子
    日本小児看護学会誌
    2019年 28 巻 1-9
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/31
    ジャーナル フリー

     本研究の目的はNICU看護師がとらえた退院支援における多職種連携の成果と課題を明らかにしNICU看護師の役割について示唆を得ることである。NICU看護師145名を対象に、退院支援における多職種連携の経験の有無、連携から得られた成果および課題について質問紙調査を実施した。自由記述の質的帰納的分析を行った結果、72名から回答を得た (回収率49.7%) 。NICU看護師がとらえた多職種連携の成果として【退院前から児と家族の様子やケア内容を共有できた】【家族の不安軽減や思いの表出の機会となった】など7カテゴリーが生成され、課題として【情報を精査し情報共有を強化する必要がある】【連携の時期を見極める必要がある】など5カテゴリーが生成された。多職種連携におけるNICU看護師の役割として、連携先に適した情報提供の時期を見極め、児と家族を熟知している強みを生かし、退院に向けた課題を表在化させる必要がある。

  • 川城 由紀子, 石井 邦子, 鳥田 美紀代, 大滝 千智, 川村 紀子
    千葉県立保健医療大学紀要
    2019年 10 巻 1 号 1_27-1_34
    発行日: 2019/03/31
    公開日: 2023/03/31
    研究報告書・技術報告書 フリー

     医療福祉施設に勤務する40歳以上60歳未満の看護職を対象に,セカンドキャリア(年齢を理由とした退職後に再び看護職として働くこと)における要望と,看護実務経験とセカンドキャリアで希望する業務との関連を明らかにし,キャリア形成支援について検討することを目的に,質問紙調査を行った.

     セカンドキャリア希望あり群1,194名の7割以上が今までの経験や適性を活かした業務を希望し,身体的問題や新しい業務の習得に困難を感じていた.希望する業務では外来スタッフ業務が最も多く,急性期や慢性期病棟スタッフ業務は経験している人数が多いにも関わらず,セカンドキャリアでの希望は少なかった.また,セカンドキャリアで希望するほとんどの業務において,それぞれの業務と同じ経験があることが関連していた.これらのことから,定年前から定年後に希望する看護実務経験ができるような職場でキャリアを積めるような支援の必要性が考えられた.

  • 水落 裕美, 益守 かづき
    日本小児看護学会誌
    2016年 25 巻 2 号 45-52
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/09
    ジャーナル フリー

     本研究は、気管切開管理が必要な重症児を養育する家族の現状と看護師による指導内容の現状と課題を明らかにすることを目的とした。全国の訪問看護ステーションで、訪問看護を受けている気管切開管理が必要な在宅療養中の重症児を養育する家族76名を対象に、無記名の自記式質問紙調査を行った。41名から回収されたデータを分析対象とした (有効回答率100%)。

     その結果、家族は身体的不調を抱えており、気分転換を望みながらも、子どもの世話は自分でなければならないという責任感を抱えていた。家族が子どもとの適切な距離を保ちつつ、在宅療養を続けられるような支援が必要である。また、家族は、病院看護師、訪問看護師それぞれに対し異なるニーズを持っており、その一方で、看護師による病院から在宅への途切れない継続した看護ケアの提供を望んでいた。病院看護師、訪問看護師それぞれが、家族が求めるニーズの違いを理解し、双方の役割の強化と連携が重要である。

  • 浅野 浩子, 中込 さと子, 柊中 智恵子, 佐々木 規子, 小笹 由香
    日本遺伝看護学会誌
    2017年 15 巻 2 号 68-76
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2024/02/23
    ジャーナル フリー

    目的:新生児医療に携わる新生児集中ケア認定看護師の遺伝看護ケアの現状から、遺伝看護上の問題を明確にする。そして、新生児期の遺伝看護教育の学習課題を検討し、教育プログラム作成への示唆を得る.

    方法:新生児集中ケア認定看護師5名を対象にした計2回のフォーカス・グループ・インタビュー(focus group interview:以下FGIとする)を行い、さらに質的データについて、質的内容分析を行った。

    結果:FGIでは、胎児異常の診断を受けた子どもの治療や養育を受けいれることが困難な両親、また、予後不良であると診断された子どもの治療の胎児異常の診断を受けた子どもの治療や養育を受けいれることが困難な両親に、NICUの看護師が、どのような関わりができるかについて話し合われた。FGIの分析の結果、新生児集中ケア認定看護師の遺伝看護ケア上の問題が17項目挙げられた。

    考察:新生児期の遺伝看護ケアに関する学習課題として、①両親・家族をケアするための遺伝リテラシー、②両親が遺伝性疾患を持つ子どもの養育を始める過程の支援、③新生児期以降の遺伝性疾患を持つ子どもの養育支援、④家族中心のケアのためのシステム構築、⑤数か月の命と予想される子どもと親のQOLの質を高めるケアに関する教育が必要であることが分かった。新生児期の臨床において、水準の高い看護を実践し、看護実践を通して看護職に対し指導を行う役割を持つ新生児集中ケア認定看護師が、これらの課題を達成できるような教育が必要であり、実践活動を通して看護師の指導や相談活動をすすめる役割が担えるような学習を支援することが必要であると考える。

  • 清水 孝昭, 高木 基裕
    水産増殖
    2011年 59 巻 3 号 411-418
    発行日: 2011/09/20
    公開日: 2012/10/08
    ジャーナル フリー
    愛媛県宇和海に自生しているアコヤガイ野生集団と,天然採苗および人工採苗集団について,遺伝的多様性および集団間の異質性をアイソザイム分析により調査した。検出された19遺伝子座中15遺伝子座で多型が見られ,集団を通じて高い遺伝的変異性を保有していた。野生集団と天然採苗集団間の遺伝的分化の程度は低かったが(平均遺伝的距離 D = 0.002-0.009),人工採苗集団は他との間,および集団内で大きく分化していた(D = 0.014-0.024,および0.050)。人工採苗集団は異質性検定,分子階層分散分析によっても他との間,および集団内に異質性が検出された。符号検定では,天然採苗集団と人工採苗集団の一部にヘテロ接合体率の低下が検出された。本研究の結果より,天然アコヤガイに対する養殖種苗の遺伝的影響を積極的に支持する証拠は見いだされなかったが,遺伝的多様性が低く,異質性が高い人工採苗集団が天然海域の遺伝子組成に与える影響が懸念された。
  • 川崎 朋子, 吉永 砂織, 蒲原 真澄, 鶴田 来美
    日本健康医学会雑誌
    2021年 29 巻 4 号 373-380
    発行日: 2021/01/28
    公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    本研究は,特定機能病院の退院支援において,病棟看護師はどのような看護実践を行っているのか明らかにすることを目的とした。

    九州内の一特定機能病院に勤務する病棟看護師6名を対象に半構成的面接を実施し,退院支援における看護実践について質的内容分析を行った。

    特定機能病院の病棟看護師が行う退院支援は,6つのカテゴリーに集約された。急性増悪で入院し,緊急・重篤な状態にある患者に対し,まずは医師主導の治療を積極的に補助し,不安定な状況にある患者の【回復の兆しの見極め】を行っていた。回復が見込める状況を確認できると【生活者としての回復の見極め】,【生活者としての環境の調整】,【医療者間の患者認識の調整】,【患者・家族の対処能力の見極め】を通して退院支援に努め,患者・家族へ繰り返し関わりながら,退院に向けた問題点を整理し【包括的マネジメントによる患者・家族の意思決定支援】を行っていた。

    特定機能病院は,在院日数の短縮により退院支援の関わりも短期間で展開しているため,患者・家族を知るための時間的な限界がある。それゆえ,病棟看護師には多職種を繋げるマネジメント力が重要と考えられた。病棟看護師は,医療全体を俯瞰しながら退院支援の課題解決に向け,多職種の専門性を理解し医療倫理を共有し合い医療チームを形成していった。そして,多職種連携を進めて行くうえでリーダーシップを発揮しながら,患者・家族の包括的理解や医療者間の患者認識の調整に努めていた。

    この病棟看護師のリーダーシップの発揮や包括的なマネジメントは,病棟看護師が持ち合わせる看護観や看護倫理観に基づく信念により,それが原動力になることで実践されたと考える。

  • 川村 晴美, 鈴木 英子
    日本看護科学会誌
    2014年 34 巻 1 号 131-141
    発行日: 2014/06/20
    公開日: 2014/07/03
    ジャーナル フリー HTML
    目的:看護職のワークライフバランス(以下,WLB)とバーンアウトの関連を明らかにする.
    方法:首都圏の一般病院で国,公的医療機関,社会保険関係団体,医療法人,会社の設置主体より各1施設選定した5病院に勤務する看護職1,030人を対象とし,自記式質問紙調査を実施した.調査内容はバーンアウト(日本版MBI-HSS)22項目,属性,看護職のWLB指標調査24項目とした.
    結果:有効回答は798人(有効回答率77.5%)であった.平均年齢は33.8±8.1歳でWLBとバーンアウト総合得点の平均はそれぞれ10.2, 10.9であった.WLB総合得点は,会社が国,公的医療機関,社会保険関係団体,医療法人より有意に高かった(p<0.01).階層的重回帰分析を行った結果,実務職種,残業時間,子どもの有無,WLB認識,仕事と仕事以外の切り替え,目的を持って取り組んでいること,相談相手の有無,WLBとの有意な関連が認められた.
    結論:設置主体別では,会社はWLBの実現度が高い可能性が明らかになった.また,仕事と仕事以外の切り替えや目標を持って取り組むこと,WLB実現度を上げることによりバーンアウトが予防できる可能性が示唆された.
  • ―大学院生を対象とした支援者養成の試み―
    藤原 直子, 大野 裕史, 日上 耕司, 佐田久 真貴
    特殊教育学研究
    2012年 50 巻 4 号 383-392
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/09/18
    ジャーナル フリー
    本研究は、発達障害児の親に対するペアレント・トレーニングにスタッフとして参加した大学院生のうち、親面接を担当した5名を対象に、参加後の変容について検討した。親面接担当スタッフは、事前にペアレント・トレーニングに関する学習や演習を行い、実際のペアレント・トレーニングでは親への講義やグループワークにおける面接を担当した。ペアレント・トレーニング参加後、子育て支援に対する効力感に関して、託児担当スタッフには変化がみられなかったが、親面接担当スタッフは5名中3名で有意に向上し、「育児不安に対する支援」と「支援環境の整備」は5名全員に向上が認められた。また、面接の進め方に対する親からの評価が高くなり、スタッフの面接技術や話し方が変化したと推察された。これらの結果から、ペアレント・トレーニングにスタッフとして参加し、親への講義や面接を行うことが、発達障害児の親および子育てに対する支援者を養成する一助となる可能性が示唆された。
  • 小暮 潔
    人工知能
    2008年 23 巻 4 号 468-473
    発行日: 2008/07/01
    公開日: 2020/09/29
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 渡辺 真弓, 山内 慶太
    日本医療・病院管理学会誌
    2019年 56 巻 2 号 61-69
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/17
    ジャーナル フリー

    本研究は残業時間に関連する残業理由を明らかにした上でメンタルヘルスに影響する要因を把握する目的で,病院に勤務する看護職1,075人を対象に質問紙調査を行った。病棟を単位としたマルチレベル共分散構造分析,及び病院間の相違を検証するために多母集団同時分析を行った。その結果,残業時間の増加に影響を及ぼしているのは病棟・個人レベルの双方で仕事量の多さであった。メンタルヘルスを有意に悪化させているのは,病棟レベルでは仕事量の多さであり,残業時間はメンタルヘルスへの有意な影響は見られなかった。個人レベルでは,残業時間の長さ,及び同調圧力・仕事量の多さ・評価・残業代・仕事の楽しみによる長時間労働がメンタルヘルスに影響していた。また,病院間でこの影響度合いには相違がみられた。残業時間の短縮のみがメンタルヘルスを改善させる訳ではないことを認識し,仕事量を減らすような長時間労働対策を進めることが重要である。また,病院ごとに残業理由がメンタルヘルスに及ぼす影響をしっかりと把握した上で対策を行う必要があることが示唆された。

  • 加藤 依子, 川﨑 ゆかり, 三国 久美
    日本小児看護学会誌
    2019年 28 巻 284-291
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/11/30
    ジャーナル フリー

     食物アレルギー (以下、FA) をもつ子どもが安全な日常生活を送るために、アレルギー外来の看護師が行っている支援を明らかにすることを目的に、外来看護師6名に半構造化面接を行い、質的記述的に分析した。その結果、【FAをもつ児の治療を継続するために家族との信頼関係の基盤をつくる】【周囲の人々やFAをもつ児の家族に治療の理解を深めてもらう】【アレルギーを起こしにくいようにFAをもつ児の皮膚の状態を整える】【FAをもつ児の療養行動に対する主体性を育てる】【FAをもつ児が安全に原因食物の摂取を継続できるようにする】【FAをもつ児が栄養バランスの取れた食生活を送れるようにする】【家族がいつでも医療従事者に相談しやすい体制を整える】【家族がアレルギー症状の重症度に応じた対応ができるように働きかける】の8カテゴリーが抽出された。外来看護師は、FAをもつ児や家族、集団保育先の人々に多様で継続的な支援を行っていた。

  • Sessile Organisms
    2003年 20 巻 2 号 80-96
    発行日: 2003/08/30
    公開日: 2009/10/09
    ジャーナル フリー
  • 河本 秋子
    行動医学研究
    2020年 25 巻 2 号 197-206
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/09
    ジャーナル フリー
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